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違う世界で生まれて
同じ世界で生きていく
ガラス姫と鏡の従者(戯画) | |
ジャンル ―― お姫様に恋する逆シンデレラADV | |
発売日 ―― 2021年01月29日 | |
パッケージ版価格 ―― 9,800円(税抜) ダウンロード版価格 ―― 8,800円(税込) | |
評価
評価 | おすすめ度 |
★★★☆☆ | |
満足度 | |
作品の紹介
今回は【ガラス姫と鏡の従者】を紹介します。
ゲームを終了するとき「お仕事頑張ってね」と激励されるので、ニートには非推奨なゲームです。
共通ルートは間違いなく面白かったのですが、個別ルートはクセが強いです。
/ クセがスゴイんじゃ \
ですが、刺さるシーンがあったのと、可愛いヒロインがいたので、好きな部類のゲームでした。
どんな人向け?
- ギャップがあるヒロインに惹かれる人
- 体験版をプレイして気になるヒロインを見つけた人
- 籐太さんのテキストが好きな人
- エッチシーンにも手を抜いていないキャラゲーを求めている人
- 個別ルートがそれぞれ方向性の違う作品を求めている人
攻略情報など
プレイ時間
私のプレイ時間は、ボイスをだいたい聞いて21時間ぐらいかかりました。最初のエッチシーンまでは6時間ほどです。
攻略
分岐に関係する選択肢は1ヵ所なので、自力攻略は容易です。
パッチ
システム
バックログ画面からのシーンジャンプ機能あり。
感想
どんなお話?
幼少期の出会いをキッカケに、「お姫さまを守る騎士」になることを誓った主人公の 瀧田駿介 。
彼は、一人前の従士になるために『王立サンドリヨン学園』への入学を目指しました。
王立サンドリヨン学園は、本物の王侯貴族がかよう学園で、一流の使用人をそだてる「従士科」が存在するのです。
難関な試験を突破してそこへ入学できた駿介ですが、入学式の日に問題を起こしたためハミダシ者になり、わずか半年で留年の危機におちいることに。
そんな駿介が、ヒロインをはじめとした周りの人間の助けをえて、一人前の従者を目指すお話です。
ヒロイン紹介
ベルナデッド・ヘンリエッタ・アイゼルストン CV:月野きいろ
パーフェクトプリンセスと称される、なんでもそつなくこなすお姫さま。
名だたる王子からアピールされようとも無表情でお断りしてしまう難攻不落のツンデレラ。だが実際は、ただただ可愛さの塊のような存在です。
どうですかこの立ち絵。ムッとしている表情なのに、めちゃくちゃ可愛くないですか?
タレントのさとう珠緒が「プンプン」とか言うとイラッとくる私ですが(今どき伝わらないネタかな?)、ベルちゃんが「むすー」と怒ってたら「可愛いいいいいいい」と叫びます。
駿介と幼少期に遊んだときの夢をみるのですが、起きてから恥ずかしそうに枕に顔を埋めるベルちゃんが可愛すぎる。
これはいけませんねぇ。
心臓が弱い方がプレイしたら、あまりのベルちゃんの可愛さに心拍数が上がりすぎて大変なことになりそうですねぇ。
アンリ=フランシス・ラ・ベルナールド CV:柚原みう
失踪した「瓜二つの双子の兄」になりすまして学園に通っている女の子。
表向きは兄を演じているため高飛車にふるまっているが、実際はめちゃくちゃ女の子女の子していて可愛らしいです。
佐々良 織姫 CV:藤崎紗矢香
中二病を患っている大企業のご令嬢。
どこか古風な謎の言語を話します。
私ははじめて織姫をみたとき、アイドルマスターシンデレラガールズの神崎蘭子を思い出しました。神崎蘭子は「蘭子語」あるいは「熊本弁」と呼ばれる言語を操る女の子です。たとえば「闇に飲まれよ(=お疲れ様です)」とか「煩わしい太陽ね(=おはようございます)」などなど。
閑話休題。
織姫もそういう謎言語を喋るのですが、聡明で気遣いができて、個別ルートでは可愛さマシマシな最高のヒロインです。
城釜 奈緒美 CV:猫村ゆき
メイドを目指し従士科にかよう、主人公のクラスメイト。
おどおどしていて声が小さいのですが、主人公に入学早々助けてもらったためか、彼には心を開いていて、いつもおにぎりの差し入れをくれます。
エッチシーンについて
卑語あり。ピー音あり。アナルモザイクなし。
エッチシーンの特徴といえば、やはりパイズリおよびパイズリフェラが各ヒロインに用意されているところでしょうか。
ぶっちゃけ私は純正のフェラのほうがありがたいんですが、全ヒロイン巨乳なのでまぁ予想の範疇でした。
尻フェチとしては、織姫とアンナはお尻の見えるアングルがあり満足できました。
そして、ピー音があるものの卑語がそれなりに豊富で、精液がかかったらそのままの状態で次の体位に移行しているのが素晴らしい。精液の消失現象がダイキライなので、これはマジでありがたいです。
高貴なお姫さま、そして高級な衣服を精液で汚すことに最大の興奮があるのです。
ヒロイン1人あたり9枚の基本CGが割りふられています。たとえばベルのエッチシーンは3シーンしかありません。しかし、1回目と2回目のエッチシーンに2枚ずつ基本CGを割りふり、3回目のエッチシーンでは5枚もの基本CGが使われているのです。
贅沢に5枚の基本CGを投入したエッチシーンがあまりにも素晴らしい。
夜通しでセックスする様子を、CGの物量で表しているのです。
これは、他の非抜きゲー作品ではなかなか見ない贅沢な使い方で、この作品のエッチシーンの大きな特徴であり、実用性を高めている要因になっております。
所感
思ったよりもピーキー
他の人の感想で「無難」だとか「予想の範疇を超えない」という表現を見たのですがとんでもない。私としては、どちらかというと予想外で、かつ攻めた内容だなぁと思いました。
まず言えるのが、共通ルートは間違いなく面白かった。
共通ルートは、落ちこぼれ主人公が周りの助けを得つつ、徐々に成り上がっていくサクセスストーリーのように感じました。
しかし個別ルートに入ると、ヒロインによって方向性が違います。
アンナや織姫のルートは軽めの恋愛ストーリーなのですが、ベルちゃんのルートでは複雑なお家騒動が絡んできて、奈緒美ルートではファンタジー色が強くなるのです。
つまり、ただただイチャラブしているところが見たい人には引っかかるものがあり、共通ルートと地続きの個別ルートを求めている人はモヤッとしてしまう可能性があるのです。
切り離して見てみると面白いですし、ヒロインは魅力的に描かれています。テキストは平易で読みやすい。エッチシーンだって手を抜いていません。設定も凝っています。
予めこういったことを了承したうえでプレイしはじめれば問題ないでしょうし、あらゆる展開が楽しめるタイプの人ならばおすすめできる作品です。
バトル演出について
関心したのがバトルシーンの演出。上の画像のように拳のドアップをうつして迫力を出しています。
これは「主人公目線である」というADVゲームの特性を活かしているのが素晴らしいのです。他の媒体とは違った方法でバトルを見せているのがポイント。突きつめていけば燃えゲーにも活かせそうですね。
ネタバレ感想
まとめ
ココがイマイチ
- 共通ルートとは方向性の違う個別ルート
- もっと単純明快なお話が見たかった
- とある個別ルートにて、あまり思い入れのないキャラのエピソードが入ってきた
ココがおすすめ
- ヒロインそれぞれにギャップがあり魅力的
- ベル・織姫・アンリが可愛かった
- 背景が美麗
- 熱い展開や面白い展開があった
- エッチシーンも手を抜いていなかった
- めちゃくちゃ刺さるエピソードがあった
ルートによっては面白いですし、ヒロインが魅力的なのですが、なかなかどうして万人にはおすすめしづらい作品になっております。
ビビッとくるヒロインがいたとしたら、プレイしてみてはいかがでしょうか。
ダウンロード版
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