【ホントノキモチ】の感想

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【ホントノキモチ】の感想

2018年8月22日 古城

2706文字

 

 

ホントノキモチ

公式ジャンル付き合い始めたばかりの恋人が最低のチャラ男に寝取られるADV
サークル人生通行止め
発売日2015年02月20日
通常価格
パッケージ購入
ダウンロード価格1,500円(税抜)
ダウンロード購入FANZA・DLsite・Gyutto・DiGiket
おすすめ度:★★★★☆
知名度:A

キャラクター:7

システム:5

グラフィック:7

Hシーン:

コストパフォーマンス:

満足度:74

 

 

 

作品の紹介

 

 

主人公の彼女が、チャラ男に寝取られる様子を丁寧に描いた作品。

この手のジャンルのなかでも有名作と言えるでしょう。そして「優等生」だと称したくなる作品でした。

 

 

ヒロインの名前は天宮あかりCV:貴坂理緒)。

ショートカットヘアのボクっ娘で、勝ち気な女の子です。

※『あかり』の一人称は『ボク』と『あたし』から選択することが出来ます。

 

 

回想に登録されるシーン数は26シーン。

シーン内容は、正常位・フェラ・バック・座位・騎乗位・オナニー・アナルセックス・乱交などなど……。

ボリュームがけっこうあって、コストパフォーマンスは抜群だと思います。

 

 

 

どんな人向け?

 

 


  • 寝取られものが好きな人
  • 寝取られるまでの丁寧な描写を求めている人
  • 寝取られた後、快楽に落ちるまでの様子も見たい人
  • コストパフォーマンスに優れた作品を探している人
  • やっぱりネトラレ作品と言えばチャラ男……という人

私のプレイ時間は9時間近くでした。丁寧に読む方はもう少し時間がかかると思います。

最初は主人公の視点(飛ばすこともできます)で、その次に主人公と彼女の両方の視点……という2部構成で楽しむことができます。

 

 

 

感想

 

 

先程この作品を「優等生」と称しました。

それは、

 1:主人公とヒロインが付き合い出すまで

 2:ヒロインがチャラ男に寝取られるまで

 3:ヒロインが快楽堕ちするまで

この3つの過程を丁寧に描いていることに起因します。

寝取られゲー好きの人から、この手のジャンルに触れたことのない人まで須らく楽しむことができると思います。

また、寝取られゲーを制作してみようとしている人は、この作品から「寝取られゲーにおける公式」を学び取るといいんじゃないでしょうか。

 

 

ツンデレヒロイン

この作品では、ヒロインの魅力を丁寧に引き出そうとしています。

 

 

冒頭、主人公とヒロインは最悪の出会い方をしてしまい険悪な関係となってしまいます。

そして、ファミレスでのバイトをはじめた主人公が、そこでヒロインにたまたま再開することになるのです。

やぁ、元気?」と話しかけても「今、不愉快になった」と返される始末。笑

それほど最初はツンケンしていたのです。


©人生通行止め

そんな彼女と、徐々に徐々に仲を深めていきます。

ヒロインのツンツンとしていた態度も、どんどん軟化していくのです。

 

 

これによって

  • ヒロインの魅力
  • 主人公への感情移入度
  • ヒロインの身持ちが固いイメージ

この3つを形成することに成功しているんだと思います。

 

 

 

チャラ男

では次に、「寝取り役」について書いていきます。

 

 

この作品の寝取り男は「チャラ男」です。

通常、竿役には汚いオッサンやら冴えない青年やらチャラ男やら、色々な種類がいます。

今回紹介している「ホントノキモチ」ではチャラ男が寝取り役。チャラ男ならではの良さを出すことに成功しています。

 

 


©人生通行止め

たとえば、見た目からして遊んでそうなチャラ男なので、はじめからヒロインには警戒されていること。その状態からどうやって自分のものにするか。

あるいは、チャラ男が寝取るからこそ、ヒロインをその色に染めていったとき、今までのイメージとのギャップができること。

もしくは、軽薄な人間だからこその口の上手さ。

 

 

草食系男子を自認する人は、この作品の寝取り役のチャラ男・伴藤を少しは見習った方がいいのかもしれません。

相手に嫌われようが拒絶されようが折れないこと。振られたらそれで終わりではないってこと。「押し」の重要性。いろいろ学ぶところがあるのではないかと思うのです。笑

 

 

 

ネトラレ感

けっきょくこの作品は、寝取られものとしてどう感じたのかを書きます。

結論としては、先程言ったように「優等生」的な作品で、優れた作品だと思っています。

ただ個人的にはそこまでネトラレ感を強く感じなかったかな……といったところ。

 

 

一周目は、主人公のみの視点でのプレイを推奨されていたので、そのとおりにプレイしました。

プレイヤーは、作中主人公と同様に何が起こっているかを認知しない状態で物語が進んでいきます。(といっても、展開を読むことは簡単だとは思いますが)

そうしていつの間にか彼女が寝取られていて……という流れになるのです。

 

 

二周目は、主人公の視点と彼女の視点の両方を読み進めていきます。

ここで「真実」と「彼女の心情」を理解することになるのです。

 

 

確かにこういう構成にすることによって、主人公への感情移入度が高まるでしょう。

「あのときは、あんな事がおきていたのか」という欠けていたパズルが嵌まるようなカタルシスを感じれるでしょう。

一周目では予測することしかできなかった「本当の気持ち」を目の当たりにして絶望感を感じることもできると思います。

ここが、多くの方に支持されている部分なんでしょうね。

しかし私としては、一周目にある程度「心構え」ができてしまっていて、いざ二周目を目の当たりにしても絶望感を感じれなかったのです。

 

 

そう。

私にとって、細やかな心理描写とともに進んでいく寝取られ作品の方が、圧倒的に「絶望的」なのです。

また、主人公が鈍感すぎてそこまで魅力的に感じなかったことと、もう少し主人公とヒロインの繋がりの強さを見せてくれていれば……という残念だった部分もあります。

もしかしたら私と同様、商業作品の寝取られモノの大作をプレイしてきた人は、物足りなさを感じる可能性があるのではないでしょうか。

 

 

しかし、多くの人が支持する寝取られ作品ですし、非常に丁寧かつ良質な作りとなっております。

システム面に関しては、商業作品と比べるとさすがに劣っているかもしれませんが、同人作品としてはよくあるレベルです。

他にマイナスとなる部分はないでしょう。

ボリュームはしっかりとしています。

ネトラレ初心者にもおすすめできます。

 

 

 

まとめ

 

 

何度も言いますが、寝取られモノの優等生です。

ボリュームに対して値段が安く、コストパフォーマンスが高いので、「とりあえず迷ったら買い」でいいのではないでしょうか。

 

 

 

パッケージ版

 

ダウンロード版

 

FANZA(DMM)→ホントノキモチ

DLsite.com→ホントノキモチ

Gyutto.com→ホントノキモチ

DiGiket.com→ホントノキモチ

 

 

 

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