思えば私は、なんと浅はかだったのだろうか。
男として生まれたからには、男らしく、強く、格好良くあらねばならぬという気持ちがあったのかもしれない。
近年……と言っていいのかは分からないが、いつからか耳にするようになった「バブみ」という言葉。
どうやら「年下の女性に母性を感じたとき」に使われる言葉らしい。
この言葉を知ったときには、こう思わざるを得なかった。
なんと軟弱なことかと。それでいいのか日本男児よと。
誰かに甘えるなんて情けない。ましてや年下の女性に甘えるなんて以ての外。
男らしさの塊である私は、いつしか「Mr.ワイルド」という異名で呼ばれることになった。
そんな私が【ハミダシクリエイティブ】をプレイしたときのことである。
プレイ開始して数クリックでヒロインが登場した。
そのヒロインの第一声は……
……
…………
………………
オギャー! バブ バブ バブゥーーー!!!
ということで、甘やかせ系妹ヒロインである和泉妃愛を紹介したいと思います。
プロフィール
名前 ―― 和泉 妃愛(いずみ ひより)
声優 ―― 柳ひとみ
誕生日 ―― 09月05日
主人公=和泉智宏の実妹であり、今をときめく売れっ子声優。家事万能で、駄目な兄を甘やかすことに生きがいを感じている。兄のことは「お兄」と呼ぶ。
あだ名は「ひよりん」。
魅力
お世話好き
今はむかし「男性が仕事をして、女性が家庭をまもる」という価値観が存在しました。
そういう時代において「家庭的な女性」というのは、ステータスが高かったと言えます。
しかし昨今では、共働きが普通になり、家事を分担する家庭が増えました。
世相と連動するかのように、目にすることが少なくなってきたものがあります。
それは、家事万能・家庭的・お世話好き属性のヒロインです。
でもさぁ……二次元でぐらい夢を見たっていいじゃない?
オアシスを求めて、先の見えない砂丘をひたすら歩いたすえに辿り着いた場所があります。
陽の光をあびて煌めく湖。砂漠に咲く一輪の花。
それが和泉妃愛なんです。
朝起こしてくれたり、お料理をつくってくれたり、尽くしてくれたりするのは、やっぱり嬉しいものなんですよね。
それどころか、兄の「ガチャを回す代金」を出してくれるという、斜め上の甘やかし方をします。
お兄ちゃんを堕落させるヤバい妹ですね。
これだけみると主人公は、ただただ救いようもない駄目な兄の印象を持たれたかもしれません。ゲームをプレイすれば、それらの駄目要素はフォローされているので悪しからず。
――閑話休題――
前述したとおり、希少になりつつあるお世話好き属性なんですが、この和泉妃愛というヒロインの人気は如何ほどだったのか!?
人気投票では堂々の第1位。
やはり古今東西、健気に尽くしてくれるヒロインは人気があるんだと思いました。
全肯定
どんなに周りの人から疎まれ見放されていたとしても、大切な人が信じてくれるなら、たった1人が信じてくれるなら救われる。
そういうこと……あると思います。
妃愛は、誰よりも兄の可能性を信じ、応援しています。
いいよね、そういうの。
私もね、ほら、まだ充電期間なだけなんですよ。本気を出せば凄いんですよ。どれほどの無駄な年月を重ねてきたのか考えたくないんですが、まだ本気を出していないだけです。
信じて……。
兄妹判定
個別ルートに入ってからは、たびたび兄妹判定「セフ」or「アウ」と言い、どこまでが周りから見て「兄妹の範疇」に収まるのか、ギリギリのラインを探っている感じが楽しかったです。
ひよりんは、恋人関係になろうとも、兄妹であることも大事にしているんですよ。
作中では、来世も兄妹になりたいと語っていました。
たびたび「兄以外は眼中にない」と発言していて、独占欲を満たしてくれる部分も魅力的です。
更には、兄以外と接するときは「しっかり者」で、兄と接しているときは自分の全てを曝け出しているところも可愛い。
語録
崩壊
天使
意味不明
ひよりんと言えば「ひよひよ~」という意味不明な鳴き声を発するのです。彼女だからこそ許される可愛い発言ですね。
付き合ってからは、「ぎゅうして」とねだるようになり、自分のことを「ぎゅう魔王」と名乗ります。
私が知っている「牛魔王」といえば、ドラゴンボールに出てくる身長4メートル超えのアイツです。
小柄なぎゅう魔王と、大柄な牛魔王、まったく逆の属性ですね。
人間 | 種族 | 人間 |
温和 | 性格 | 温和 |
大きい | 器 | 大きい |
唯一の肉親である兄を大事にしている | 家族 | 唯一の肉親である娘を大事にしている |
高い(声優として) | 実力 | 高い(戦闘力が) |
長い(ロングヘア) | 毛 | 長い(ヒゲ) |
こうして比べてみると、ぎゅう魔王と牛魔王は似ているのかもしれません。
好きな表情
5位
照れているような困っているような顔。
4位
すっごい安らかというか、満たされているような表情で、眺めているだけで幸せな気分になります。
3位
ひよりんは、ムッとしていていも怒っていても可愛いのがズルい。作中でもヤキモチを焼く描写がドチャクソ可愛いかったです。
2位
この泣き顔に声をつけるとしたら「よよよ……」って感じ。なんだかちょっと情けないような、気の抜けるような絶妙な表情で好き。
1位
口の端をつり上げてニヤリと笑う悪そうな表情です。彼女は性格がいいので、この表情にはギャップを感じますね。
そもそも好きな表情なんて、多すぎて選べません。
なんせ、表情差分が106個も用意されていましたから。
まとめ
魅力の100分の1も書き記していませんが、最強の妹ヒロインである和泉妃愛の紹介でした。
【ハミダシクリエイティブ】の本編と続編の感想記事でも、ひよりんの魅力を語っています。
つまり、都合3回もひよりんの魅力を紹介したワケですね。
今回は実験的に、ヒロイン1人に焦点を当てた記事を書いてみました。
本記事のタイトルに「001」という番号が付いていますが、今のところは続編の予定はありません。
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