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嘘をつくのは、人間だけ。
| Monkeys!¡(HARUKAZE) | |
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| ジャンル ―― キミの心を解き放つ、正直者たちのリアルハートストーリー | |
| 発売日 ―― 2021年10月29日 | |
| パッケージ版価格 ―― 9,800円(税抜) ダウンロード版価格 ―― 8,800円(税込) | |
評価
| 評価 | おすすめ度 |
![]() | ★★★★☆ |
| 満足度 | |
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作品の紹介
近年、「男ガー」とか「女ガー」とか異性を貶める発言を目にすることが増えました。
10年以上前には、男女をテーマにした謎の歌がニコニコ動画で流行っていたのに何たる体たらくだ!
ということで今回は【Monkeys!¡】を紹介します。
男だろうが女だろうが、人間になる前は皆等しくサル。
モンキーズをプレイして、男女の何たるかを学びましょう。

私が所持しているのはパッケージ版です。
どんな人向け?
- はと氏のシナリオが好きな人
- 体験版のノリが好みに合っていた人
- 男女の関係をテーマにした作品を求めている人
- 男らしい女装主人公に惹かれた人
- 絵タッチに惹かれた人
攻略情報など
プレイ時間
私のプレイ時間は、ボイスをだいたい聞いて15時間ぐらいかかりました。最初のエッチシーンまでは5時間30分ほどです。
攻略
ルート分岐の選択肢は1ヵ所だけです。他の選択肢はセーブ&ロードで回収すればオーケーです。
パッチ
システム
バックログ画面からのシーンジャンプ機能あり。
感想
どんなお話?

ケンカ自慢が集まる男子校「雑木林東」の番長である浮木々猿吉。
彼は、雑木林東が廃校して、学校のみんなとバラバラになってしまうことを防ぐために、近隣の女子校との「共学化」を目指し奮闘します。
近隣の女子校とは、超のつくお嬢さま学校である「硝子ノ宮女子」。
硝子ノ宮女子に通う学生のなかでも、いちばんの名家である月島家の令嬢月島カラスに、共学化の話を懇願しにいきます。
しかし彼女は、重い病におかされて死に瀕していました。

病状は「暇死」。
あまりにも暇すぎる退屈すぎる人生に嫌気がさし、生きる意思の弱まりとともに、体も徐々に弱っていったのでした。

浮木々猿吉は、月島カラスの病室にはいるとともにクソデケェ声で語りかけます。松岡修造ばりに熱く「ファイトだ」とか「がんばれ!」とエールをおくります。

沈黙をつらぬいていたカラスは、さすがに無視しきれなくなり応答します。
死にたがっているカラスと、ポジティブにズレた受け答えを繰りかえす猿吉のやりとりがドチャクソ面白い!
最終的にカラスは死ぬことを延期し、猿吉の話に耳をかたむけるのです。
そして……

CV:沢澤砂羽
カラスの提案により、猿吉は女装をして「ジュリア」という名前で硝子ノ宮女子に通うことになります。
学内で信頼を勝ちとってから、共学化の話を持ち出そうという魂胆です。
本作は、女装主人公モノのコメディ作品なのです。
魅力や欠点
漫画のコマ割り
本作の特徴の1つに、ときおり漫画のコマ割りのような演出をしているシーンが挙げられます。
過去には、Littlewitch作品などが漫画風の表現をしていましたし、一部の抜きゲーでコマ割りのようなカットで描かれているのを見たことがありますが、珍しい表現だと思います。



この演出がいちばん機能していたのは喧嘩のシーンです。動きの流れが分かりやすい。
その他、とあるヒロインとの遊園地デートのシーンでは、いろんなアトラクションを2人で楽しんでいる感覚が伝わってきて素晴らしかったです。一枚絵を無数に用意するのは難しいでしょうから、こういう演出が増えてくれると、より視覚的な楽しみが増えるんだろうなぁと思いました。
コストパフォーマンス
本作は、他のフルプライス作品とくらべてプレイ時間が短めなため、コストパフォーマンスが悪いかのように語っている人が多いです。
しかしこれに関しては、アイキャッチ画像をふくめた基本CGは194枚、主題歌やInstをふくめた楽曲数は49曲と、素材数が多いのです。
さらに、美少女ゲーム制作のコストにおいて「声優のギャラにかかる割合が多い」と言われているのですが、本作では圧倒的にセリフ量の多い「主人公ボイス」が付いていますので、おそらく制作コスト的には他作品以上だと思います。
つまり、ボリュームでしかコストパフォーマンスをはからない人と、ボイスをあまり聞かずに飛ばす人にとっては、コストパフォーマンスが悪いんだと思うのです。なんなら私は、ボリュームのなさも感じませんでした。
癖の強いテキスト
HARUKAZEの作品は、ライターのはと氏の個性あふれるテキストが特徴的です。はと作品をプレイしたことがない人は、テキストのノリが合うかどうか体験版をプレイしたほうが良いでしょう。
ストーリー展開
ストーリー展開もこれまたはと氏の特徴がよく現れています。
個別ルートは、硝子ルート&ユキルートはかねがね好評で、メバチルート&カラスルートは評価が分かれている印象。メバチルート&カラスルートは、話が予想外の方向にいきます。カラスルートでは時系列を入れ替えているのでストーリーを把握し辛いです。しかし私は、カラスルートは本作のテーマを一番表していたので好印象でした。詳しくはネタバレ感想に記すので、既プレイ者はぜひとも見てください。
音楽が最高
「乱闘」は、メタル調の激しい曲。
「烏 -pf-」は、軽快でありながらしんみりしているワルツ。
「急ぎの件」は、ファンタジーちっくな不思議な曲。
「懺悔」は、どこかで聞いたことがあるようなミステリー・ホラー系のBGM。
「夕焼け」は、アコースティックギターを生かしたノスタルジックな曲調。
「Catastrophe」は、映画の劇伴のよう。
「鐘を鳴らす」は、バリッバリの和テイスト。
「あの道」は、ペルソナのようなオシャンティーな楽曲。
さまざまなテイストの曲が用意されています。
OP主題歌の「明日を漁れ」は、ムービーのクオリティが高い。曲調は明るくポップで耳に残る。ボーカルの声質は爽やかで綺麗。歌詞は作品を意識している。非常に素晴らしい出来だと思います。
作中で「Danny Boy」が使われているのですが、流れるたびにしんみりとした気分になってしまいました。私は昔、管楽器をやっていたのですが、担当楽器のソロ曲集に収録されていたのでめちゃくちゃ聞いていました。そのせいか「Danny Boy」が流れるだけで当時を思い出し、勝手にノスタルジックな気分になってしまうのです。笑
エッチシーンについて
卑語あり。ピー音あり。アナルモザイクなし。
同メーカー過去作では卑語がなかった気がするのですが、本作ではエッチシーンに卑語が用意されています。ピー音がついているのは残念でしたが、まぁ卑語が付いただけでも嬉しいですよワタクシは。
エッチシーンの賛否が分かれそうな点は、「エッチな初夜を思い出す」という選択肢を選ぶと初体験のシーンが見られたりと、ライブ感のないシーンがあることです。

私としては、カラスのエッチシーンは全体的に刺さりました。カラスがエッチな単語を囁きながら奉仕してくれるシーンなんて、めちゃくちゃエロいですやん。


3Pシーンが用意されているのは嬉しかったですね。夢オチだったので、大塚愛ばりに「夢かい!!」ってツッコミましたが……。

主人公が女装した状態でエッチをするのは、各ヒロイン1シーンずつだったと記憶しております。
ヒロインのなかでもユキには尻を強調したシーンが用意されていました(もっと増えろ)。
ネタバレ感想
思いの丈を詰め込んだので、既プレイ者はぜひともご覧いただければと。
まとめ
ココがイマイチ
- ピー音あり
- エンディングがすべて英語表記なのはやめてほしい
- 時系列がバラバレで、ストーリーを理解し辛いルートがある
- もっと「恋愛」を描いて欲しいルートがあった
ココがおすすめ
- 主人公が魅力的
- カラスが可愛い
- 独特のノリが面白い
- ところどころ良いエピソードがあった
- マンガのコマ割り風の演出がGOOD
- BGMと主題歌が素晴らしかった


ダウンロード版
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