エロゲにおいて数々の告白シーンを目撃してきました。
主人公からの告白もあれば、ヒロインからの告白もある。
はたまた、ヒロインが告白しようとしてから主人公が「待って、その先は俺に言わせて」とかいうクソパターンだってあります。
まぁそんなクソ展開はおいといて、
ストレートに思いを伝える、それって素晴らしいことだと思います。
心の底から思いの丈をぶちまける……その姿には感動すら覚えるものです。
感情を隠して取り繕うことばかり上手になってしまった私には、こういうストレートに思いをぶつける姿が眩しすぎます。
さて、そんな私でも学園もののエロゲの主人公よろしく、爽やかな青春恋愛ストーリーをふたたび楽しめるのかどうか、今までの人生を振り返りつつも考えてみました。
10数年前の話。
吹奏楽団に所属していたころ、気になっていた女性がいました。仮にAさんとしておきます。
Aさんは高嶺の花の存在。おいそれとアタックができないような雰囲気がありました。
どのようにアプローチをするか考えた私は、Aさんに私の家の鍵を見せ
「この鍵がその席あたりに落ちてたんだけど、持ち主知らない?」
「ううん、しらない」
「じゃあさ、鍵無くしたって人がいたら教えてよ」
と、連絡先を交換したのです。
そして翌日に
「鍵の持ち主が見つかったよ~、いろいろと迷惑をかけてごめんね」
「お詫びとお礼をかねて今度食事に……」
と、Aさんと一緒に食事にいく運びとなったのです。
その時期は、少しでも失敗するリスクを減らしたいという情けない考えがあったのか
男らしくないやり口をしています。
いやまぁあまりにも無鉄砲につっこんでいく人はどうかと思うのですが、それでももう少し男らしくありたいと思ったものです。
過去の話から現在に戻りますが、エロゲをプレイしていて眩しい恋愛やストレートな拙い告白をみていると、自分の卑怯なやり口を思い起こすことがあるのです。
その点陵辱ゲーをプレイしていると
なにその卑劣なやり口……でもちょっと分かるwww
と、共感してしまう事態に……。
これってまずいのでは?
学園もののエロゲーの主人公になりたいけど、陵辱ゲーの主人公にはなりたくない。
臭作さんよろしく、盗撮をして脅して……みたいなことはしたくない。
臭作さんみたいに「これはハサミと言ってな……。女の服を切り刻むための道具だ」という発言をするような男になっちゃいかん。
臭作さん……まじリスペクトっす。ボソッ
©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員
余談ですが、とあるアニメのこのシーンを見て臭作さんのセリフを思い出したのは言うまでもない。
閑話休題。
少し自己擁護しておくと、ここまで情けない方法をとっていたのはこの時期だけではあるのですが、それでも思い返すと「ちょっとなー……」と微妙な気分になるのです。
では結論を言いますと、
私に一番足りないもの。私が爽やかな青春恋愛エロゲーの主人公に近づくために必要なことは、
曲がり角でパンを咥えた美少女にぶつかることでもなく、毎朝幼なじみがおこしにきてくれることでもなく、ブラコンの妹がいることでもなく、ラッキースケベでもなく、
青臭さを取り戻すこと。
まずは一歩。小さな一歩。
自分の気持ちを素直にさらけ出すこと。
そこから初めてみようと思います。
あ、この記事を見た女性は連絡ください~。
今度お食事でもどうでしょうか。
と、人ってそう簡単には変わらないんだなって一面を見せつつ、適当に書いた雑記を終わらせたいと思います。
それでは~。
ちなみにアニメで一番かっこいいなと思った告白シーンは、「凪のあすから」の紡の告白シーン。
一番印象にのこったプロポーズシーンは、やはり「プラネテス」のラストのシーンでしょうか。
気になった方は、どうぞ視聴をしてみてください。
※この記事で使用しているアイキャッチ画像は「失われた未来を求めて」です。