【手垢塗れの天使】の感想

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【手垢塗れの天使】の感想

2017年7月26日 古城

3165文字

 

 

手垢塗れの天使

公式ジャンル強くしぶといアイドルの裏の顔を知るADV
メーカーあかべぇそふとすりぃ
発売日2016年06月24日
通常価格2,800円(税抜)
パッケージ購入DMM・Getchu
ダウンロード価格2,800円(税抜)
ダウンロード購入DMM(独占)

 

輝く舞台に立つために、彼女はその身を捧げる――

 

 

 

 
◀【ゲーム属性グラフ】

ディレクター山だっく
シナリオ和泉万夜
原画砂丘太(EVCG原画)
秋空もみぢ(立ち絵原画)
音楽西坂恭平

 

 

 


おすすめ度:★★★★☆


知名度:


ストーリー

テキスト

キャラクター:7


演出:7

システム

ゲーム性:6


CG

Hシーン


BGM:7

主題歌


ポイント:アイドル、枕営業、お尻、ロープライス、オンライン認証プロテクトあり


満足度:80


 

 

 

作品の紹介

 

 

【あらすじ】

そんな子供の頃からの憧れだったアイドルへの夢を叶え、新人アイドルとしてデビューした 如月嶺衣奈(きさらぎ れいな)。
しかし、彼女の思い描く輝く舞台への道は遠く、鳴かず飛ばずのまま、たいした仕事もない現状が続いていた。

華々しい活躍をしている同じ事務所のアイドルたちと自分を比べ、差を感じないのに
この状況はなんなのかと憤る嶺衣奈は、事務所のプロデューサーに直談判を行う。

プロデューサーは怒りと焦りを隠せない嶺衣奈を見て、面倒がりながらも 1つの言葉を投げ掛ける。
「繋ぎは作ってやる── あとは自分でなんとかするんだな」

突き放すようなその言葉をいぶかしむ嶺衣奈。
理解が及ばないまま連れていかれたのは、一人では入ることすらためらう高級ホテルのレストランだった。

そこで待っていたのは、有名企業の重役である一人の男

自らを彩るドレス、舐めまわすような視線。
輝かしい舞台に上がるために、今自分が何をしなければいけないのか。

そして、彼女はその身を捧げる決意とともに、“アイドル”としての道を歩き出す──

 

 

アイドルの枕営業について描かれている抜きゲー。

「副音声システム」によりH中のヒロインの本音を探れます。

意外とストーリー性もある作品でした。

 

 

 

どんな人向け?

 

 

・アイドルの枕営業の物語を見たい人

・ヒロインの本音を聞きたい人

・尻フェチ

・起承転結のあるストーリーを求めている人

・お手軽にヌケるロープライス作品を探している人

 

ロープライスなのでプレイ時間が短い作品なのですが、その中でも起承転結はしっかりありました。

また、アイドルの枕営業という題材も珍しいです。

18禁ゲームとの親和性の高い題材である時点で好印象です。

 

 

 

ストーリーについて

 

 

先程から何度か書いていますが、枕営業のお話です。

目的のために手段を選ばず高みを目指していくストーリーです。

本当は嫌だけどHをしている……という心の声を「副音声システム」により表現しています。

 

 

彼女の本心を聞きながら物語を進めるのもよし。

彼女の取り繕った姿を見ながら物語を進めるもよし。

 

 

そういった意味では二重に楽しめる作品ですね。

 

 

物語の進み方はフリーフォールのようでした。

序盤中盤はゆっくり進んでいたと思っていたら、終盤はかなり駆け足で終息に向かいます。

この点に関しては、もう少し丁寧に進めて欲しかった人もいるでしょうし、このテンポ感に満足する人もいるでしょう。

 

 

私は展開に満足できました。

物語がどう終息するかは、あなたの目で確かめてください。

 

 

そして、芸能界で上り詰めるには何が必要なのか……

才能? 努力? 運? 人脈? そういった事への自分なりの答えを考えながら楽しんでください。

 

 

 

・攻略

 

 

一本道ですので攻略は必要ありません。

プレイ時間は5時間前後でしょうか、途中まで計っていたのですが、そのデータを喪失してしまったので詳しい時間が分かりません。

 

 

 

・体験版

 

 

手垢塗れの天使

オンライン認証プロテクトありの作品です。中古購入や売却ができないでしょうから、失敗したくない人は体験版のプレイをしてみてください。

 

 

 

・パッチ

 

 

エンディング強化パッチ

タイトル画面の左下に「ver 1.01」と表示されていない場合は、ぜひともこのパッチを当てましょう。

作品の完成度が高まります。

 

 

 

テキストについて

 

 

1~3行で書かれています。

目立った誤字脱字はなかったです。

比較的読みやすい文章でした。

 

 

文字が大きくて見やすいのも親切ですね。

 

 

Hシーンの描写はけっこう良かったんですけど、心の声の描写にもっとバリエーションがあったら、さらに良くなったと思います。

たとえば嫌がる描写一辺倒では飽きてしまいます。

そのバリエーションを増やすことができれば、「副音声システム」の価値が高まのではないかと思いました。

 

 

 

キャラクターについて

 

 

如月 嶺衣奈(きさらぎ れいな)

CV:花澤さくら

けっこう自分に自信がある性格。基本的には能力が高く頭も回る。

そしてエロい体をしてます。笑

この作品をプレイし終わった今となっては、女性の「見栄」の部分を強調したキャラクターだったように感じます。

 

 

アンリ

CV:君島りさ

枕営業を楽しんでいる女の子。快楽主義者。

彼女みたいに結果だけでなく過程を楽しむことも、ある意味重要なのかもしれませんね。

 

 

 

演出について

 

 

エンディングを含め、終盤のシーンの演出が良かったです。

 

 

 

システムについて

 

 

「副音声システム」

テキストウィンドウのキャラ名の横にあるハートマークをクリックすると、心の声を聞くことが出来ます。

 

 

心の声を聞かないで、彼女が権力のある人に媚びている様子を楽しむのもあり。

本音を聞いてそのギャップを感じるのもまた一興。

 

 

「裏の顔システム」

ゲームクリア後にコンフィグから追加できるシステムです。

Hシーン中のテキストやボイス、CGの表情を「本当の声と表情」に変更できます。

 

 

 

ゲーム性はあるか

 

 

ゲーム性はとくにないですが、ゲームであることを活かしたシステムが採用されているのが良いですね。

 

 

 

CG

 

 

ムチムチした肉体と、「表の表情」と「裏の表情」の違いが素晴らしかったです。

 

 

 

Hシーン

 

 

フェチ:お尻

お尻を強調したアングルが多めの印象です。

ムチッとした肉感がエロくて素晴らしい。

※おっぱいを蔑ろにしている訳ではないので、おっぱい好きの人も安心してください。

 

 

アイドルといえば握手会。

そうしたちょっと変わったシチュエーションでのHシーンもあります。

 

 

全体的に、権力がある人に媚びている表面の表情が好きでした。

表面は、いかにもエロゲーライクなテキストをしていて、裏の顔はどっちかと言うとリアル寄りかもしれません。

 

 

また、相手に満足してもらえないと枕営業失敗……という事になりますので、相手の機嫌を損ねないかどうか少しだけドキドキするようなシチュエーションもありました。

Hシーンでそういう緊張感があるのは、なんだか新鮮でした。

 

 

卑語ありピー音なし

 

 

シーン数は全部で14シーンです。


嶺衣奈_12

アンリ_2


1シーンで複数回します。「裏の顔システム」により同じシーンでも違った印象を受けます。

 

 

 

BGM

 

 

あまり印象には残っていないですが、質が低い訳ではありません。

全体的に怪しい雰囲気のBGMが多かった印象。

 

 

 

主題歌

 

 

Idolatry / 花澤さくら

思った以上に良い曲でした。

BGMの雰囲気もそうでしたが、どこか怪しい雰囲気がする曲です。

曲も良いのですが、花澤さんの声も良かったです。

 

 

 

その他の要素

 

 

・タイトル画面の「エクストラ」から「CG鑑賞」「シーン回想」「音楽鑑賞」が選べます。

 

 

 

まとめ

 

 

珍しい題材と、特徴的なシステムが素晴らしい作品でした。

そこに惹かれる人は購入をお考えください。

 

 

 

パッケージ版

 

※オンライン認証ありですので、新品かダウンロード版で購入してください。

DMM.com→手垢塗れの天使

Getchu.com→手垢塗れの天使

 

ダウンロード版

 

DMM.com(独占)→手垢塗れの天使

 

 

 

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