6,520文字
怖くなんてないわ。世を乱す夜魔から人を守る
それが――私の役目だから
戦巫〈センナギ〉―穢れた契りと神ころも―(Escu:de) | |
![]() | ![]() |
ジャンル ―― 戦巫女調教育成SLG | |
発売日 ―― 2023年10月27日 | |
パッケージ版価格 ―― 8,800円(税込9,680円) ダウンロード版価格 ―― 8,800円(税込9,680円) | |
評価
評価 | おすすめ度 |
![]() | ★★★★★ |
満足度 | |
![]() |
作品の紹介
二次元の世界って面白いですよね。
逆バニー、ビキニアーマー、ミニスカ巫女服などなど、
おおよそ機能的とは思えないデザインの服装が溢れていますから。
本作のヒロインの服装も、巫女服を魔改造したデザインが光ります。
こういうので良いんですよ。こういうので。可愛いくてエロければなんでもいいんです。
ということで今回は【戦巫〈センナギ〉―穢れた契りと神ころも―】を紹介します。
ストーリー性、ゲーム性、Hシーンと、さまざまな要素を楽しむことができる作品です。
余談ですが、レビュー記事のなかでも「ユーザーの声」をまとめているサイトがあるじゃないですか。あれには効果があるのかどうか。私も試験的に導入してみました。お楽しみに。

私が所持しているのはパッケージ版です。
どんな人向け?
- 巫女好き
- 調教SLGが好きな人
- キャラクターデザインに惹かれた人
- エロゲにはある程度のゲーム性が必要だと考えている人
- 学生としての姿と、戦う姿。2つの側面からヒロインを見たい人
攻略情報など
プレイ時間
私のシーン回収率100%までのプレイ時間は、ボイスをだいたい聞いて23時間ほどです。最初のエッチシーンまでは30分ぐらいかかりました。
攻略情報
推奨プレイ順はありません。
攻略情報が必要な人は、アコーディオンをクリックしてください。
システム
難易度 | 修正パッチ | バックログジャンプ |
普通 | なし | なし |
備考 | ||
※クリア後に、タイトル画面の「EXTRA」にある「STAFF」をチェックしましょう。制作陣のイラストやコメントや、声優陣のフリートークが用意されています。![]() |
感想
どんなお話?
本作のヒロインである神子園姫華は、巫女装束をまとって戦う『戦巫』です。彼女は、人の世を脅かしている『夜魔』を狩っています。

本作の主人公である伏守奏真は、姫華と協力をして街を守ることになりました。

姫華に協力をするときは「狼面」をかぶって『犬咬』と名乗って活動しています。戦うときは「白狼」の姿に変身するのがカッコいい。
デカい白狼をみると、『もののけ姫』の名台詞が思い浮かぶのは私だけでしょうか。「黙れ小僧! お前にサンを救えるか?」ってやつを。
――閑話休題――
主人公の役割は、戦うことだけではありません。姫華の戦巫としての力をつよくするために『神事』と呼ばれる儀式をおこないます。

この儀式では、さまざまな辱めを与えることで、神の力を宿すことができるんですよ。
もう少し分かりやすいキャッチーな言い方をすると「調教」です。
つまるところ、本作の軸は以下の3つ。
- 夜魔との戦闘パート
- 束の間の休息である学園パート
- 戦巫としての力を高める調教パート
はたして姫華と奏真は、夜魔から街を守ることができるのか――。
本作の特徴
あくまでも姫華がメインだけど、サブヒロインのエピソードもある

上の画像に並んでいる4名は、敵対する夜魔のなかでも強力な存在です。
エル、サーリャ、ムツの3名には、個別エンディングが用意されています。シャルロッテには、専用のエンディングがありません。が、Hシーンは用意されています。
パンクでゴスロリなデザインが目を引く快楽主義者――エル。
600年の年季をほこる筋金入りのビッチ――サーリャ。
へそ出しセーラー服を着た子犬系ヒロイン――ムツ。
戦巫にたいして強い敵愾心をもつ復讐者――シャルロッテ。
個性豊かな面々がそろっていますね。
正体がバレてはいけない学園生活
夜魔が活動しはじめるのは、その名のとおり「夜」になってから。
日中は、姫華と奏真はそれぞれ学園に通っています。
奏真くんは、自分が犬咬であることを隠しています。普段かぶっている狼のお面には、認識を阻害する力がこめられているのです。
姫華には、学園にかよっている間ぐらいは、お役目のことを考えないで休んでほしい。
けれども、何かあったらいけないので、側で見守る必要がある。
ということで、正体がバレないように姫華に近づき、仲を深めていくのです。
完全に『名探偵コナン』っぽい構図っすね~。笑
ストーリー・ゲーム性・エッチシーンの相乗効果
本作の1番の特徴は、ストーリー・ゲーム性・エッチシーンの3つの要素を楽しめる部分にあるでしょう。
ストーリーは、予想したとおりの展開がくりひろげられました。奇をてらったものを求めている人には物足りなさがあるかもしれません。が、やはり王道展開ではあるので、楽しむことができましたね。
エロゲらしく、悪堕ちエンドが用意されていたのも素晴らしい。
ヒロインが悪堕ちするというより、主人公が悪堕ちする感じです。笑
ゲーム性、エッチシーンに関しては後述します。
ゲーム性紹介
詳しは公式サイトの「システム」の項目を見てください。
本記事では、簡略化して説明します。
神事
調教フェイズです。ヒロインのステータスを高めることができます。儀式は3段階にわかれており、段階によってだんだんと激しいプレイが追加されます。
私は、序盤には好き放題に調教していたのですが、中盤からは効率を考えてステータスを上げました。おかげで1周目から難なくクリアすることができました。
退魔戦闘
戦闘フェイズです。主人公は姫華のサポートをします。
FFシリーズの「アクティブタイムバトル」のように、ゲージが溜まったら行動できるシステムです。
序盤はゲージが溜まり次第、姫華のステータスを上げる戦法でもいいでしょう。しかし中盤以降は、ゲージを最大まで溜めてからステータスアップを図ったほうが強いです。
強敵を相手にする場合は、周りのザコ敵から攻撃するようにすれば、勝てる確率が上がります。
避けては通れない戦闘では、敗北しても『敵の強さを下げて、もう一度戦う』という項目が選べます。この手のゲームが苦手な人でも安心して楽しめるでしょう。
キーボードの「CTRL」を押すと、戦闘のテンポを速めることができます。
マップチャート
イベントマス、調教マス、戦闘マスなどがあり、自分の好きな順番でゲームを進行できます。
エッチシーンについて
卑語あり。ピー音なし。アナルモザイクなし。
主人公独占モノではあるのですが、最初の神事だけは、人が見ているところでセックスをします。処占NG展開を気にする人はご注意ください。
エッチシーンは、通常のイベントエッチシーンと、儀式のための調教エッチシーンがあります。
調教シーンでの姫華は、最初は乗り気ではないものの、だんだんと快楽に淫れていく。エッチな単語を発したり、いやらしいおねだりをし始める。この変化がエロかったです。
同じ構図のシーンでも、主人公の興奮度合いや、ヒロインの絶頂状態によりテキストが変化します。
たとえば、上の画像の騎乗位のシーンでは、主人公が興奮している状態なので、姫華のケツを叩きはじめます。
こうした変遷が楽しいのですよ。
ステータスアップのために効率的なプレイをし始めると、エロさを感じなくなるんですけどね。笑
ネットのユーザーの声
顧客満足度、脅威の99.8%!
・
・
・
えーっと……すんません……
この反応は……全て……
まとめ
ココがイマイチ
- あくまでも姫華がメインなのでサブヒロインはおまけ
- 猫耳バージョンのムツとエッチしたかった……
- システム面でちょっぴり不便な部分がある
- 奇をてらった展開はない
ココがおすすめ
- 王道ストーリー
- キャラクターデザインがGOOD
- メインヒロインである姫華が可愛い
- 闇落ちエンドも用意されていて素晴らしい
- 正体を隠してヒロインと仲良くなる展開が楽しい
- ストーリー・ゲーム性・エッチシーンの相乗効果
ストーリーに関しては、捻りのない王道展開です。学生としての姫華と、戦巫としての姫華は、それぞれ違った側面の魅力が現れていました。
ゲーム性に関しては、自分で最適解を探したり、試行錯誤をしたり、能動的に楽しもうとすれば面白いかと。
エッチシーンに関しては、調教が好きならばグッとくるはず。
戦う巫女さんが好きな人にはおすすめです。
\ SHARE /