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【CLEARWORLD -クリアワールド-】の感想

2,994文字

 

 

理想郷ユートピア、その透明な世界に秘された――真実の影

CLEARWORLD -クリアワールド-クリアワールド・プロジェクト
【CLEARWORLD】のパッケージ画像ゲーム属性:シナリオゲー
ジャンル ―― 近未来SF(アドベンチャーゲーム)
発売日  ―― 2020年09月25日
パッケージ版価格  ―― 2,800円(税抜)
ダウンロード版価格 ―― 2,800円(税抜)
スタッフ
プロット・原案協力タカヒロ
シナリオ安本了
キャラクターデザインlack
サウンド成田旬
主題歌 ―― 想いつなぐ未来へ(Vo.中川奈美)

あらすじ

主人公である鷹原羽依里(たかはら はいり)は、亡くなった祖母の遺品整理のために夏休みを利用して1人で鳥白島にやってきた。

1日数本しかない連絡船を下りたとき、1人の少女と出会う。
彼女は潮風に髪を遊ばせながら、遠くを…海とも空とも言えない境界線をただ眺めていた。
気がつけば少女はどこかへ行ってしまい、羽依里は狐に摘まれた気分になりながら、祖母宅へ向かう。

そこではすでに親戚の叔母がいて、遺品整理を行っていた。
羽依里は、祖母の思い出の品の片付けを手伝いながら、初めて触れる「島の生活」に戸惑いつつも、順応していく。

都会暮らしでは知ることの無かった自然とのふれ合い。
忘れていた懐かしい何かを、思い出させてくれるような、そんな生活だった。

海を見つめる少女と出会った。
不思議な蝶を探す少女と出会った。
思い出と海賊船を探す少女と出会った。
静かな灯台で暮らす少女と出会った。

島で新しい仲間が出来た――

この夏休みが終わらなければいいのにと、そう思った。

公式サイトより引用

 

 

 

評価

 

 

評価おすすめ度
【CLEARWORLD】の評価★★★☆☆
満足度
満足度72点

 

 

 

作品の紹介

 

 

東映アニメーション」と「プラス81」が、将来的なマルチメディア展開をみすえて作成したアドベンチャーゲーム【CLEARWORLD -クリアワールド-】の紹介をしたいと思います。

この作品、壮大な設定のお話をロープライスのボリュームにおさめているために、キチンと伏線が張られているにもかかわらず、超展開にみえてしまう。

設定は興味深かったですし、見どころがあるからこそ色々言いたくなるような作品でした。

ツッコミの練習をしている漫才師の見習いの方に、ぜひともオススメしたい一作です。

 

 

所持証明

所持しているのはダウンロード版です。サウンドトラックが付くのでダウンロード版にしました。

 

 

 

攻略情報など

 

 

プレイ時間

私のプレイ時間は3時間ほどでした。

 

 

攻略

バッドエンド分岐があるものの、本筋は一本道です。

 

 

システム

バックログ画面からのシーンジャンプ機能あり。

 

 

 

どんな人向け?

 

 

  • ツッコミながらゲームをプレイしたい人

 

 

 

感想

 

 

「ネオ・フォトン」と呼ばれる新エネルギーを発掘したことにより巨万の富をえた企業「ベンスレム」が、「クリアワールド計画」なるものを推進しています。

海中に「クリアワールド」という都市をきずき、選別された人間だけをそこに住まわす計画。

地球の資源が枯渇しつつある現代において、クリアワールドは新エネルギーによって快適な生活が約束されているユートピアな世界なのです。

祇園寺「天国とか謳ってるようなとこってのは、大抵何かある」

©クリアワールド・プロジェクト

しかし、このオッサンの言うように、創作作品において「ユートピア」を謳う世界は、ほぼ100%「ディストピア」だったりしますからね。そんな期待(?)を裏切らないストーリーがここにあります。

 

緑道「もしかして、君にもあるんじゃないのか。俺と同じような能力が……」

©クリアワールド・プロジェクト

主人公は「過去を視る」能力をもっています。そんな彼が、自分と同じように不思議な能力をもつヒロインと出会うことになります。

このヒロインが、なかなか変わり者でおもしろい。

まだまだ先の読めない展開にワクワクしていました。この頃は……。

 

真空「同志よ……」

©クリアワールド・プロジェクト

クリアワールド内の学園での生活がはじまります。

メインヒロインの真空以外にも、マロ眉をした心優しい少女、ツンデレっぽい不良、不思議な雰囲気の先輩と、さまざまな登場人物との仲をふかめていきます。

 

航太郎「行くぜ」

©クリアワールド・プロジェクト

主人公たちの周りに起こった不思議なできごとを追っているうちに、事態は急な展開をむかえます。

実はこの作品、能力バトルモノだったのです。

おいおいマジかよ……。

 

最終的に、黒幕のような存在と対峙することになるのですが、この終盤の展開が性急。

次々と明かされる真相と、二転三転する状況、そして目まぐるしく変わる攻勢。

ラストバトルの超展開の数々には、息もつかせぬ魅力がありました。

 

ネタバレ(クリックで展開)

主人公側がピンチになったら覚醒……そして相手を追い詰めるも、相手側が覚醒。最終的には相手は、強大すぎる力を制御できずに自滅。

一件落着かと思いきや、真のラスボスが登場。

再び主人公側がピンチになるも覚醒……そして相手を追い詰めたと思ったら、相手側も覚醒。最終的には相手を消滅させるという流れ。

思わずポカーンとしてしまいました。

 

画面いっぱいの「コワシタイ」の文字

©クリアワールド・プロジェクト

主人公が、手にした強大な力に振り回されそうになったときの、画面一面をおおう「コワシタイ」の文字。

さすがにこれは笑ってしまいました。

 

いやキチンと伏線を張っていましたし、超展開とはちょっと違うんですよ。でもあまりにも見せ方が性急すぎるために、超展開の連続に感じてしまう。

そして、そこが笑える。

 

この作品に抱いた印象は、アニメ「Angel Beats!」を見たときと似たようなものでした。

「Angel Beats!」は、ところどころ笑えるところもあったし話の筋はいいんだけれども、1クールでやるにはいささか性急になってしまう内容でなんだかもったいない……。あのときの感覚に似たものをおぼえました。

 

本作【CLEARWORLD -クリアワールド-】の壮大な世界を表現するのに、ロープライスのボリュームじゃ厳しい……。

ヒロインや友人たちと過ごした日々、積み重ねた時間があまりないため、感動することも感情移入することも難しい。

しかし、終盤の超展開にみえるような展開の連続には、正直笑いました。

なのでツッコミながら笑いたい人にはぜひともおすすめしたいです。

 

けっして手を抜いているワケではない。

1枚絵がもっと違うところに欲しかったなぁとか、演出も頑張ろうとしているんだけどズレているんだよなぁとか、主題歌がいい感じだなぁとか、ヒロインが可愛いからこそ積み重ねた日々が描かれていればなぁとか、もっと尺があればなぁとか、魅力を感じる部分があったからこそ何だかもったいないように感じてしまう一品でした。

 

 

 

まとめ

 

 

クリアワールドをクリアして、頭がクリアになったからこそ言えます。

マジでもったいない。

一度このクリアワールド計画をクリアして、もう一度練り直したほうがいいんじゃないかと思いました。

ロープライスですし、ツッコミの練習をしているお笑い芸人の卵や、見どころのある作品を求めている人にはオススメしたいです。

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