かつては「エロゲ」がオタク文化の中心的存在の一つだった時代もあります。
今はエロゲから離れてしまったオタクたちにも間違いなく「エロゲソング」という、これまた大きな一つの文化が根付いているはずです。
エロゲ業界でシンガーソングライターとして活躍していた人たちが、アニソン業界でも成功している例がおおく、エロゲソングという文化は知らずしらずのうちに脈々と今のオタクたちに受け継がれていっていることでしょう。
さて、その肝心のエロゲソングなのですが、人気作でもない限りはサウンドトラックが発売することは少ないです。
今や解散してしまったメーカーの曲は、権利関係がわからなくなり時代の波とともに埋もれていくものも多いです。
我々の愛した数々の名曲が消えていくのは悲しい。
そんな想いを胸に、エロゲソングの布教をしたいと思いました。
この記事は「浅く広く」をモットーに書きましたので、エロゲソングに詳しい人は物足りないかもしれませんがご了承ください。
というか記事の分量がめっちゃ多くなってしまったのでご注意をw
ポイント
- 一部敬称略。
- 「鳥の詩」や「きしめん」や「メイドさんロックンロール」をはじめとする超有名所は、他の記事で紹介していたりするので、そういうのはハズした選曲をしています。
- できる限り「公式の動画」「DL配信されている動画」「YouTubeやニコニコで使用許可表示があるもの」の動画を貼っていきます。なにか問題がございましたらご連絡ください。
一番最初のエロゲソングってなに?
いちばん最初のエロゲソングってどの曲なんでしょうか。もしご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。
田所広成さんの自伝によると「電撃ナース(全年齢)」のOPが、PCゲームソングの先がけであることを語っています。
引用:『田所広成の反省記』上巻
恋のプラズマ100%/電撃ナース(link:駿)
ベンチャーズっぽさが半端ないw
さすがにこの頃はまだエロゲをプレイしていないので詳しいことは分からないですが、昔の作品をさかのぼってプレイしてみると、アニメーションが使われているものだったり、少ない色数のドット絵で細やかで美麗なグラフィックを表現している作品だったりと、すごいものもあります。
電波ソング
そもそも電波ソングってなに?
電波ソング(萌えソング)とは?
ポップでキャッチーなメロディ、過剰なまでの萌え声、常識やぶりな歌詞、早口でまくしたてるセリフや歌唱、いちど聞いたら頭から離れなくなるような洗脳ソングのことをいいます。
Princess Party ~青春禁止令~/Princess Party ~プリンセスパーティー~
後述する「IOSYS」が作詞作曲をした有名な電波ソングです。「初音島にはブスがいねぇ」とか言っちゃったりして同メーカー(CIRCUS)の作品をネタにしている感じとか最高にクレイジーですよね。
UNDER17
「UNDER17(アンダーセブンティーン)」のボーカルのモモーイこと桃井はるこさんは「元祖アキバ系女王」の異名をもち、電波ソングを語るうえで、切っても切り離せない存在です。
いっちゃえ!ぽぽたん/ぽぽたん
電波ソングとキャッチーな動きのアニメーションがマッチしています。
最近のエロゲOPのほうがクオリティが高いものだと思っている人も多いでしょうが、エロゲバブルともいえる資金が潤沢だった時代には、アニメーションをいれたりお金をかけているOP曲もあったりします。
このぽぽたんのOPでは、お尻がドアップになってパンツを履くシーンのクオリティに、パソコンのモニターにむかって思わずスタンディングオベーションしました。
補足情報ですが、「Caramelldansen」という曲とぽぽたんのダンスをかけあわせた通称「ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)」は、ニコニコ動画で爆発的な人気をほこりました。
余談ですが、モモーイと親交のあった格闘家の「長島☆自演乙☆雄一郎」さんという方がいるのですが、コスプレをしてアニソンを流してダンスをして入場するという色物なパフォーマンスが特徴的な方です。
2010年の大晦日に行われたK-1と総合のミックスルールでの試合。この試合がとにかく有名なので、ご存知のない方は一度みてみるといいのでは?
MOSAIC.WAV
ガチャガチャきゅ~と・ふぃぎゅ@メイト/ふぃぎゅ@メイト
電波曲といえば音楽ユニット「MOSAIC.WAV(モザイクウェブ)」も有名でしょうか。そんなに沢山楽曲を提供しているワケではないので、知らない人もいるかもしれませんが。
地上波アニメのOPで「子・づ・く・り……しましょ! ハァッ!」という歌詞が流れたときには、あまりにビックリしてひっくり返った挙げ句に「バク宙」を成功させた記憶があります。
IOSYS
ゆっくり揉んでね☆ぱいタッチ!/ぱいタッチ!
おっぱいには興味のない私でも、これを聞いてしばらくは「ぱい……ぱい……」と呟いていたくらいの洗脳曲ですw
同人サークル「IOSYS(イオシス)」といえば、「東方Project」のアレンジ曲で有名で、ニコニコ動画でも数々の電波ソングが流行りました。
私の友人♂が、女性がいたにも拘わらずカラオケで「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」を歌ったとき、これでもかってくらいの地獄の空気になったのは今でも記憶にのこっています。
⑨チルノ。
KOTOKO
さくらんぼキッス 〜爆発だも〜ん〜/カラフルキッス〜12コの胸キュン!〜(link:駿)
電波ソングといえば、KOTOKO(ことこ)さんと「I've」サウンドの組み合わせを思い浮かべる人も多いでしょう。
KOTOKOさんはもともと音楽制作プロダクションの「I've(アイヴ)」に所属していた歌手です。ポップな曲からバラード調の曲まで幅ひろく歌いあげ、また独特な言葉のチョイスの作詞をされることもあり人気が高いです。あまりにも知名度の高いエロゲ界の歌姫。
同じ空の下で/家族計画
電波ソングの枠で紹介しましたが、電波ソング以外の方が曲数が多いです。
本当にたくさんの有名な曲や素晴らしい曲があるので、へたに「これがおすすめだ」とか「この曲が代表曲だ」とかいっちゃうと、どこからか湧いてきたオタクどもにぶっ叩かれるおそれが……。
ということで、気が向いたときにでもKOTOKOさんの楽曲だけを扱った記事を書くかもしれませんw
アニメ「ハヤテのごとく!」のOP「七転八起☆至上主義!」あたりで、非エロゲオタクからの知名度が高まったような気がします。
余談ですが、部屋をさがしてみたら、いくつかI've関連のアルバムが見つかりました。
I'veの曲をよく知らない人は「G.C.BEST I’ve GIRL’s COMPILATION BEST」がおすすめ。電波ソングならば「SHORT CIRCUIT(ショートサーキット)」がおすすめ。
アーティスト
島みやえい子
砂の城 -The Castle of Sand-/朱-Aka-
元I've所属のシンガーソングライターの島みやえい子さん。
「ひぐらしのなく頃に」の楽曲で有名でしょう。
川田まみ
IMMORAL/IMMORAL
川田まみ(かわだまみ)さんは元I've所属のボーカリスト。「灼眼のシャナ」や「とある魔術の禁書目録」の主題歌によりアニソン界隈でも有名な方です。
この曲は、当時ニコニコ動画では「マヨラー」とか「ノーパン」とかそんなくだらない空耳が流行っていました。笑
MELL
さよならを教えて -comment te dire adieu-/さよならを教えて ~comment te dire adieu~
MELL(メル)さんは元I've所属のボーカリスト。
アニメ「BLACK LAGOON」の主題歌の知名度はバツグンに高いです。
「砂漠の雪」はアルバム収録の曲なので、知名度はそんな高くない隠れた名曲……と思いきや、やっぱりいい曲だからか広く知れ渡っていますね。笑
畑亜貴
青空ボレロ/巣作りドラゴン
畑亜貴(はたあき)さんは「Lantis」所属のシンガーソングライターで作詞家で作曲家。
この方は、そのズバ抜けた作詞のセンスが高く評価されています。ありとあらゆるアニソンの作詞を担当しているので、目にすることが多い名前でしょう。私は詳しくは把握しておりませんが、1000曲はゆうに超えるぐらいのアニソンの作詞を担当されています。印税だけでも一月で億は超えているでしょう。笑
まさに作詞の女王と形容すべき凄いお方です。ハルヒの曲だってらき☆すたの曲だってありとあらゆる有名曲はこの人が担当しています。
あーいまーい3センチ♪ そりゃぷにって事かい? ちょwww
Rita
Little Busters!/リトルバスターズ!エクスタシー
Rita(りた)さんは「Lantis」所属のアーティスト。「理多」という名義で声優としても活動しています。
自他ともに認める雨女だそうです。
Ceui
Asphodelus/穢翼のユースティア
Ceui(セイ)さんは「Lantis」所属のシンガーソングライター。
その伸びやかな歌声は、壮大な世界観のOPとよくマッチしているように思います。
一番好きなのは、アニメ版の恋チョコのエンディング。
AiRI
永遠に咲く花/枯れない世界と終わる花
AiRI(アイリ)さんは「Lantis」所属の歌手。
力強い歌声にハイトーンボイスが特徴的で、ファンの間では「超音波」と言われることも。
酒癖が悪いらしく、AiRIになる前の名義「UR@N(うらん)」時代には「酒R@N(しゅらん)」というあだ名を付けられていたようです。
Faylan
Reconquista/レコンキスタ
Faylan(フェイラン)さんは「Lantis」所属の歌手。以前は「飛蘭(フェイラン)」という漢字をつかった名義でした。
かっこいい楽曲を担当されることが多いイメージ。紹介しているレコンキスタのOPも「上松範康」さんの作るしびれる楽曲と、Faylanさん声のイメージがマッチしています。
美郷あき
DESIRE/月に寄りそう乙女の作法
美郷あき(みさとあき)さんは「Lantis」所属の歌手。
どうやら彼女は、飛び入り参加OKのダンスイベントで優勝した経験があるほどダンスがうまいらしいです。
ダンスができる人はなんでも器用にこなせると言われています。ぷっすまというテレビ番組を見ていた人なら分かるはず。
佐咲紗花
キスのひとつで/ちいさな彼女の小夜曲
佐咲紗花(ささきさやか)さんは「Lantis」所属の歌手。
キャッチフレーズは「太もも丸出しアニソンシンガー」だそうです。
元々オタクだと公言していたアニメ好きで、アニメ業界で活躍しはじめてからもアニメファンであることは継続中。
ちなみにアニメ「日常」のエンディング曲「Zzz」は、アニメの映像と合わせるとめっちゃ可愛いさがあふれていますし、穏やかな曲調なので睡眠導入曲としてもおすすめ。(上に貼ってある動画はPV映像です)
橋本みゆき
こころに響く恋ほたる/アマツツミ
橋本みゆきさんは「Lantis」所属のシンガーソングライター。
Purple softwareをはじめとした、特定のブランドで主題歌を担当することが多いので、そのブランドのファンがそのまま橋本みゆきさんのファンだというパターンも多そうです。
栗林みな実
Rumbling hearts/君が望む永遠
栗林みな実さんは「Lantis」所属のシンガーソングライター。君望やマブラヴシリーズの楽曲を担当されていて、また同作で声優として出演されています。
ちなみに上記の曲は「君が望む永遠」の原作でもアニメでも流れる神曲。
余談ですが、当時は人見知りだったらしく『アニぱら音楽館』に初めてゲスト出演したときにトークに入っていけなかったようです。そんなときに突発的に遠藤正明さんから「好きな内臓は?」という質問をされたエピソードが好きです。
佐藤ひろ美
夏のファンタジア/黄昏のシンセミア
佐藤ひろ美さんは「Lantis」所属のシンガーソングライターでしたが、現在はご自身が立ちあげた「株式会社S」にてアーティストのプロデュースや楽曲制作などを行い幅広く活動されています。
2000年(デビュー時)から250曲以上のPCゲーム関連曲を担当されました。
yozuca*
サクラサクミライコイユメ/D.C.P.C.〜ダ・カーポ〜
この曲はアニメ版ダ・カーポのOPです。tororo団長が作詞作曲をされている人気曲。
さて、アーティストの紹介に入りますが、yozuca*(ヨズカ)さんは「Lantis」「Peak A Soul+」に所属されています。
ゲーム『D.C. ~ダ・カーポ~』主題歌「ダ・カーポ~第2ボタンの誓い~」でデビュー。以降もダ・カーポシリーズに携わっています。作品の人気や知名度と相まって、人気のある歌手だと思います。
Duca
たいせつなきみのために、ぼくにできるいちばんのこと/たいせつなきみのために、ぼくにできるいちばんのこと
「Peak A Soul+」に所属している女性歌手の「Duca(デュッカ)」さん。有名な曲は数多くあるでしょうが、あえてこの曲を推します。
ア・カペラが冒頭3分ちかく続くというかなり特殊な楽曲なのですが、切ない曲調と胸をうつボーカルが素晴らしい!
霜月はるか
瑠璃の鳥/殻ノ少女
霜月はるかさんは「ティームエンタテインメント」に所属していて企画制作ブランド「CRAFTSCAPE」を立ちあげ活動されている歌手です。「シモツキン」の愛称で親しまれています。
透明感のあるキレイな声をされていて人気があります。作曲編曲をしているMANYOさんとのコンビを好きな人も多いでしょう。
いとうかなこ
とある竜の恋の歌/サバト鍋(link:駿)
いとうかなこさんは音楽レーベルの「5pb.Records」に所属する歌手。個性的な声質と、しっかりとした歌唱力が特徴的。
アニメ/ゲーム「シュタインズゲート」の主題歌も担当しているので、非エロゲオタクの知名度も相当に高いです。
この曲も有名でしょう。笑
榊原ゆい
ワンダー・リブレット/ガールズ・ブック・メイカー −幸せのリブレット−
榊原ゆい(さかきばらゆい)さんは芸能プロダクション「ラブトラックス」所属の声優で歌手。愛称は「ゆいにゃん」。
もう20年ちかく様々なエロゲの声優や主題歌を担当しているので、エロゲーマーでは知らない人はいないかもしれません。
もはやどれが代表曲かは分からないので、最近の作品の主題歌で、いちばん私が気に入っている楽曲をあげておきます。
佐倉紗織
コールドボイス/アメイジング・グレイス ―What color is your attribute?―
佐倉紗織(さくらさおり)さんは音楽制作集団「ave;new(アベニュー)」のボーカリスト。ハイトーンボイスが特徴的。
「true my heart」通称「きしめん」があまりに有名なので、そちらを紹介するべきなのでしょうが、前述したとおり別の記事で紹介している曲は極力ハズそうと思っているのでこの曲でw
小春めう
シルエット/BUKKAKE!ドシコリングMINUKIマックスアクメしてもいいですか? 〜ドエロいポーズして貰って見抜きぶっかけしたらお互い興奮がドチャクソヤバイです〜
小春めう(こはるめう)さんは音楽制作プロジェクトの「solfa(ソルファ)」のボーカリスト。
それにしてもこの「BUKKAKE!ドシコリングMINUKIマックスアクメしてもいいですか? 〜ドエロいポーズして貰って見抜きぶっかけしたらお互い興奮がドチャクソヤバイです〜」のOP、曲に合わせて立ち絵を上下させているのが、なんだか絶妙にダサくて好きです。
いやぁ小春めうさん……代表作として「BUKKAKE!ドシコリングMINUKIマックスアクメしてもいいですか? 〜ドエロいポーズして貰って見抜きぶっかけしたらお互い興奮がドチャクソヤバイです〜」を挙げてしまって申し訳ない。笑
茶太
面影レイルバック/面影レイルバック
茶太(ちゃた)さんは音楽制作プロジェクトの「solfa(ソルファ)」のボーカリスト。
この曲は、「何度も何度も、何度も何度も」発言しているかもしれませんが、近年の茶太さんの曲でいちばん好きなやーつです。
茶太さんといえばアニメ「CLANNAD」の「だんご大家族」もまじで神。
Lia
Farewell song/AIR(link:駿)
ゲーム/アニメ「AIR」の主題歌「鳥の詩」はあまりにも有名。「1st PLACE」所属でクリスタルヴォイス歌姫と称される「Lia(りあ)」さんです。
その歌声は「1/fゆらぎ(自律神経が整えられ、 精神が安定し、 活力が湧くと考えられている)」を持つとされています。
胎教でモーツァルトを聞くのがいいと聞いたことがありますが、もうそれは過去の話。これからはLiaさんの楽曲を聞きましょう。
夢乃ゆき
Change The World/ゴールデンアワー
夢乃ゆきさんはもともとはエロゲーブランド「MORE」の音楽制作レーベル「MME(MORE MUSIC ENTERTAINMENT)」に所属していました。MMEは近年でも人気のあったレーベルなので解散が惜しまれます。
夢乃ゆきさんは独立後も人気作「ぬきたし」のOPに抜擢されたりと、今後の活躍が期待されている歌手でしょう。
上原れな
届かない恋/WHITE ALBUM2
上原れなさんは「F.I.X. RECORDS」所属のアーティストですが、現在は活動を休止されています。そんなにエロゲソングに携わっていたわけではないですが、人気作であるホワイトアルバム2の主題歌により知っている人は多いでしょう。
薬師るり
アペイリア/景の海のアペイリア
薬師るり(やくしるり)さんはエロゲ業界で活躍するシンガーソングライターで、2010年にはご自身で「株式会社DRUGMA MUSIC」を立ち上げました。
名前の由来は薬剤師の資格をもっているからだそうで、デビュー時には薬剤師の仕事のかたわらで音楽活動をされていたようです。
Ayumi.
クロスコンチェルト/クロスコンチェルト ―One or two of us were not enough. It took everybody to reach our intersecting future.―
Ayumi.(アユミ)さんは、音楽や音声やイベントやネット番組の制作に携わる「株式会社AYUMI ONE.」の社長。
一説によると「マヤ暦の終焉とともに星となったオリヒメヨゾラの転生した姿である」との噂があるが、真偽の程は不明。
プロフィールをみてみたのですが、どうやらカワイイとカッコいいを自在に操る能力をもっているようですね。
近年でもさまざまなエロゲ主題歌に関わっている方です。PCゲーム情報番組「電脳妄想開発室」のパーソナリティとしても活動されています。
片霧烈火
get the regret over/闘神都市Ⅲ
片霧烈火(かたきりれっか)さんは人気が高く、幅広い歌唱スタイルなので、エロゲソング界でも存在感のつよい歌手ですね。「烈火タン」や「みんみん」なる愛称で呼ぶ人もいるようです。
代表曲は「車輪」や「G線上」の主題歌などいろいろ候補がありましたが、迷ったすえに闘神都市Ⅲの主題歌をえらびました。「Shade」さんのつくる楽曲はギターの使いかたがカッコよくて脳が震えます。
WHITE-LIPS
アララト/群青の空を越えて
この曲は美少女ゲームの主題歌にも拘わらず、戦闘機しかでてこないのが面白い。
WHITE-LIPS(ホワイトリップス)さんは、二人組音楽ユニット「Tynwald music(ティンウォルドミュージック)」のボーカル。透明感のあるキレイな声をされています。
YURIA
You/shuffle!(link:駿)
シャッフルのアニメ版のOP。他の記事でも紹介しているのでかぶって申し訳ないですが、ホントに好きなので今回も紹介。いつも神様に感謝ですって感じ。
作曲家の「アッチョリケ」さんの作る曲はどれも神なのでおすすめ。その才能をもっと分けて欲しいーって感じ。
そうそう、「YURIA(ゆりあ)」さんご本人の紹介が遅くなりましたが、この方は元々ランティス所属のアーティストです。今はアメリカで活動されているよです。
ギター、ベース、キーボード、ドラムを演奏することができ、440Hzと441Hzを聞き分けられることができる多彩な才能をもつ方です。
NANA
カーニバル/CARNIVAL
はじめてこの作品のOPムービーをみたとき、画面をうごく九条理紗が可愛すぎて心臓麻痺で死にました。
明るい曲調に反するような暗い歌詞が特徴的なOPです。
それではアーティストの紹介に入りますが、「NANA(ナナ)」さんはかつてランティスに所属していた歌手です。有名女性歌手石田燿子(いしだようこ)さんと声質が似ていて、かつ石田さんの公式サイトにてNANAさんのライブの情報などが乗っているのは永遠の謎ですね。もしかして関連性が……?
石田さんの歌っている曲といえば、「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」のキャッチコピーがあまりに有名な「ストライクウィッチーズ」のOPが好きですね。
真理絵
Clover Heart's/Clover Heart’s
クロバーハーーーーーーーッ!!!
真理絵さんは、2003年にエロゲの楽曲に出会ってからデビューして、今日まで活動しつづけている方です。
有名なのは「Clover Heart's」のOPでしょうか。間奏部にセリフが入っている演出は最近はあまり見かけないですね。
真理絵さんの曲でガチで神だと思うのはこれ。
音楽サークル「love solfege」のアルバム「Luxury〜Classical best」に収録されています。
クラシックやロックがごちゃまぜになった不思議な楽曲なのですが、聞きはじめてすぐにラテン語のコーラスの壮大さに心惹かれます。
余談ですが「quantum jump」などで有名な、透き通るような歌声の歌手「真里歌(現在は『Mar.na』名義で活動中)」さんと混同している人がいるので、間違いないように注意しましょう。
はな
空気力学少女と少年の詩/素晴らしき日々 〜不連続存在〜
はなさんはケロQ&枕をはじめとした、有名な作品で主題歌を担当することのある歌手です。
安定感のある高音の歌声から、しっかりとした低音ボイスまで出すことができます。
うさ名義でボーカロイド楽曲の「歌ってみた」を投稿していたことでも有名。どうやらプロレス、鉄道、麻雀などのおっさん……渋い趣味をしている模様。
松下
raspberry cube/ラズベリーキューブ
松下(まつした)さんはニコニコ動画で人気を博した歌い手で、現在はメジャーデビューされています。ハスキーボイスが特徴的で、明るくテンポ感のいい曲との親和性が高いです。
ちなみに松下さんは、ホモじゃない漫画をホモにして読むことのできるレベルの腐女子だそうです。笑
紹介している曲をつくったのは堀江晶太さん。正直いろいろなゴタゴタがあって人となりは好まれない人物かもしれませんが、作る曲は素晴らしいです。
PANDA
踊ってスカイ、余裕でブルー/青い鳥(link:駿)
(この曲のボーカルはMIKIさん)
そこまで有名ではないかもしれませんが、「ぱんだはうす」という「アイデス(現在のF&C)」から独立したブランドの「PANDA」さんがつくった曲です。PANDAさんの楽曲には密かに熱狂していた人が、少なからずいるのでしょう。
当時の公式サイトからの引用
エロゲー業界は、たとえばコンシューマーゲームなどとは違い「少数精鋭」で制作されるために、一部の超人によって形作られていった「努力や才能の結晶」が見て取れるのは、非常に面白いというか、エロゲならではのものだと痛感いたします。
さっぽろももこ
デキソコナイワルツ/病マナヒ姉ハ無ヒ
この曲は、五拍子から三拍子にながれるように変わるガチで変態的な曲。さっぽろももこさんしか作れないような不思議空間をかもしだしている楽曲です。
さて、さっぽろももこさんについてですが、この方は1980年後半ごろから長らく活動されている作曲家であり原画家です。
音楽活動をしたくてアダルトゲームブランド「HARD」に入るのですが、そこで原画をまかされて原画家にもなるという面白い経歴をされています。
最近ではバンド活動をするときは、ソロユニット「PINPONS」として活動されています。
この人のつくる曲はとにかく惹きつけられる謎の魅力があるので、主題歌の作曲をされているというだけでも、その作品を買ってしまうことがあります。
ユニット
電気式華憐音楽集団
最初に紹介するユニットはべヴィメタルバンドの「電気式華憐音楽集団」通称「デンカレ」。
メタル調の曲に反するような萌え声のボーカルが特徴的。エロゲ界のなかでも高い存在感をはなっている音楽ユニットです。
櫻舞う/MinDeaD BlooD Complete Edition
「MinDeaD BlooD」のDVD版に追加された主題歌です。
fripSide
fripSide(フリップサイド)は、小室哲哉氏などが普及させた音楽の流れをくむ、シンセを多用したデジタルJ-POPのユニットです。
naoさんがボーカルだったときを第1期、南條愛乃さんがボーカルの現在を第2期と称しています。
spiral of despair/痴漢専用車両
fripSide第1期のエロゲ曲といえば「彼女たちの流儀」のOPを挙げる人は多いでしょうがあえてこちらで。この曲も神神アンド神なのでおすすめ。
第2期は「とある科学の超電磁砲」のOP「only my railgun」で飛躍的に知名度があがりました。
milktub
キラ☆キラ/キラ☆キラ
milktub(ミルクタブ)はエロゲーブランド「OVERDRIVE」の代表のbamboo氏をリーダーとして構成されるパンキッシュなロックバンド。
当時、エロゲの音楽は打ち込みがメインでバンドサウンドが珍しかった時代に発売した「グリーングリーン」のOPが好評を博しました。そこからパンクサウンドが広まったのでしょう。
アニメにも楽曲提供されていますので、非エロゲオタクへの知名度もあると思います。
その他
男性ボーカルが最初に起用されたのは「Treating2U」なのではないかと言われています。この作品は主人公がドチャクソかっこいい隠れた(?)名作的な作品ですのでおすすめ。
JAM Project
THE HERO !!/ワンパンマン
べつの記事にてマブラヴの「未来への咆哮」という曲をJAM Projectがやっていますよーっていうのを紹介したので、今回はアニメ「ワンパンマン」のOPを貼っておきます。この曲めっちゃジャムプロと合っていて好きです。
KITAKEN
星団歩行/夜巡る、ボクらの迷子教室
大人気ロックバンド「BUMP OF CHICKEN」の曲や歌声に似ているということで、エロゲーマー以外にまで話題の広まったエンディング曲です。
pigstar
永遠の存在者/ピリオド(link:駿)
好きな男性ボーカルの主題歌は? と聞いたら多くの人が挙げそうなのがこの曲ですね。
一条和矢
それゆけトーマス!!/痴漢者トーマスII
男性ボーカルのものでネタ的なやつもお1つどうぞ。というかなんでこのチョイスなんだよ私……。
かないみか
春一番'97/ハイスクールテラストーリー(link:駿)
はれぶたやメロンパンナちゃんや北条沙都子なんかで有名な声優のかないみかさんが、言わずと知れた有名曲「春一番」をカバーされています。
米倉千尋
恋せよ乙女!/サノバウィッチ
古くからのアニオタならば知っているであろう米倉千尋(よねくらちひろ)さんが、サノバウィッチのOPを歌われたことに、当時はビックリしました。最近では「9-nine-」シリーズでも主題歌を担当されています。
まずデビュー曲からして神ですからね。
その他にもカレイドスターの「約束の場所へ」や、封神演義の「WILL」など神曲が多いです。
Rio
アイノコトバ/スマガ
「Rioって誰?」と思われたかたもいるかもしれませんが、かの有名な元AV女優のRioさんです。
まさかの起用に驚きましたね。
いやまじでニトロプラスは、主題歌になぞの人選をしていることがあります。
たとえば、「カードキャプターさくら」や「(^q^)くおえうえーーーるえうおおおwww」などで有名&人気な丹下桜さんが主題歌に起用されていたりします。
あとは、クロックアップなんかはこれから売れそうなバンドの起用がうまいイメージがありますし、エロゲソング好きはこれらのメーカーは要チェックですぜ!
新海誠
emotional flutter/ef − the latter tale.
(この曲のボーカルは原田ひとみさん)
かの有名映画監督である新海誠(しんかいまこと)さんがエロゲのOPに携わっていたことはご存知の方もおおいでしょうし、このサイトでも何度か紹介しています。
この曲のムービーは、コンテを切った新海さんをはじめ「ef」に携わった優秀な画作りの制作陣により、あまりに美麗なグラフィックとなっておりますので見たことのない人は必見です。
以上です。
「なんであの曲がないんだよ」とか「あの歌手を紹介しろよ」とか色々と言いたくなった人は、ぜひともご自身で発信してみましょう。
そうしてエロゲのみならずエロゲソングという文化を、少しでもこれからのエロゲーマーに残せたらな……という気持ちをこめて、記事を〆たいと思います。
今回は「幅広く紹介する」ことを目的とした記事でしたが、気が向いたら「おすすめのエロゲソングランキング」とか「おすすめのマイナーエロゲソングランキング」の記事とかも書きたいですね。
それでは~。