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今宵、電子吸血鬼が舞い戻る。
RE:D Cherish! -Eternity Blood-(CRYSTALiA) | |
ジャンル ―― AVG | |
発売日 ―― 2023年01月27日 | |
パッケージ版価格 ―― 7,000円(税抜) ダウンロード版価格 ―― 5,500円(税込) | |
評価
評価 | おすすめ度 |
★★★☆☆ | |
満足度 | |
作品の紹介
今回は【RE:D Cherish! -Eternity Blood-】を紹介します。
公式略称は【レリッシュEB】です。
実は、レリッシュという略称はあまり定着していないんですよね。
今まで当サイトのコメント欄にて「レッドチェリッシュ」のことを話題にした人が5名。
5人いるうちの4人が「レッチェリ」と略していました。
公式さん……そろそろ負けを認めませんか?
もうレッチェリでええやろ……。
【RE:D Cherish!】の感想
続きを見る
今回紹介するのは【RE:D Cherish!】のユニカルートの続編です。先に本編をプレイしてください。
- 本編を楽しめたかどうか
- ユニカを好きかどうか
この2点をクリアしていれば続編も購入しましょう。
攻略情報など
プレイ時間
私のプレイ時間は、ボイスをだいたい聞いて9時間ちょっとです。最初のエッチシーンまでは45分ぐらいかかりました。
攻略情報
一本道です。
システム
難易度 | 修正パッチ | シーンジャンプ機能 |
簡単 | あり | あり |
備考 | ||
※セーブの互換性はないので、先にパッチを当てましょう。 |
感想
※以下ネタバレあり。
ユニカが可愛い
私は、レリッシュにおいて「ユニカ」がめちゃくちゃ好きでした。ユニカとのイチャラブが見たくて本作を購入したのです。
その点においては、テンションの下がる展開もなかったですし、非常に満足できました。
特に、付き合って暫くたったあとの「変化」が見られたことは嬉しかった。
プレイ開始早々からユニカの妄想が炸裂します。
今までは、誰かと結婚することなど想像のつかなかったユニカが、雪光との結婚に思いを馳せ、ほわわ~んとした表情を見せてくれるのです。
序盤から、ユニカと雪光とのラブラブな掛け合いがあり、糖度が高くてビックリしましたね。
いやいや最初にデザートは駄目でしょ。まずは前菜からですよ。
前菜、スープ、魚料理、肉料理をこえてのデザートなんですよ。
もうお腹いっぱいだよ私は(褒め言葉)。
次にユニカと雪光のデート。
バリッバリのインドア派で、海に行くなど以ての外だったユニカは、雪光に誘われたことをキッカケに、一歩踏み出すことを決意。
童心に帰って、水を掛けあい楽しそうに笑うユニカちゃん。
そのうちに過熱して、雪光が「タイプWマイナー・万絶 <ヴォイド・アクト>」と叫びながら必殺技をくりだし、水掛け遊びの範疇をこえるのですが、それはそれで微笑ましい。
ユニカちゃんは「思ってたよりずっと楽しかった」と嬉しそうに言いました。
本作では新キャラとしてメルク&バルタが登場します。そのなかでも「元カノ」的な立ち位置であるメルクの存在によって、ユニカの可愛いところが更に引き出されましたね。
ユニカといえば「ヤキモチ焼き」なところも魅力的ですから。
メルクの存在が契機となって、ついに雪光との同棲を決意したユニカちゃん。
同棲生活をはじめると、今まで見せたことのない姿を見せてくれるのです。
可愛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!
可愛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!
ラフな部屋着と、気の抜けたようなポヤ~っとした寝ぼけ顔。
うんうん。こういうのが見たかったんですよ私は。
ということで、ユニカの可愛さは存分に堪能できました。
対戦、ありがとうございました。
ストーリー展開
「デスペラード VS ルージュ」のシーン。
デスペラードが「DDダイナーこそが自分たちの居場所であること」そして「DDダイナーのメンバーを家族だと思っていること」を吐露する場面が好きです。
そういう印象に残ったシーンこそあるものの、モヤッとする場面もありました。
非リア充のメルクを、リア充であるユニカが愛のパワーでぶっ飛ばしたあとの展開。
雪光のコピー人間である「マサユキ」をつくりだし、雪光はユニカと、そしてマサユキはメルクと共に歩んでいくことになります。
これは、スワンプマンの思考実験として捉えることができますね。
もしも「死んだ恋人」と寸分違わない、人格や記憶を引き継いでいる「コピー人間」が現れたらどうするのか。
- 同一の人物として扱う
- 同一の人物ではないが、双子の兄弟or姉妹のようなものとして無碍には出来ない
- 人間ではあるけれど、あくまでも大事な人とは別人だと考える
- コピー人間などありえない。人間ではないと考える
などなど、色んな考え方があると思います。
レリッシュの世界では、サイボーグ化している人がおおく、見た目や能力など飾りにすぎません。寿命や病気とは無縁な人がおおいです。
コピー人間だって作りだすことができます。
この作品の出した結論は、「魂は他者との関係の中に存在する」というもの。つまり本物か偽物かは関係なく、本物だと思えば本物。人間らしくあろうとすれば人間だということ。
マサユキとメルクは、お互いがお互いを大事な人だと認識して生きていけば幸せだということでしょう。
別にこの考え自体は否定すべきものではありません。
ですが私は、体をサイボーグ化することにすら抵抗を感じてしまう現代人として、まだそこまでの考えには至れない。コピー人間の存在をどう受け止めればいいのか分からないのが正直なところです。
もしも、人間ならざる力を持ってしまったら、生老病死から解放されたとしたら、魂は段々と「人間」という枠からハズレてしまうんだろうと私は考えています。
結局どういう終わり方が良かったんでしょうね。
この終わり方で満足した人もいれば、メルクをマサユキに取られたと感じた人もいました。
私としてはハーレムエンドもウェルカムなんですが、ユニカルートの続編なのにそういう終わり方だと賛否が分かれそう。
ということで、選択肢で分岐できるようにしたほうが丸く収まったのかもしれませんね。
エッチシーンについて
卑語なし。ピー音なし。アナルモザイクなし。
エッチシーンは、卑語がないうえに、フェラシーンが1つも無かったので刺さりませんでした。
3P&4Pがあったのと、ケツがエロいシーンが1シーンあったのは嬉しかったですね。
エッチシーンの傾向を分析してみました。
周りに人がいない状況でのユニカとのエッチシーンは6シーン。
そのなかで「誰かに見られちゃうかも」みたいな発言があったのが4シーン。
象徴的なのが、バイブを入れた状態で接客をするというもの。
さすがにここまでこの手のシーンが多いと、「見られちゃうかも」あるいは「見せつけたい」ってのが制作者の性癖なんだろうと勘ぐっちゃいますね。
私としては「見られちゃうかも」ってシチュはアリです。
ですが、ガチで好きになったヒロインにたいしては独占欲が高まるんで、人前でどうこうするのは流石にいい気分はしないです。
でもこういうのって、ライターのリビドーを詰め込まないと味気なくなってしまうでしょうから、否定できるものでもないんですよね。
ということで、好きに作ってください! ドーン
まとめ
飽きることなく読み進められましたし、ユニカが可愛かったです。
ダウンロード版
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