【眠れぬ羊と孤独な狼 -A Tale of Love, and Cutthroat-】の感想

10740文字

 

 

眠れぬ羊と孤独な狼

公式ジャンル ロマンノワールADV
メーカー CLOCKUP
発売日 2017年12月22日
通常価格 8,800円(税抜)
パッケージ購入 駿河屋・DMM・Getchu
ダウンロード価格 7,800円(税抜)
ダウンロード購入 DMM(独占)

 

あるいは、と殺人の物語。

 

 

 

 
◀【ゲーム属性グラフ】

企画・脚本 昏式龍也
シナリオ 昏式龍也・勝山龍太郎
原画 のりざね
監督 阿久津亮

 

 

 


おすすめ度:★★★★☆


知名度:


ストーリー

テキスト

キャラクター


演出

システム

ゲーム性:7


CG

Hシーン


BGM:7

主題歌


ポイント:グロ要素あり、短め、バトル、飽きない、フルプライス


満足度:84


レビュー

 

 

作品の紹介

 

 

【あらすじ】

新宿、歌舞伎町。
慢性的な不眠症に苦しむ【俺】は、
ラブホテルの住み込み清掃員として働きながら、無気力な日々を送っていた。
【俺】にとって安眠を得る唯一の方法は、人を殺すこと。
そのために『暴力団の高級幹部・東儀衛子飼いの殺し屋』という裏の顔を持ち、
おこぼれのように時折与えられる殺しの仕事で、なんとか眠りにありついてきた。
危うい綱渡りの日々ではあるが、それでも安定した、平穏な毎日。

そんなある日、【俺】 はデリヘル嬢・あざみと出会う。
彼女を抱くことでかつてない安眠を得た【俺】 はあざみを手元に置こうと考える。
だが彼女は東儀に追われており、あざみを手に入れることはすなわち、
東儀に刃向うこと――平穏な日常の崩壊を意味していた。

 

 

『Maggot baits』の昏式龍也が描く【最悪】のラブストーリー、開幕!!

ということで、社会の裏側を生きる人間たちの生き様を描いた作品です。

 

 

この作品は本当に面白かった。

エロゲの一つの完成形への道筋が見えたような気がします。

 

 

クロックアップさんの特徴とも言える快適なシステム。

CGは印象的なものが多く、塗りは綺麗。

そして一番は、作り込まれたストーリーと、それを上手いこと書ききったテキストでしょうか。

 

 

なにがすごいって、

「キャラクター」と「ストーリー展開」と「Hシーン」が密接に絡み合っているんですよ。

 

 

たとえば、

このキャラクターは過去にこういう性被害にあったことがある、だから今現在はこういう性格になってしまっている。

そしてそのキャラクターがこんな場面に遭遇したらこういう行動をとる……みたいな。

全てが繋がっているんですよね。

 

 

だからこそ、このキャラクターとあのキャラクターが絡むとこうなるのか……とか

選択肢によって、こうも展開が変わってくるのか……とか

本当に細部まで楽しむことが出来ました!

 

 

ネタバレを避けて書いたためか

かなり抽象的な文章でスミマセン!!!

 

 

所持購入動機プレイ前期待値

私が持っているのはパッケージ版です。DVDトールケースのサイズです。

「SPECIAL BOOKLET」が付属。

内容が本当にすばらしい。

小冊子ながらも、人物相関図・キャラクター紹介・制作陣&声優インタビュー・キャラクター原案ラフなどがギュッと詰まっていて本当にすばらしい。

プレイ後にニヤニヤしながら読みました。笑

私の第六感に従って買いました。笑

オーラを感じましたからね。

OPも惹きつけるものがありましたし、設定も面白そうだと思いました。

ライターさんへの期待も大きかったですね。

プレイ前期待値:75

プレイ後満足度:84

プレイ前に「ボリュームが少ない」との声を聞いてガックリしました。少し期待値が下がっていた状態でしたね。

実際プレイしてみたら予想した以上の楽しさでビックリ。良かった良かった。

 

 

 

どんな人向け?

 

 

・物語をじっくり楽しむタイプの人

・設定に惹かれた人

・どっちかというとS

・体験版が肌にあった人

・様々な側面から物語を楽しみたい人

 

ぜひともオススメしたい作品なのですが、合わない人も当然いるかと思います。

テキストをポンポン読み飛ばしてしまうタイプの人や、「ちょっとしたグロ要素でも無理」って人は合わないかもしれません。

気になる人はぜひとも体験版だけでもプレイしてみてください。体験版部分が合っていればその先も同様に楽しめると思います。

 

 

 

ストーリーについて

 

 

新宿・歌舞伎町を舞台とした「愛と殺人の物語」。

まずこの作品は、殺し屋、デリヘル嬢、ヤクザ、マフィア、悪徳警官、謎のダルマ女、普通の女子校生などなど……様々な異色の登場人物がでてくることが目を引きますね。

そんな社会の裏側をいきる人間たちが、何を思いどう動くのか……

 

 

「脅威を排除することでしか安眠を得ることができない臆病な羊」や「人を殺すことへの躊躇がない一匹狼」さまざまなキャラクターたちの考え方、思い、行動がぶつかり合うお話です。

 

 

そんな世間一般とは外れた生き方をしている人たちに幸せは訪れるのか?

そこに注目して楽しんでいただければ幸いです。

選択肢によって、それぞれ大きく違う展開へ分岐していくのも見どころですよ!

 

 

 

【この作品の欠点・合わない人】

 

 

1:テキストをポンポンと読み飛ばしてしまう人

数多くの作品に触れてきた熟練のエロゲーマーほどそういう傾向があるのかもしれませんが、テキストを読み飛ばしていくタイプの人には合わないおそれがあります。

評価が芳しくない人の意見を見てみると「ダイジェスト感があった」「ボリュームが少なかった」という声が第一にあがっているんですよね。

確かにボリュームは少ないかもしれません。ただ私は決して描写不足だとは思いませんでした。

さきほども言いましたが、キャラクター・ストーリー展開・Hシーンが密接に絡み合っている作品なので、物語に入り込んで「このキャラはこういう過去があったのか、だったらこう思うのかもな」とか「このキャラとこのキャラがぶつかりあったらこういう展開になるな」とか想像力を働かせて楽しめる作品だと思うんですよね。

バンバン読み進めて、それらストーリーをひたすら「受け身」で受け取っていては楽しめないのではないかと思うのです。

 

 

ボイスが主人公含め全員についていて、これがまたカッコイイんですよ

ゆったりとボイスを聞きながら、想像を働かせながら読み進めていく人にはぜひともプレイして欲しい作品ですね。

 

 

2:ちょっとしたグロ要素も無理な人

そこまで酷くグロい訳ではありません。

「グロテスク描写ON/OFF機能」というものもついています。

ただ、どうしても無理な人は避けるのが無難でしょう。

 

 

3:コスパを気にしすぎる人

フルプライス作品にしてはボリュームが少なめなので、コスパ第一の人には合わない作品ですね。

ただ先ほども少し触れましたが、声優やCGなど十分お金をかけて作っている作品でしょうし、物語を楽しむことができるならば値千金だと思います。

私は値段が合わないとは思わなかったですし、買ってよかったと思っています。

むしろ私は、しっかり作り込まれている短めの作品の方が好きです。

しかしボリュームが少ないと感じる人が多かったの事は、メーカーの反省点として次回作以降に活かしてほしい部分でもあります。(個人的にはボリュームは少なめが好みなので、値段を下げる方向にしてほしいですね)

 

 

4:明確なハッピーエンドを求めている人

私は本作のようなエンドが好みなのですが、なかには完璧な大団円を求めている人もいるのでしょう。

そういう人や、胸糞展開が苦手な人にも合わないと思います。

 

 

 

【攻略】

 

 

私のフルコンプまでのプレイ時間は、17時間くらいでした。ボイスはだいたい全部聞いてのプレイだったと思います。

自力攻略はけっこう簡単だと思います。

 

 

攻略

 

 

 

【攻略順】

 

 

どういう順番でも大丈夫です。

ただ「眠れぬ羊と孤独な狼」は最後がいいかもしれません。

私の攻略順は「眠れぬ羊 → 孤独な狼 → IF END1 → IF END2 → 眠れぬ羊と孤独な狼」です。

 

 

 

【体験版】

 

 

公式サイト

体験版を楽しめたならば、テキストが肌に合ったということでしょうしその後も楽しめます。あとはコスパを気にしすぎない人ならばぜひとも製品版をプレイして欲しいです。

 

 

 

【修正パッチ】

 

 

アップデートファイルver1.02

・イベントCGの追加および修正
・演出の強化と、誤りの修正
・各描写ON/OFF機能の不具合を修正

パッチを当ててからプレイしましょう。

 

 

 

テキストについて

 

 


©クロックアップ

場面によって、従来のビジュアルノベル形式と、一般的なアドベンチャー形式のテキストの両方が使われています。

ときおり画面の向こう(プレイヤー)へ語りかけてくる文体なのは少し珍しいです。

 

 

非常に読みやすくて、バンバンクリックして先を読みたくなるような素晴らしいテキストでした。

そして何より戦闘描写も良かったです。

「どうなるのかな?」そう思いながらハラハラしながら読み進めていました。

その他、ストーリーやキャラクターの性格や思想などもしっかり描写されていました。

 

 

 

キャラクターについて

 

 

この項目はネタバレ全開です。プレイ後にぜひとも見ていただければ幸い。

次の項目(演出について)へ飛ばす人はこちら

 

 

 

 CV:杉崎亮

主人公。本名不明。

日本名「村木武生(むらき・たけお)」、中国名「曾黒星(ゾン・ヘイシン)」。

プレイ前のイメージは、アニメ「DARKER THAN BLACK」の「黒」でしたね。

正体不明な寡黙な仕事人……みたいな。

 

 

いざプレイしてみると、実に人間味溢れるキャラクターでした。

それは、彼の本質が「羊」だったからなのでしょう。

世の中、まったく不安を抱えていない人間なんていないと思います。

だからこそ理解できる部分があったんですよね。

 

 

それにしても本気を出して戦っているときの彼は、最高にカッコよかったです。

 

 

 俺は殺し屋。だがこの血塗られた人殺しでしかできない手でも、せめて愛した女の心だけは救ってやりたいと切に願う。

 その願いを成就するためなら、俺は何処までも非常な悪鬼になれるだろう。

 

 

 

あざみ CV:懸田毬絵

素性が不明のデリヘル嬢。

その本質は、戸惑うことなく獲物を狩ることができる「狼」です。

最初は、理解し難い部分が多かったのですが、人を好きになった為に生まれた『自分の本質への「葛藤」』や、『孤独になることへの「恐れ」』。

そういう一面を見てから、彼女を理解することができました。

 

 

なによりも「たけちゃん」へ対する愛の深さが印象的でした。

 

 

 

にれ   はるひこ
仁礼 春彦 CV:刺草ネトル

警視庁捜査一課のエリート刑事。

最初は、独善的な正義をかかげる「デスノート」の「夜神月」のような人物だと思っていたのですが、その実『妹のため』にすべてを捧げる「コードギアス」の「ルルーシュ」のような人物でした。

 

 

仁礼「この世に正義など存在しないのは知っている。だがそれでも、血を分けた肉親を守ることだけは誰にも否定できない正しさだろう?」

これこそが彼の掲げる正義だったのです。

 

 

作中でもかなりの強キャラでしたね。

惜しむらくは、彼が報われるエンドがなかったこと。

大切な人のために、最期まで生き方を全うできたことは、それはそれで幸せだったのでしょうか。

 

 

 

うがい  さゆき
鵜飼 紗雪 CV:紅乃れん

悪徳警官。

自分の欲望に忠実で、金と色男には目がない。

過去の経験が原因とはいえ、純粋な悪たる存在でした。

 

 

そんな紗雪も「真っ直ぐさ」は昔と変わりません。

紗雪「純粋に嫌いなのさ。薄汚れた欲望一つ、てめえ自身で背負おうとしねえ卑怯者はな」

紗雪「私はただ、てめえをブチ殺したくて銃爪を引いた。そいつに余計な理由をつけるともりはこれから先もない。てめえとは違う」

 

 

そして最後に生への執着を見せたシーンは悲しかったです。

紗雪「嫌、だ……死にたくない……」

 

 

 

べっしょ みれい
別所 美玲 CV:藤野むらさき

この作品の清涼剤とも言える、普通の女子校生です。

ただ普通ではないのが、物怖じしない性格と年不相応な賢さ。

 

 

……にしても最高に可愛かった。

声もすごい可愛くて、表声優でいったら「花澤香菜」さん系統の声です。

 

 

 

ユン  シーガイ
雲石穀 CV:事務台車

歌舞伎町にある無許可デリヘルの店長。

くすぶってはいましたが、心のなかに秘めている「熱いもの」は今も昔も変わりません。

 

 

そんな雲が、一矢報いるシーンは最高にカッコよかったです。

雲「おい……変態野郎、これが誰の銃だかわかるか」

雲「てめえをぶち殺すのは……李剣栄の弾丸だッ」

雲「……くそったれが」

 

 

 

リー ジェンロン
李剣栄 CV:高根雪音

雲の経営する無許可風俗店でデリヘル嬢の送迎を担当する年老いた運転手。

鋭い眼光と、ただよう郷愁が何ともカッコよかったです。

 

 

李「私は、自分がやると言ったことは必ず果たしてきた。心配はない」

こんなことを言い切ってしまうのが最高です。

 

 

雲「老板……俺は、あなたに仕えられたことを誇りに思います」

李「……その名で呼ぶなと言ったろう。おまえは本当に、学ばない男だ……」

李「だが……私こそ、おまえには大きな借りがあった。最後に返せて、満足している……」

李「さらばだ、石穀……息子よ……」

そして、最後には雲を「息子」と呼びます。

立場が変われど「変わらない関係」を見せられ心が揺さぶられました。

 

 

 

ダルマ女 CV:綾音まこ

電動車椅子に乗った四肢のない女殺人鬼。

その実、作中でも最も深い愛を持つ女性だったと思います。

自分が受けた拷問は「東儀の深い愛情の裏返し」であることを信じて疑いませんでした。

自己防衛本能といえばそこまでなのですが、違うベクトル(恨み)などへ向かうこともありえます。しかしそうはならなかった。精神を壊してまでも彼との愛を守りきったのです。

 

 

東儀と彼女がごく普通の幸せを掴む物語も見てみたかったです。

 

 

 

とうぎ   まもる
東儀 衛 CV:安藤トロ和

歌舞伎町を支配する広域暴力団S会系二次団体・青池会若頭。

どこまでもクールで冷徹な男でした。

しかしその本質は「不器用さ」にあったと思います。

どこまでも前に進むことしかできない人間だったのです。

 

 

東儀「おまえは自分で決めた何かをやるのに、本気と嘘が存在するのか? 俺は他人を騙しはするが、自分にだけは一度も嘘をついたことがない」

 

 

自分の極道への道を以下のように語っています。

東儀「己の全てを捧げた道だった……だからこそ、俺はその道に輝きを求めた。財界人や政治家の使い走りじゃなくく、権力者の風上に立つために」

東儀「極道という階級の復権を賭けた大勝負だ。敗れれば、こんな風に全てを失うことはわかっていた」

東儀「だからこそ、俺は……」

東儀「絶対に後戻りできない覚悟を、俺自身に刻みこむために……生涯ただ一人愛した女を、生贄の山羊に選んだんだ」

 

 

自分の首をしめてでも進んだ、極道の道。

元来臆病な「羊」の性質をもつ彼の「孤独な道」はさぞ辛かっただろう。

こんなにも不器用な生き方へは、オカシイとは思いつつもカッコ良さを感じてしまうのが不思議です。

 

 

 

かいえだ   しんすけ
海江田 信輔 CV:古河徹人

青池会構成員で若頭。

ヤクザらしからぬ爽やかなルックスが目をひきます。

 

 

風見鶏な生き方をしていた彼ですが、男を見せる場面もありました。

海江田「伯父貴の仇ッ」

と勝てないであろう相手へ向かっていって、彼の意外な一面が垣間見れました。

 

 

 

みふね  かずよし
御舟 和義 CV:機知通

S会系三次団体・御舟組組長にして青池会舎弟頭。

いぶし銀な出で立ちと、デカイ体躯が目立ちます。

 

 

とっても豪胆で、器のでかい性格でした。

こういう人物こそ、組織のトップに相応しいような人間だったのかもしれません。

御舟「ワシはな、たとえば女に騙されて恨み言を口にしたようなことは一度もない。女の言葉を信じるも信じないも、全てこのワシ自身が決めたんだからな」

 

 

 

マウ フォンダー
孟風達 CV:井出五郎

歌舞伎町を徘徊する怪しげなチンピラで情報屋。

権力や暴力のはざまで飄々と渡りあるく立ち位置と、しぶとさはまさに「ドブネズミ」のようなある種のカッコ良さを持つ生き方だったと思います。

 

 

そんな孟も信じたものを貫く強さがありました。

ドブネズミだった彼が最高に輝いていた瞬間でした。

 

 

 

おんだ
恩田 CV:西崎一騎

謎の中年男。

最初私は、この男はヤクザの諜報員だと思っていました。

何ルートかクリアしてただのオッサンだったことが分かり落胆。

……と思ったら、最終ルートでは予想外の展開に。

「えぇぇぇ?」とビックリしました。

 

 

それにしても恩田の正体ってなんなんでしょうか。

国が作ったサイボーグ……というか人造人間のようなもの?

もしくはクローン人間?

 

 

 

ババア CV:錦織恵

主人公の住むラブホテルのオーナー。

メインキャラのなかではそこまで活躍はしなかったですね。

殺し屋である主人公を普通に雇っているところをみると、ババアがどういう人生を歩んできたのかが気になりますね。

 

 

 

【作品を通じて思ったこと】

 

 

1:人生にっちもさっちもいかなくなった場合の、一つの救済は「死」であること

IF END1での話ですが、

死への不安を常に抱えて生きている「羊」が、死に際になって「もう殺される恐怖がなくなり」安寧を得ます。

人との関わり――「愛」を知っていしまったがゆえに孤独な自分に戻ることができなくなってしまった「狼」は、死に際となってもう他人を殺すことができなくなり「愛する人を殺してしまう」かもしれない恐怖を克服します。

ともに最後は死をもって「開放」されていることから、それは一つの救済の形なのではないかと思うのです。

ただこれは、死ねば救われるとかそういう話ではなく、必死に生き抜いた末の結末なのでそこは勘違いしないようにしたいですね。

 

 

2:ただ生きながらえることに意味はあるのか

この物語の登場人物は、悪人でありながらも悲惨な人生を送りながらも最後までまっすぐに生きている人物が多いです。

生き方を通すことが幸せなのか、生きながらえてこそ幸せなのか……

ここで触れるような話ではないですし、難しい話ですが、現実でも医療延命などで色んな主張をする人がいます。

ここで私の考えを主張するつもりはないですが、今一度考えてみる必要のある問題ですね。

 

 

3:国の形

とある著名人の本で、「グローバル化が進んでいる世の中、国家という枠組みがなくなってきている。将来的には国というものが必要なくなるのではないか」という主張を見たことがあります。

この作品で、「国家」という存在が主人公たちと敵対する形で出てくるのですが、このことに関して考えるきっかけになりました。

今のところの結論は、「国家をなくすことは無理だ」というものです。

だって結局は人間にはモラルだけでは対処できないことがでてきます。

そこで「法」によって取り締まる必要がありますね。

法によって取り締まるためには「力」が必要です。

力は権力となります。

権力は行使できる範囲はそう広くないでしょう。

そうなると結局は国家という枠組みが必要となるのです。

それに、外国というある種の「敵」がいないと「内側」がまとまりません。

そうなると国家という概念をなくすのは結局無理なんじゃないでしょうか。

 

 

4:「死」について

この作品の感想で「人がバンバン死んでギャグっぽく~~」とか「人がドンドン死んで感情移入できずに~~」みたいなものを見かけたんですが、それって如何なものでしょうか?

作中でも『唐突に訪れる理不尽な死』について、主人公の過去の経験を交えて語られています。

この物語の一つのテーマでもあると思うんですよね。

そもそもそういう意見を言っている人って「死」というものを、どこか非現実的に考えていたり、自分が考えるとおりの劇的な死を迎えることができると思っているのでしょうか?

オタクならば「そんなことはない」と20年も前に「機動戦艦ナデシコ」にて学んでいるはずです。笑

終盤の展開が気に食わなかったという意見ならまだ分かるんですけどね。

 

 

 

好きなキャラ好きなルート

俺 > 東儀 > 美玲 > 李 > あざみ > 雲 > 孟 > 紗雪

あんまり順位に意味はなく、ぶっちゃけどのキャラも好きです。

※ただし恩田を除く

どのルートも好きで甲乙つけがたいのですが「IF END1」は、私が予測した結末に近かった感じがしました。

 

 

 

演出について

 

 


©クロックアップ

たくさんのキャラクターが出てくる作品なのですが、キャラクターの視点が切り替わるときにアイキャッチ画像が入ります。

当然の気遣いなのかもしれませんが、現在地や時間帯などと共に表示されて非常に分かりやすいです。

 

 

その他、環境音を流していたり無音だったりBGMを入れたりなど、音の使いかたなどが良かったです。

 

 

 

システムについて

 

 


©クロックアップ

相変わらず、ここのシステム面は他の追随を許さないほどです。

シーンジャンプや射精カウントダウン(カウント数変更可)など、他社が近年採用しているような便利な機能はまず入っていると思っていいでしょう。

個人的には次にボイスがあるか知らせる「ボイスアラート」は地味にありがたいです。

強いて不満点をあげるならば、デュアルモニタでモニタ2でフルスクリーンにしている場合起動時にズレることぐらいでしょうか。

 

 


©クロックアップ 体験版部分

やっぱり一番の特色はCGを拡大したりを自由にできることでしょう。

 

 


©クロックアップ

緊急回避画像めっちゃ好き!

 

 


©クロックアップ

CGを見ながら、エッチなボイスを流せる機能も特徴的ですね。

 

 

 

ゲーム性はあるか

 

 

選択肢がいくつかあるノベル系アドベンチャーゲームです。

ただし選択肢がストーリー上しっかりとした意味合いを持っているものが多いので、そこは素晴らしい点です。

 

 

 

CG

 

 


©クロックアップ

こちらは背景の画像なんですが、歌舞伎のネオンに「極彩色」がよく映えます!

この作品の特徴はやっぱり塗りでしょうね。

 

 

構図も良いものが多かったです。

 

 

迫力がありますね。

 

 

身長差がある感じもイイ!

背景に人物が負けていません。

 

 

ちなみに、個人的にこの原画家さんで一番うまいなと思った部分は表情の描き方です。

 

 

しっかりと可愛さも出せています。

あとはHシーンの絵のとき体の丸みをもう少し強調してくれさえすれば最高に私好みになりますね。

 

 

 

Hシーン

 

 

フェチ:どちらも

着衣脱衣比率:半々くらい

Hシーンは、メインヒロインのあざみちゃんとの和姦Hが大半です。

 

 

相手を組み伏せて犯すために、どちらかというとS寄りなHシーンが多いかもしれません。

 

 

なかでも最高なのは、紗雪さん。

めちゃくちゃ気の強い女が、さらに強い男の言いなりになるシチュエーションは最高に私好みです。

 

 

終いには感じてしまっているのが、更なるエロさを引き立てます。

他作品に多い貧弱なナヨい男にはイライラしていたので、溜飲が下がりました。

 

 

もちろんそんなオラオラなシーンばかりではなく、最初に書いた通りにノーマルな和姦Hも多めです。

こういうご奉仕シーンだってあります。

 

 

ダルマ女さんにもHシーンが!?

 

 

ちなみに一番シコかったのは美玲ちゃんのご奉仕シーンです。

 

 

なかには大多数の人にとって全く実用的ではないようなシーン(たとえば拷問シーン)などもあります。

実用性という観点でみると、全体的に人を選ぶHシーンです。

ストーリー上必要なHシーンや、キャラクターの性格付けに寄与しているHシーンも多いため、そこは高評価部分ですね。

 

 

卑語ありピー音なしアナルモザイクなし

卑語はそこまで多いわけではありません。

 

 

【シーン数】

クリックで展開

 

 

 

BGM

 

 

作中でBGMを鳴らさずに環境音だけのところもありました。

(たとえば繁華街のワイワイガヤガヤした声が入っていたり)

無音のところだって多いです。

しかし要所要所必要な場所にはそのシーンに適したBGMが入っていました。その点は好印象です。

 

 

なかにはカッコイイ曲や綺麗な曲もありました。

惜しむらくはBGM鑑賞モードがないので確認できない点ですね。

 

 

 

主題歌

 

 

Dance of Wolf / MAMI

購入予定の記事でも書きましたが、東京モード学園のCMに起用されそうなスタイリッシュでおしゃれな曲だと思います。

カッコイイ!!!

 

 

 

その他の要素

 

 

・タイトル画面の「鑑賞モード」から「CG鑑賞」「シーン鑑賞」「音楽・ムービー鑑賞」「ボイス鑑賞」「スタッフコメント」が選べます

・「CG鑑賞」の中で「立ち絵」を見ることができます

・「立ち絵」では下着や裸の立ち絵まで見れたり、物語上では見ることのできない足元まで見えたりするのが素晴らしいです。とくに靴の書き込みなんかにはビックリしました


©クロックアップ

 

 

 

まとめ

 

 

とっても素晴らしい作品でした。

コストパフォーマンスを気にしない人やちょっとしたグロ要素が大丈夫な人にはぜひともプレイしていただきたい。

たしかに「短い」という人の気持ちも分かりますが、楽しめた人はあまり人の意見を気にせず「自分が楽しけりゃそれでいいじゃないか」という気持ちを持ってほしいものです。

なにが言いたかったかというと……

 

 

楽しかったのでぜひともプレイしてください!

ってことなんですけどね。笑

 

 

 

パッケージ版

 

駿河屋で「眠れぬ羊と孤独な狼」を検索

 

DMM.com→眠れぬ羊と孤独な狼

Getchu.com→眠れぬ羊と孤独な狼 -A Tale of Love, and Cutthroat- 

 

 

ダウンロード版

 

DMM.com(独占)→眠れぬ羊と孤独な狼

 

 

 

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