【彼女のセイイキ】のパッケージイラスト

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【彼女のセイイキ】の感想

古城

4,074文字

「許して欲しかったら、私の執事になりなさい」

彼女のセイイキfeng
【彼女のセイイキ】のパッケージイラストゲーム属性:抜きゲー
ジャンル ―― ADV
発売日  ―― 2014年12月19日
パッケージ版価格  ―― 1,850円(税込2,035円)
ダウンロード版価格 ―― 1,850円(税込2,035円)
スタッフ
シナリオなかひろ
原画涼香
SD原画なちゅらるとん
OP ―― 冬に咲く華(Vo. 美月琴音)
ED ―― 夜明けのベルが鳴る(Vo. 安田みずほ)
あらすじ

ある日のこと。アキバからの帰り道、主人公は電車で痴漢と間違われる。
その相手は、ひさしぶりの再会となる幼なじみ──秋善冬華あきよしふゆかだった。

子どもの頃の彼女は、清楚で可憐な金持ちお嬢さまで、クラスのアイドル的存在だった。
男子にとっては憧れの対象であり、だからこそ近寄りがたい存在でもあった。
主人公もまた然り。
だけど主人公は、彼女のことが好きだった。そうなった幼い頃の想い出がある。
その後、進学先が違ったことで、疎遠になっていった。
もしかしたら初恋だったのかもしれないと、今の主人公は思っている。
痴漢は誤解なのだが、冬華はここぞとばかりに言う。
「許して欲しかったら、私の執事になりなさい」
久しぶりに出会った二人の物語が、不思議な関係となって再度動き出す――。

――公式サイトより引用

評価

評価おすすめ度
【彼女のセイイキ】の評価★★★★☆
満足度
満足度79点

作品の紹介

今回は【彼女のセイイキ】を紹介します。本作は、フルプライス作品が主流だった時代に、クオリティの高いロープライス作品が発売されたということで話題になりました。パッケージイラストからしてキャラ萌えゲーだと思うかもしれませんが、意外にもエッチシーンに力が入っている作品です。

これが【彼女のアイエキ・・・・】というタイトルだったら誤解も生まれなかったでしょうね。

痛い。痛いってば。やめて、許して、殴らないで、謝るから。ごめんね、くだらないこと言って。いや、ホント反省してる。ホント反省してるから。

【彼女のセイイキ】のパッケージ画像

私が所持しているのはパッケージ版です。

どんな人向け?

  • ツンデレ好き
  • 声優の遥そらさんのファン
  • キャラクターデザインにグッときた人
  • エッチシーンと恋愛ストーリーの両方を楽しみたい人
  • 可愛い女の子からご奉仕されるシチュエーションが好きな人

攻略情報など

プレイ時間

私のプレイ時間は、ボイスをだいたい聞いて3時間30分ほどです。最初のエッチシーンまでは40分ぐらいかかりました。

 

攻略情報

選択肢は1ヵ所だけですので、攻略情報は必要ないでしょう。

 

システム

難易度修正パッチバックログジャンプ
簡単なしあり
備考

感想

どんなお話?

主人公=名瀬陽平が電車に乗っているとき、となりに可愛いお嬢さまが居合わせました。

……なんて綺麗な子だろう。

彼女に目を奪われていたら、電車がおおきく揺れて、偶然にも手がお尻に触れてしまう。

女の子「い、今、私のお尻を……」

――はい。本作の物語はここまで。主人公の人生は終了しました。

………………

…………

……

待った!

/ 待った! \

こんなに早く終るわけがありません。

もしここで終了していたら、ディスクを叩き割って、メーカーにクレームを送っていたでしょう。

どうやら主人公とヒロインは、幼少期に一緒に遊んでいた幼なじみだったようです。

幼少期の主人公とヒロイン

モンスターエナジー

余談ですが、主人公の着ているパーカーのロゴが、某エナジードリンクにしか見えなくて「大丈夫かこれ?」と思いましたね。

―― 閑話休題 ――

主人公とヒロインは、つぎの駅で一緒に降ります。そこでヒロインは言いました。

冬華「あなたは今から、私の執事になりなさい!」

痴漢のことで警察に駆け込まれたくなかったら、私の執事になりなさいとのこと。

彼女は傍若無人で、わがままなお嬢さまなのでしょうか。

いや、そうではありません。

冬華(……ほんとはもっと、お話したかったな)

ただただ素直になれずに、偉そうに振る舞うことしか出来ない、ツンデレ系のお嬢さまなのでした。

彼女の名前は秋善冬華あきよしふゆかと言います。担当声優は遥そらさんです。

なにが凄いって、ちょっとぐらい偉そうな発言をされたところで、遥そらボイスならば許せてしまうところ。

遥そらファンならば、プレイ必須の作品でしょう。

エッチシーンについて

卑語あり。ピー音あり。アナル描写なし。全12シーン。

冬華「陽平の、お、おち○ちん……さわっちゃおうかな……」

エッチシーンの傾向は、先ほど紹介したストーリー展開にリンクしています。

素直になれないお嬢さまは、「お仕置き」だとか「ご褒美」だとかの大義名分をかかげて、積極的に搾り取ろうとしてくれます。

冬華「大丈夫よ……。昨日だって二回出せたんだし。だったら今日は、三回にチャレンジよ」

ご奉仕シチュエーションが半数近くあります。フィニッシュまでの尺は長くないものの、2~3回は射精に導いてくれるので、全体的な満足度はたかめ。

私としては、ぶっかけ派への配慮もされており実用性を感じました。

ストーリーの進行とともに、心境の移ろいとともに、エッチシーンの傾向にも変化がみられます。

俺は、冬華の首輪につながったリードを引きながら、境内を散歩する。

たとえばヒロインが、主人公に嫌われたくないという気持ちがつよくなったときに暴走して、このようなシチュエーションもぶち込まれるわけですよ。

ソフトSMっぽい傾向があり、ヒロインが攻めるシチュエーションが6~7割、主人公が攻めるシチュエーションが3~4割といったところでしょうか。

私としては、ヒロインがお尻の穴をいじられて感じまくるシーンに興奮を覚えました。

エンディングの方向性

以下、終盤に提示されるエンディング分岐の選択肢となります。

『主従関係を結んでいたい』『立場を逆転させたい』『恋人の関係になりたい』

なんと、ヒロインは終盤まで素直になれずに、関係が確定しないんですよ。

おいおいマジか……!!

もどかしい関係性がエッチシーンにもあらわれ、それが最後に解消されるというストーリー構造をしていました。

抜きゲーではあるんですが、恋愛モノとしても面白い作品だと思いましたね。

彼女のセイイキの見どころ

ゆかな「あたし、アキバなんていつ以来かなあ。いろいろ新しい建物が建ったんだね」

まだオタク街としての顔をもっていたころの秋葉原が舞台として登場します。上の画像のキャラクターは、主人公の妹であるゆかなちゃんですね。

冬華「ら、らぶらぶ萌え萌え、おいしくなーれー」

妹と一緒にメイドカフェに入ったら、なぜか、お嬢さまであるはずの冬華ちゃんがアルバイトをしていました。

こんな姿を見られたくないと、接客することを嫌がっている冬華ちゃんでしたが、主人公の注文により「料理が美味しくなるためのおまじない・・・・・」をやってもらうという鬼畜プレイが行われて、思わず笑ってしまいましたね。

なぜ彼女はこんなところで働いていたのか。

主人公とヒロインの関係性がどのように帰結するのか。

エッチシーンのみならず、ストーリー展開にも注目していただければと思います。

 

マイカ「今ではアキバ系だけじゃなく、一般人も気軽に寄れる街になっている」

サブヒロインも登場するのですが、どのキャラクターもみんな可愛いです。

なんなら、立ち絵すら用意されていないコンビニの店員さんがめちゃくちゃヒロイン力を発揮していました。

こんなことある!?

はやく【店員のセイイキ】を発売してくれ!

……と要望を出していたんですが、エロゲメーカーの「feng」は、もう活動を終了してしまいました (´;ω;`)

まとめ

ココがイマイチ

  • 序盤にヒロインから「いい子ね」と言われたことにイラッとした
  • 恋人エンド以外はあっさり終わる

 

 

ココがおすすめ

  • 主題歌が素晴らしい
  • 遥そらボイスが最高
  • 軽妙な掛け合いが良い
  • 恋愛モノとしても面白い
  • キャラクターデザインが優れている
  • サブヒロインやモブキャラが可愛い
  • ヒロインのツンデレっぷりにグッとくる
  • 和姦ゲーでありながら攻めているシチュエーションが良い

 

 

私の性癖にぶっ刺さった作品です。

遥そらファンならば、ぜひともやりましょう。恋愛モノとしても素晴らしかったですよ。

パッケージ版

ダウンロード版

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