【Erewhon】のメインビジュアル

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【Erewhon】の感想

古城

5,339文字

あか悪夢ゆめむ。

ErewhonCLOCKUP
【Erewhon】のパッケージイラストゲーム属性:抜きゲー
ジャンル ―― 因習の村でマレビトとして奉仕されるADV
発売日  ―― 2018年07月27日
パッケージ版価格  ―― 8,800円(税込9,680円)
ダウンロード版価格 ―― 7,800円(税込8,580円)
スタッフ
シナリオ浅生詠
原画ジェントル佐々木
監督阿久津亮
主題歌 ―― 迷ヒ我(Vo. MAMI)
あらすじ

きっかけは一冊の手記だった。
偶然手に入れた手書きの手記に記されていた【地図にない村】。
そこは――

狂い咲く椿、
一足早い紅葉、
沢山の赤い花々。

気が狂いそうに赤い森に囲まれた山奥の寒村、来待(きまち)村。
青年はその村に来訪神(まれびと)として迎えられる。

ようこそ、おいでくださいました。御廻様(おめぐりさま)。
今年の祭りは二十年に一度の特別な式年大祭でございます。

この者たちは、この特別な年に訪れる御廻様のために生まれ育った
斎(いつき)の者たちでございます。
ふたりは毎夜交代で伽に参ります。

村の美しい娘を一夜妻として神に差し出す……
これは古代からつづく大切な斎の儀式。

神を歓待するための、神聖な行為なのです。

――公式サイトより引用

評価

評価おすすめ度
【Erewhon】の評価★★★★☆
満足度
満足度79点

作品の紹介

今回は【Erewhonエレホン】をご紹介します。このタイトルは「 Nowhereノーウェア(=どこにもない)」のスペルを逆さまにしたもの。つまり仮想国家の名前のこと。エレホンですよエレホン。エロ本ではないですからね。

因習村を舞台にしたインモラルなストーリー。エッチシーンの濃さとストーリー展開の面白さのどちらも楽しめました。

【Erewhon】のパッケージ画像

私が所持しているのはパッケージ版です。

どんな人向け?

  • 伝奇モノが好きな人
  • 乱交・輪姦・陵辱スキー
  • ビジュアルに惹かれた人
  • 因習村を舞台にした作品が好きな人
  • 神様のように扱われ、丁重にもてなされたい人
  • エッチシーンとストーリー展開の両方を楽しみたい人

攻略情報など

プレイ時間

私のプレイ時間は、ボイスをだいたい聞いて 15 時間ほどです。最初のエッチシーンまで5分ぐらいかかりました。

 

攻略情報

選択肢によって回収できるエンディングを見たら、また「始めから」を選んでプレイすることにより選択肢が追加されます。

 

システム

難易度修正パッチバックログジャンプ
普通ありあり
備考

感想

どんな作品?

人生に疲れ果てた主人公= 楡井田幸仁にれいだゆきひと は、山奥にある“地図にない村”に辿り着く。

一面が赤い世界

そこは、椿の花が咲き誇り、一面が「」の世界であった。

開けた場所で、1人の少女と出会うのだが ――

赤い花畑のなかに立つ稀世良

見てください。私も惚れ込んだ圧倒的なビジュアルを。

【Erewhon】のパッケージイラスト

パッケージイラストにも描かれている、2人のヒロインのうちの1人です。

が、ストーリーの後半では、あまり出番がない。

なんでだよォォォォッ

―― 閑話休題 ――

来待村の主要人物

主人公はこの村に来訪神まれびととして迎え入れられ、「御廻様おめぐりさま」という神様として扱われることになります。

Erewhonのヒロインである稀世良(CV:小波すず)と十子(CV:ヒマリ)

2人の少女、永見稀世良ながみきよら阿式十子あじきとおこ をお世話係として紹介され、“”としての歓待を受ける主人公。彼は、20年に1度だけ行われる“特別なお祭り”に備えて、儀式という名の性行為を行うことになります。

つまり本作は、因習村を舞台にしたストーリー。

本作の特徴は、公式サイトに記載されています。

特徴

  • モラルのない閉鎖空間で“神”として美女たちを自由にすることが許される酒池肉林の舞台。
  • 一夜妻、夜伽、初夜権、無礼講など村の因習と密接に関わる濃厚なエロシチュエーション。
  • セックスをメインに組まれ、抜き要素を邪魔しない読み応えのあるストーリー。
  • 過激な描写は『刺激的』な範囲内に控えめ。比較的プレイしやすいインモラル乱辱AVG。

―― 公式サイトより引用

ネタバレを避けると語りようがないストーリーですが、大まかな流れを説明すると4つに分類されるでしょうか。

step
1
何も分からないままエロいことをする酒池肉林のシチュエーション

しあわせぇっ‥‥‥‥

step
2
村の因習や、村人の価値観がどういうものかが見えてくる

狂ってやがる‥‥!

step
3
村の「成り立ち」や「過去」や「秘密」を知ることになる

ざわ…

step
4
主人公はどのような決断をするのか

うううっ‥‥‥‥!

狂った因習。村の秘密。オカルトじみた「SF少し不思議」な現象や存在。抜きゲーでありながら、ストーリー展開にも見どころのある、伝奇モノのエロゲですね。

さて、本作の最重要ヒロインを紹介しましょうか。先ほどパッケージ版のメインビジュアルを紹介しましたが覚えているでしょうか。以下、ダウンロード版のメインビジュアルと見比べてください。

【Erewhon】のパッケージイラスト

ダブルヒロインのうちの1人 ―― 十子が描かれています。

十子「私は村のために働きたい……村のために尽くし、この身を捧げたいと望んでいる」

村の因習に対して皆が皆、それを当たり前のことだと思う中で、彼女だけは疑問を覚えつつも、村を愛する気持ちとの間で板挟みになっています。誰よりも心優しい少女ですね。

エッチシーンについて

卑語あり。ピー音なし。アナルモザイクなし。

 

浅生詠「抜きゲーライター浅生詠は、アンジェリカがお母さんみたいなもので、実況セリフとクソ長エロシーンは外せません」

https://x.com/asou_ei/status/1908840289864949853

ライターご本人が言うとおり、十分な尺と豊富な卑語が特徴的でしょうか。

浅生詠「たぶん寺子屋的なところで卑語の勉強しているはず。なにせ御廻様は外からいらっしゃいますからね」

https://x.com/asou_ei/status/1947292297780953325

外界から隔絶されている村が舞台ですが、定期的に外からやってくる人間(御廻様)がいるので、卑語が使われるようになったらしい。

本作のエッチシーンは、4つの方向性に分かれているのでご紹介しましょう。

 

和姦・ご奉仕シチュエーション

十子との最初のエッチシーン

さまざまなキャラクターが登場する本作ですが、パッケージヒロインの2人だけは処女です。初々しいエッチシーンから、イチャラブシーンから、濃厚なご奉仕シチュエーションまで用意されていました。

稀世良のアナル舐め手コキ

私が1番好きなシチュエーションは「アナル舐め手コキ」です。ヒロインの顔からヒロインのお尻まで見える構図のアナル舐め手コキが用意されていて、マジで神だと思いました。あ、主人公は文字通り「神様」だったわ。これは1本取られましたね、がはははは。

 

ハーレムプレイ

ハーレムご奉仕

もちろん酒池肉林のハーレムシチュも完備。サブヒロインのなかでは、人妻の美壽々さんは、ダイソンも顔負けの吸引力で、爆音のフェラを披露してくれて最高でした。

 

輪姦・陵辱

モブ村娘の輪姦シチュエーション

本作の1番の特徴といえば、輪姦・陵辱シチュエーションが豊富なところでしょうか。選択肢によっては、メインヒロインも酷い目に遭う展開もありますね。

 

乱交

来待村での大乱交

乱交も豊富でした。なかには、村人全員が参加する「大乱交スマッシュブラザーズ」的なシチュエーションも。

「赤」と「白」について

重大なネタバレあり(クリックで展開)

 

既プレイ者はお気づきだと思いますが、本作の主要なエンディングは「赤」と「白」に分かれているんですよね。

食われるヒロインたち

自分が生きながらえるために、他者を食らう来待村の人々。

燃える来待村

最後に主人公は全てを燃やし尽くす「赤」の光景で終わります。

 

もう誰も……悲しくはない……

打って変わって、主人公が十子の望みを叶えるため、因習が生まれる根源となったものを断って見えた光景は、一面の雪景色。

最後に見たのは――白い光景だった。

自分の存在が消えゆくなか、最後に目にしたのは美しい「白」の景色なのでした。

 

笑う君を見た気がした……

十子の幸せを願って行動したルートでは、頭に浮かんだのは彼女の満面の笑み。

幸せになってほしい……

白い光のなかに消えゆく彼女とともに物語は幕を閉じたのでした。

このルートでは、みどりさんも絶望しながら息絶えようとするのですが、生まれてきた子供を見て以下のように言います。

みどり
「わたしの……かわいい……子……」

みどり
「幸せに……なって……ね……?」

最後の最後に彼女の心は安らかになり、救われたのかもしれませんね。

「赤」は自分勝手に生きようとした人たちが見た絶望の光景、「白」は他者の幸福を願った人たちが見た希望の光景として描かれていたのではないでしょうか。

 

Erewhonのタイトル画面

そもそも来待村が赤くなっていたのは、どういう意味合いがあるのでしょうか。

赤からは「血」「犠牲」「連綿と続く因習」を連想させます。過去から現在へと流れ続ける、断ち切られていないものを可視化した色だと考えられます。

季節を問わず赤一色なのは、生きているようで循環していない、停滞感や歪んだ生命の象徴なのでしょう。

赤は感情の色でもあります。怨念・執着・愛憎・恐怖など、この村は「考える」より「従う」「怖れる」ことで成り立っており、 赤はその熱量から抜け出せない世界を表しているのかもしれません。

Erewhonクリア後のタイトル画面

一方、エンディング後に現れる「白」は、赤と対になる概念として非常に明確です。

白い雪景色は、「血の色を覆い隠す」「痕跡を一度消す」という性質を持っています。全てが終わり、一旦何もない状態に戻ったことを示すのでしょう。

白は「無垢」「空白」の色でもありますね。これから何色にでも染まることができるのですよ。物語が終わったあと、プレイヤーやキャラクターに委ねられた未来を示しているのではないでしょうか。

 

また、「紅白」という言葉があることから、赤は「赤ちゃん」として、白は「死に装束」として、始まりと終わりを表す対比表現なのかもしれません。

白は「白紙に戻す」という、始まりを意味する言葉でもあることから、希望の見えるエンディングだったのではないでしょうか。

 

まとめ

ココがイマイチ

  • 稀世良の扱いが悪い

 

 

ココがおすすめ

  • ポンポンと読み進めることができる平易なテキスト
  • 後半のストーリー展開には見どころアリ
  • 過不足のないシステム面
  • 濃いめのエッチシーン
  • 美麗なイラスト
  • 狂った世界観

 

 

ヒロインの扱いには不満があるものの、エッチシーンには実用性を感じましたし、ストーリー展開にはグッとくるものがありました。私は浅生詠さんの書くテキストが好きなんですよね。ポンポンポンポンとテンポよく読み進めることができますから。

あなたも、狂った因習村の真実を知るためにレッツプレイ。そして、どん底まで落ちたあとに、どのように生きるのかを考えてみませんか?

パッケージ版

ダウンロード版

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