【サメと生きる七日間】のキービジュアル

エロゲーの感想

【サメと生きる七日間】の感想

2023年1月5日 古城

7,350文字

かわいいサメがくるぞ!

サメと生きる七日間CUBE
【サメと生きる七日間】のパッケージイラストゲーム属性:シナリオゲー
ジャンル ―― サメと織りなす恋愛ADV
発売日  ―― 2022年11月25日
パッケージ版価格  ―― 9,800円(税抜)
ダウンロード版価格 ―― 10,780円(税込)
スタッフ
原案三河ごーすと
シナリオ三河ごーすと/エノモトタケシ/かざみもよう
シナリオPむらさきゆきや
原画つるこんにゃく/ゆさの/倉澤もこ/黒兎
背景わいっしゅ
音楽Peak A Soul+
主題歌 ―― 泡沫の光(Vo.夏和小)
あらすじ

とある夜、深海恭平はふと気づくと見知らぬ浜辺に倒れていた。
周囲を見渡せば、そこには広々とした海、そして砂浜……

混乱に溺れる中、それとは別に、頭に妙な違和感を覚え、
おそるおそる確認をしてみると──

「あぐ、あぐ」

どこかサメっぽい見た目をした全裸の少女が、
恭平の頭をガシガシ噛んでいた。

咄嗟のことに驚き、その場から逃げ出した先で、
今度は夜中にもかかわらず水着の女の子に会ったかと思えば、

「よかった〜〜っ! 生きてたよぉ〜〜!」

と抱き付いてきたりと、もはやわからないことだらけ。

恭平の幼馴染みだと主張する抱きついてきた女の子の話に耳を傾けていると、
先ほどのサメっぽい見た目の全裸少女が追いついてきてしまう。

逃げ出そうと慌てる恭平を尻目に、
全裸サメ少女はおもむろに恭平を指さし――

「くう。このひと、おそわれた」

固まる空気。幼馴染みだという女の子からは
ドン引きの冷たい視線が恭平へと注がれる中、
全裸サメ少女は、より正確な言葉を紡ぐ。

「くう。このひと、‘‘に、’’おそわれた」

鳴り響くパトカーのサイレン。
かけられる冷たい手錠……

深海恭平、意識を取り戻してからわずか数分にして、早くも社会的危機――!


恭平の幼馴染みだというパワフルスポーツガール『保城麗水』。
島に観光へやってきたB級グルメ大好きな強気美少女『天竺天音』。

そして、可愛らしい鳴き声のような口癖にちなんで『くーこ』と名付けられた、
サメっぽい見た目の女の子――

謎に満ちあふれたこの島で、恭平は様々な女の子との出逢いを重ねながら、
激動の運命へと巻き込まれていく――

――公式サイトより引用

評価

評価おすすめ度
【サメと生きる七日間】の評価★★★★☆
満足度
満足度82点

作品の紹介

今回は【サメと生きる七日間】を紹介します。公式略称は【サメナナ】です。

発売前は、あまり注目されていなかったものの、2022年のダークホース作品になるんじゃないかと期待して予約・・した本作。

蓋を開けてみれば、B級サメ映画をリスペクトした、サスペンス系の良作でした。

 

チャンネル登録者数が100万人をこえる Vtuber が体験版実況をしたらしく、今話題になっている作品ですね。

アクセスが増えたせいか、CUBE の公式サイトのサーバーが落ちていて笑いました。

私もいつかは、サーバーダウンさせるほどの影響力を持ちたいものです。

おれは!!!! 弱いっ!!!!

サメと生きる七日間のパッケージ画像(所持証明)

私が所持しているのはパッケージ版です。

どんな人向け?

  • B級サメ映画のファン
  • ストーリー展開に振り回されたい人
  • サスペンス&パニック映画が好きな人
  • ミステリー要素のある作品が好きな人
  • 体験版をプレイして続きが気になった人

攻略情報など

プレイ時間

私のプレイ時間は、ボイスをだいたい聞いて27時間ほどです。最初のエッチシーンまでは4時間ぐらいかかりました。

 

攻略情報

推奨攻略順は『 真瑠璃 → 遠花 → 天音 → くーこ → 麗水 』です。

麗水ルートを最初に推す人を見かけましたが、私は反対します。勧められたらキレるレベルです。麗水ルートは他ルートで隠している部分がバンバン明かされていきますから。

 

サメナナの選択肢

攻略は非常に簡単です。該当キャラのアイコンが表示されているものを選んでいけばOKです。

アイコンのない選択肢は、どれを選んでもOKです。

5人のヒロインをクリアしたら、タイトル画面の「START」からはじめて、お祭りのときの選択肢で「船堀お姉さん」を選び、そのあとも「船堀お姉さん」を選ぶと、新たなルートに入れます。

そのルートをクリアしたら、タイトル画面に「グランドルート」という項目が現れているはずです。

攻略サイトを使うほうが面倒だと思うので、自力攻略をおすすめします。

 

システム

難易度修正パッチシーンジャンプ機能
普通なしあり
備考
※初回オンライン認証あり(ソフト電池)

感想

ネタバレをしないと何も語れない作品なので、まずは体験版範囲の内容に触れます。事前情報の無いまま、ご自身で体験版をプレイしたほうが楽しめるのは確かです。

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どんなお話?

目が覚めると、砂浜に倒れていた主人公の 深海 恭平Fukami Kyohei 。

恭平は、後頭部に妙な違和感をおぼえます。確認してみると、見知らぬ少女に頭をガシガシと噛まれていました。

くーこが海から「ざぱぁっ」と音を立てて出てくるシーン

とっさのことに混乱して、その場から逃げだす恭平。

麗水「よかった~~~っ!! 生きてたよぉ~~~っ!!」

すると今度は、競泳水着をきた少女に抱きとめられます。

恭平の幼なじみだと主張するその少女の名は 保城 麗水Hoshiro Remi 。

しかし恭平は、彼女のことを覚えていない。

そう……主人公の恭平は、記憶喪失になっていたのでした。

き 記憶喪失―――っ!!?

 

本作の舞台は、常夏の離島です。

記憶喪失の恭平は、麗水ちゃんの助けを得ながらも日常生活をおくります。

しかしこの島には、おかしなところが多い。

サメナナの野蛸

陸上で生活をおくる蛸――野蛸のだこが、島のあちこちに存在しています。

それだけではありません。

真瑠璃「何度も言いますが、この島では鮫が人を襲うのは普通のことなので……。仮にわたしが消えても、誰も気づかないと思います」

島には人喰い鮫が居るらしい。

それどころか、島民が喰われても、それを当然のこととして受け入れているのです。

自分と島民との間に、価値観や常識のズレを感じつつも、恭平は、日常を過ごしていきます。

 

恭平が記憶喪失になってから7日目。

島外から来たという「サメハンター」を名乗る少女 天竺 天音Tenziku Amane 。

彼女の行動により、物語は大きく動きます。

天音「サメは、殺しちゃいけなかった」

青ざめた顔をしながら、サメを討伐したことを告げる天音。

彼女はサメを殺したことを後悔していました。

その時に、

『これにて、シャークネス・ライフは終幕。撮影環境をリセットします』

という島内アナウンスが流れ、恭平は、目の前が真っ暗になって意識を失います。

………………

…………

……

目を覚ました恭平。

恭平「夜……」

彼は、7日前に目覚めたときと同じで、夜の砂浜に倒れていたのです。

そして7日前と同じように、謎の少女に頭をガシガシと噛まれていました。

そう……本作はループモノの作品だったのです。

サメと生きる七日間】というタイトルと、あらすじを見ただけじゃ、なかなかどういう作品か予測するのが難しい本作。

体験版をプレイした人や、事前情報を入れずに製品版をプレイした人は、衝撃を受けるであろう作りになっていますね。

体験版の最後には、本作の内容をあらわす予告が流れました。

人を喰らうサメが町を練り歩く、あまりに異常なその光景が常識となったこの島で、生死をめぐるミステリーアドベンチャーが幕を開ける。

少年少女たちは生きるため、明日を見出すために、定められた死の運命に抗っていく。

 

 

本作の魅力は!?

ネタバレを極力控えて本作のことを語ります。

公式は、ミステリーモノを謳っていますが、ホラーテイストをわずかに加えたパニック系&サスペンス系の作品だと思いました。

緻密な設定や物語性、キャラクターの心情の機微に寄り添った作品とは違います。

謎に満ちた世界観や、緊迫した状況、それら全てをぶっ壊すような「力技」な解決を楽しむB級感あふれる作品なのです。

B級サメ映画をリスペクトした作りであり、エンタメとして面白い作品でした。

サメ

 

これは、有名所でいうと【ひぐらしのなく頃に】に似ています。

ひぐらしのなく頃に

原作はPCゲームで、アニメ化&マンガ化された人気作です。

惨劇に挑め。正解率1%』というキャッチコピーを打ちだした作品でした。

多くの人が謎解きに挑戦することになります。

が、蓋を開けてみると、ファンタジーな設定がバンバンでてくる無理やりな解決編。

真面目に考察していた奴らはブチギレていましたね。

でも後から【ひぐらしのなく頃に】を知った人たちは、エンタメ作品として大いに楽しんだんですよ。

 

これは【サメと生きる七日間】も一緒です。

当然ミステリーモノとしての要素もありますが、それ以上に、細かいところに拘らず、サスペンスモノとしてストーリー展開を楽しめるかどうかがミソになります。

B級サメ映画を好きな人なんかは、大いに楽しめるでしょう。

 

 

エッチシーンについて

卑語あり。ピー音あり。アナルモザイクなし(アナル描写なし)。

 

基本的にエッチシーンは微妙でした。

が、麗水のシーンは実用性が高かった。

麗水のパイズリフェラ

卑語が豊富なうえに何回も搾り取ってきます。

その姿はまるでサキュバス。

そして真瑠璃ルートでは、真瑠璃&麗水のダブルフェラが用意されていたのは嬉しかったですね。

 

 

ネタバレ感想

印象に残ったシーン(クリックで展開)

 

USS

麗水「ウチが先に好きだったのに……。つまりこれ、USSってやつだよね!?」

真瑠璃ルートにて麗水が、USS(ウチが先に好きだったのに)と言って、寝取りバーサーカーモードになるのが最高でした。

あきらめたらそこで試合終了ですよ…?

どこかの偉い人も言っていましたよね。諦めたらいかんと。

 

真瑠璃の家

真瑠璃の家

これは不覚にも笑ってしまいました。とくに「尻軽」と書いたやつは、あんな位置にどうやって書いたのかが疑問です。

刃牙の家

しかし、まだまだ刃牙の家のレベルには到達できていない。

 

吉切 遠花

遠花「書きやすい……!」

本作の1番のお気に入りヒロインは遠花ちゃんです。次点でくーこ。

遠花ちゃんが万年筆をプレゼントされて、ウキウキで試し書きしているシーンは、最高に可愛いと思いましたね。

サブヒロンではなくメインヒロインにして欲しかったです。

 

深海 空子

くーこ「うん……ありがとう、お兄ちゃん。おかげで、ちょっと元気が出たかも」

最初はくーこというヒロインには興味がなかったんですよ。

特に「うむ」という相槌が気に食わなかったです。

私がかつて Twitter をやっていたときに、「うむ」って相槌をするヤツがいて、しかもそいつが高校生ときた。

ひとまわり以上年下のヤツからの「うむ」という相槌は、ストレスを通りこして、虚しさすら感じました。

終わりだ

閑話休題。

前述のとおり、私のトラウマをホジホジしてきたくーこちゃんですが、妹としての姿を取り戻してからは、めちゃくちゃ可愛くなりました。

こんなにも印象が変わるとは思いませんでしたよ。

惜しむらくは、元の状態のくーこちゃんとのエッチシーンが、たった1シーンしか無かったことは……無念です……くう……。

 

天竺天音という存在

天音VSサメ

作中でも最強のキャラですね。

彼女は味方にすると頼もしく、敵に回すと恐ろしい。

立ち位置によって、その存在が大きく変貌するのが面白かった。

彼女のおかげで、ストーリーが大きく盛り上がったといっても過言ではない。

 

水泳をする真瑠璃

真瑠璃「それに水泳部、とか。絶対嫌です……。頼まれても入りません、ドビッチの巣に近づいたら、私までドビッチーになってしまいます……はわ……!」

麗水ルートにて、居なくなった麗水のかわりに、真瑠璃が水泳部のエースになる配役をされたのは面白かったですね。

恭平
「水泳、まだやりたいか?」

真瑠璃
「二度と嫌です」

 

フィナーレ

恭平「――てめえのために、用意したぜ。チェーンソーをなあああああああああっ!!」

天降石をぶっ壊しに行くシーン。

チェーンソーで八つ裂きにする展開が、あまりにも力技すぎて笑いました。

これは最高でしたね。

船堀お姉さん
「化け物が叫んでる。悶えてる。苦しんでる! あははははは! ざまあ! ざまあみろおおおっ!」

船堀お姉さんが今までの鬱憤を晴らすかのように喜んでいるシーンを含めて最高です。

 

シャークレス・ライフ

サメなき素晴らしき人生が、始まる。

はやくコレになりたい。

 

簡易レビュー(クリックで展開)

 

簡易レビュー

本作を最大限楽しめた理由は、プレイ順にもあるのかもしれません。

サブキャラを先にプレイして、メインのなかでも正体不明のくーこを最後に回すか、あるいは、この手の作品においては特殊なポジションであることが多い「幼なじみ」の麗水を最後にまわすかどちらにしよう……と悩んだすえに、麗水ルートを最後に。

まさか、ここまで正しいプレイ順を引けるとは思わなかったです。笑

 

最初に真瑠璃ルートをプレイしたことでビターエンドに遭遇し、「なるほど、これはグランドルートで全てが救われるパターンだな」と予測できました。

おかげで、どのようなシリアス展開がきてもモヤッとしたりはしなかったですね。

続けて遠花、天音、くーこと、徐々に内容が明かされていったので、先の展開を予測しながら遊ぶことができました。

 

そして麗水ルートでは、ヒロイン全員が集まり敵をぶっ倒す激アツストーリー。

大団円の解決へと至った……かと思いきや、船堀お姉さんルートでは今まで以上の超シリアス。

しかし今までとは違い、主人公が島の運営側にまわる展開にはドキドキしました。

 

そして、さんざん蛸にたいするヘイトを溜めてからのグランドルート。

これはもう最後までノンストップで駆け抜けるしかないと思いましたね。

今までの停滞していた状況から一変。気持ちいいぐらいに力技で全てをぶっ飛ばしてくれる爽快感。

クソ蛸から解放されてからは、島の住民というか島全体に愛着がわきました。

 

細かいところを見ると、もちろん疑問はありましたよ。

一例をあげます。

  • 都合よく天候が変わり、嵐になるシーンがあった
  • 野蛸の中身が、普通の蛸のパターンと、機械のパターンが存在する
  • 1万5千人規模の島を、船堀お姉さん1人で運営&把握するのは無理がある
  • 主人公は、たびたび都会の光景が頭に浮かんでいた。記憶喪失まえに話には聞いていたのかもしれないけれどオカシイ

などなど。

ですが【サメナナ】は、サスペンスモノとして、B級サメ映画のような何かとして、非常に楽しめました。

 

三河ごーすとさんは、今後は注目すべきライターかもしれません。

三河ごーすとさんは今のところ、担当した作品すべてで「誰かに監視されている」というストーリー展開が入っているように思えますが、気の所為でしょうか。

 

それにしても私は、「購入検討記事」でも「購入報告記事」でも、本作に出てくるタコをさんざんディスってきたのですが、

その感覚は間違っていませんでしたね。

 

まとめ

ココがイマイチ

  • テキストにちょっとした齟齬がある
  • ミステリーモノとしては弱い
  • イチャラブ展開は控えめ
  • 多少の中弛みがある

 

 

ココがおすすめ

  • B級サメ映画のような大味な面白さ
  • 魅力的なヒロインが多い
  • 先の展開が気になる
  • 終盤の盛り上がり
  • 力技での解決
  • ハーレム感

 

 

サスペンスモノが好きな人や、ストーリー展開に振り回されるのが好きな人や、B級サメ映画が好きな人におすすめの作品です。

2022年のダークホース作品として期待していましたが、期待に違わぬ意欲作でした。

パッケージ版

ダウンロード版

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