【ChronoBox -クロノボックス-】の感想

6932文字

 

 

ChronoBox -クロノボックス-

公式ジャンル 失った記憶を取り戻してはいけないADV
メーカー NO BRAND
発売日 2017年05月26日
通常価格 8,800円(税抜)
パッケージ購入 駿河屋・DMM・Getchu
ダウンロード価格 8,800円(税抜)
ダウンロード購入 DMM(独占)

 

屍ね――

 

 

 

◀【ゲーム属性グラフ】

ディレクター りょーちん
シナリオ 桜庭丸男
原画 長浜めぐみ
音楽 Team-OZ

 

 

 


おすすめ度:★★★★☆


知名度:


ストーリー

テキスト

キャラクター


演出10

システム:7

ゲーム性:7


CG

Hシーン


BGM

主題歌


ポイント:考察、グロテスク、総合力の高い作品、学園もの?、フルプライス


満足度:81


レビュー

 

 

作品の紹介

 

 

【あらすじ】

―大海に浮かぶ小さな孤島【天使島】

そこに住まう若者達の中に、期招来那由太はいた

彼の通う【EDEN】に流れる、当たり前の日常
友人達と、当然のように遊び、当然のように笑う日常
そんな日々は、たった一つの黒い箱と、たった一人の黒い少女によって終止符を打たれる

きっと、大丈夫
忘れたままの方がいい
思い出してはいけない過去

EDENに集う天使のような仲間と、今日も日常を過ごす
少女が導く悪夢は、まだ終わらない―

 

 

新規ブランドである「NO_BRAND」から発売された作品。

謎を多く残した体験版や、散見されるグロ要素や「屍ね――」という挑戦的なキャッチフレーズで、一部の人から大きな注目を集めていた作品です。

 

 

各項目の得点を見ていただければ分かると思いますが、総合的に高い点をつけています。

しかし、満足度はそれに比例させていません。

それは、プレイし終わった後の感覚がなんとも言えなかったからです。

ただ、良作に分類されることは確かでしょう。

 

 

けっこう人を選ぶ作品ですので、どういう人に合っているかをネタバレをさけて書いていきたいと思います。

 

 


プレイ済みの人に向けてネタバレ全開の

【ChronoBox -クロノボックス-】の考察という名の見解

という記事を書きました。合わせてご覧ください。


 

 

私が持っているのは初回版です。

アングルを変えて見てみましょう。

エロゲのパッケージにはあるまじき、ブラックの立方体の箱。

 

 

作中に出てくるこの黒い箱をモチーフとしてデザインされています。

 

 

同月に購入した他の作品と並べてみても、その異質さが目を引きます。

私が予見したとおり、初回版は現在価格高騰しております。

初回版と通常版の違いは、パッケージの違いと体験版をゲーム内でプレイできる(CGやシーン登録あり)かどうかですので、今から買う人は通常版で大丈夫でしょう。

 

 

 

どんな人向け?

 

 

・考察したい人

・グロ耐性のある人

・刺激の欲しい人

・総合力の高い作品を求めている人

・通常の学園ものの作品に飽きた人

 

 

グロ要素と言ってもそこまでキツイものではないと思います。

万人向けに作ったグロ作品といった感じです。

(クリックで拡大)

これらのサンプル画像を見て大丈夫そうな人はプレイできると思います。他の有名作品で言ったら沙耶の唄よりもグロさ控え目なくらいです。

 

 

クロノボックスが合っているかどうかのチェック項目

 

 

1:Hシーンの卑語の豊富さ

普段抜きゲーをプレイする人なら問題ないです。むしろ卑語が多彩なので非常に実用的に感じるかもしれません。

しかし、普段「キャラ萌えゲー」や「シナリオゲー」しかプレイしない人。もしくは「ピュアなゲーマー」は、卑語が多いHシーンが合わなかったりギャグに聞こえてしまう可能性もあります。

もちろんそうした人たちでも、かなり実用的に感じるかもしれません。

ちなみに私は大満足でした!

 

 

2:グロ要素

これは上述したとおりです。

 

 

3:鬱展開

やはりこういう作品には重い展開がつきものです。

重厚なシナリオゲーをプレイしてきた人は大丈夫だと思いますが、ライトユーザーの人や、重い展開が根本的に合わない人はキツイのかもしれません。

ネタバレ無しで鬱展開の方向性を話しますと、たとえば「人が死ぬ」展開ではなく「人がジワジワいたぶられる」みたいな展開が少しあるのです。

これはあくまで例えですが、そうした方向性の鬱が大丈夫な人向けです。

 

 

4:ハッピーエンドや勧善懲悪といった要素を求めない

始めに言っておくと、べつにハッピーエンドがないという訳ではないのです。

スッキリとした物語の余韻を求めている人や、ハッキリとした分かりやすい展開を求めている人には合わない作品なのではないかということです。

 

 

5:丁寧なイチャラブ描写を求める作品ではない

けっこうイチャラブしている描写はよかったですし、グッとくるセリフを吐いてくれるヒロインたちが素晴らしかったです。しかしこの作品はそこがメインの作品ではありません。

たとえば

ヒロインとの距離が縮まる → 部屋に遊びにくる → 好きでした → エッチしよ

と一つ一つのプロセスをそこまで緻密に書いていません。すぐに仲が進展してしまいます。

しかし、こうした描写も最後までプレイすると全然オカシクなかったことに気付けます。

 

 

以上の5項目がオッケーな人は、楽しめるでしょう!

 

 

 

ストーリーについて

 

 

ストーリーについてですが、何を書いてもネタバレになってしまいそうなので、曖昧な表現になってしまいますがご容赦ください。

 

 

この作品は伏線が小出しにされていて、だんだんと謎が解けていく構成なんですよね。

ですから「先の展開」や「物語の真相」を予測しながらプレイするのが非常にたのしかったです。

逆に言うと、物語の芯が把握できないまま進む作品が苦手な人には合わないのかもしれませんね。

 

 

ただテキストの求心力がありますので、そうした意味ではどちらにせよ楽しめると思います。

謎が溶けたあとに2周目をプレイしたくなる作品でもあります。

伏線がたくさん散りばめられていたことに気付くでしょう。

1粒で2度おいしい作品だと言うことです。

 

 

 

・攻略

 

 

プレイ時間は、私は33時間でした。

途中寝落ちをしたり、メモを取って展開予測をしながらプレイしていたので、実際はもっと早くプレイし終わる作品だと思います。

自力攻略はそこまで難しくありませんが、攻略サイトを見ながらでのプレイで大丈夫だと思います。

攻略サイトは こちら

 

 

 

・体験版

 

 

購入を迷っている方は体験版1~3(本編抜粋体験版はお好みで)プレイして下さい。

また本編購入者も、体験版1~3は本編とは違う内容ですし、ぜひプレイしてから本編をプレイして下さい。

初回版を購入した方は、インストールディスクの「secret」を適用させてから本編を起動させてください。起動後にタイトル画面の「EXTRA」を押すと右下にアイコンが3つ出てきますので、それが体験版の内容となります。CGやシーン登録されますので、そちらでプレイした方がいいでしょう。

左から体験版1→2→3の順です。

 

 

体験版1(ゆっくりプレイして1時間程度)

 

 

体験版2(ゆっくりプレイして2時間程度)

 

 

体験版3(ゆっくりプレイして2時間程度)や本編抜粋体験版はダウンロードのみです。

こちらからダウンロードできます→ChronoBox -クロノボックス-

 

 

 

テキストについて

 

 

1~3行で書かれています。

目立った誤字脱字がなく、とてもテキストに気を使われていたのが分かります。

また、古臭い言葉遣いと奇妙な言語センスが印象的。

 

 

プレイした後、もう1周プレイしたくなる作品であるからこそ、こういう細やかな気遣いが素晴らしかったです。

 

 

 

キャラクターについて

 

 

今回はこの項目でもネタバレを防ぐだめに、キャラクター一覧をのせるだけにします。

 

 

四十九 筮 (つるし うらな)

CV:水野七海

0051

 

 

羽瀬 久次来 (はせ くじき)

CV:もり犬輔

0052

 

 

フーカ・マリネット

CV:彩瀬ゆり

0053

 

 

姫市 天美 (ひめじ あまみ)

CV:風鈴みすず

0054

 

 

木ノ葉 まころ (きのは まころ)

CV:そよかぜみらい

0057

 

 

高梨子 小鳥 (たかなし ことり)

CV:木多野あり

0058

 

 

飯槻 メガ (いいづき めが)

CV:相楽楽

0060

 

 

由芙院 御伽 (ゆふいん おとぎ)

CV:佐倉もも花

0061

 

 

夛里耶 猶猶 (たりや なおなお)

CV:このは

0062

 

 

彬白 夜々萌 (すぎしら ややも)

CV:御苑生メイ

0068

 

 

叶深 霍 (かなみ にわか)

CV:唯香

0070(0051)

 

 

安楽村 晦 (あらむら みそか)

CV:春河あかり

0084

 

 

玖塚 つつじ子 (くつか つつじこ)

CV:今谷皆美

0085

 

 

玖塚 あざみ子 (くつか あざみこ)

CV:手塚りょうこ

0086

 

 

黒蝶沼 志依 (こくちょうぬま しえ)

CV:花南

0100

 

 

 (かばね)

CV:美咲桃子

 

 

期招来 那由太 (きまねき なゆた)

主人公。

 

 


『EDEN』でのお気に入りは、ゆっふぃんと天美とつつじ子と小鳥。

とくにゆっふぃん。

作中のセリフで言うと「顔が超重要なのおおおおっっ!!!」

 

 

霍は癒し。志依は女神。

でもやっぱりカバネの可愛さもガチですね。

 

 

 

演出について

 

 

まずは演出意外のことを書きます。

この作品は、本編と違う内容の体験版を出したり、延期すること無くマスターアップしたり、予約特典で植物の種がついてきたり(一応作品に関わっているものです)と、NO BRANDさんの姿勢は素晴らしいものがありました。

 

 

また、バグや目立った誤字がなくシナリオライターやディレクターを始め、様々なスタッフが細やかに気を配っていたことがわかります。

テキストにたくさんの伏線をばらまいている作品は、こうした細やかな気配りは重要なことだと思います。

 

 

これらの気配りはとくに演出面に出ていて、先程言ったテキストのこともそうですが、CG内にも伏線を入れたり、演出面でも伏線を入れていたりするんですよね。

(たとえばクリアした後に、体験版を起動した直後に伏線が散りばめられていたことに気付き「ここまで細かく作られていたとは……」と感じました)


(ネタバレ→『体験版を起動後、かすかに聞こえてくる足音と扉をバタンと閉める音、そして流れ出すBGMは「別れのワルツ」。これがどういうシーンを表しているか気づかれることかと思います。』)ネタバレ終了。


 

 

テキストだけに頼らず、さまざまな要素を活かしていたのが好印象です。

(だってテキストだけで表現するならばゲームという形式じゃなくてもいいでしょ!?)

 

 

立ち絵も飽きさせないように細やかに動かしているのが分かります。

(これに関しては動きすぎて鬱陶しいこともありましたが。笑)

後半では目パチ・口パク機能がでてきたりと、色々楽しませて頂きました。

 

 

 

システムについて

 

 

必要なものはだいたい揃っていて特に不満はありませんでした。

シーンジャンプが出来るのがグッドです。

 

 

 

ゲーム性はあるか

 

 

行き先の選択で、テキスト内容(場合によっては見れるCG)が変わりますが、基本的には一本道です。

最後にトゥルーエンドかノーマルエンドに分岐する形式です。

 

 

余談ですが、最初はこの「SELECT MAP」の矢印には苦労させられました。右の矢印を押したら右の項目に移るかと思いきや左に移る方式だったからです。

ま、すぐに慣れましたけど。笑

 

 

 

CG

 

 

とっても可愛らしい絵柄が多いんですよ。

それこそ「こういうCGのある萌えゲーをプレイしたいな~」と思えるほどには。

 

 

塗りが少し独特なので、幻想的な雰囲気を感じます。

 

 

その独特さが、こういったCGの迫力にも繋がっているんですね。

 

 

ただ昨今のワイド画面のエロゲではよくあること……というか仕方ないことかもしれませんが、斜めなCGはヤメてほしいです。

 

 

キャラクターを全面に押し出すようにバーンと大きく描かれているのが、全体的な特徴と言えましょうか。

 

 

こうして何個かサンプルCGを並べてみましたが、「これどんな内容のエロゲだよ!」って思われたかもしれませんね。笑

 

 

 

Hシーン

 

 

フェチ:どっちも

さまざまな構図やプレイ内容でした。

Hシーンの大半は和姦なのですが、なかには陵辱シーンも含まれますので苦手な人は注意して下さい。

 

 

表情がそそりますね。

 

 

なかには受けシチュもあり。

 

 

少し特殊なHシーンもあります。

作中のセリフを借りると「ブリブリ勃起おちんちん」が素敵なシーンです。笑

 

 


Hシーンの良かったところ

 

 

・卑語が多彩

  →とくに「おちんちん」が多かったのが印象的です。普通は、卑語が多い抜きゲーをプレイしていると「おちんぽ」という呼称が圧倒的なので、少し珍しいかもしれません。卑語スキーには特にオススメ。

  →また、卑語以外でもテキストが良かったです。たとえば、他の作品ではだたの手コキのシーンにはあまり実用性を感じないのですが、この作品の場合はヒロインが「シコシコ」と言いながら手コキをしていたりと言葉巧みに興奮させようと頑張っています。

 

 

・チュパ音がうまい

  →私はけっこう重要視している部分でして、他の作品の感想でもチュパ音について言及してきました。この作品のチュパ音は素晴らしかったです。

 

 

・シチュエーションが多彩

  →和姦が多めなのですが、男の娘が出てきたり、複数プレイがあったり、受けシチュや攻めるシチュ。他にもハードなHシーンだったりと多彩なシチュエーションがあります。

 

 

・Hシーンの長さが丁度よい

  →これに関しては私の感覚なのですが、長すぎず短すぎずだったと思います。ただ、物語の途中途中にHシーンが挿入される抜きゲーのような形式ですので、Hシーンを目当てにしていない人やHシーンをスキップしてしまう人にはオススメできない作品と言えます。

 

 

・CGがエロい

これは私の好みも含まれていると思います。ただ気遣いが上手いとことは確かです。

©NO BRAND

このCGを見てもらえれば分かりますが、普通は主人公のケツが見える構図ってあまり好まれないんですよね。

ただこのシーンは、陰影を上手く使って主人公のケツに目がいかないようになっています。

この手法は他の作品もぜひとも見習ってもらいたいです。


 

 

卑語ありピー音なし

(大半がおちんちん、おまんこ)

 

 

シーン数は全部で45シーン(そのうち4シーンは体験版)の特盛りです。

各ヒロインのシーン数はネタバレになるので反転させます。


天美_2 フーカ_3 つつじ子_1 つつじ子&あざみ子_3 あざみ子_1 つつじ子(欠損)_2 ゆっふぃん_1 猶&ゆっふぃん_2 猶_1 猶&ゆっふぃん&かばね_1 ゆっふぃん(欠損)_3 夜々萌_2 筮_1 筮&夜々萌_1 筮(欠損)_2 晦&まころ&小鳥_2 晦_1 まころ_1 小鳥_1 まころ(欠損)_3 ゆっふぃん、筮、つつじ子、フーカ(陵辱)_1づつ かばね_2 かばね(永遠)_1 志依_2 霍_2


1シーンで1~2回します。尺も充分です。

???「あぁ~っ、心のちんぽがぴょんぴょんするんじゃ~っ!」

 

 

 

BGM

 

 

キレイなメロディの曲、緊迫感のある曲、それぞれが良い味を出していました。

非常に良い曲が多かったので、ぜひとも音楽鑑賞モードが欲しかったです。

 

 

ただHシーンで有名曲を使われるのは個人的には好きではありません。

マスネの「タイスの瞑想曲」を聞きながら優雅に抜けってことですかい?

気が散っちゃうんですよ。

もちろんオペラの間奏曲やクラシック曲を使うこと自体は全然オッケーです。

むしろ好きです。

 

 

タイトル画面からして、ショパンの「別れのワルツ」の美しい旋律が流れきてテンションが上がりまくりでした。

 

 

 

主題歌

 

 

Back on the world / 岩崎可苗

格好いいです!

何度も何度も聞いています。

映像と合わせて雰囲気の良いOPとなっていますね。

 

 

 

その他の要素

 

 

・タイトル画面の「EXTRA」から「GALLERY」と「SCENE」が選べます。

・音楽鑑賞モードって出す方法はないんですか? 分かる方がいましたら教えてください。

・サントラを買っちゃいました。

収録曲数は38曲。

ディスクの表面が光っているため、カバネちゃんの目も怪しく光るのが最高にイカしています。

別れのワルツはぜひとも入れて欲しかったんですが、それ以外は概ね満足できたサントラです。

 

 

 

まとめ

 

 

新規ブランドにも関わらず、かなり細かいところまで気を配られている作品なので素晴らしかったです。

グロ要素はありますが、どちらかというと大衆向けの作品ですので気になっている人はぜひプレイしてみてください。

 

 

 

パッケージ版

 

「クロノボックス」を駿河屋で検索

 

DMM.com→ChronoBox-クロノボックス- 通常版

Getchu.com→ChronoBox -クロノボックス- 通常版

 

ダウンロード版

 

DMM.com→ChronoBox -クロノボックス- DL版(独占)

 

 

 

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