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はじめに
本記事は【マブラヴ オルタネイティヴ】および関連する数作品のネタバレ感想です。未プレイの方にはおすすめしないどころか、既プレイであることを前提のつくりになっていますので御注意ください。
未プレイ者向けの記事もございます。本記事では取り上げていない作品にも触れていますので、そちらも合わせてご利用ください。
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【マブラヴ オルタネイティヴ】の魅力に迫る__関連作やプレイ順も紹介
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【アカネマニアックス ~流れ星伝説剛田~】の感想
『君が望む永遠』と『マブラヴ』をつなぐハイスピードな熱血妄想ラブコメディ。
| アカネマニアックス ~流れ星伝説剛田~(非18禁)(âge) | |
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| ジャンル ―― AVG | |
| 発売日 ―― 2002年05月01日 | |
評価
| 評価 | おすすめ度 |
![]() | ★★☆☆☆ |
| 満足度 | |
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感想
剛田城二という暑苦しい男が、茜ちゃんに一目惚れしてアタックをするという内容。

この剛田城二という男は、明らかにマンガ家の島本和彦さんのような絵タッチに見えます。アージュ作品はマジでパロディが多いんで、こんなのは序の口でしょう。とにかくハイテンションで暑苦しいノリが目につきます。昔ならいざしれず、今どきのプレイヤーには辛いノリかもしれません。
ポイント1
茜ちゃんは、剛田城二からのアプローチを全く相手にしません。しかし彼女は、最終的には心を開き、自分の苦悩をうちあけ、前向きで明るい気持ちになるのです。

これは、【君が望む永遠】と【マブラヴ】をつなぐエピソードです。
ポイント2
なぜか、柊学園の教師として金髪アフロ&ネクタイ&ジャージな野郎がいて、選択肢を誤ると、そいつの頭からでてきた謎の生物にビームを打たれてしまうバッドエンド。

【マブラヴ オルタネイティヴ】と【マブラヴ】の世界は、因果関係でつながっている。オルタの世界であれだけ大きい存在だったはずのBETAが一切いないのはおかしいでしょう。そう考えると、この世界線では、BETA(の大元)に人類が知的生命体として認識された世界。侵略されていない世界だと考えることができます。地球人のなかに宇宙人が紛れて生活をしているシュールな世界なんです。
ポイント3

当然マブラヴのキャラクターも登場します。ファンディスク的な要素が大きいです。こんなに嬉しそうに武ちゃんの腕に抱きつく純夏を見られて幸せ……。
可愛すぎか!?
ポイント4

CG鑑賞モードをみると、なんと茜ちゃんがそのCGにたいしてコメントしてくれます。これは地味に嬉しいというか面白い機能だと思いました。ちなみに上の画像では西E田さんの名前がでていますが、主題歌の「テックメンの歌」に関してはバリッバリに「宇宙の騎士テッカマン」の主題歌をオマージュしているうえに、作詞を担当したのが虚淵玄さんなのは笑えます。
【マブラヴ DVD-ROM版】の感想
――それは、とてもちいさな
とてもおおきな とてもたいせつな
あいとゆうきのおとぎばなし
| マブラヴ DVD-ROM版(âge) | |
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| ジャンル ―― 超王道学園アドベンチャー | |
| 発売日 ―― 2004年04月30日 | |
評価
| 評価 | おすすめ度 |
![]() | ★★★★☆ |
| 満足度 | |
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EXTRA編の感想
学園モノが好き
はじめに言っておきますが、私はEXTRA編がめちゃんこ好きです。そもそも王道学園アドベンチャーが好きです。学園モノのエロゲを何年も何年もプレイしていますが、それでも飽きていないぐらいには好きなのです。
マブラヴのEXTRA編は、当時のテンプレートを集めたものですが、今プレイすると懐かしさすら感じますし、新規プレイヤーは逆に目新しさを感じるのではないでしょうか。
この手の作品に触れたことがない人や、エロゲーマーのなかでもシナリオゲーが好きな人たちには不評なこのEXTRA編ですが、よく練られているので、その魅力に迫っていきます。

白状します……
……
……
……
冒頭の「純夏の日記」からすでに、鑑純夏というヒロインに心奪われていました。
早い。早すぎる。でも幼なじみヒロインという属性が好きなんですもん。
いきなり幼なじみエピソードをてんこ盛りにぶっ込まれちゃ心奪われますわ。

いちおう純夏は、今や絶滅すんぜんの「暴力系ヒロイン」に属しているのですが、マブラヴでは主人公の武ちゃんもバンバン殴り返しています。
これこそが、ホントのフェミニズムなんじゃないでしょうか。
「男女平等パンチ」ってやつですね。

ウニ頭の男がこれを得意としています。
いきなり話がそれてすみません。

家が隣どうしで、毎晩「窓越し」に会話をしている。毎朝欠かさず起こしにきてくれる。お弁当をつくってくれる。そのときの感情によってアホ毛の形がかわる。プレイ開始早々フルスロットルで彼女の魅力があふれています。
対比構造について
純夏と武ちゃんの関係に変化があらわれるのは10月22日です。
10月22日は、マブラヴおよびマブラヴ オルタネイティヴにおいてかなり重要な日付です。

EXTRA編では10月22日の朝、武ちゃんが目覚めると横で見知らぬ女(御剣冥夜)が添い寝しています。
UNLIMITED編では10月22日の朝、武ちゃんが目覚めたあとに見知った街がボロボロになっている姿を目にします。
どちらも10月22日に「いつもとは違う光景」が広がっているのは共通しているのです。
荒唐無稽な話に聞こえるかもしれませんが、EXTRA編とALTERNATIVE編は「対比構造」になっています。
純夏にとって、10月22日に突如あらわれて自分と武ちゃんとの関係に割って入ってきた「御剣冥夜」という女は、オルタ世界において自分と武ちゃんの人生をめちゃくちゃにした「BETA」の隠喩なのです。
CASE01
具体的にどのシーンがどういう風に対比しているのか、ちょっとだけ説明します。

たとえば「冥夜と武ちゃんが、幼少期に結婚の約束をした公園」には秘密があります。

EXTRA編
「武の家周辺が御剣財閥により更地になる」→「冥夜の家が建てられる」
↕↕
ALTERNATIVE編
「横浜ハイヴ周辺がG弾により更地になる」→「国連軍横浜基地が建てられる」
つまり「公園を残したまま冥夜の家が建てられるエクストラ世界」と、「横浜ハイヴを残したまま国連軍横浜基地が建てられるオルタ世界」という対比構造です。言い換えると「冥夜の思い出の公園」=「BETAのハイヴ」という対比構造です。
CASE02
冥夜の粋な計らいにより、純夏と武ちゃんがディナーをするシーン。

武ちゃんが特上の牛丼を頼むというギャグ展開が光っていましたよね。

EXTRA編
「絶対運命を信じていて他の女のことなど眼中になかった冥夜」→「純夏のことを恋のライバルとして認める冥夜」
↕↕
ALTERNATIVE編
「人類のことを自然災害程度にしか認識していなかったBETA」→「人類を敵として認識することになったBETA」
という対比になっています。
CASE03
「温泉旅行」は「桜花作戦」につながっています。

出発前に武ちゃんが演説するのですが、壬姫しか聞いていないというギャグシーンがありますよね。対比にはなっていないですが、桜花作戦前のラダビノッド司令の演説を意識しているんでしょうか。笑
露天風呂で純夏と冥夜が会話をするシーン。
お互いに武が好きだと打ち明けます。
武ちゃんが壁を隔てた男湯で、それを聞くしかできない状況は、あ号標的との対話シーンと対になっています。
どちらも「どうにもできない状況」ということが一致しています。

EXTRA編
冥夜と純夏がお互いに自分の気持ちをうちあけ、互いにある種の和解をすることで、純夏のネガティブな感情が浄化する
↕↕
ALTERNATIVE編
武ちゃんが「あ号標的」との対話に行き詰まった局面で、冥夜は「あ号標的」に切りかかり状況を打開、純夏は最後の力をしぼって「凄乃皇・四型」を復旧。2人が力を合わせて武ちゃんを救う構図。純夏のネガティブな感情が浄化する
CASE04
純夏ルートにて、温泉から帰ってきたあと冥夜がいなくなってしまうシーン。
月詠さんから、純夏かを選ぶか冥夜を選ぶか「辛い決断」を迫られます。

EXTRA編
冥夜のことを諦めて、純夏と結ばれる
↕↕
ALTERNATIVE編
冥夜のことを犠牲にして、あ号標的を破壊する
意味深なセリフが多い
エクストラ編では、オルタネイティヴを意識したような意味深なセリフが多いです。
その一部を紹介します。
【月詠】
「御剣に生を受けし者が天命、生涯に一度、後世にその名を轟かす業成すもの也」
冥夜はオルタでは極秘任務をうけおっている部隊にいたため、活躍しても歴史に名を残すことがないのが切ないですねぇ。
【純夏】
「……何で……ま・た・フ・リ・ダ・シ・に・戻っ・て・ん・の――」
純夏が武ちゃんを起こしにいったとき、冥夜が添い寝をしているのを再び発見したシーン。
ループすることの暗示?
【まりも】
「白銀君聞こえたわよ? 先生もね、できれば誰も戦地に送り込みたくはないのよ~。でも志願する人は止められないもんね~?」
神宮司まりも軍曹……!
【夕呼】
「興味深いのよねぇ……どうしてそう、いろんな出来事に首を突っ込むことになるのかしら?」
【武】
「そういう運命なんスよ」
【武】
「……質量Mのオニール型スペースコロニーが地球に落下する際に持つ運動エネルギーを陸地の破壊に使ったとき……なんだ、この問題は!!」
……そういや、本番のテストの時は、消滅させられてたのは佐渡島だったな。
【夕呼】
「これから3泊4日の温泉旅行に行くわけだけど……遺書は置いてきた?」
【冥夜】
「私は御剣家当主なのであり、御剣冥夜ではなくなる時が来る」
オルタの内容を現実的に捉えることができる
温泉旅行の帰りのバスでのシーン。
【まりも】
「仮に巻き込まれた立場だったとしても、これは白銀君の責任よ?」
~中略~
【まりも】
「例えば、白銀君の筋力が人間の10倍だったとしましょう。いい?」
【武】
「はあ」
【まりも】
「そのあたなは、人と握手するときや、子供の頭を撫でるとき、どうする?」
【武】
「事前に気を遣って、怪我させないように注意します」
【まりも】
「なぜ事前に気を遣うの?」
【武】
「そりゃあ、自分の力が強いのを知ってるからですよ」
【まりも】
「もし仮にそのあなたが、自分の力を知らずに人に怪我をさせてしまったら、その責任はだれにあるの?」
【武】
「――あッ!」
【まりも】
「今の気持ちも大事。でも、それは悲しいけどいつか風化してしまう。だからこそ『こうするんだ』っていう人間の意志が大切なの」
武ちゃんの恋愛相談を、まりもちゃんと夕呼先生がのってくれるシーンなんですが、そのときに上記のようなセリフがあります。
つまりオルタで直面する問題を、現実の恋愛の問題に置き換えるかのようなセリフになっているのです。
マンガ的な世界
マブラヴEXTRA編の面白さは、「能天気にぶっ飛んでいるマンガ的な世界」にあります。

やることなすこと限度知らずな御剣冥夜の存在によって、コミカルで面白い作品になっています。

とにかくパロディが多いのも特徴です。
なぜか立ち絵のついているモブがでた場合、それは大抵何かのキャラをオマージュしています。
アージュはそういうメーカーなので、パロディが嫌いな人もそこはもう受け止めてもらうしかないですね。
「宇宙書記長ゴルバン」→「宇宙刑事ギャバン」
「ウルターメン・パワード」→「ウルトラマンパワード」
「オグラグッディメン」→「アンパンマン」
登場頻度の高い上記3つぐらいは知っておいたほうがいいかもしれませんが。
学園ハーレムラブコメ?
当サイトの感想を見ていただいている人は理解してくださっているかもしれませんが、私はハーレムが好きです。ハーレム系ラブコメが好きです。
マブラヴEXTRA編は「お約束展開」をあつめたと言われるだけあって、可愛らしいヒロインたちに囲まれたハーレムモノっぽい要素があります。
やっぱり可愛らしいヒロインに囲まれて賑やかにガヤガヤしているのは楽しいですよね~。

ヒロインたちがお料理対決をするところなんかは、つくる料理がそれぞれ個性的で面白かったです。

料理対決の勝者とデートをするのですが、よく見ると背景に怪しい黒服たちがいるところなんて、芸が細かいですよね。

デートのエピソードでは、千鶴のやつが好きですね。イリュージョンギャラリー(錯覚美術館)という面白いデートスポットを選んだのが素晴らしかった。デート終わりに武ちゃんがチンピラを大人の対応であしらったところがカッコよかったです。

ヒロインみんなが力をあわせて戦った球技大会のラクロスの試合もテンションが上がりました。
壬姫ちゃんが好き
純夏が好きだと前述しましたが、同じぐらいに壬姫が好きです。

壬姫ルートでは、あがり症な壬姫ちゃんが、それを克服するストーリー展開でした。

壬姫ルートだけ、なぜか超印象的なスチルが使われているのが素晴らしい。

武ちゃんの「器用さ」が表現されているのもこのルートでしたね。
三角関係が切ない

EXTRA編の肝といえば、やはり純夏と冥夜との三角関係じゃないでしょうか。
私は最初から純夏派だった記憶がありますが、プレイするうちに冥夜の魅力にもドンドン惹かれていったことは覚えています。
とくに、武から誕生日プレゼントをもらったときに幸せそうにしている冥夜ちゃんが可愛くて可愛くて……。
だからこそ、最後に純夏か冥夜のどちらを選ぶか決断を迫られるシーンが切なかったですねぇ。

このキスシーンは、ロマンティックすぎるんじゃ~!
EXTRA編の好きなところ
- オルタでの出来事を現実に落とし込む事ができる
- オルタへの伏線が仕込まれている
- オルタ世界との因果関係がある
- 動的でぶっ飛んだマンガ的な世界
- 王道学園ハーレム系ラブコメ
- 武ちゃんの原風景
- 三角関係が切ない
- BETAがいない
UNLIMITED編の感想
並行世界へ……
家の外に出ると、変わり果てた街の姿が!?

UNLIMITED編は、冒頭で武ちゃんが無邪気に喜んでいる姿に草が生えます。
この「現実」を「夢」だと思いこんだまま、国連太平洋方面第11軍・横浜基地へ向かい、夕呼先生のはからいで「第207衛士訓練小隊B分隊」に所属することになります。

平和な世界で、部活もせずスポーツに打ち込むこともなく過ごしてきた武ちゃん。今までずっと鍛錬を重ねてきた「207訓練分隊」のみんなの足を引っ張ってしまうのは必然。平和ボケした考え方も周りから浮いています。序盤の展開は、オルタを知っている状態でプレイするとなかなか辛いものがありますね。

しかし不器用にみえて意外に起用。「教えれば教えただけ成果を上げる」タイプ。
207隊のみんなに必死に食らいつきます。
総合戦闘技術評価演習
UNLIMITED編の最初の山場は「総合戦闘技術評価演習」。
戦術機&強化外骨格が使用不可の状態で、戦闘区域から脱出する状況を想定した演習です。
最初こそ順調にすすんでいくんですが……
武ちゃんが途中で蛇に噛まれます。

エッッッッ
その後に熱が出てしまいフラフラに。

しかしこのときの武は、誰よりも根性があるところを見せつけてくれます。

紆余曲折あって、ついに総戦技演習に合格したときには、嬉しくて目が潤みました。
もうこの頃にはすでに、武ちゃんと私のシンクロ率がめちゃくちゃ高くなっていたはず。笑
特別

「戦術機適正値」の測定から、彼の非凡さが目立ちはじめます。
初回測定値は歴代1位を記録し、すぐさま動作教習応用課程Dをクリア。
「バルジャーノン」で鍛えた奇抜な動き方・発想だけでなく、高い戦術機適正と、操縦技術をもつのです。

また、価値観がこちらの世界に染まりきっていないからか、周りからみたら無謀なことをするところも魅力的。彼の存在が隊にとっての良いアクセントになっていました。
各ヒロインの見せ場

その後もいろんな事件が起こります。
HSST落下事件では、砲撃するシーンがアニメーションになっていて、「うおおおおおおおおおお!」ってテンションが瀑上がりしますよね。

事務次官を見送るときの、たまの勇ましい敬礼がめっちゃ好きです。

模擬戦闘訓練では、武と千鶴と慧ちゃんでチームを組むことになり、チームワークがバラバラなのを何とかしようと奮闘。
千鶴と慧ちゃんは、寝ながらでも喧嘩するほど仲が悪い。笑
最後にはなんとかまとまることができ、冥夜&美琴&壬姫のチームに勝利します。

旧天元町地域に散在する住民の避難誘導をする任務では、武と冥夜で分隊をくみます。
このエピソードでは、避難指示をつっぱねるお婆さんにたいして最初は「何だこの頑固ババアは……」とか思うんですが、お婆さんの考え方にふれているうちに、こちらの気持ちもグラっと揺らいじゃうぐらいには考えさせられるエピソードでした。
けっきょくは冥夜の主張をうけいれ、「立ち退きたくない」というお婆さんの意思を尊重することになります。

溶岩流をふせぐために、冥夜と武の2人で戦術機を操作して、御守岩をぶった切ることに。

ここもアニメーションが使われていてドチャクソテンションが上がります。カッコよすぎでしょ。
やっていることは、ただ岩をぶった切ってるだけなんですよ?
それがこんなにカッコいいシーンになるとは思いもしないでしょう。笑

崩落した土砂とともに機内に取り残された武と冥夜。この2人の会話がラヴラヴすぎるんです。
なんかすんげ~雰囲気がよくて、すんげ~アダルティックな雰囲気なんですよね。
もはやセックスですよこれは。
2人の会話が隊のみんなに筒抜けになっていて、
【壬姫】
「ちゅーって言った!! ちゅーって!」
と、ひたすら茶化されるとこも含めて好きです。
オルタネイティヴ5

結局BETAに遭遇することもなく、クリスマスを迎えます。
武ちゃんの提案でクリスマスパーティーをすることに。

楽しくクリスマスパーティーをしている裏で、夕呼先生が部屋で1人デロデロに酔っ払っていました。
オルタネイティヴ4が頓挫し、オルタネイティヴ5に移行したからです。
どんなときも冷静で知的な夕呼先生が、ここまで取り乱している姿は他で見たことがありません。
マジでこの姿を見ただけでも、泣きそうになるんだよなぁ。
「孤高の天才」という言葉があるように、彼女の悩みや苦しみって、誰とも分かち合うことはできないし、誰にも理解されないのですよ。
だからこそ、夕呼先生の心情を慮ると、こちらも苦しくなってしまいます。
マブラヴを再プレイする人は、夕呼先生の心情を追いつつ読んでみるのも楽しいと思いますよ!
そしてエンディングへ


私はもう何周もしているんで、今回はたまのエンディングだけ見ました。
この一連のセリフ、あまりにも可愛すぎませんか?
あまりにもテンションが上がりすぎて、モニターをグーパンチで破壊してしまいました。
夢を見た――
平和の意味も知らず無邪気に暮らしている人々の夢を
夢を見た――
命を危険にさらしながら守るべきもののために生きる人々の夢を
夢と現実の境界は、目覚めた時に見えたものをどう感じるかだけだ
それを区別できるのは神様だけなんだろう
だけど……オレには何かができたんじゃないか……と思う……。
この世界にオレが来た意味は……そこにあったんじゃないかと思う……。
これが避けられぬ運命だったのなら……この世界でオレという存在は何だったのか……。
悲しい別れも……人類の運命も……
そして自分の運命も……オレには変えられたんじゃないかと思う……
守るべきものを本当に守りたいという強い意思が……最初からあったなら……
オレには誰にもできないことができたのかも知れない……そう思う。
……だから
だからせめてこれから……
生きて……生き延びて……全てを守ろうと思う……。
誰もが諦めたこの星を守り抜きたい……そう思う……。
残された人々を……残された想い出を……
そして……愛する人を……命を懸けて守る。
オレは何かができるはずだ
その力があるはずだ
人類は負けない
絶対に負けない
オレがいるから
オレが……いるから
武ちゃんの最後のセリフがめっちゃ好き。
オート演出で飛ばすことができないので、何度も聞くことになるセリフです。
この決意がオルタに繋がっていると思うと、こみ上げてくるものがありますよね。
UNLIMITED編の好きなところ
- 武ちゃんの成長物語
- 仲間との絆を深めていく友情物語
- コメディシーンも熱いシーンもある
【マブラヴ サプリメント】の感想
――くじけそうな心にラヴ1本
あいとゆうきのサプリメント――
| マブラヴ サプリメント(âge) | |
![]() | ![]() |
| ジャンル ―― ファンディスク | |
| 発売日 ―― 2004年12月17日 | |
評価
| 評価 | おすすめ度 |
![]() | ★★★☆☆ |
| 満足度 | |
![]() |
感想
桜の花が咲くまえに 〜Muv-Luv After Episode〜
本作のメインコンテンツで、EXTRA編の純夏ルートのアフターエピソードです。

純夏が好きなんで、序盤こそ純夏と武の仲睦まじい様子をみてニヤニヤしていたんですよ。

そしたら、トンカツにソースをかけるか醤油をかけるかで喧嘩になって……
ストーリーの半分ぐらいは、純夏と武が険悪な状態に。
いやいやいやいや、私はただイチャイチャしてくれれば良かったんですよ。
これにはホントにガッカリした記憶があります。
なんでアージュさんは、どの作品にも言えるけど「普通の萌えゲー」をつくってくれないんでしょうか。

でもまぁ珠瀬壬姫の「完全体」を見ることができたし、〆方は悪くなかったのでそこはプレイして良かったところですね。
Muv-Luv 〜Another Episode Collection〜

冥夜が銀行強盗している場面に遭遇するエピソードはシュールで面白かった。意外にもジーンとくるようなお話でした。
冥夜が武ちゃんと会えることを心待ちにしているのが伝わってきたところもGOODですね~。
マブラヴ デュエリスト
凛ちゃんがエッチすぎた!

この媚びるような上目遣いが可愛すぎて、ガチでガチガチでした(何が?)。
お願いだからマブラヴシリーズにレギュラーで出て欲しいっすわ。
マブラヴ デュエリストは、別世界に飛んでカードゲームをして、カードの力により武ちゃんが暴走することになるのですが、おなじみのヒロインたちに陵辱風のエッチをしたり、月詠さんと冥夜との3Pがあったり、他のマブラヴシリーズよりはエッチシーンが濃いめです。
人によってはめちゃくちゃ興奮するかもしれません。
オルタプレイ前の良い息抜きになりますよ~。
【マブラヴ オルタネイティヴ】の感想
人類を無礼るな!
| マブラヴ オルタネイティヴ(âge) | |
![]() | ![]() |
| ジャンル ―― あいとゆうきのおとぎばなし | |
| 発売日 ―― 2006年02月24日 | |
評価
| 評価 | おすすめ度 |
![]() | ★★★★★ |
| 満足度 | |
![]() |
感想
のっけからテンションが上がる
マブラヴ オルタネイティヴを起動して早々、アバンOPである「未来への咆哮」が流れて体温が2~3度上がるぐらいには昂ぶります。
私も思わず、未来へ向かって咆哮してしまいました。
隣人が部屋の壁をドンッと叩いたような気がしますが、気の所為でしょう。

冒頭は、横浜ハイヴを殲滅し本州を奪還することを目的とした「明星作戦」が描かれています。
映画のようなスタートにワクワク感が高まりますよね。

オルタネイティヴでの武ちゃんは「強くてニューゲーム」状態。
座学・戦闘訓練・その他もろもろ……あらゆる場面で207隊のみんなを圧倒。
彼の凄まじいまでの躍進ぶりに、これならBETAにも勝てるんじゃないかと期待がもてます。

にやりと笑った顔が好きすぎる
同じことを経験しているからか、取るべき行動が変わります。
UNLIMITED編との違いを楽しめるのは面白いですよね。

武ちゃんの案により「XM3(エクセム・スリー)」という新OSが開発されたり、未来をちょっとずつ変えていきます。
ちなみにこのXM3は、のちに「衛士の戦死者を半数に減じた」と語られるぐらいに人類の未来へ貢献している代物。

序盤はオルタのなかでも、わりと安心して見られるのが嬉しいです。笑
クーデター「12・5事件」

最初に戦術機にのって出撃する大きな事件が、沙霧尚哉大尉によるクーデター。のちに「12・5事件」と呼ばれるものです。
ちなみにこの沙霧大尉、EXTRA編では慧ちゃんルートにてクソムーブをかましていたのであまり好きではなかったですが、オルタでの彼の考え方は賛同できる部分があります。
閑話休題。
BETAという人類共通の敵がいるにもかかわらず、人間同士の争いにまきこまれることになりビックリした人も多いのではないでしょうか。
12・5事件は日本国内の争いですが、米軍が思惑をもって介入してきます。

国際公用語を使えってのは理解できますが、マジでこれは現実でも、アメリカ人は「英語こそ正義」みたいな感覚をもっているイメージです。
日本に来ても英語以外は喋らねぇって感じですよね。
……嘘です。完全に偏見です。
アメリカ人の皆さんすみません。別にアメリカが嫌いなワケではありません。
その証拠に今現在、コーラを飲みハンバーガーを食い「ファック!ファック!」言いながら記事を書いています。
許してください。

「日米安保条約」を一方的に破棄して逃げてしまった米国にたいして良いイメージをもっていない帝国軍。
この返答はなかなかに痛快で笑ってしまいました。
いやいや、私はアメリカは嫌いじゃないですよ。
その証拠にバケツみてぇにクソでけぇコーラをキメながら「ファック!ファック!」言っていますもん。

12・5事件では、煌武院悠陽殿下を横浜基地までおくることになります。
【悠陽】
「白銀……そなたはその優れた資質故に、いつか人の上に立つこともあるでしょう」
【悠陽】
「人の上に立つということは……多くの責任を背負い、多くの決断を下さねければならぬということです」
【悠陽】
「国家や組織はその拠って立つ処が違えば、各々に理想や信念が異なるもの」
【悠陽】
「それは、人も同じです。何か成そうとすれば、必ずそれを善しとする者と、悪しとする者がいるでしょう」
【悠陽】
「されど、それぞれの立場に立って、ものを見ることが出来れば、各々が拠り所にする正しさも見えてきましょう」
【悠陽】
「そして……悲しい事ですが、それら全ての者達の望みを満たす道が、常にそなたの前に有るとは限りません……」
【悠陽】
「その時そなたは、何に拠って決断し、どの道を彼の者達に指し示すのか……」
【悠陽】
「その時、もしそなたに迷いがあったなら、原点を顧みる事……立ち止まる勇気を持つのです」
【悠陽】
「そして……自らの手を汚すことを、厭うてはならないのです」
【悠陽】
「道を指し示そうとする者は、背負うべき責務の重さから目を背けてはならないのです」
そして、迷いが生じている武にたいし、悠陽殿下がアドバイスしてくれる重要なエピソードでもあります。

冥夜の強い信念と覚悟をみることが出来るエピソードでもあります。

冥夜の説得に沙霧大尉が応じかけたところで、発泡による邪魔が入ることに。
おそらくこれは、「クーデターを鎮圧し、日本からの信頼を回復したいという思惑のあったアメリカ」によるものだと思います。
やってくれたなぁアメ公がよぉ。ファック!ファック!

米軍が殿下の心を踏みにじったように感じた沙霧大尉はひと暴れ。
武ちゃんは、殿下のフリをした冥夜をのせたまま、しかも練習機で沙霧大尉の猛攻をかいくぐるのは地味に凄かったですよ。
しかし、いつまでも耐えきれるワケもなく追い詰められることに。そこでウォーケン少佐が助けに入ってくれます。
沙霧大尉は、自分が搭乗している「不知火」よりもスペックの高いF-22A「ラプター」に乗っていたウォーケン少佐をぶった切ります。
沙霧大尉の圧倒的な操縦技術と、戦術的手腕からみるに、相当優秀な人物であったことが伺えますね。

しかし最終的には、赤い武御雷にのった月詠中尉によって斬られます。ここでも沙霧大尉は、性能の高い武御雷とやりあっていたうえに、最後は自ら斬られに行ったように見えました。「介錯」という単語も使われていました……が、真相は闇の中。
なんにせよ、沙霧大尉も月詠中尉も優秀な衛士であることには違いないでしょう。

最後の最後までブレることのない姿勢を見せていた沙霧大尉。
日本のことを思っている者同士で殺し合う展開は涙を誘います。

クーデター鎮圧後の207隊の面々の勇ましい敬礼が、すっごく印象に残りました。
BETAとの初遭遇

12・5事件のあと、ついに207隊の面々は任官することなります。

武ちゃんがいろんな人にマンセーされはじめ、これならBETAも楽勝だろ……と慢心した人も多いかも知れませんね。
上り調子だったところでBETAに初遭遇。

テンパった武ちゃんは、ペイント弾でBETAに立ち向かいます。
このときはラリっていたうえにPTSDを発症していた(元々この世界にいた武は、BETAに生身で立ち向かって殺されている。その影響を受けている)ので、それで戦術機の機動のみで「死の8分」を超えたことは凄いことです。

しかし武ちゃんは、BETAを前に取り乱してしまった自分に失望し、ひどく落ち込んでしまう。

落ち込む武のもとに、まりもちゃんがやってきて励ましてくれます。

まりもちゃんは、自分の過去の経験をうちあけ、道を指し示してくれるのです。
……が、
まりもちゃんが……
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。

失礼、取り乱しました。
この予想外のタイミングで、まりもちゃんが……BETAに……。
これには衝撃をうけ、トラウマになった人も多数いるでしょう。
後発でプレイした人たちは、あるいは先にネタバレをふんでしまったかもしれませんね。
キッズたちがひたすらネタバレをしたがっていましたからね。
「まりもちゃん……うっ……頭が……」みたいな匂わせコメントも結構見かけましたし。
閑話休題。
その後、武が状況説明をするのですが、
【武】
「そうしたら……きゅうにめのまえがまっかになって……」
【夕呼】
「もういい。状況はわかったわ」
【武】
「……おれは、おれのからだやかおにくっついた、まりもちゃんのいちぶを……」
【武】
「じめんにちらばったまりもちゃんをかきあつめて……もとにもどそうとひっしにやったけど……ぜんぜんくっつかなくて……」
【夕呼】
「もういいわ! やめさせてっていってるでしょう」
ボロボロになっている武ちゃんを、辛くて見ていられなかったです。
その後に元の世界に逃げ出すことになります。

この世界のまりもちゃんもとっても優しい。
辛くて壊れそうな武ちゃんを必死に慰めます。

まりもちゃんの励ましに、次第に癒やされていく武ちゃん。
これならもう大丈夫かな……と思っていました。
……が、
まりもちゃんが……
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。

失礼、取り乱しました。
この世界でもまりもちゃんが亡くなってしまうのです。
さすがに私は泣きながらキレていました。
ふざけんじゃねぇアージュって。笑

たったひとりの親友を失った夕呼先生の心情を考えたら余計に苦しくなりました。

武ちゃんのことを責めはしなかったのはご立派です。どの世界でも武にとっての「理解者」なんですよね彼女は。
【夕呼】
「このクラスから、志望通りの進路に行けないヤツが出たら……はり倒すからね」
【夕呼】
「……授業の前にひとつ教えておくわ。人間はね、誰もが誰かを傷つけながら生きていくの……人を傷つけずに生きていける人間なんて存在しないのよ」
【夕呼】
「相手をどれだけ、どう傷つけているかの違いがあるだけ……そしてそれに気づかない人間をバカっていうのよ」
【夕呼】
「特に最近は、人と面と向かわなくてもできることが増えたからね……バカが大増殖中よ」
【夕呼】
「人はね、自分が深く傷つかないと、それに気づくことの出来ない愚かな生き物なのよ。まりもの死は、あんた達をズタズタに傷つけたでしょ?」
【夕呼】
「…………彼女からの最期の教えだと思って、その意味をよく考えなさい。まりもらしくない、極端な教えだったけど……。……じゃあ、授業を始めるわ」
まりもちゃんの代わりB組の授業をうけもった夕呼先生の言葉には重みがありました。
さすがは名言製造機。
メンタルボロボロの武ちゃんにさらに追い打ちをかけるような展開がつづきます。親しかった人が武ちゃんのことを忘れていってしまうのです。
私は選択肢では、壬姫ちゃんを贔屓して選んでいったのですが、壬姫ちゃんから忘れられる展開にダメージをうけました。
これは選択肢をもちいることのできるノベルゲームならではの工夫で面白いですよね。
閑話休題。
完全に精神的に参ってしまった私と武ちゃんとのことを癒やしてくれたのは純夏です。

純夏は、武ちゃんの話した「荒唐無稽な真実」を全部信じてくれましたし、「武との思い出は絶対に忘れない」ことを約束してくれました。
そして2人は結ばれるのです。
ついについに辛い展開は終わったのです。
これからは上を向くだけだ。
そう思っていた時期が私にもありました。
……そんな甘い話はなかったわけです。
このあと純夏が大きな事故にあってしまいます。
もう私の心はポッキリ折れました。
茫然自失。
ここまでキツイ展開を畳み掛けられることなんて、普通はないことですからね。
最大限までボロボロになったボロ雑巾のようなメンタルを癒やしてくれたのもまた純夏でした。

ここで「純夏の日記」を見ることになるのですが、取り留めのないことから印象的なことまで、武ちゃんと過ごした日々のことが全部記載されていたのです。

純夏は、武の記憶が抜け落ちはじめてからも、必死に日記を読み返して記憶を保とうと頑張っていました。
いや……
泣くだろこれはさすがに。
ボロボロでズタズタになった心に、スーッと染み渡っていくような純夏の一途な思いに、心が癒やされていくのを感じました。
私も武ちゃんも純夏によって救われたのです。
その後夕呼先生から、「確定した事象」を変えることができるかもしれない……世界を元に戻せるかもしれないと明示されます。
武ちゃんは、やり直せるチャンスがあるならやり直したいと、再び前を向くことができたのです。
夕呼先生の力を借り、ふたたびオルタ世界へと向かうのです。
【夕呼】
「……さようなら白銀武……世界を頼んだわよ!」

これは武をオルタ世界に送り出す前のシーンです。
まりもちゃんも武に気があったのかもしれないことを匂わせていました。思えばEXTRA編で、まりもちゃんのコスプレ姿を武に見せつけたり、恋の応援をしていたのかもしれませんね。夕呼先生なりの不器用な優しさだったのでしょう。

世界を移動する直前の、最後の一言。
夕呼先生に激励をもらい、ふたたび泣きました。
この人、一見冷たいように見えるけど、めちゃくちゃ温かい人なんだよな~。
甲21号作戦

オルタ世界へ帰還後、武は純夏の姿をした00ユニットと対面します。
このときの私は、完全に上の画像の純夏と同じような気持ちだった覚えがありますね。笑

武は「特殊任務部隊A-01第9中隊」通称「伊隅戦乙女中隊(イスミ・ヴァルキリーズ)」に配属されます。

アージュの過去作である【君がいた季節】と【君が望む永遠】のキャラが多数でてきて、テンションが上がった人も多いでしょう。

ここで皆様に謝罪したいことがございます。
自決のときなどに使う「S-11爆弾」のことを、
「チンコか!?」
と思ってしまい申し訳ございませんでした。
猛省しております。

A-01部隊での初めての任務が甲21号作戦です。
甲21号作戦は、BETAに侵略された佐渡島を取り戻すのが目的。
ってやつですね。

ここでの戦闘が一番武ちゃんが無双していますよね。
計測不能になるほどのBETAの群れの中、単機で囮を務め要塞級を23体ぶっ倒すという頭のオカシイ活躍をします。
チートすぎるだろ……。

安倍艦長をはじめとした、艦隊のみなさまの熱い気持ちにふれることのできるエピソードでもあります。
佐渡島をうばわれた屈辱、BETAに一矢報いることのできた歓喜、日本を思い涙する彼らに心震えます。
1人1人に人間ドラマがあるのがマジで凄いっすよね。

甲21号作戦の最大の見せ場は、やはり伊隅大尉の自決じゃないでしょうか。
結果として佐渡島を奪還して、多くの人の命を救うことになり、オルタネイティヴ4も失敗せずに次につながります。

最期のセリフが切なすぎるんだよなぁ。
ぜひとも未プレイの方は【君がいた季節】のフルリメイク版をプレイしてください。マブラヴのファンサービスが多いですし、みちるのエピソードも楽しむことが出来ますから。
横浜基地防衛戦

甲21号作戦後は、速瀬中尉が隊長になり、武は「突撃前衛長」を任されます。

このあとの展開が、私的に一番のトラウマ。

特典のテレカで純夏が出ているやつを選んだのです。発売前から「オルタには純夏が出るのか~楽しみだな~」とか思ってたんですよ?
そしたら……
純夏がBETAに蹂躙されて、全身を犯され、快楽堕ちさせられ、クリトリスや乳首が肥大化する人体改造をさせられ、より快楽にとけていく。最期には脳みそだけの状態になり、ひたすら快楽だけを与えられる……というワケのわからない展開を見せられるんですもん。
これは全年齢版をやった奴らはダメージが少ないでしょうよ。だって描写がかなりマシになってるんですもん。
当時から鬼畜モンのエロゲを好んでいて、「可哀想じゃないと抜けない」派閥で、寝取られゲーだって別になんとも思わない私が、
ガチで落ち込みました。
つか凹みました。
ベコベコに凹みました。
発売まで長い期間があいてるんすよ?
その間に期待値が高まったりとかしているじゃないですか。
はじめてガチの寝取られゲーをプレイしたとき以上のダメージがありました。
本気でアージュ本社に襲撃してやろうかと考えたぐらにはムカつきました。
イライラがおさまらずに、なかなか寝られませんでした。
ですが、ここまで感情を上下されられたからこそ、オルタを最大限に楽しめたんだろうなと今となっては思うのです。
マジで全員18禁版のほうをプレイしてほしい。
衝撃の事実を知った武ちゃんは、それでも純夏を受け入れる男らしさを見せてくれます。
さすがだぜ。
私とは違うな。

そして唯一のちゃんとしたエッチシーンに移行するんですが、純夏が幸せそうで見ているこっちまで幸せになりました。
挿入しているときにの武ちゃんのキリッとした表情はガチで爆笑しましたけどね。
かなりの本数のエロゲをプレイしてきましたが、あそこまで勇ましい表情で挿入している男は見たことがないっすわ。笑
このエッチシーンは、なんつーかすっげぇ癒やされるんすわ。
今まで受けてきた精神的ダメージが軽減されるので、結果としてはやはり18禁版のほうがいいっす。
幸せな時間を過ごした後、けたたましく鳴り響く警報。
横浜基地にBETAが襲来。
なんと、今までただ物量で押し切るだけだったBETAが、陽動を利用したり、仲間の死骸を盾にしたり、さまざまな戦術をもちいるのです。

甲21号作戦でハイヴを殲滅させられ、ようやく人類を敵として認識するようになったからです。

BETAの大群と戦術に大苦戦。
基地内部にまで踏み込まれてしまうのです。
このときも武ちゃんは実力を見せます。
クソ狭いシャフトのなかを降下しながら、光線級にミサイルを全弾ぶちこみ、反転ブーストからの横の通路にブーストダッシュ。
この立体的な空間での戦闘は、なかなか新鮮な感覚で面白かったです。
しかしラストの展開が切ない。


遙ちゃんと水月ちゃんが、死ぬことになります。
「一緒に……孝之に逢いに行こうね……」ってセリフは、【君が望む永遠】をプレイした人なら絶対に泣きますよこれは。
マジで遙も水月もいい女なんだよなぁ。
桜花作戦
先のBETA襲撃により、我が横浜基地は致命的とも言える大損害を被ってしまった
奮戦虚しく、多くの命と貴重な装備が失われ、正に精も根も尽き果てんばかりであった
だが……見渡してみるがいい
この死せる大地に在っても尚、逞しく花咲かせし正門の桜のごとく、甦りつつある我等が寄る辺を
傍らに立つ戦友を見るがいい。この危局に際して尚、その眼に激しく燃え立つ気焔を
我等を突き動かすものは何か。満身創痍の我等が何故再び立つのか――
それは、全身全霊を捧げ絶望に立ち向かう事こそが、生ある者に課せられた責務であり、人類の勝利に殉じた輩への礼儀であると心得ているからに他ならない
大地に眠る者達の声を聞け
海に果てた者達の声を聞け
空に散った者達の声を聞け
……彼らの悲願に報いる刻が来た
そして今、若者達が旅立つ
鬼籍に入った輩と、我等の悲願を一身に背負い、孤立無援の敵地に赴こうとしているのだ
歴史が彼等に脚光を浴びせる事が無くとも……我等は刻みつけよう
名を明かす事すら許されぬ彼等の高潔を、我等の魂に刻み付けるのだ
……旅立つ若者たちよ
諸君に戦う術しか教えられなかった我等を許すな
諸君を戦場に送り出す我等の無能を許すな
……願わくば、諸君の挺身が、若者を戦場に送る事無き世の礎とならん事を
ラダビノッド司令の名演説です。
「我等を許すな」という部分が印象的ですよね。
【速瀬中尉】
「あんたは自己満足のために謝って、『ケジメ付けた』って免罪符を得るから気持ちサッパリでしょうけどね」
【速瀬中尉】
「そんなの押しつけられるこっちはいい迷惑なのよ!」
という武ちゃんと速瀬中尉のやり取りを思い出して、「なるほど」だからこそ「我等を許すな」なのかっていう納得感があります。

この演説とともに挿入歌の「Carry on」が流れはじめて、見知らぬおっさんが敬礼している姿を見ただけでも、なんかよくわからん感情がブワーッと湧いてきます。笑

【夕呼】
「…………まりも…………見てごらんなさい」
【夕呼】
「あんたの子供達が行くわ……」
まりもちゃんの遺影をもって見送る夕呼先生のつぶやきでも目が潤みます。

桜花作戦の目的は、喀什にあるオリジナルハイヴ内の「あ号標的」の破壊です。
桜花作戦では、今までずーっとずっーっと共に過ごしてきた仲間が犠牲になっていきます。


ボロボロになりながらも闘志をみせる慧ちゃんと千鶴。

2人の考えは最期に一致するのです。

決して敵にやられたワケではない。
自分たちの意思で、人類を……白銀武を生かす選択をするのです。
今まで反りが合わなずに、喧嘩ばかりしてきた2人が、完璧なタイミングで同時爆発を成功させるのです。
めちゃくちゃ泣きました。
ここが一番泣いたかもしれません。

ずっと啀み合っていた桜木と流川がタッチをかわすSLAM DUNKの名シーンばりに熱かったです。


そのあと壬姫や美琴も、武たちに望みを託して散っていきます。

そして武が「あ号標的」と対面するんですが、この萎びたパイナップルみたいなやつにクッソ憎しみを抱いていましたね私は。
XG-70d「凄乃皇・四型」を復旧するためにしばらく「あ号標的」と対話するんですが、にっちもさっちもいかなくなったタイミングで冥夜が登場。
「あ号標的」の攻撃から何度も守ってくれます。


BETAに侵蝕され、もう命が助かることはないことを知った冥夜は、武に自分ごと「あ号標的」を撃ってほしいと懇願します。
【冥夜】
「……頼む…………」
【冥夜】
「…………愛する者の手で………」
【冥夜】
「――そなたに撃たれて逝きたいのだ……ッ!!」
【冥夜】
「……私の生涯が……例え……影としての生でしかなかったとしても……」
【冥夜】
「……そなたが……そなたが生き続け……」
【冥夜】
「……私という人間が存在した事を……御剣冥夜がこの世に在った事を……覚えていてくれさえすれば……」
【冥夜】
「…………私は……幸せなのだ……」
【冥夜】
「…………墓まで持って逝く……つもりだったのに……ッ……」
【冥夜】
「……私の弱さを…………ゆるせ……鑑………ッ……」

撃つことができずに苦しんでいた武は、冥夜の言葉を聞き、ついには撃つことを決意するのです。
この場面は、なかなか撃たなかったため、焦れた人もいたでしょう。
ただ私は、武ちゃんが躊躇いなく大事な人に手をかける人間じゃなくて良かったと思っています。
人類のためだからと言って、悩みもせずに大事な人を切り捨てることのできる冷徹な人間だったら、ここまで付いてきていなかったでしょうから。
だって「人類のため」という免罪符をかかげて殺すのなんて、楽しているだけだと思うのです。死んだ人たちが浮かばれないような気がしますもん。
悩んで苦しんで決断して、業を背負うべきなんじゃないでしょうか。
もちろん悩みすぎてタイミングを逸してしまったら元も子もないんですけどね。笑

最期の冥夜の表情はとっても晴れやかで美しかったです。
死ぬことを肯定するわけではないですが、自分の意思で死を選ぶことの出来た彼女たちは、ある意味では幸せだったのかもしれません。BETAに蹂躙され無念の死を遂げた人だって沢山いたでしょうから。「死に様」を選ぶことができる人生、けっして不幸だとは思わないです。
「あ号標的」を破壊したあとはハイヴを脱出して帰還します。

基地到着後、実は純夏が最期の力をふりしぼって凄乃皇・四型を復旧させていたことが判明。
そして、なぜ武ちゃんがこのような数奇な運命にもてあそばれることになったのかも判明します。

やれることをやりきった武。世界にその名を残すことのない影のヒーローは、ここでその役目を終えました。
元の世界への帰還です。
Final episode

Final episodeのタイトルがマブラヴなのめちゃくちゃオシャレ。
ここまでプレイしたら、このタイトルの意味を理解できていますからね。

元の世界の10月22日に帰ったら、なんと冥夜だけでなく悠陽まで転校してきます。

それだけでなく、霞までもが転入してくるのです。

恋愛バトルロイヤル勃発!?
「恋愛原子核」の本領発揮!?
あの賑やかで楽しい日常がかえってきました。
オルタ世界の純夏は、武ちゃんが他のヒロインと幸せになった平行世界を消滅させてきました。その贖罪からか、誰もが平等に武と恋人になるチャンスがある世界を再創造したのです。
最後に賑やかな日常パートを見られて、めちゃくちゃ幸せな気分になりましたよ。
そしてエンディングで「マブラヴ」を流すのはずるい。
最初に聞いたときとまるっきり印象が変わるんですもん。
マブラヴ オルタネイティヴは、感情移入をすればするほど、キャラクターに共感をすればするほど楽しめるタイプの作品だと思います。
今回久しぶりにプレイしましたが、その楽しさは色褪せることなかったです。
【マブラヴ ALTERED FABLE】の感想
6つの『マブラヴ』がぎっしり詰まったファンディスク!
| マブラヴ ALTERED FABLE(âge) | |
![]() | ![]() |
| ジャンル ―― ファンディスク | |
| 発売日 ―― 2007年08月31日 | |
評価
| 評価 | おすすめ度 |
![]() | ★★★★☆ |
| 満足度 | |
![]() |
感想
かがやく時空が消えぬ間に
マブラヴ ALTERED FABLEは、ぜひともプレイして欲しいぐらいには好きな作品です。
再び平和なマブラヴの世界を楽しむことができますからね。
アージュの悪癖で、「24 -TWENTY FOUR-」のパロディをぶっこんできているのですが、こういうのはいらないから皆でワイワイガヤガヤしている日常をもっと見せて欲しかったです。笑
本作は、オルタ後に純夏が創造した世界が舞台なのですが、
- 悠陽が生きている
- 悠陽や冥夜が学園にいるタイムリミットはなく、望まぬ結婚をする必要もない
- 霞がいる
- EXTRA編で猫になってしまったD組の築地さんがいる
- 武ちゃんが誰とでも結ばれる可能性がある
などなど、すべてのマイナス要素が取り除かれている幸せな世界になっています。
みんなでどこかに出かけるエピソードもあれば、ヒロイン固有のエピソードもあります。
ハーレムちっくな展開も最高です。笑
エッチシーンも過去作よりは濃い目になっていました。
癒やされたい人はぜひともプレイしましょう。
ビーチバレーのコツ
動画をアップしました。もし苦戦している人がいたら参考にしてみてください。
まとめ
初見プレイではないので、初々しい感想じゃなかったかもしれませんが、再プレイならではの視点の感想を書けたかと思います。
たぶんなかなか珍しいですよね? 再プレイ時ならではの感想って。
アンリミやオルタの感想に関しては、私が読み返したときに話の流れを思い返せればなぁという気持ちで書いたので、ストーリーの流れをダイジェスト感覚で追うだけになってしまいました。
長文にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
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