【アナベル・メイドガーデン】の感想

2,900字

幼馴染が、許嫁で、メイド……！？

アナベル・メイドガーデン（Barista Lab）
ジャンル　――　幼馴染が許嫁でメイドなADV
発売日　　――　2020年06月26日
パッケージ版価格　　――　2,980円（税抜） ダウンロード版価格　――　2,980円（税抜）
スタッフ 原画 せせなやう SD原画 流かさね シナリオ 詠野万知子
あらすじ ＜幼馴染が、許嫁で、メイド……！？＞ 夏休みまで、あと1日。 その日、主人公・葛原圭は父親から驚くべき事実を告げられる。 「お前には許嫁がいる。挨拶してきなさい」 幼馴染のアナベルに片想いしている圭は、縁談を断るために指定された場所に向かう。 そこで待っていたのは――メイド服に身を包んだアナベルだった。 「私は、あなたの許嫁――」 「今日からあなたは、私のご主人様です♪」 夏休みの間、思いがけずアナベルと同棲を始めることになった圭。 幼馴染で、親友で、片想いの相手だった女の子は、 幼馴染で、親友で、許嫁で、「僕のメイドさん」……になったのだった！

評価

評価	おすすめ度
	★★★☆☆
	満足度

作品の紹介

小学生に聞いた「なりたい職業ランキング」をご存知であろうか。

そのランキングで10年連続で1位となったのが「メイド」だ。

ランダムにえらばれた日本人100万人にきいた意識調査では、「今欲しいモノ」の回答に実に92％の人が「メイド」と答えたことも記憶に新しいだろう。

それほど日本人には「メイド」という存在が馴染み深いものになっているのだ。

近年では、メイドも多様なスタイルを確立しはじめて「戦うメイド」なる存在もいます。

スカートの下に隠した武器類で、相手を殲滅するのです。

おっと、話がそれてしまいましたね。

今回紹介するのはメイド属性をもつヒロインがでてくる低価格イチャラブゲー【アナベル・メイドガーデン】です。

比較的、買う買わないの判断がしやすい分かりやすい作品だと思います。

攻略情報など

攻略

選択肢なしの一本道です。

システム

バックログ画面からのシーンジャンプ機能あり。

テキストウィンドウ消去中に左クリックをすると画像を拡大できます。

どんな人向け？

感想

キャラクターについて

アナベル・メイドガーデン　CV：花澤さくら

主人公の幼なじみで親友で許嫁でメイド……という超属性過多なヒロイン。

主人公のことは「ご主人様」もしくは「圭くん」と呼びます。

「アナベル・メイドガーデン」という名のとおり、メイドになることが夢でガーデニングが趣味だという、なんとも分かりやすい決められ方をしています。

他の人の感想で「アナルっぽい名前なのにアナルセックスがないとか正気か？」みたいな発言をみましたが、さすがに私はその発想はなかったので、まだまだ修行が足りないなと反省しました。

ん？　いや、よくよく考えたら結構失礼な発言なんじゃないか？

なんだよアナルっぽい名前って。正気か？

エッチシーンについて

卑語あり。ピー音なし。アナルモザイクなし（アナル描写なし）。

エッチシーン数は７枠。

上記のエッチシーン内容をみていただければ分かるとおり、少ないシーン数ながら『メイド服／学生服／下着姿／体操服／裸／私服』と服装の種類が豊富です。しかも１番つよい属性が「メイド」であるという前提を崩さない比率です。このコダワリは素晴らしいと思います。

そしてなにより花澤さくらボイスの無修正での卑語が豊富。

せせなやう絵が可愛らしく、細身っぽくみえて意外に豊満な肉体がエッチ。汁描写も問題なしと、

思ったよりも実用性がありました。

ただ１ヵ所、フェラシーンをキャンセルして次のシーンに移行する通称「フェラキャン」があったので、そこはイラッとしました。

「お前はご主人様である自覚はないのか？」

と主人公に苦言を呈したくなりました。

いや、だって、メイドですよメイド。メイドっていったらご奉仕っしょ。

メイドのお役目であるご奉仕を取りやめさせるなんて正気の沙汰じゃありませんよ。

どういう人に合うのか

それではどういう人に合う作品なのか、感想をまじえつつ書いていきます。

まずプレイしてみて思ったのが、テキストのノリがちょっと合わないかも……ということ。

なんか微妙に私のツボからはズレているんですよね。でもたまにクスッとなるシーンもあったので、方向性を変えたら面白い方向に突き抜けそうな気がしています。

これに気づいたのは全人類のなかで私だけだと思いますが、アナベルのオナニーをのぞきみるシーンでセーブをすると『これは僕にとっての、夏休みの自由研究だ』みたいなタイトルで登録されます。こういうノリがこの作品のテキストのクセというか、特徴なのでしょう。

そしてメイド以外の属性「幼なじみ／親友／許嫁」があまり生きていませんでした。

たとえば幼なじみであるため、主人公とアナベルの２人で思い出の一幕を楽しそうに語り合っているのですが、

私とアナベルは初対面に近いためにそのお話についていけない。

これはアレっすねアレ。周りが「地元ネタ」で盛り上がっていて、それについていけずに「ははは……」と愛想笑いを浮かべるしかないあの苦しみに似ていますね。はは……。

でも幼なじみとしての付き合いがあった子が、「ご主人様」呼びで一生懸命に尽くしてくれるというのは最高でした。

そして前述したとおりエッチシーンの実用性はありました。

まとめると、花澤さくらさんの声が好きな人や、せせなやうさんの絵が目当ての人。メイドスキーの人。

イチャラブ色つよめの抜きゲーを求めている人には合うんではないでしょうか。

ヒトコトで表すと

インスタント萌え抜きゲーです。

まとめ

まぁ想定どおりの欲しいものが最低限そろっている作品でした。

井之頭五郎っぽく言うと「こういうのでいいんだよ」っていうことです。