今回お話する内容は、エロゲの攻略順について。
前半は、推奨攻略順がない作品におけるプレイ順。後半は、推奨攻略順がある作品におけるプレイ順の紹介です。
推奨攻略順がない作品におけるプレイ順
好きなものを最後に
私の場合は大半がこの方法。お気に入りのヒロインを最後にもってくるパターンです。
食事では、好きなものを最後にとっておきたい♪ 食後のデザートが楽しみ♪
そんな乙女なあなたにおすすめなのがこの順番です。
美味しいスイーツを食べたときに、顔をプルプル左右にふるわせて「ん゛~~~♪」って言いながら味を堪能しているタイプの人は、このプレイ順を推奨します。
一説によるとこのプレイ順の人は、IQが120以上あり、年収が高い傾向にあり、異性からモテモテらしいですね。
好きなものを最初に
いちばん気になっているヒロインを最初に攻略したいタイプの人もいるみたいです。
私は逆の傾向にあるので分かっていないのですが、好きなキャラを最初に攻略したほうがその作品にたいする印象がよくなり、全体が楽しめるようになるってことでしょうか。あるいは、好きなキャラのルートだけでもプレイしたいから、モチベーションの高いうちに攻略をするってことでしょうか。
先ほど「私は逆の傾向にある」と書きましたが例外もあります。たとえば、ほぼ一本道の作品で「1周目の物語体験」が強烈だと予感できる作品においては、好きなキャラから選びます。たとえば【マブラヴ オルタネイティヴ】は、2周目以降をプレイするとしたら、ちょっとした差分を回収するだけの作業になってしまうからです。
【マブラヴ オルタネイティヴ】の魅力に迫る__関連作やプレイ順も紹介
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コダワリ派
ヒロインの好感度順に「2位→5位→3位→4位→1位」の順でプレイする……みたいに自分のコダワリにそってプレイ順を決めるタイプです。
他にも「OPムービーでの紹介順」とか、「出会ったヒロインの順」とか、自分の基準を持っている人が多いです。
このタイプの人はおそらく「鍋奉行」で、他の人が鍋にふれようものなら烈火のごとくキレ始めます。焼肉屋で「肉を焼く」ことを「肉を育てる」と呼称するのもこのタイプでしょう。魚の食べ方がキレイで、カレーを混ぜて食べる奴をゴミを見るような目で蔑んでいるのも特徴的です。
心の赴くままに
とくにプレイ順は決めておらず、心の赴くままに選択肢を選んでいくタイプの人もいます。
あだ名はおそらく「フーテンの寅」。
誰にも伝わらないネタですみません。
このタイプの人は、ひどく自由でカッコいい生き方をされていますね。私もかくありたいものです。
少なくとも初回は、心の赴くままに選択肢を選んでいったほうが楽しいと思います。
推奨攻略順がある作品におけるプレイ順
そもそも推奨攻略順とは?
エロゲの中でも「ストーリーに力を入れている作品」においては、「その作品をより楽しめるであろう攻略順=推奨攻略順」が存在する傾向にあります。
- 明らかに他のルートよりも力を入れて作られているルートを最後にプレイすることにより、プレイ後の余韻がよくなる
- 他のルートのネタバレがあったり、他のルートをプレイしていないとストーリーを把握しづらいルートがある
- とあるルートで判明した事実(重度の病など)により、他のルートを後でプレイすると楽しめなくなる
上記の3つが、推奨攻略順が存在する要因です。
推奨攻略順は、発売後にあるていど経ったら情報がでまわります(私の感想記事にも推奨攻略順を書いていますので宜しくおねがいします)。
しかし、いっさい前情報をあつめたくない人や、私のような新作予約買い勢などが、どのように推奨攻略順をさぐりあてるのか、その判断方法を考えてみましょうか。
※以降、「最重要ヒロイン」のことを「メインヒロイン」、「その他のヒロイン」のことを「サブヒロイン」と呼称します。
脱落式の場合は、流れに沿ってプレイしよう
ルート分岐において、「ムカデ型」「ヒロイン脱落式」「階段分岐」などと呼ばれる構成の場合は、流れに沿ってプレイすればオーケーです。
エロゲのシナリオ構造/ルート分岐について
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なぜかというと、物語の根幹に関わらないヒロインほど早く退場して、重要なヒロインは物語の後半で活躍する構成だからです。
命をかけた、純愛ADV
チャプターが表示されるものにおいては、チャプター順にプレイするのが無難です。たとえばQruppoの新作が該当します。
パッケージイラストから推測する
上のパッケージイラストをみて、どの子がメインヒロインというか、最後にプレイすることを推奨されているか分かりますか?
これは簡単ですよね。
………………
…………
……
……
…………
………………
すみません。ウソです。
正解は、いちばん手前に大きく描かれている女の子です。
しかもよく見ると、タイトルロゴにもヒロインのシルエットが描かれているので非常に分かりやすいと思います。
しかし例外もあり、たとえば戯画の【ショコラ】や【パルフェ】はパッケージヒロインとは別に、裏ヒロインなるものが存在します。
その裏ヒロインは、両作とも主人公とは少し距離をとって見守ってくれているようなポジションで、どこか意味深な感じがするので、推測しやすくはあるでしょう。
ヒロインの属性から推測する
メインヒロインが存在する場合、「尖った性格付け」や「奇抜な見た目」をしていることは少ない。それが鉄則です。
サブヒロインの人気が高い作品はままありますが、それはやはりサブヒロインのほうが「性格」や「属性」や「見た目」を冒険できるからです。
メインヒロインは、比較的万人受けするキャラじゃなければ、その作品の印象自体に関わってきます。
つまり、不人気属性といわれている「メガネヒロイン」や「緑髪ヒロイン」は、なかなかメインにはなりづらいということです。
緑髪と眼鏡があわさったら、メインヒロインをはる確率は0%に近いでしょう。
近年では、「野暮ったい丸メガネ」がなくなりオシャレになってきましたし、「暗くて内気な性格」というメガネヒロインに付随するマイナス属性がなくなってきましたし、復権の兆しがあると思います。
緑髪ヒロインに関しても、もっと流行ってもいいんじゃないかなぁと思いますね。C.C.やようこや音無小鳥、エロゲでいったら冷泉院桐花なんかが大好きなんですよ私は……。
閑話休題。
その他の属性では、ビッチ/ヤクザの娘/そばかす/おさげ髪/クロワッサンっぽい縦ロールなどなど、メインヒロインになりづらいものも多々あります。
逆に、特別なルートのある可能性が高いヒロインといえば、「主人公と過去の秘密を共有している」「何らかの深刻な事情を隠している」「特別な能力をもっている」などが挙げられるでしょうね。
主人公が据えられている作品においては「主人公に親しい」「主人公との付き合いが長い」ほうが、物語の根幹に関わりやすいんだと思います。
そう考えると、たとえば「転校生」なんかよりも「幼なじみ」のほうが、メインのストーリーに関わってきやすいです。
ただ転校生の場合、「過去に出会ったことがあるけれど、そのことを主人公が忘れている」としたらメインヒロインの可能性が高まりますし、
幼なじみの場合、「非日常作品における日常の象徴的な役割」だったとしたらメインヒロインじゃない立ち位置の可能性が高まります。
何事も例外があるのです。
公式からシグナルが送られている場合もある!?
恋愛アドベンチャー
【アインシュタインより愛を込めて】の場合は、見てわかるとおり、パッケージに描かれたヒロインが、メインのヒロインです。
OPを見てみると、メインのヒロインから紹介されています。推奨攻略順としては、OPにでてくる順とは逆『 佳純 → 忍 → 唯々菜 → ロミ 』になります。
逆に、どこか意味深だったり、謎が隠されていそうなヒロインが最後に紹介されているパターンもあり、その場合は、OPで紹介されている順に攻略したほうが良い可能性があります。
※追記――もしかしたら特典の絵柄でも予測できるのかもしれません。ダウンロード販売がのびている近年はそうでもないですが、昔はとくにソフマップの影響がつよくて、特典がいちばん豪華だったので、そこに描かれているキャラクターは人気がでそうなキャラが多いでしょうから。あとは公式通販ですかね。
まとめ
推奨攻略順がなさそうな作品ならば、思うがままに選択肢を選んだり、自分で決めた順番にしたがってプレイすればOK。
推奨攻略順がありそうな場合は、旧作ならばグーグル検索してみましょう。
自力でプレイする場合は、前述したとおり「ルート構成」「パッケージイラスト」「ヒロインの見た目や属性」「主人公に親しいかどうか」「意味深な描写のあるヒロインかどうか」「OPムービー」などから推測しましょう。
もし私が挙げた以外の鉄則や法則に気づいている人がいたら、教えていただければ幸いです。