【No.001】エロゲに登場した単語を解説＿＿謎の武術「バリツ」とは？

バリツの登場するエロゲ

 

 

上の画像のキャラは、【さくらの雲＊スカアレットの恋】に登場する所長と、【AMBITIOUS MISSION】に登場するシャルです。

双方「バリツ」という謎の武術を使用します。

さて、この２人の共通点は何だと思いますか？

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簡単でしたかね。

服装をみれば一目瞭然。

２人とも「探偵」キャラです。

どうやらバリツとやらは、探偵がキーになっているんだと予測できます。

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バリツとは？

 

 

アーサー・コナン・ドイルの推理小説『シャーロック・ホームズ』シリーズに出てくる架空の日本武術が「バリツ」です。

そう、架空の武術なんです。

しかし、完全なる架空の武術というワケではない。

諸説ありますが、イギリス紳士のなかで流行っていた武術「バーティツ」が元ネタなんじゃないかと言われています。

バーティツとは？

 

 

バーティツを開発したのは、イギリス人のバートン＝ライト氏です。「はじめて日本の武術を学んだ外国人」といわれています。

バートン＝ライト氏は、1898年に神戸で「神傅不動流しんでんふどうりゅう」を習い、その後に東京で「講道館柔道こうどうかんじゅうどう」を学びます。

イギリスに帰国したあとに、「日本の柔術に、ステッキ術と打撃技をあわせた護身術」であるバーティツを生み出しました。

バーティツの語源は、開発者である「バートン」と「柔術」をあわせたものです。

なんとこのバーティツは、「世界初の総合格闘技」と言われているんだそう。

つまり総合格闘技の根底には、日本の柔術があるわけですね。

これは凄い。

バーティツの特徴

 

 

先ほど引用した、Wikipediaの画像をもう一度見てみましょうか。

素手での打撃技、胸ぐらを掴まれたときの柔術、ステッキを用いた戦い、羽織っていたコートを使った搦め手などなど、あらゆる戦い方が存在することが分かるでしょう。

 

なんとも不思議なポーズをしている画像が多いですが、これは、イギリス紳士のあいだに広めるために「優雅さ」が必要だったからだと思われます。

しかし、路上で襲われた場面を想定しているため、コートで相手の武器を絡め取ったり、ネクタイを投げつけて目眩まししたり、ステッキで金的や喉元などの急所を狙ったりと、

わりと殺意がたかめで実践的です。笑

 

現代ではステッキを持ち歩いている人はなかなかいないため、「傘」をつかった技も多いんだとか。

優雅にポーズをきめながら、実践にも活かすという不思議な護身術ですね。

まとめ

 

 

ここまでの紹介をふまえて、あらためてエロゲに登場するバリツについて考えてみましょうか。

という３つのポイントがあるように思います。

 

少しでも参考になったならば幸いです。

私は、格闘技や武術が好きなので、ただそれについて語りたかっただけかもしれませんが気の所為ということにしておいてください。