エロゲーの感想

【黄昏のフォルクローレ】の感想

4026文字

 

 

黄昏のフォルクローレ
公式ジャンルノスタルジック浪漫譚
メーカーCitrus
発売日2019年06月28日
通常価格3,700円(税抜)
ダウンロード価格
大正浪漫/人外/魅力的なサブキャラ/ロープライス

あの日、彼女は僕の“運命”になった―
  ―――その日、彼は私の“楔”になった―

あらすじ/主要スタッフ(クリックで展開)

【あらすじ】

「――以後、この子に仕えて生きるように」

開国から数十年、発展著しい大帝都。

医者の息子だった『隅方有馬』は、唯一の家族であった父が病で急逝してしまい、天涯孤独の身となってしまう。

だが父の出入り先だった帝都でも有数の名家『乙部家』に引き取られ、そこで一人娘『乙部すぴか』の従者として働くことになった。

そして生まれついて体の弱いすぴかは権謀術数渦巻く乙部の本家を離れ、
わずかな使用人と共に別邸に移り住み、穏やかな日々を過ごしていた。

地元から単身帝都に飛び出してきた同僚の女給『阿久戸麦』
すぴかと同じ女学院に通う不思議な雰囲気の女学生『弓張月子』
名家烏丸家の息女でありながら現役警察官の『烏丸志乃』

知人達と共に、すぴかは自分なりに楽しく過ごし有馬はそれに付き合い、支え続けていた。

だがしかし緩やかに流れるのは陽の当たる時間だけだった。
夜のとばりが降りればその限りではなく、命の削れる音が響きだす。

何故、医者の息子であった有馬がすぴかの従者となったのか。
それは――。

「だって仕方ないでしょう? 私は貴方しか食べられないのだから」

【主要スタッフ】

シナリオ森崎亮人
原画鈴平ひろ
ゲーム属性

評価

ストーリー
テキスト:6
キャラクター
演出:7
システム:7
ゲーム性:4
CG
Hシーン:7
BGM:7
主題歌:7


おすすめ度:★★★☆☆


満足度 74 点


 

 

 

作品の紹介

 

 

あてどもなくドライブをしていると不意に「あっ! あの道良さそう!」と、脇道に入ってみたくなったことってありませんか?

ということで今回は、どんな作品かは分からないまま気付いたらポチっていた【たそくろ】こと【黄昏のフォルクローレ】を紹介します。

 

 

プレイし始めても中盤くらいまではどんな作品かは分からなずに「迷宮」をさまよっている感覚でしたが、プレイし続けていくうちにどんな作品か見えてきました。

「家庭環境」や「特異体質」のせいで、拗らせてしまった主人公とヒロインのおくる、周りを巻き込んだ壮大な恋愛ストーリーです。

 

 

面倒くさいヒロインと主人公。拗れた関係性。素直になれない2人。

だがそこがいい。

テキストのテンポ感を重視する私にとっては正直にいえば合わなかったですが、低価格ながらボリューミーで、かつ見どころのあるストーリー展開の不思議な作品でした。

 

 

所持購入動機プレイ前期待値

私が所持しているのはパッケージ版です。

なにも考えずに気づいたらポチっていました。

プレイ前期待値:75

プレイ後満足度:74

 

 

 

どんな人向け?

 

 

  • 声優目当て
  • キャラクターデザインを気に入った人
  • 面倒くさい系のヒロインが好きな人
  • ライターの森崎さんが好きな人
  • 低価格ながらボリュームのある作品を求めている人

ストーリー展開には見どころがありましたが、わりと淡々とシリアスに話が進んでいきますので、明るい雰囲気のものだったりノリの良い掛け合いを求めている人には合わない可能性があります。しかし上記に列挙した要素に心惹かれるならば、購入する価値はあるのではないでしょうか。

 

 

 

ストーリーについて

 

 

※この項目は、作品の方向性を知らないでプレイしたい人は飛ばしてください。

 

 

本作のメインヒロインのすぴかは、人の血を吸わないと生きていけない吸血鬼のような存在で、人の生命を喰らわないと生きていけません。しかし生命を喰らうと、当然のことながら人間は死んでしまう……。

しかし主人公の有馬は、喰らわれても生きていた――。

そこからすぴかと有馬の奇妙な主従関係がスタートします。

 

 

有馬は、すぴかのことを主人として大事に思っているのか。もしくは自分の与えられた使命を果たそうとしているだけなのか。もしくは異性として愛しているのか。自分のほんとうの気持ちと向き合うことに苦しみます。

すぴかは、他人を喰らう体質をもっている自分が生きていていいのか。大事に思っている有馬に迷惑をかけていることがいたたまれない。自分の体質や有馬との関係性に苦しみます。

そんな2人が相手のことを思い合いながらも素直になれず、拗れ、遠回りをして深い関係をむすぶ恋愛ストーリーです。

 

 

ネタバレ感想

クリックで展開

 

 

バッドエンド

一番大切な人を喰らってしまい、表面上はかわっていないように見えますが、静かに狂ってしまったすぴか。

すぴかは当てつけかはわかりませんが、乙部のなかで「祝い子の血」に深く携わるものを喰らっていきます。

そうして祝い子の血を終わらせたあとに月子と遭遇。有馬の持っていた「銃」を渡されます。

有馬を喰らってしまってから、自分では気付かないうちに狂ってしまっていたすぴかは、有馬の欠片(銃)と対峙したときに、あの頃の自分と今の自分を対比して向き合うことになり、結果自分の命を終わらせることにするのです。

もし、壊れてしまった時には終わらせて欲しい

そう有馬に言っていたすぴかは、結果としては有馬によってその命を終わらせられることになり、有馬も「大好きな人に食われるなら」とその命を終えることになり、「祝い子の血」も尽きることになるという、トゥルーエンドとはまた違う結末が描かれています。

私的にはトゥルーエンドよりも好きで、この終わり方一本であったならば断然好きな作品になっていたと思います。

 

 

黄昏のフォルクローレというタイトル

黄昏

薄暗くなった夕方。夕ぐれ。比喩的に、盛りを過ぎ、勢いが衰えるころの意にも使う。

フォルクローレ

日本では、ラテンアメリカ諸国の民族音楽や、民族音楽に基礎をおいた大衆音楽を指す。 言葉本来の意味は、民俗学、民俗的な伝承一般を指す。 

 

 

物語は大正を舞台にはじまりますが、トゥルーエンドでは現代に舞台がうつり有馬とすぴかの子孫が登場して幕を閉じます。また、おまけエピソードの【黄昏逸話】では、すぴかを生みだした元凶となった祝い子が、月子に始末される場面が描かれています。

つまりは、時代の流れのなかの一時期に存在した「祝い子」という生物の伝承をえがいたことが「フォルクローレ」という言葉にあたり、「祝い子」の血の流れをとめることになった月子やすぴかに焦点にあてたこの時代を「黄昏」という言葉で表現しているのだと思います。

 

 

 

 

 

攻略情報

 

 

プレイ時間

私のクリアするまでのプレイ時間は、ボイスをほとんど聞いて12時間半ほどでした。最初のエッチシーンまでは30~40分ほどです。

 

 

攻略

選択肢は1カ所だけですので、自力攻略は容易です。

攻略(クリックで展開)

 

信じるトゥルーエンド
信じないバッドエンド

トゥルーエンド後にタイトル画面に【黄昏逸話】というおまけエピソードが出現します。

 

 

 

体験版

体験版はこちら/Getchu.com

 

 

修正パッチ

修正パッチ

 

 

 

テキストについて

 

 

1~3行で書かれています。

誤字脱字は多少目に付きました。

漢字が多めで、句読点が少なめで、一回一回表示される文章量が多いです。

テンポ感やスピード感を重視する私にとっては合わないテキストでした。

 

 

 

キャラクターについて

 

 

おとべ すぴか
乙部 すぴか CV:遥そら

病弱で儚げなお嬢様。

本作のメインヒロインです。

この子のルート一本道の作品ですので、この子を気にいるかどうかがこの作品を楽しめるかどうかの大きな分かれ目となりそうです。

 

 

あくと むぎ
阿久戸 麦 CV:小鳥居夕花

乙部家に仕える女給。主人公との付き合いは長く、絶妙な距離感の2人だったので、この子のルートも欲しかった……(T_T)

 

 

ゆはり つきこ
弓張 月子 CV:花園めい

すぴかと同じ学院に通う女学生。脇役だと思っていたのですが、意外にもストーリーの根幹部分に関わるキャラでした。

 

 

からすま しの
烏丸志乃 CV:卯月ここ

乙部家とも付き合いのある古い家柄「烏丸家」の娘で、実家の意に反して警察にはいった女傑。

 

 

くまがた ありま
隈方 有馬

この体は、無限の精液で出来ていた――
My whole life was "unlimited semen works"

本作の主人公。乙部すぴかの専属の従者です。

物腰が柔らかで、ドチャクソルックスが良かったです。

 

 

 

システムについて

 

 

バックログ画面からのシーンジャンプ機能あり。

別段不満はありませんでした。

 

 

 

Hシーン

 

 

胸尻比率
着衣脱衣比率
中出し外出し
卑語なし。アナルモザイクなし。

 

 

エッチシーン評価

一昔前のシナリオゲーなんかと比べると濃いエッチシーンではあるのですが、今現在の基準でみると薄めです。

尺は十分ですし、すぴかお嬢様の可愛らしさや雰囲気の良さはでていたと思います。

すぴかを気に入った人や、エッチシーンの雰囲気を気に入った人ならば実用性も感じるでしょう。

 

 

すぴかは二面性がありますので、主人公を積極的におそうシーンもあれば、受け身になったりご奉仕したりするシーンもあります。そのギャップはなかなか良かったです。

 

 

シーン数

クリックで展開

シーン数は全部で6シーン

すぴか_6

エッチシーンの基本CGは13枚です。

 

 

 

主題歌

 

 

主題歌

Spider Silk / 美郷あき

 

 

ED

愛月撤灯 / 佐咲紗花

 

 

 

その他

 

 

・タイトル画面の『画廊』から、「写真集」「回想集」を選ぶことができます。

 

 

 

まとめ

 

 

テキストにテンポ感のよさは感じられませんでしたが、ストーリー展開には見どころがありましたし、声優や原画も好みでした。低価格帯にしてはボリュームがあることからコストパフォーマンスに優れた作品だと思います。

お手頃な価格なので、ライター買いや絵師買いや声優買いをするのは、大いにアリな選択だと思います。

 

 

体験版・デモムービー・ご購入はこちら

 

 

 

パッケージ版

 

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