やはりエロゲの花形はフルプライス作品だよなぁと思う

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やはりエロゲの花形はフルプライス作品だよなぁと思う

古城

 

 

 

こんばんは。古城です。

近年はロープライスのエロゲがおおくなってきて、フルプライスのエロゲが減ってきているように感じます。

そこで、あらためてフルプライスエロゲのよさを考えてみようと思い記事を書きました。

 

 

 

やはりエロゲの花形はフルプライス作品だよなぁと思う

 

 

フルプライスとは

そもそもフルプライスとは「定価」のことをいいます。

今は9,800円のものもフルプライスと言いますが、長らくエロゲは8,800円の商品がメインでした。だいたい8,000円以上のものはフルプライスだと認識されているのではないでしょうか。

フルプライスにたいして値段が安いものがミドルプライス、ロープライスと言われているわけです。

 

左から、昔のフルプラのソフ倫シール、今のフルプラのソフ倫シール、5,000円未満の作品(?)のソフ倫シール、2,000円未満の作品(?)のソフ倫シール、メディ倫シール。

むかし、4,000円以下のものがロープライスとして扱われて、色の違うソフ倫シールだと聞いたことがあります。

押入れのエロゲを漁ってみたところ、5,800円のエロゲが青のシールで、4,800円のエロゲが緑のシールで、1,800円のエロゲが赤いシールでした。聞いた話とちがいますね。私の記憶違いだったかも。

©大場つぐみ・小畑健/集英社

もうこれ以上パッケージを引っ張り出してきて確認する気力がないので、そこらへんの事情に詳しい人、ぜひとも情報をお寄せください。

 

一応当サイトでは、4,000円以下がロープライスで、8,000円以上がフルプライス。その中間がミドルプライスという扱いにしております。

 

話がそれまくっているのですが、とにかく「フルプライス」の意味が「定価」であることからも、8,800円ぐらいの値段のものがエロゲではメインだっんだといえます。

 

 

現在の傾向

現在はロープライスの作品がめちゃくちゃ増えましたね。

実をいうと、このサイトを立ち上げた当初には、「『時間がかかる大作は躊躇してしまう』とか『値段が高い』だとかの意見もおおいし、ロープライスをもっと出したほうがいいんじゃないか」と提言していたんですよ。

それがまさか、ここまでロープライスが増えることになるとは思いませんでした。

©久保帯人/集英社

私も例にもれずロープライス作品をプレイする機会がふえたわけですが、そこであらためてフルプライス作品のよさを再認識できたわけです。

はい。やっとこさ本題に入ります。笑

フルプライスのどこが好きなのかを書いていきます。

 

 

フルプライスのどこが好きなのか

共通ルートが好き

共通ルートにて、いろんなヒロインがでてきてワイワイガヤガヤと楽しい掛け合いをしているシーンが大好きです。

場合によっては個別ルートよりも共通ルートのほうが好きまでもある。

 

島と恋と青春、そして革命のADV

たとえば「恋色空模様」では、主人公が越してきた学校でおおきな問題が発生するのですが、それをヒロインたちと協力して解決しようと奮闘する展開がたのしい。

 

ロープライスの作品は、分割モノでもないかぎりはイチャラブゲーか抜きゲーがおおく、共通ルートがない場合がほとんどです。

 

 

ルート分岐

ロープライス作品では一本道の場合がおおいです。ルート分岐があったとしてもどうしても展開の幅がせまくなりがちです。

私はつねづね選択肢の意義や可能性をかんがえておりまして、やはりフルプライス作品では大きく展開をわけることができるのが魅力だと思っています。

エロゲの『選択肢』の意義を考える!

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エロゲのシナリオ構造/ルート分岐について

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ロープライス作品でヒロイン1人との恋愛を楽しむのもいいのですが、やはり共通ルートを経て仲良くなったヒロインの個別ルートにはいったほうが、私は熱中できるように感じています。

ヒロイン1人との既定路線の恋愛よりも、数ある可能性のなかから選びたいと思うのです。

 

 

長く浸れる

楽しい作品の世界には長く浸っていたい。

それに、長くつきあってきた分だけ思い入れや愛着がつよくなります。

ただボリュームが多いだけの作品はノーサンキューですが、面白い作品ならばウェルカムです。

 

しかしこれは、諸刃の剣だと言う人もいるでしょう。

長い作品でハズレを引くのが痛いと。

 

もし時間の無駄だと思うなら、スキップやギブアップをすればいいでしょう。

もしお金の無駄だと思うなら、早々に売ればいいでしょう。

いいじゃないですか。ハズレを引いたって。

勝ち馬に乗りつづけるよりも、ときには負けてでも這い上がってくるほうがカッコいい。

泥水をすすりながらでも、前に進みつづけたい。

そういうものに私はなりたい。

 

前職で、大分県に2ヵ月ぐらい出張にいったのですが、毎日のように健康的で美味しい料理をたべていました。しかし、そのうちに飽きてしまったのです。異様にジャンクフードが食べたくなったのです。

そこで、会社の人たちとマクドナルドにかけこみ、どか食いをして領収書を切りました。笑

うまいモノばかり食べていると有難みが薄れる現象……あると思います。

 

我ら日本男児は、いつから負けることを恐れて行動できなくなったんだ?

さぁ、行きましょう、マックへ。(何の話だ)

 

 

想定外の出会い

ロープライスの作品だとヒロインが1人の場合がおおいので、そのヒロインを気に入ったら買う……というパターンになりがちです。

フルプライスの作品には複数のヒロインがいます。

なかには全然興味のわかないヒロインもいるでしょう。

 

しかしたまに、事前の印象に反して個別ルートで「化ける」ヒロインもいる。

セールで最近ふたたび脚光を浴びている「つよきす」の椰子なごみは、個別ルートでだいぶ印象が変わりましたよね。ちなカニ派。

そうした自分の想定以上のものにふれたときに感じる喜びは格別です。

 

私は可能性を広げつづけたい。

狭い視野になりたくない。

そう思うのです。

 

さあ、あなたも行きましょう、マックへ。(だから何の話だ)

 

 

感想の幅

エロゲをプレイしたあとに誰かと感想を共有したり、自分の価値観とはちがう人のレビューをみてみるのも楽しみの1つだと思います。

 

フルプライス作品の場合は、ヒロインが複数いますし、エピソード数もおおいですし、複数のライターや原画家がいる場合もあるので、あれが好きでこれが嫌いなど感想の幅が広いんですよね。

そんな気がします(テキトー)。

 

 

コストパフォーマンス

私は感想を書くために、ツールでプレイ時間を計測しているのですが、3,000円ぐらいのロープライスエロゲは数時間で終わるのにたいして、フルプライスエロゲは20時間以上かかることがしばしばあります。

ロープライスのほうが一見お得にみえますが、素材数やボリュームを鑑みると、けっきょくフルプライスのほうがお得なんですよね。

また、制作側もフルプライスをつくったほうがコストを抑えめにできるそうです。

 

 

まとめ

フルプライス作品の好きなところを挙げてきましたが、近年のロープライス作品のなかにはありえんぐらいにコスパの高い商品もでてきています。

もちろん私も面白そうなロープライス作品は買いつづけていくでしょう。

販売の形式はいろいろあっていいと思います。

ですが、このままエロゲの花形であるフルプライスが減っていきつづけるのはあまりにも寂しい。それに、せっかく今では珍しくそれ一本で「完結」することのおおいコンテンツであるエロゲに、分割作品が増えるのもモニョります。

なので、ここいらで私の思いの丈を記しておこうと思ったのです。

 

ロープライスも好きだけど、フルプライスもがんばれー!

以上です。まうまう!

 

 

 

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