【アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS】のパッケージイラスト

エロゲーの感想

【アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS】の感想

執筆者 : 古城

2,690文字

君がどこからきて、どこにいくとしても──

アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISISGLOVETY
【アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS】のパッケージイラスト
ジャンル ―― 恋愛アドベンチャー
発売日  ―― 2021年09月24日
パッケージ版価格  ―― 
ダウンロード版価格 ―― 
おすすめ度:★★★★☆
満足度_81_点

感想

どんな作品?

本作は【アインシュタインより愛を込めて】の続編にあたる無料アペンド作品です。

プレイ時間は5時間で、エッチシーン回想は3枠

続編なので、本編をプレイしてからのほうが断然楽しめます。

本編
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【アインシュタインより愛を込めて】の感想

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本編は「愛内周太の物語」でして、本筋から外れている部分をカットしてでも書きたいことが書かれた印象でした。おかげで賛否両論だったかもしれません。笑

アペンドでは、前作でカットした部分を集めて拾いあげ「有村ロミと愛内周太の物語」を描いたように思います。

1つの物語として綺麗にまとまっていました。

別々のことを描いているので、アペンドで出してくれてよかった。本編も好きだったので、軸がブレてしまったら楽しめなかったでしょうから。

 

 

コミカルなノリ

以下ネタバレありです。

本編の内容をうろ覚えでプレイしたので、細かな矛盾点などには触れていません。

 

序盤は、アイこめの肝といえる楽しい日常のやりとりを再び見ることができました。

片桐「ずばり、エロゲが作りたい!!」

エロゲを作りたいと言い出した猛ちゃんに振り回されて、声優オーディションをする件なんか大好きでしたね。ヒロイン全員が「パンツみたでしょう」というセリフを読み上げるのがシュールでした。

前作同様パロディもそれなりにありまして、特に「くぁむらりゅーいち」のネタを擦りまくっていたのはウケました。周太ファンとしては、周太が「くぁむらりゅーいち」の歌が好きで100点を取っちゃう新たな一面がみられて嬉しかったです。

 

津熊「私は……あの……津熊静。テニス部」

津熊静さん、「Σシグマ」を連想させる名前をしていたので何かあるのかと思ったのですが……

ただのギャグキャラやんけ!

 

リディア「私達ギニアムの騎士は、あなたのために剣を振るうでしょう。あなたが宿している神のために」

ギニアムの騎士の中の人 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

 

野上さんのキャラが良い

野上「けれど、そうして癒やされたとしても、私は自ら心に手を突っ込んで傷をえぐるでしょう」

野上さんは「後悔」や「痛み」を抱えて生きていました。本人はそれを抱えて生き続けることが不条理であることは理解しています。だけどその痛みを大事にしているのです。

全知全能な存在である「Ωオメガ」は、なぜそんな不条理な選択をするのか理解できません。

だからこそ野上さんに対して、

Ω
「そこまで壊れてしまっているなら、いいだろう。僕が本当に徹底的に壊してやる」

と、「壊す」の一言で処理してしまうのです。

野上「何を壊すって? あぁ!?」

そこで、今まで冷静でどこか淡々と喋っている印象だった野上さんがはじめて声を荒げて激昂します。彼が大事にしていた「核」を守らんとするのです。こういう普段とのギャップに弱いんですよね~。すっげぇ好きなシーンです。

「人類を無礼なめるな!」ってやつですね。

 

 

「魂 VS 脳」の構図

前作で私は、アイこめは「魂 VS 脳」の構図なんじゃないかと言いましたが、やはり間違ってはいなかったみたいです。

Σ「けれど、このラグナロックがこの星を喰らい尽くすでしょう」

周太は、ラグナロックとかいうモーメントに食われます。しかしラグナロックは、毒に満ちている周太の魂を取り込むことはできませんでした。

 いくら考えても解けない問題にしがみつきつづけて
 それでも進むことを諦めない君のありかたが、私は好きです

全知全能である宇宙人からしたら、周太の生き方そのものが理解できないはず。どだい溶け合うことなんかは無理な存在だったのです。

これは、Ωが野上さんを取り込めなかったのと同じで、全知全能である宇宙人に、魂の力で抗う人類という構図だったと思います。

 

 

有村ロミという存在

有村ロミは「比村茜」の魂に接続しているAIだという事実が判明します。

無印のときに「ロミ=ミコ説」をといた感想がディスられていましたが、あながち間違いじゃなかったワケですね。ミコに「愛(I)」を足した存在がロミだったワケです。

ロミ「けど、私は……君に会って、君を救いたいと思って……その時、私は私に……有村ロミになったんだ」

元々は母親を救う目的で生まれたロミでしたが、いつしか愛内周太を救うために行動するようになったのです。

ロミ
「1つだけお願いがあるんだ」

ロミ
「私がどんな姿になっても……」

ロミ
「もう一度、君の腕で抱きしめてくれるかい」

アインシュタイン
「……あぁ」

ロミ
「周太、大好き」

それは、小さないくつもの歯車だった。

歯車になってしまったロミを抱きしめるシーンが、周太の思いを象徴しているように感じます。

どんな姿であろうとも、有村ロミという存在が大好きだったんだと。

 

 

ラストの展開が美しい

白髪になった周太に抱きしめられ泣いているロミ

ラストシーンの一枚絵があまりにも美しくてハッとさせられました。プリントアウトして額縁に飾りたいレヴェル。

ロミ「君が一番だ」

周太は、どんなことがあっても有村ロミに手を伸ばし、彼女を掴みとりにいく。どんな困難があったのかは分かりませんが、実際にロミを取り戻し、その手で抱きしめること成功します。そして天才・有村ロミが周太に対して「君が一番だ」と言うのです。

テストの結果が表すように「万年2位」だった周太が、最後の最後にロミによって「1番だ」と認められるシーン。この一言に込められた思いに感銘をうけました。

 いくら考えても解けない問題にしがみつきつづけて
 それでも進むことを諦めない君のありかたが、私は好きです

これは、周太の「諦めない」というありかたが生み出した結果だったんでしょうね。

「魂 VS 脳」の構図と同じように、周太の人としての魂のありかたが1番だと認められたのです。

周太「やった」

周太の笑顔、素敵すぎか!?

まとめ

最後の「君が一番だ」のセリフに感動したんですが、それと同時にベジータのセリフが頭に浮かんだのはここだけの話です。

がんばれカカロット…おまえがナンバー1だ!!

無料アペンドを出していただき、ありがとうございました。

最後に一言……変化したタイトル画面のスクショとともにクリア報告している奴……悔い改めろよ?

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