手がかかるほど可愛い――という概念があります。
面倒くさい性格だとしても、他の魅力と合わさることによって、それがプラスに転じることもあるのです。
今回紹介するのは【抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?】――通称【ぬきたし】のヒロインである冷泉院桐香です。
なんでもスマートにこなす完璧人間かと思いきや、日常生活を満足におくることのできない要介護系ヒロインです。
ここまで長所・短所がハッキリしているヒロインは、そうそうお目にかかることはできません。
プロフィール
名前 ―― 冷泉院 桐香
声優 ―― 花澤さくら
身長 ―― 158cm
誕生日 ―― 10月17日
血液型 ―― AB型
ドスケベ条例を推進する学園の組織『SS』のリーダーであり、カリスマ生徒会長でもある。
魅力
なんでも出来るカリスマ生徒会長かと思いきや……
ぬきたし無印における冷泉院桐香は、敵方のボスのような存在です。
類まれなるカリスマ性、指揮能力、大局を読む力があり、リーダーとしての資質は十分。
戦闘では、500円サイズのコインをつかって戦う「羅漢銭」、特殊なワイヤーをつかって相手を縛ったり斬りつける「冷泉の糸」、武器がない状態でもつかえる体術「華山心眼流」により、作中でもトップクラスのつよさを誇ります。
が、続編のぬきたし2では、神秘のベールが剥がれました。
ぬきたし2は、主人公の淳之介が平行世界にワープして、敵対していたはずの『SS』側の人間と共闘することになるストーリー。
日常的に桐香と接することになり、彼女のダメな部分をたびたび目にするようになるのです。
まず彼女は「強迫性障害」のような特徴があり、「〇〇でなければならない」という固定観念により動いています。
たとえば、淳之介くんがお弁当をつくってあげたシーン。桐香は「ソーセージは洋食だからナイフとフォークで食べなければならない」と考えて、いちいち食器を持ち替えようとするため、一向に食べ終わりませんでした。
さらには、お洋服の構造を理解できないために、1人で着替えることもままなりません。
そんな彼女のヤバさを表す象徴的なシーンが「階段」をのぼる場面です。
彼女は、自然界にはない人工的な高低差をどうしても受け入れることができない。受け入れられないから階段をのぼることができません。
のぼろうとするとゲロゲロと、レインボーな吐瀉物が口から溢れ出てくるのです。
美しくて完全無欠のイメージだった桐香ちゃんに、まさかのゲロイン属性が付くとは思いませんでした。
桐香は、事務仕事を他人の何倍ものスピードで処理できる天才です。
理解できることならば、なんでも器用にこなしてしまいます。
教科書など、一度目を通したものは覚えてしまいます。
しかし、日常生活においては、着替えすら満足にこなせません。
他人の感情の機微を察することができません。
馬鹿と天才は紙一重。「アスペルガー症候群」や「サヴァン症候群」といわれる人種なのでした。
それに対して淳之介くんは、天才気質からは程遠い。
わりと不器用なタイプです。
しかし彼は「現状に甘んずることのない信念」「覆そうとする情熱」「曲げない矜持」「初志貫徹する信条」をもっています。
桐香ちゃんは、自分にはないものを持っている彼に興味をひかれて、執着するようになるのです。
真逆の2人が一緒にいて、少しずつお互いへの理解を深めていく。
ぬきたし2のテーマの1つでもある「相互理解」の大切さを示すかのような2人の関係性が素敵です。大好きです。
淳之介くんは、桐香ちゃんのお世話係――とーかちゃん係に就任して、彼女の面倒をみるようになります。
とーかちゃん係に就任してからは、苦労の連続でした。
淳之介が2ヵ月かけて習得した「ふわふわとろとろのオムライス」を桐香につくってあげるんですよ。
嬉しそうに「卵のまんなかに包丁で切れ目を入れるとふわとろオムライスの完成だ」と語る淳之介。
それに対して桐香ちゃんは、以下の発言をします。
ブチギレる淳之介。
止めに入る礼先輩と郁子。
礼先輩と郁子はそれぞれ淳之介をなだめつつ、「私のために手間を割いてくれてありがとう」の意味だと弁解します。
桐香の言葉には、いっさい悪意はありません。他人を慮ることが苦手なだけです。
最初はこれほどまでに相性の悪かった2人が、どのように距離を縮めていくのかが見どころですね。
完璧な美しい存在であったはずの彼女にメスを入れて、ダメダメな部分を見せてくる。
マイナスな印象になるどころか、より桐香のことを好きになりました。
人間は誰しも、理解できない存在には忌避感をおぼえるのですが、理解が深まることにより親近感をいだく性質がありますから。
大好きな淳之介から見捨てられないように、せめて、簡単なことぐらいは出来るようになりたいと頑張る桐香ちゃんが可愛すぎました。
桐香ちゃんの魅力
すでに「面倒くさいながらも可愛い」という桐香の最大の魅力を語りました。が、少しだけその他の魅力も紹介しようと思います。
京都弁
あまりの可愛さに、思わず「チッ」と舌打ちをしてしまいましたよ。
桐香は、酔っ払ったときや、なにか特殊な事態がおこったときに、普段は喋らないようにしている「京都弁」を発します。
声優の花澤さくらさんの出身も京都ということで、「マイナスイオンあふれる花澤さくらボイス+本場の京都弁」という最強の組み合わせを楽しむことができますね。
彼女は後輩ヒロインなので、淳之介のことを「先輩」と呼びます。花澤さくらさんの、包み込まれるような優しいボイスによる「先輩」ほど破壊力のある単語はないでしょう。
敬語ヒロインであり、美しい言葉遣いなのもポイントが高い。
デカ尻
尻がでかいことにコンプレックスを抱いているのか、すぐさまデカ尻であることを否定します。
が、淳之介がデカ尻オッケーであることを知ってからは、むしろ、自分からアピールしてくるようになりました。
淳之介は桐香と付き合うようになってからは、定期的に桐香の「お尻プリン体」を摂取しないと「ケツ桐値」が下がって危険な状態になってしまう体質へと変化します。もはや彼は「桐質ゼロ」の性活に戻ることはできないでしょう。
桐香のエッチシーンは、調教シチュ、フェラ、尻フェチアングル、アナルセックスと、すべてが私の性癖と合致していたのが凄いです。
顔がいい
こう言っては元も子もないですが、桐香はめちゃくちゃ顔がいい。
上の画像のハグをするシーンでは、すべての表情差分が可愛いです。
気になる人は、ぬきたしシリーズをプレイするしかないですね。
まとめ
私は、声優の花澤さくらさんのファンで、ずっと彼女が出ている作品を追ってきました。
そのなかでも桐香は、花澤さくらさんの声の魅力を十二分に発揮しているヒロインだと言えます。
しかし、花澤さくらさんは引退されてしまった。
今でもQruppoは、ぬきたしのネタ動画をアップしてくれるのですが、桐香が出てこないので、その存在感が薄まっている感じがします。
何度もぬきたし2を再プレイすることによって、私のなかでの桐香の存在を確立しつづけているのです。
以上。とーかちゃん係に就任した男による「冷泉院桐香」の紹介記事でした。
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