【千恋*万花】の感想

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【千恋*万花】の感想

2026年8月26日 古城

5,505文字

乙女の恋はしのぶれど――。

千恋*万花ゆずソフト
【千恋*万花】のメインビジュアルゲーム属性:キャラゲー
ジャンル ―― ADV
発売日  ―― 2025年06月27日
パッケージ版価格  ―― 8,800円(税込9,680円)
ダウンロード版価格 ―― 6,359円(税込6,995円)
スタッフ
シナリオ天宮りつ/籐太/瀬尾順
原画こぶいち/むりりん/煎路
SD原画こもわた遙華
音楽Famishin
主題歌 ―― 恋ひ恋ふ縁(Vo. KOTOKO)
あらすじ

電車も通っていない山の中に、『穂織(ほおり)』の町はある。
周りとの交流も薄いせいか、文明開化にすら乗り遅れた田舎町。
だがそのおかげで独自の発展を遂げ、
今では一風変わった温泉地として広く知られる立派な観光地。

そんな穂織の人気の一つに、特別な刀の存在があった。
【神刀 ― 叢雨丸(むらさめまる)】
岩に突き刺さったまま、誰も引き抜くことができない刀。

のはずが、なんと有地将臣はその刀をへし折ってしまう!

予想外の事態に慌てふためく彼に突き付けられた責任。

それは『結婚』という二文字だった!

とんでもない事態にわけがわからず困惑する将臣。
だがこれも、ほんの入り口でしかない。
この先にはもっと奇妙で摩訶不思議な生活が、待ち構えていたのだから。

初めて出会った結婚相手
自分だけが触れられる謎の少女
そして、穂織の土地に残る呪いの秘密とは……?

めまぐるしく変わる生活の中、出会った恋の行く末はどこなのか?
全ては叢雨丸を掴んだ、その手の中に――

――公式サイトより引用

評価

評価おすすめ度
【千恋*万花】の評価★★★★★
満足度
満足度82点

作品の紹介

今回は【千恋*万花】をご紹介します。

ゆずソフトの設立10周年記念作品です。発売から10年経過していて、全世界セールス100万本突破、そしてアニメ化決定と、注目されている今だからこそ、あらためて感想記事を書くことにしました。

魅力的なヒロインだけでなく、和風の音楽やビジュアルが醸し出す雰囲気も人気の理由ではないでしょうか。

【千恋*万花】のパッケージ画像
私が所持しているのはパッケージ版です。

どんな人向け?

  • 和風の世界観を味わいたい人
  • 有名作品は押さえておきたい人
  • ビジュアルに興味を惹かれた人
  • 充実したシステム面を求めている人
  • キャラ萌え、シナリオ、エッチシーンのどの要素も楽しみたい人

攻略情報など

プレイ時間

私のプレイ時間は、ボイスをだいたい聞いて27時間ほどです。最初のエッチシーンまで9時間ぐらいかかりました。

 

攻略情報

分かりやすい選択肢がいくつか用意されています。シナリオライターの籐太さんが挙げた推奨攻略順は『芳乃→茉子→ムラサメ→レナ』です。サブヒロインはお好きなタイミングでどうぞ。

芳乃→茉子→レナという順番は、他ルートのネタバレを気にするなら守ったほうがいいです。が、基本的には好きな順番でプレイしても問題ありません。

 

システム

難易度修正パッチバックログジャンプ
簡単ありあり
備考

感想

どんなお話?

主人公の有地将臣ありちまさおみは、かつて住んでいた「穂織ほおり」の町に帰ってきました。

徒歩で移動できる範囲は大自然ばかりという、山間にある田舎。

 この町には『叢雨丸むらさめまる』と呼ばれる御神刀があります。その刀は、岩に突き刺さったまま誰にも引き抜くことができません。

室内だというのに大きな岩が鎮座しており、その中心には日本刀が突き刺さっている。

主人公は刀を引き抜くことに挑戦します。

村雨丸を引き抜こうとする将臣
村雨丸を折ってしまった将臣
何やってんだお前ェっ!!!!

叢雨丸を折ってしまった主人公の前に、不思議な少女が現れました。

ムラサメ「吾輩の名前はムラサメ。『叢雨丸』」の管理者……まあ、『叢雨丸』の魂のようなモノだな」

ムラサメと名乗る彼女は、どうやら叢雨丸の魂のような存在らしい。叢雨丸の使い手として選ばれた主人公は、ムラサメちゃんにとっての「ご主人」にもなるわけです。

さらに事態は目まぐるしく変わることに。

将臣&芳乃「けっこんんんんんんんんんんんんッッ!?」

叢雨丸を守り続けてきた家の巫女姫さんの「婚約者」になったのです。

な‥‥なんだって―――!!

本作は、穂織の町に残りつづける呪いの秘密を探り、祟り神と戦い、ヒロインとの仲を深めていくキャラ萌えゲーです。

「問おう。あなたがわたしの婚約者か?」

ゆずソフト公式のカウントダウンムービーにて『千恋*万花』の内容をあらわすパロディネタ画像が使われていましたね。

「問おう。お主が吾輩のご主人か?」

だけど、ムラサメちゃんでこの画像を作ったほうがしっくりくる。

ヒロイン紹介

ともたけ よしの朝武 芳乃

朝武 芳乃
CV:遥そら

神社の巫女姫様。初見のツンケンした態度からは一変します。

寝起きの芳乃SDイラスト

主人公と一緒に暮らすようになって隙を見せたり、

獣耳が生えてしまった芳乃

呪いの代償によって獣耳が生えてきたり、

ベッドでジタバタと身悶える芳乃

暴走して身悶えたり、

芳乃「そっ、それじゃあ! 明日も……お弁当、私が作ってもいいですか?」

個別ルートに入ってからは、健気にお弁当を作っきてくれたりと、センターヒロインに相応しい魅力と風格のある女の子だったかと。

プリンに目を輝かせる芳乃

スイーツに目を輝かすヒロインって可愛いですよね。

二郎系ラーメンに目を輝かす、どこぞのヒロインはどうかと思うのですよ。笑

 

ひたち まこ常陸 茉子

常陸 茉子
CV:小鳥居夕花

巫女姫様の護衛として育てられた“くノ一”。忍者のくせに、まったく忍んでいません。

常陸茉子の忍者服の下半身部分

なにせ下半身はこんな感じですから。肌色面積のほうが多いですから。

裸で脅す常陸茉子

そもそも出会いからして「」なんですよ「」。

抱きかかえられる常陸茉子のスパッツが卑猥すぎる

ハチャメチャにドエロイ最強のアイテム「スパッツ」を着用しているのに、それを活かしたエッチシーンがなくて発狂した覚えがあります。堪忍してくれよ(忍者だけに)。

しかし、アフターストーリーにてスパッツ着用シーンがあって溜飲が下がりましたね。

忍び装束の卑猥さを語りましたが、痴女を極めたような格好のどこぞのヒロインと比べれば可愛いもんですわ。

 

ムラサメ

ムラサメ(綾)
CV:佐藤みかん

普通の人間ならば姿を見ることすらできない、神刀『叢雨丸』に宿る神さまのようなもの。ロリっぽい見た目だからか、主人公は彼女のことを『幼刀』と呼ぶシーンもありましたね。

まず、喋り方と声質に魅力を感じます。一人称は「吾輩」で、主人公のことは「ご主人」と呼び、語尾には「〇〇なのだ」「〇〇だぞ」などと付け、古風で独特な口調なのです。

何を隠そう、私の1番好きなヒロインである。

ムラサメ「この時間に“絶対に”起こして欲しいと言ったのは、ご主人であろう」

まず、毎朝起こしてくれるところが素晴らしい。朝1番にムラサメちゃんの美しいお顔と、愛らしい声によって目覚めることができるとか最強すぎか!?

撫でられて嬉しそうなムラサメちゃん

主人公しか触ることができないからか、長らく孤独だったからか、撫でられたときのニヘラ~っとした緩い顔が可愛すぎるのであーる。

寂しそうな顔のムラサメちゃん

ナデナデを止めたときの寂しそうな顔が、あまりにも可愛くて叫びたくなりました。むしろ叫びました。あまりの大きな叫び声に、近所のノラネコが一斉に逃げ出しましたとさ。

ムラサメ「ご主人、女ばかりに声をかけおって……」

個別ルートに入ったときの、ちょっとしたヤキモチ焼き描写も可愛いのですよ。

なによりも、後半に見せてくれる私服姿があまりにも可愛くて、至福のひとときを過ごすことになりました(私服だけに)。

ぜひご自身でプレイして、ムラサメちゃんのキュートな和装に出会っていただきたい。

 

レナ・リヒテナウアー

レナ・リヒテナウアー
CV:沢澤砂羽

外国からやってきた留学生の女の子。おおらかな性格で、出会い頭にぶつかってしまった主人公のことを優しく包み込むように受け止めます。

レナ「わたしの方こそ、すみません! ヘーキですか? 怪我してませんか?」
何やってんだお前ェっ!!!!

日本語を完全にマスターしているわけではないので、ちょいちょい間違った日本語の使い方をしているのが可愛いんですよね。

レナ「はぁ~……憧れていた和式。素晴らしいです。タタリのある部屋サイコーです!」

個別ルートでは、彼女の勘違いが、ギャグっぽい仕上がりになっていて面白かったです。

 

くらま こはる鞍馬 小春

鞍馬 小春
CV:真宮ゆず

主人公の「従妹」であり、主人公のことを「お兄ちゃん」と呼びます。ヒロインのなかでも幼い顔立ちで、ほっぺがプニプニしていそうなところが可愛いと思いました。

芦花と小春のSDイラスト

サブヒロイン2人のルートは主人公が格好よくて、ヒロイン同士でちょっとしたバチバチと争う展開を見られて満足しましたね。

 

まにわ ろか馬庭 芦花

馬庭 芦花
CV:西山冴希

年上の幼馴染にして、甘味処のオーナー。主人公からしたら姉のような存在ですね。彼女は主人公のことを「まー坊」と呼びます。

ヤン坊マー坊の歌』を思い出したのは私だけ?

エッチシーンについて

卑語あり。音消し修正あり。アナルモザイクあり。

  

 豊富な卑語と、優しく包みこまれるような愛情深いご奉仕シーンが素晴らしい。

芳乃のフェラチオ

特に、芳乃のHシーンには実用性を感じました。

芳乃のタイツを破くか破かないか

お尻もエロ可愛かったですしね。

あなたならタイツを破く? 破かない?

レナ「はあ、はあ……これが、日本の……BUKKAKEですか?」

地味に優秀だと思うのは、選択肢によってはブッかけることもできること。やはり、古来より伝わる日本の伝統技術『BUKKAKE』は最高だぜ。

千恋*万花の特徴

和風の世界観が素敵

和風の世界観をいろどる音楽やビジュアルが素敵な作品です。ヒロインの属性は『巫女・くノ一・和服ロリ・日本大好き外国人』で、主人公の属性は『侍』です。和の魅力を表現するのに適した作品なのでしょう。

 

ヒロインが可愛い

私がゆずソフトの作品を評価しているのは、たくさんの「可愛い」が詰め込まれていて、プレイするだけで幸せな気分になれるから。

ビジュアルの良い女が、コダワリのある演出によって、コロコロと表情を変えるのです。上の動画では、たった5音の「違います」というセリフの表情を1音1音変えていて笑いました。現実でここまで表情筋を動かしていたらクレイジーな百面相ウーマンになりますが、2次元のヒロインがやったらただただ可愛いだけの存在になるのがズルいところ。

 

主人公が好青年

いくらヒロインが可愛くても、主人公が魅力的でなければ、そんな男を好きになってしまったヒロインの印象も悪くなりかねません。

千恋万花に登場する祟り神

本作の主人公には、祟り神と戦うシーンがあります。少しでも祟り神に対抗する力を得ようと、ひたすら剣道の修行に励んでいるのです。努力を重ねる姿や、無償で他人を助けようとする姿には好感を抱きますね。

 

パロディネタが豊富

芳乃「やっぱり正解は芋けんぴの方だったのね」

ゆずソフト作品といえば、パロディネタが地味に多い印象です。

芋けんぴ、髪に付いてたよ

かつてネット上でネタにされまくっていた、芋けんぴのパロディなどが使われていました。ゆずソフトの過去作のネタも少しだけ出てきます。メーカーファンにとっては嬉しいことでしょう。

 

富嶽三十六計

常陸茉子の部屋

ヒロインの常陸茉子の部屋の壁には『富嶽三十六景』が飾られています。今回、再プレイしてみて思ったのですが、制作スタッフのなかに葛飾北斎のファンがいるんじゃないでしょうか。

なぜなら、本作よりも後に発売された【ライムライト・レモネードジャム】のキャラクター名は、富嶽三十六景が元ネタになっていますから。

まとめ

ココがイマイチ

  • 一部個別ルートが退屈
  • アナルモザイクあり

 

 

ココがおすすめ

  • ムラサメルートが素晴らしい
  • ムラサメちゃんが可愛い
  • 和風の世界観を味わえる
  • システム面が快適
  • ビジュアルが良い
  • Hシーンが良い
  • 音楽が良い

 

 

ゆずソフト作品のなかでも1番「」を味わえるエロゲでしょう。

レナの恋愛成就の絵馬

アイキャッチ画像では、絵馬がランダムに表示されるのが好きでしたね。実際にグッズとして販売もされましたし。

有名作品に触れておきたいなら、ぜひ押さえておくべき一作かと。

あなたもプレイしましょうよ『千変万化』を。

……失礼、間違えました。これじゃあどこぞの“最強のハンター”になってしまいますね。

千恋万花です千恋万花。ぜひとも千恋万花をよろしくお願いします。

パッケージ版

ダウンロード版

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