エロゲの購入判断方法を、11パターンに分類してみました。
エロゲの選び方
01:体験版をプレイして買う
体験版をプレイして買うという堅実なスタイル。
自分に合った作品と出会える可能性は高いでしょう。
体験版の範囲だけは面白くて、その後に失速する作品もあります。が、最近ではそういう小手先のテクニックを使っているメーカーは、その後に繋がらないことが明確になってきました。だから、わりと信頼できる判別方法だと思います。
体験版の範囲からじゃ面白いのか判断がつかない作品もありますけどね。
ごく稀にですが、体験版の内容と製品版の内容がちがう作品もあります。
有名所でいうと【Magical Charming!】の体験版には、製品版の伏線が張られていました。
恋愛ストラテジーADV
【ChronoBox -クロノボックス-】では本編を抜粋した体験版だけではなく、オリジナルエピソード&CGを収録した《専用の体験版》があります。
失った記憶を取り戻してはいけないADV
【恋色空模様】では、本編の内容を抜粋して紹介しています。登場キャラたちが説明しているので、合間合間で、本編にはない掛け合いを見られるんですよ。
島と恋と青春、そして革命のADV
体験版をプレイして「展開予測をする」楽しみ方もあります。
例えば【アメイジング・グレイス -What color is your attribute?-】の発売前は、体験版をプレイした人が「誰が犯人で~」などなど、展開予想や犯人予想で盛り上がっていた記憶があります。
エンドレスクリスマスADV
【殻ノ少女】シリーズでは体験版をプレイして、登場人物のなかの「何人が生き残るか」を予測するキャンペーンが恒例となっていました。このシリーズは、本編の前日譚となるオリジナルの体験版が配布されています。HD版を購入すれば、製品のなかに収録されているので安心してください。
サイコミステリィAVG
最近は、体験版感想をブログで認めてくれる人が減ってきたのが悲しいです (´;ω;`)
あなたも体験版をプレイして、その感想をバンバンアップしましょう。
私はやりませんが……。
02:好きな要素があれば買う
催眠モノは全部買う、ダウナーな雰囲気の作品は全部買う、実妹ヒロインが出ている作品は全部買う……などなど、好きな要素が入っている作品を購入する方法です。
好きな要素がマイノリティになればなるほど、選択肢が狭まり、購入する作品が限られてくるでしょう。
この手の買い方をしている人の持っている情報は非常に貴重です。
その道の専門家といっても過言ではないでしょうね。
03:勧められたものを買う
もしも、自分の好みを深く理解してくれている人から紹介された作品ならば、楽しめる可能性は限りなく高いでしょう。
作品の感想を友人と共有するキッカケにもなります。コミュニケーションとしての側面がつよい買い方ですね。
おすすめを聞いて、それ全部にたいして「買います」と答えて、後日、購入したパッケージの写真をアップしている人を見かけたことがあります。マジでカッコいいと思いました。
聞くだけ聞いといて「調べてみます~」と玉虫色の答えしか返さないで、何のアクションも起こさないのってモヤモヤしません?
いや、聞くのも買うのも、そいつの自由なんですけどね。ただ、ズバッと購入を決断する人のほうが見ていて気持ちいい。
あと、「〇〇なエロゲを教えてください」に対して「エロゲじゃないんですけど〇〇がおすすめです」的な、前提条件を覆している人を結構な頻度で見かけます。これに対してもイラッとするのは私が短気だからでしょうか。
ちなみに私は、自分ですべてを決めたいタイプなんで、他人からおすすめされると死ぬほどストレスが溜まります。
「〇〇がおすすめですよ」と言われたら反発しますが、「〇〇が面白かったです」と言われたら興味をもつ可能性もありますけどね。笑
尻フェチゲーと、フェラ特化ゲーと、超マニアックな作品と、ハーレム感が抜群な作品の情報はいつでもウェルカムです。
04:情報を集めて買う
公式サイトで公開されている情報、公式Twitterに投稿された情報、雑誌のインタビュー記事に書かれていた情報などを吟味して買う方法です。
エロゲをプレイしていくうちに、メーカー、スタッフ、あらすじ、コンセプトをみて購入判断できるようになってきます。
私はその買い方です。
05:評判を調べて買う
評判が高い作品を購入する方法。
レビューや口コミを調べてから買う人は多いでしょう。
たまにしかエロゲをプレイしない人などは、こういう方法で買っておけばいいんじゃないでしょうか。
私は評判買いすることはあまりなくて、自分の価値判断により新作予約買いをすることがほとんどです。
だって、「評判がいいからプレイしたけど、期待したほどではなかった」みたいな感想を抱きたくないですもん。誰かのフィルターを通った前提知識によって、作品の印象を左右されたくなんですもん。
ふりかえってみれば、評判買いをしていたら出会えなかった作品が多かったと実感しています。
0点か100点を付けられるような賛否両論の作品にこそ、人生において出会うべき「私にとっての唯一無二の作品」が眠っているんじゃないかと考えているからです。
まぁ、そんな発掘作業みたいなことを、するもしないもあなたの自由です。
金を無駄にする可能性もありますし、ストレスを溜め込んでしまうかもしれませんから。笑
評判買い、大いに結構じゃないですか。
ハズレを引きたくないという気持ちは、誰でも抱くものでしょう。
情報をあつめてから買うのは、賢い方法だと思います。
レビューを参考にするならば『今更だけどエロゲしようぜ!』というサイトがおすすめ。少しでも役に立つレビューが書ければいいなと、苦しみながらも更新をつづけています。今後とも活用していただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
06:直感で買う
パッケージイラストをみて判断する「パッケージ買い」。
ショップに足を運んで目についた作品を購入する「衝動買い」。
ワゴン行き作品をタイトルだけで判断して買う「タイトル買い」。
などなど、極めてギャンブル性の高い買い方です。名付けるとすれば「キチ買い」ですね。
よく調べもせず万札をぶっこんで、新作予約買いするようになったら、あなたも立派なギャンブラーです。
アタリかハズレかの大博打、ドキドキしながらプレイするのもまた一興。
俺たちは、数々の傷を負いつつ、一人前の男へと成長していくんだ。
ハズレを怖がっていたら、何も掴み取ることはできねぇ。
07:メーカー買い
メーカーによって、浮き沈みが激しいところもあれば、安定しているところもあります。
少なくとも、方向性は変わらないところが多いでしょうから、そのメーカーのファンならばメーカー買いするのもありですね。
開発体制がしっかりしていれば、そこまでコケることは少ないでしょう。たとえば、HOOK系列なんかは、ディレクションをされている宅本うとさんがいるかぎりは、安定しているんじゃないかと思っています。
メーカー色の強いところもありますね。
ねこねこソフトみたいに、おまけコンテンツが充実していて、作品の繋がりが深いと、メーカー買いしたくなります。
あざらしそふとの作品では背景に、さり気なくあざらしが出てきたり、私服や小物にあざらしが描かれていて主張が激しいです。
08:ライター買い
現在ではエロゲの大半が「ノベル系アドベンチャーゲーム」です。テキストがその作品の面白さに関与する割合はおおきい。
であるならば、ライター買いは比較的信頼できる買い方でしょう。
しかし、安定していると思われていたライターでも、たまにやらかすことがあります。
得意な執筆ジャンルや苦手な執筆ジャンル。納期まで余裕があるのか、心身の状態はいいのか。自由な裁量があったほうがいいのか、制限されているほうが力を発揮できるのか。メインライターかサブライターか。そのときの状況・状態・環境によって変わってくるんだと思います。
必ずしも求めているものを提供してくれるとはかぎりません。
武田弘光氏のエロ漫画『いまりあ』は、純愛和姦モノだったんですが、シリーズの続編でNTR展開をいれて、和姦人の脳を破壊し、阿鼻叫喚の地獄と化して炎上しました。
アダルトコミック
おるごぅるさんがライターを担当した【うちの妹のばあい】は、なまじ売れてしまったためか、純愛ルートに隠れてエグい寝取られルートが用意されていたことで炎上しました。その後に【うちの妹のばあい 純愛版】が発売。以降の作品は、寝取られ要素はなく純愛系に転向しました。
こういった方向転換や、事前に公表していたものを大きく裏切る展開は、今ではそうそう見られないでしょう。
なので、ライター買いをしても、大ハズレすることはないんじゃないかと思います。
09:主題歌買い
あまり該当する人はいないかもしれませんが、主題歌にグッときて購入するパターンです。
昔は、店頭のデモムービーを見て、購入を決めた人もいるでしょうけどね。
ちなみに私は、主題歌買いすることがあります。
さっぽろももこさんが担当されていたら、とりあえず買うようにしていますね。
ずっと昔からファンでした。頭から離れない「癖になる曲」を作らせたら天下一品です。
金銀財宝♪ 金銀財宝♪ 奪い尽くせ♫
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10:原画買い
イラストを目当てに買うパターン。
最近は分かりませんが、昔は絵だけは良いエロゲのことを「画集」と呼ぶ人が一定数いました。
最低限イラストさえ楽しめればいいというセーフティーネットを確保する賢い買い方です。
【初心者必見!?】絵でエロゲーを選ぶ人のために原画家紹介!
続きを見る
私も原画家には注目しているほうなので、記事をいくつか執筆しています。
ちなみにこの記事は、どこぞのクソメディアに丸々パクられたんですわ。タイトルから原画家のチョイスまで、似たような記事がアップされているのを目撃したときには驚きました。
11:声優買い
いちばん茨の道なのはコレ。
たとえばエロゲ声優界の帝王・かわしまりのさんの出演作を買い揃えようとしたら、700作品以上集めなければならないですから。
AVG
声優買いをしていると、良作からクソゲーまで、ありとあらゆる作品と出会うことになります。
声優さんによっては、出演する作品の傾向がバラバラなため、趣味に合わない作品や、性癖に合わない作品も買うことになるでしょう。
かくいう私も、お気に入りの声優が出ている作品は必ず買うようにしています。なので、茨の道だという実感が伴っているんですよ。笑
声優によっては、比較的評判のいい作品に出演しがちな人もいるので、ハードルは低いです。
たとえば明羽杏子さんなんかは、わりと注目されている作品に出演している傾向があります。
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以上です。
書き終わったあとに気づいたんですが、アニメ化などメディアミックスされた作品を購入したり、よく話題になる知名度の高い作品を購入する人もいますよね。
あなたはどのように購入判断されているでしょうか?