エロゲとは?
エロゲ、エロゲー、萌えゲー、美少女ゲーム、アダルトPCゲームなど様々な呼称があります。
これらがどういうゲームかと言うと、主に性的要素があるためR-18(18禁)の指定がされているPCゲームの事を言います。
(厳密にはパソコン以外でプレイができる『DVD-PG』や『BD-PG』などもございますが、基本的にはこの認識でいいでしょう)
一言でいうと「エッチな要素のあるゲーム」のことです!
「なんだ……ただエロいだけのゲームなんだ」
などと思った人もいるでしょう。
「エロいだけじゃないんですよ!!!」
私は声を大にして言いたい。
18歳未満は禁止されているが故のグロテスクな描写。
反社会的な行為。特殊性癖。思想。深い恋愛描写。
アニメやライトノベルや一般のゲームでは到底表現できないような、それはもう凄い描写がされている作品だってあるんです。
先ほどの発言と矛盾しますが、
ただただエロいゲームだってあります。笑
18禁である。エロゲという呼称である。
これらのことから勝手なイメージを持たれているのはなんだか癪(しゃく)ですよね。
まあアンダーグラウンドなコンテンツであることに変わりはないのですが。
基本的なエロゲ
あなたはエロゲと言ったらどういうゲームを思い浮かべますか?
ときめきメモリアルのような恋愛シミュレーションゲームでしょうか?
確かにそういうゲームもありますが少数派です。
(LOVELY×CATIONシリーズなどは、そういうゲームに近いかもしれません)
まず一言申し上げておきます。
……
エロゲの大半は紙芝居です!
……
ぇえ――――っ!!
ミ~ ̄ ̄ ̄\
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(6 ーーー○-○‐|
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(ニフフ
いやスミマセン言い過ぎました。
(ゲーム性が高い作品もありますよ!)
どういう事かといいますと
大半のエロゲーが、絵と文章で構成されたADV(アドベンチャー)ゲーム、またはビジュアルノベルゲームなのですよ。
オーガストの9月発売予定の新作
『千の刃濤、桃花染の皇姫』の体験版にて説明していきます。
以下無断転載禁止 ©オーガスト
こちらが基本的な画面構成となっております。
女性キャラが二人いると思います。
この女性キャラクターの絵の事を立ち絵といいます。
そして画面の下の方。透き通った黒枠(テキストウィンドウ)の中に文字が書かれていると思いますが、こちらがテキストですね。
テキストの横に今現在喋っているキャラクターが表示されていますが、これはゲームによって有ったり無かったりします。ちなみに顔グラフィックという呼称です。
そしてキャラクターの後ろには背景がありますね。
つまり
背景 + 立ち絵 + テキスト
これが基本構成です。
どういう風にゲームを進めるかといいますと、
マウスをクリックするかEnterキーを押すなどして、テキストを読み進めていくだけです。
「え? それだけ?」
えぇえぇ言いたいことは分かります。
昔の人は言いました。
「これでいいのだ」と。
冗談はさておき基本があれば応用もあるもの。
それがイベントCGです。(一枚絵とも言います)
基本パターンと違い
CG + テキスト
という構成になっています。
CGはエロゲーの顔とも言える部分ですね。
大抵のエロゲは右クリックもしくはスペースキーでメッセージウィンドウ消去(テキスト部分が消せる)が出来ます。
その状態で、CGを見てみましょう。
キレイだ……なんてキレイなんだ……
買うぞ!絶対買うぞ!!ステマェ
CGを集めるのもエロゲの醍醐味の1つなんですよね。
その他SD絵なんてのもあります。
(⇧気になる人は見てみてね)
ここまでの説明で「同じ絵をずっと見つつゲームを進めていくのかな?」と思われた人がいるかもしれませんので補足を。
紙芝居と言ってもずっと同じ立ち絵が表示されている訳ではなく、「表情が変わったり」「ポーズが変わったり」「服装が変わったり」して多少の変化はあるのです。
イベントCGでも同じように、表情やポーズが微妙に変化している絵があるのですが、それを差分と言います。
上の画像を見て下さい。
一枚絵の左右に、切り取られた絵が差し込まれていますが、これをカットインと言います。
このように紙芝居と言われながらも、飽きないような工夫が凝らされているのです。
選択肢
たまにあるゲーム性
そう。それこそが選択肢。
©ASa Project 恋愛0キロメートル
どの選択肢を選ぶかによって
- 選択肢直後のテキストに違いがでる
- 攻略ヒロインのルートが変わる
- ゲームオーバーに直行
- フラグが立つ(好感度が上下する)
など状況が変わってきます。(場合によってはほとんど変わりません^^;)
また
- 中に出す
- 外に出す
など、見ることのできるイベントCGが、少し変化する選択肢もあります。
この選択肢が何を意味しているのかは言わずもがな。笑
そして
ゲームによっては、自力攻略が不可能に近いくらい難しいものもあります。いや、マジで。
とにかくまぁ
こうして絵を見ながらテキストを読む(声優が音声を読み上げてくれますが)。
たまに出てくる選択肢を選んでストーリーが分岐していく。
結構ゲームとしては単純な流れなんですよね。
だからこそゲームではなく紙芝居とまで言う人もいるわけですよ。
ですがそれを補って余りあるくらいの魅力がエロゲにはあります。
別の記事で追々紹介していきたいと思います。
今回の記事で分かって頂けてたと思いますが、エロゲーは静的な演出が多かったんですよ、今までは。
そう… 今 ま で は 。
続きます。→動くエロゲの紹介 ~E-mote・AE・3D・手書き~