公式ジャンル | 生と死の境界線で戦う日常ADV |
メーカー | CLOCKUP |
発売日 | 2019年06月28日 |
通常価格 | 8,800円(税抜) |
ダウンロード価格 | 8,424円(税込) |
幼馴染み/死生観/グロ要素あり/フルプライス | |
生きて、死んで、生きる。 |
ゲーム属性 |
作品の紹介
私たちが生きている一日一日が大切で、かげがえのないものである。
そんなことは誰でも分かっている……が、本当にそれを “理解” できるのは死に瀕したときなのかもしれない。
ということで今回は、死と隣合わせの日常をえがいた【DEAD DAYS】の紹介をします。
非常にテンポがよくて、飽きることなく最後まで読みきることのできる楽しい作品でした。
私が所持しているのはパッケージ版です。
昏式さんの作品は、一も二も無く買っています。
プレイ前期待値:80
プレイ後満足度:81
どんな人向け?
- ナジミスト(幼馴染み好き)
- 死生観の描かれた作品が好きな人
- テンポよく読める作品を探している人
- ピーキーな設定のキャラを求めている人
- 学園萌えエロゲに飽き飽きしていた人
ストーリーについて
見知らぬ場所で目覚めた男女数人。
彼らは一様に「死んだはず」の人間でした。
そんな彼らは、生きながらえるために「とある組織」から与えられた「ミッション」をこなさなければなりません。
それは、この世に存在するさまざまな「亡霊」を始末するというもの。
シュメール人のような、一昔まえのブラクラ画像のような、そんな姿をした化け物たちを倒しつつ、死と隣り合わせの日常を過ごしていくことになるのです。
そんな「GANTZ」さながらの設定の「死生観」を描いた作品となります。
雑感
死生観
主人公たちは組織によって命を繋いでいる状態であって、はたしてそんな状態で「生きている意味」があるのか。
たとえ霊体であっても、いろいろなことに悩み考えをめぐらせて過ごしている以上、そこに「生きている人間との違い」はあるのか。
各々が生と死にたいする答えを求めます。
そんな「死生観」を扱った作品ですので、その手の題材が好きな人にはおすすめできる作品です。
クズ系主人公
女好きのヤリチンで、平気でウソをつく、人を利用することに躊躇いがない……と、クズもしくは小物ともいえる主人公。そんな主人公は本作デッドデイズの好き嫌いをわける要素の一つでしょう。
私としては、据え膳を食わないフニャチン野郎よりはヤリチンのほうが好感がもてますし、聖人君子なパーフェクト主人公よりもクズなほうが人間味を感じますし、けっこう好きだったりします。
しかしこの性格にはしっかりとした理由付けがあり、そこが幼馴染みの真魚との関係性をえがくファクターとなっているのが素晴らしい。
そしてなによりも、クズはクズなりに意地をとおし、辺に改心したりせずに、自分の大切にしているもののために奮闘する姿は最高でした。
エロとシナリオの融合
主人公たちは蘇りの副作用として、ときおり「発情」状態となります。
発情した状態での快楽をむさぼるエッチシーンと、そうでないときの愛を確かめあう和姦セックスでの違いを出すのがうまかったと思います。
うまいこと恋愛要素とエッチシーンを結び付けられていたかと。
そして阿久津・昏式ライン(敬称略)の前作「眠れぬ羊と孤独な狼」よりも断然濃いエッチシーンになっていたのが、嬉しい誤算でした。
投げっぱなしジャーマン
この作品は、メインルートではしっかりと結末がえがかれているものの、それ意外のルートは「俺たちの戦いはこれからだエンド」ともいえる終わり方がされています。この点は評価をわける要因になっているでしょう。
ですが、私はこれに関しては全然気にならなかったんですよね。
というのも、起承転結の「結」がしっかりと締まっているかよりも、過程が楽しめたかどうかやテンポ感を重視しているため、そこが楽しめたら満足感が高くなるのです。
あとは例えばあいらルートですと、あいらはヒロインというよりも気が置けない友人のような感覚でとらえていたため、愛情とも友情ともとれるパートナー関係を築き、二人で手を取り合い「死と隣り合わせの日々=DEAD DAYS」を生き抜こうというところで終わった結末がむしろ好きでした。
真奈美ルートでは、ぶっちゃけますと「この人妻エロいな~」とか思っていまして、実際に人妻寝取り抜きゲーともいえる展開があったので、存外に満足感(というかシコリティ)が高かったのです。
その他のサブヒロインのルートに関しては、ないものだと思っていたので、あってむしろビックリしました。
そして最後の最後にやった真魚ルートではしっかりと物語の結末が描かれていました。
総評しますと、メインルート外の「投げっぱなしエンド」はメインルートの布石だろうと、気にしていませんでした。
幼馴染みゲー
この作品は、幼馴染みの真魚が正真正銘のメインヒロインであって、幼馴染みゲーと称するにふさわしいかと思います。
バトル要素やグロ要素や組織の陰謀よりも、「生と死に対する捉え方」と「照と真魚の関係性」こそが、この作品の肝だといえるのです。
ナジミスト(幼馴染みスキー)たちには、ぜひともプレイしていただきたい一作。
羊狼
本作「DEAD DAYS」は、阿久津・昏式ラインの前作「眠れぬ羊と孤独な狼」と関連性があります。
未プレイでもまったく問題ありませんが、前作にでてきた舞台やキャラクターなどが登場しますので、プレイしているとニヤリとできるシーンがあると思います。
【眠れぬ羊と孤独な狼 -A Tale of Love, and Cutthroat-】の感想
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余談ですが、「DEAD DAYS」は爽やかな余韻の終わり方をしたのですが、どこかご都合主義にも感じられます。「眠れぬ羊と孤独な狼」は少しほろ苦い後味の作品でして、私はどちらかというとそういう終わり方のほうが好きです。
しかし「DEAD DAYS」の終わり方のほうが、世間一般ではウケそうな気がします。
攻略情報
プレイ時間
私のクリアするまでのプレイ時間は、ボイスをほとんど聞いて16時間ほどでした。最初のエッチシーンまでは1時間くらいです。
攻略
自力攻略で回収率100%を目指すのはちょい面倒なので、攻略サイトを見てのプレイで大丈夫だと思います。
攻略サイトはこちら。
攻略順
お好きな順番で大丈夫です。
体験版
体験版はこちら/DMM GAMES
パッチ
アップデートファイルセーブの互換性がないので、パッケージ版の方は先にパッチを当ててからプレイしてください。
テキストについて
1~3行で書かれています。
読みやすい平易なテキストが素晴らしい。
飽きずに最後まで読みきることができました。
キャラクターについて
くれさか てる
暮坂 照 CV:柊唯也
主人公。ヤリチンでクズだが、合理的で即断できるところが素晴らしい。
あたか まお
安宅 真魚 CV:相模恋
主人公の照の幼馴染み。正義感がつよい真面目な性格です。
察しがよく思いやりにあふれています。
みつみね あいら
三峯 あいら CV:青葉みづき
曲がったことが嫌いでストレートな性格のギャル。
語彙力が低くてマジ卍でした。
あいら「ただやるにしても、ちょっと簡単に決めすぎじゃね? もっとよく考え練ってからにしろし」
照「は? どういう意味だよ」
あいら「物事って、なんでも簡単すぎちゃうのはよくないんだよ。どんどん実感がなくなってくから」
あいら「実感がなくなるってのは、一番ヤバいことなんだよ」
この発現には、まじでウンウンと頷きました。
クレジットカードだってそう、お金を使っている実感がないのでバンバン使ってしまう可能性がある。ソシャゲの課金だって歯止めがきかなくなりかねない。
SNSなんかで誹謗中傷をよくみますが、人と接している実感があまりないからこそ、平気で相手を傷つける発言をしてしまう。
「実感」がなくなるのはヤバい。ヤバタニエン。まじでそう思います。マジ卍。
めら まなみ
布良 麻奈美 CV:手塚りょうこ
貞淑な人妻。
少し気が弱く、おどおどしているところもありますが、人一倍優しい性格をしていたと思います。
そしてエロい。この私ともあろうものが、人妻フェロモンに当てられて5回ほど気絶しました。
どこでもオナニーをするおじさんこと「どこオナおじさん」に遭遇したときの真奈美さんの表情がまじでそそります。エクセレント!
じぷしーきゅー
ジプシーQ CV:ももぞの薫
正体不明のおばさ……お姉さん。ヒスパニック系の美女(?)で、高い戦闘力をもっています。
かみくぼ じゅりあ
上久保 珠璃亜 CV:梅木ちはる
現役のアイドルで、幼い見た目をしていますが、目的のためには手段を選ばないという主人公以上に食えない性格をしていました。
この子の死因はアナルにアルコールを入れられるというもので笑えましたが、危険なので良い子のみんなは絶対にマネしてはいけませんよ!
さめはだ きるる
鮫肌 キルル CV:葵時緒
ゴスロリ服を着た、情緒不安定で凶暴なメンヘラ女。
かなりピーキーな性格をしていてやばかったです。
まず笑い方。「ギカカカカカッ」とか「ギシシシシシ」とか「フシシシシ」とか「キシッ」とか、おおよそ常人が発しない笑い方をしていた
ので
声優さんってすごいなと思いました(小並感)。
そして主人公の照にたいする執着心がすごい。ストーカー・盗撮・盗聴・監禁はお手の物。
なによりとあるエッチシーン(眼窩姦)がぶっ飛んでいた
ので
多少のグロ耐性がある私ですら目を覆いましたよ^^;
エロゲーマーであるところには好感がもてました。
愛車のセンスも素晴らしい。
てんがん そうきち
天願 壮吉 CV:野☆球
記憶喪失だという謎の男。
ヤバそうな風貌をしていますが、けっこう好きなキャラでした。
それにしても天願役の声優の「野☆球」さん……「のぼーる」って読むらしい……。
本編プレイ後のおまけコンテンツ「スタッフコメント」ではじめて知りました。
いんどう えいた
犬童 瑛太 CV:綾野綾斗
不良グループの顔役であり、その実「青池会系御船組」の跡目。
頭の回転がはやくて聡明で筋をとおす、任侠に生きる男。
しっくすてぃしっくす
66 CV:蒼依ハル
照たちの前に現れる謎の存在。性別不明。ベリーキュート。
システムについて
バックログ画面からのシーンジャンプ機能あり。
さすがのクロックアップともいうべく快適なシステムをしています。
通常のシーンとエッチシーンでBGM音量を変えられるのが素晴らしすぎです。
……が、パッチがまだでていないときにプレイしたのですが、真奈美と孝ちゃん(真奈美の夫)がセックスをするシーンで、孝ちゃんのボイスが消せなかった。
まじでブチ切れながらひらすら「孝ちゃん○ね」「孝ちゃんクソ」「孝ちゃんオラァ消えろやボケェ」と怨嗟の言葉をはきながらプレイしていました。
パッチを当ててください。さらば道が開かれん。
あとはまぁ既読シーンのスキップが面倒くさかったのと、BGM鑑賞ができないのが痛かったですね。
Hシーン
胸尻比率 | |
着衣脱衣比率 | |
中出し外出し | |
卑語あり。ピー音なし。アナルモザイクなし。 |
エッチシーン評価
性衝動が強まるからって、ホントは貞淑なはずの人妻が淫らに乱れているのがエロエロでした。
また、ロリっ子の枕営業の媚び媚びご奉仕シーンも最高でした。
チュパ音や尺も上々。
発情しているエッチシーンと、そうではないエッチシーンでメリハリをつけているのも素晴らしかった。
定期的にエッチシーンが挟まれる抜きゲーのような形式をしているので、エッチシーンが目的の人でも飽きずにプレイできる作品だとおもいますよ。
全体的に良クオリティなエッチシーンだったのですが、なかにはチ○コがしなしなになってしまうようなグロいエッチシーンもありました。
乱交のようなシーンはあるものの、基本的には主人公とヒロインとの和姦シーンが主ですので、陵辱を期待している人はご注意を!
シーン数
主題歌
主題歌
Liar,Liar / Mr.FanTastiC
「絶走」でメジャーシングルデビューをした、汗あり涙なしのファンタスティックロックバンド「Mr.FanTastiC」が担当しているOP。これからの活躍に要注目のバンドです。このバンドの起用は、先を見据えた良いチョイスだったと思います。
まとめ
「死生観」「幼馴染み」「飽きずにテンポよく読める」……これらの項目にピンときた人には全力でおすすめさせていただきます。
パッケージ版
FANZA通販 Getchu.com
ダウンロード版
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