【RE:D Cherish!】のパッケージイラスト

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【RE:D Cherish!】の感想

2022年4月5日 古城

6,877文字

迷えるものに食事パンワインを。
  明日を作るかてとなりますように

RE:D Cherish!CRYSTALiA
【RE:D Cherish!】のパッケージイラストゲーム属性:シナリオゲー
ジャンル ―― AVG
発売日  ―― 2022年02月25日
パッケージ版価格  ―― 8,800円(税抜)
ダウンロード版価格 ―― 8,800円(税込)
スタッフ
シナリオ砥石大樹/若瀬諒
原画ぺろ/サイキライダー/noyF
SD原画白恵りえ
音楽ALNEAR
主題歌 ―― BLOOD/ORDER(Vo.NEQRE)
あらすじ

206X年、アドリシナ海上に浮かぶリゾートアイランド「エリューテリア」。
「万人にとっての自由」を標榜する地上の楽園に、主人公の久阪雪光はやってきた。
仕事も、故郷も、信念も、それまでの全てを奪われて……。

そこで雪光は白髪の少女、ユニカと出会う。
父を失い、大切にしていた思い出の場所――ダイナーレストランは他人の手に渡り、
何もかも奪われてなお。
ユニカは「ダイナーを再興したい」と一人、夢を抱いていた。

そんな彼女に雪光は手を伸ばす。
俺がキミに手を貸そう。だからキミは俺に夢を与えてくれ。

ここはエリューテリア。行きすぎた自由の街、何でもありの夢の街。

料理の仕込みは完璧、キッチンは万全。
予備の弾倉<マガジン>も十分、安全装置<セイフティ->を解除。

「みんな、準備はいいか? ダフトドリーム・ダイナー、開店だ……!」

―― 迷えるものに食事<パン>と酒<ワイン>を。明日を作る糧<かて>となりますように ――

――公式サイトより引用

評価

評価おすすめ度
【RE:D Cherish!】の評価★★★☆☆
満足度
満足度76点

作品の紹介

いきなりこんなことを言うのもおかしな話ですが、私はプライドが高くて負けず嫌いです。

そんな私が2022年になってから、負けを認めざるを得ないできごとがありました。

それは……

雪光「気兼ねなく受け取って欲しい」

ヒロインの夢のために、うん千万のお金をポンと渡した主人公をみたことです。

…………。

負けた。負けたわ。

勝てねぇよこんなの。

燃え尽きた

雪光……お前がナンバー1だ!

ということで今回は、RE:D Cherish!レッド・チェリッシュ!を紹介します。公式略称はレリッシュです。

RE:D Cherish!の所持証明

私が所持しているのはパッケージ版です。

どんな人向け?

  • ガンとブレードを使ったバトルが見たい人
  • 近未来のサイバーな世界観が好きな人
  • 体験版を楽しめた人
  • 強くて格好いい主人公が好きな人
  • ヒロインたちとの楽しい掛け合いを求めている人

攻略情報など

プレイ時間

私のプレイ時間は、ボイスをだいたい聞いて21時間ほどです。最初のエッチシーンまでは1時間ぐらいかかりました。

 

攻略情報

どのルートに入るか選ぶ選択肢だけですので、とくに攻略情報は必要ないでしょう。

 

システム

難易度修正パッチシーンジャンプ機能
簡単ありあり
備考

感想

どんなお話?

舞台は近未来のサイバーシティ。

主人公の 久阪 雪光 は日本を追われ、リゾートアイランド「エリューテリア」にやってきました。

雪光「ううん、どうしたもんかな」

久阪 雪光くさか ゆきみつ

そこで彼は、白髪の少女ユニカと出会います。

ユニカ「……誰ですか?」

ユニカ・ラスペランツァ CV:鶴屋春人

ユニカは、父親の経営していた「ダイナーレストラン」の再興を目標としていました。

あてどもなく、やることも見つからない雪光は、ユニカの信念に心打たれて、彼女の夢の手助けをすることにします。

 

レストラン経営は2人では難しい。

そこで彼らは、一緒に働いてくれる仲間をさがします。

 

高級洋食レストランで働く、おてんばお嬢様のルージュ

ルージュ「いらっしゃいませ、久阪雪光様」

ルージュ・ウェントワース CV:夏和小

 

スラム出身で、凄腕ガンマンのデス

デス「驚けよ、あたしは泣く子も黙るグリードフォックスのっ! デス・ペラード様だあぁっ!」

デスペラード CV:東雲りあ

 

彼女らの手を借りつつ、ときには街の荒くれ者と戦いつつ、夢を叶えるために奮闘するお話です。

ヒロインたちとの掛け合いが楽しいワイワイガヤガヤとした日常描写と、ときおり挟まれる「ガン×ブレード」をつかったバトル展開が魅力の作品です。

 

過去作とのつながり

※過去作にちなんだ企業名がでてくるぐらいなので、未プレイでも問題ありません!

 

 

長所や短所

進化しつづけるCRYSTALiA

雪光「こいつはメイド・イン・ジャパンの超振動刀、高硬度鋼でも一瞬で穴があく逸品だ」

メーカーおなじみのTIPSシステムにより、単語解説をみることができます。お気に入りボイス登録機能もあります。

システム面の利便性、ユーザーインターフェースの視認性、演出のコダワリは、1作目からドンドン改善されて良くなっている印象です。

 

ALNEAR(旧ALVINE)のスタイリッシュで格好いい電子サウンドは健在。

さらには今作では、主人公がパートボイスになっていて、バトルや告白などの重要なシーンではしゃべります。

ミラルカ(本名:カルミラ)

VS

雪光が刀を構えるCG

主人公がしゃべるシーンでは、主人公にも一枚絵や立ち絵をつかい、客観的にバトルをみせていたのも素晴らしかったです。

もちろんまだまだ改善の余地はあると思うので、これからの進化にも期待しています。

 

大胆な立ち絵の表情

デスの豊かな表情

硬派な部分と軟派な部分のどちらもあるというか、日常シーンでは、表情をくずした立ち絵がつかわれていたのが印象にのこっています。

 

シーフーズ三兄弟

サイボーグが存在する世界なので、人ならざる見た目のキャラも登場します。

そういうキャラの表情の変化の仕方がおもしろく、SFモノならではの味わいがありました。

 

主人公は私にとって理想的だった

私にとっての理想の恋愛というのは、男性がリードして引っ張っていくものです。

据え膳食わぬは男の恥」を信条としていて、ピュアなフニャチン野郎よりは、軟派なヤリチン主人公のほうが好きです。

エッチシーンにおいても男性がリードしてほしいのです。

 

本作の主人公は、大人として余裕があり、ジャジャ馬のような性格の子も上手にあしらいます。

女性に弄ばれるんじゃなくて、逆に主人公が女の子をからかう感じです。

ユニカ「ばっ、バカじゃないですかね!?」

普段はわりとクールなユニカちゃんが、雪光くんにからかわれて赤面して狼狽する姿に、無限にニヤニヤしていました。

イケメンで、モテて、強くて、余裕がある。私もかくありたいと思える良主人公でした。

ユニカ「ふーーーーーん?」

おかげで、ユニカちゃんがヤキモチを焼くシーンが沢山みられて満足感が高かったです。

 

ルージュ「雪光はわたしの裸、見たくないんですの……?」

その他にも、酔っ払ったヒロインから誘われたりと、付き合うまえの「いつダムが決壊するんだ」というギリギリの距離感がマジで好きでした。

 

ユニカがとにかく好き

ユニカには、初対面から心を掴まれました。

チャラそうな男(主人公)に声をかけられ、レディー・ゴブリシャスというあからさまな偽名を名乗ります。

雪光「好きな食べ物を教えてくれ」→ゴブリシャス「歯磨き粉ですね」

そのあとも真顔で平然とウソをつきつづけているのが面白かったです。

 

SFモノとして興味深いところがある

ネタバレ感想に書きます。

 

エッチシーンについて

卑語なし。ピー音なし。アナルモザイクなし。

あまり構図に工夫が見られませんでした。もっと変化をつけてもいいと思います。具体的にいうと、もっとケツを見せろゴルァってこってす。

エッチシーンを濃くしないならせめて、もっと幅広い層に刺さるような作りにするべきです。具体的にいうと、もっとケツを見せろやボケェってこってす。

 

 

ネタバレ感想

【私のプレイ中のテンション】

【レリッシュ】プレイ中のテンションの推移

以下、上の画像をもとにしたネタバレ感想です。既プレイ者が読むことを前提に書いています。

ネタバレあり(クリックで展開)

 

各ルートの雑感

共通ルートはずっと楽しかったです。とくに雪光くんが膝を立てユニカの手をとり、店の再興を手伝うことを告げるシーン。

そして雪光・ユニカ・ルージュ・デスの4人で拳をつきあげ、ダイナーの開店準備を宣言するシーンが好きです。

雪光「さあ、みんな開店準備だ!!」――全員で記念撮影

 

デスルートは、いちばん無難で良かったと思います。ストーリー展開がイチャラブを邪魔することはなかったです。何よりも、デスを可愛く描いた一枚絵が多くて満足感が高かったです。

学生服を着て恥ずかしがるデス

 

ルージュルートは、序盤はとにかくルージュが照れながら不器用なアプローチをするのが可愛くてニヤニヤしていました。中盤はルージュの境遇が可哀そうでテンションが下がりました。そして、キャロラインさんがカーティスをブッコロスシーンで爆笑しました。最後は完全無欠なハッピーエンドで良かったです。あれをご都合主義だとかぬかす人もいそうですが、SFモノの未来予想図としては実に面白いと思います。

余談ですが、祈るようなポーズでキスするCGのセンスがマジで良い。

ルージュとのキスシーン

 

テンションが下がったシーン

私のテンションを示した画像をみてもらうと、共通ルートとユニカルートで針のようにするどくテンションが下がっている部分があると思いますが、それは“ある記述”が問題でした。

ユニカ「まったく、どうして男の人は自分のソレを人に見せたがるんだか……」

雪光と桜子がエッチをした翌日、裸で寝ているところをユニカに目撃されるシーン。

上の画像の発言から、チンコをユニカに見せつけた男がそれなりにいたことがうかがえ、その絵面を想像してテンションが下がりました。また、精液まみれになった部屋やシーツの掃除・洗濯もさせられてたのかなぁとか、いろいろ想像してマジでライターにイライラしました。

 

ユニカルートの初エッチシーンのときにも、ユニカが「桜子がセックスをしている場面を何回も見たことがある」という旨の発言をしていて、いろんな想像が働きテンションが下がりました。

マジで該当ヵ所をパッチで削除してほしい。

許さない。絶対にだ。

 

すげぇ刺さったシーン

めちゃくちゃお気に入りのシーンがあります。

雪光とユニカでバイクのタンデム

それは、バイクでタンデムするシーンです。

私はバイク乗りなので、このシーンに共感しました。すげぇロマンチックな絵面だと思います。

想像してみてください。

周りの景色はドンドン流れていくのに、バイクに乗っている2人だけはその世界から切りとられるのです。

雪光とユニカでバイクのタンデム2

めっちゃロマンチックじゃありませんか?

すっごい好き。すっごい刺さった。ありがとう。ありがとう。

 

ユニカルートについて

今まで出会った何千というヒロインのなかでも、上位に入るほどに気に入っていたユニカのルートなので、序盤はめちゃくちゃ楽しかったです。

ユニカ「うわあ、うわあ、うわああぁぁ……! なにこれっ、本当に雪光さんっぽいよぉっ……!」

とくに、リアルな恋愛シミュレーションアプリをつかって恋心を確かめるシーンは、他の作品では見られないような近未来の世界ならではのシチュエーションで、相当な面白みを感じました。

やっとこさ付き合うことになり、これからの展開がさらに楽しみになったところで事件は起きました。

ゴミカス・ジルベルト

吸血鬼の真祖だかなんだか知らねぇけど、よく分からん男にユニカが噛みつかれて奪われてしまう(眷属になってしまう)シーンです。

付き合ったあとの「最高潮の盛り上がり」をもっと堪能したかった私にとっては、冷水をぶっかけられたような出来事であり、急激に心が冷えていくのを感じました。

まさに「冷めた」という表現が適切かと思います。

ここまでテンションがガクッと落ちたのは【ATRI】をプレイしたとき以来ですよ……。

 

このあと今まで携わったキャラクターたちと協力して最終決戦をくりひろげる激アツ展開になるんですが、正直心の冷え切っていた私は、そこまで楽しむことができませんでした。

これほど「イチャラブ」と「ストーリー展開」の食い合わせが悪いのにはビックリでしたよ。

他の人の感想をみるとユニカルートを褒めている人が多いですが、私的には1番期待ハズレなルートでした。

 

ジルベルトはいらないと思いましたが、カーティス&キャロラインについては、1歩間違ったらヒロインたちが彼らの立場になってしまったかもしれないことを予感させる、対比構造になっていたのが面白かったと思います。

カーティスはデスと似たような境遇ですし、キャロラインはルージュと同じように愛情に飢えていましたから。

逆だったかもしれねェ…

 

未来予想図

SFモノとしての面白みをチラホラと感じた本作ですが、ルージュルートとユニカルートにおける結末は、かなり興味深いものでした。

 

まずルージュルートですが、遺伝子工学の発展により、DNAを人工的にくみあわせて、人工分娩装置で子どもを産む技術が存在します。

現代においては、クローン技術は倫理的にどうなのかという問題が提訴されています。ましてや、DNAをくみあわせるなど以ての外でしょう。

しかし、体をサイボーグ化している人間のおおい本作においては、そういう倫理的な価値観に違いがあるかもしれないということです。

 

つぎにユニカルートですが、DD-modは人類存続のために(多様な生存形態を模索するために)作られたことが語られます。

脳結合による「融合」と、サイボーグ化による「不死性」を駆使した人間だけが生き残るのではないかという可能性の話がでてきます。

 

レッドチェリッシュの世界においても日本は保守的で、サイボーグ化する人間が5%以下なのは面白いですよね。

いや、現代においてひろ○きやら中田○彦やら、「日本をでて海外にいこうぜ」みたいな奴らもいるんですけどね。

どちらが正しいかは分かりません。のちの歴史が証明してくれるでしょう。

 

まとめ

ココがイマイチ

  • とある個別ルートでは、イチャラブとストーリー展開の食い合わせが悪い
  • 顔グラフィックが残りっぱなしの場面がいくつかあった
  • エッチシーンが薄味
  • 処占NG展開

 

 

ココがおすすめ

  • 共通ルートにボリュームがあり面白い
  • どのヒロインも魅力的だった
  • 世界観が良い
  • 掛け合いが楽しい
  • ユニカが可愛すぎる
  • バトルもイチャラブも楽しめる
  • 店の再興に奮闘する展開はワクワクした

 

 

昨日の敵は今日の友。

私も、迷える子羊に手を差し伸べる存在でありたいです。

個別ルートでは勢いが落ちますが、間違いなく共通ルートは楽しい作品でした。

パッケージ版

ダウンロード版

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