【CRACK≡TRICK!】のメインビジュアル

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【CRACK≡TRICK!】の感想

古城

5,200文字

これは、終わらない推理劇――

CRACK≡TRICK!CRYSTALiA
【CRACK≡TRICK!】のメインビジュアルゲーム属性:シナリオゲー
ジャンル ―― ADV
発売日  ―― 2025年10月31日
パッケージ版価格  ―― 4,800円(税込5,280円)
ダウンロード版価格 ―― 4,800円(税込5,280円)
スタッフ
シナリオかずきふみ
原画色谷あすか/ようづき
SD原画ぺろ
サブ原画サイキライダー
音楽ALNEAR
主題歌 ―― RE:EXiSTENCE(Vo. 咲良ゆの)
あらすじ

近未来、電脳化が一般的に行われている時代。
優秀な人材を輩出する教育機関【アカデミー】の卒業者である主人公【ハヤテ・キサラギ】は、
首席で卒業しながらも地位や名誉に関心がなく、故郷の街で探偵業を営んでいた。

アカデミーの在学生であり研修として半ば強引に転がり込んできたヒロイン【セラフィナ・グラシャーニ】と共に
ペット探しや浮気調査など、小さな事件を解決に導いてきた。

ある日、ハヤテの同窓生である【アデーレ・フォルガン】から奇妙な依頼を受ける。

フォルガン家の当主である彼女の祖父が危篤状態に陥ったことをきっかけに、
親族たちが次々と不審な死を遂げた。

親族たちは決まって、死ぬ数日前に「赤いドレスの女を見た」と口にしたという。

「あなたには、守って欲しいの。私たち、三姉妹を。そして、暴いて欲しい。
呪いの――真紅の貴婦人の、正体を」

好奇心を刺激されたセラフィナからの猛プッシュと、
旧友の頼みを断り切れなかったこともあり、依頼を承諾。

二人はフォルガン家の屋敷に招待され、真紅の貴婦人の影を追うこととなった。

「っていうか、いざ本当に大事件が舞い込んでくると、……探偵の仕事じゃねぇな。ってなりますね」
「まぁな……」

――公式サイトより引用

評価

評価おすすめ度
【CRACK≡TRICK!】の評価★★★☆☆
満足度
満足度71点

作品の紹介

今回は【CRACK≡TRICK!】をご紹介します。公式略称は【クラトリ】です。

私はイマイチ乗り切れませんでしたが、これはこれで面白い作品ではないかと思います。現代型のピーキーなエロゲだと評していますね。

【CRACK≡TRICK!】のパッケージ画像

私が所持しているのはパッケージ版です。

どんな人向け?

  • 真実はいつも1つ
  • おっぱいはいつも2つ
  • サスペンス作品が好きな人
  • テンポのよさを重視している人
  • 予想の斜め上の展開に振り回されたい人

攻略情報など

プレイ時間

私のプレイ時間は、ボイスをだいたい聞いて5時間半ほどです。最初のエッチシーンまで1時間ぐらいかかりました。

 

攻略情報

どちらを選んでも問題ない選択肢、全てを選ぶことになる選択肢、正解を引くまで選びなおせる選択肢が主ですので、ルート分岐にかかわるのは実質1ヵ所ですね。

 

システム

難易度修正パッチバックログジャンプ
普通なしあり
備考

感想

どんなお話?

ほとんどの人間が電脳化を行っている近未来の世界。

ハヤテ・キサラギ(CV:佐藤タカ)

主人公のハヤテ・キサラギは、特殊な教育機関=アカデミーを首席で卒業したものの、地位や名誉に興味がなく、街の片隅でひっそりと探偵業を営んでいます。

セラフィナ(CV:松岡侑里)

助手であり本作のメインヒロインでもあるセラフィナ・グラシャーニと一緒に、不倫調査やペット探しなど、ちいさな事件を解決に導いてきました。

アデーレ「あなたに、依頼をしにきたの」

ある日、主人公の旧友であるアデーレ・フォルガンからの依頼が舞い込みます。

依頼の内容は、フォルガン家の親族が次々と不審死を遂げているので、事件の捜査をしてほしいというもの。

フォルガン家のお屋敷

フォルガンの屋敷に赴いたハヤテ&セラフィナは、事件の捜査をすることに。

左からエミーリア(CV:東シヅ)/アデーレ(CV:奏雨)/ディートリンデ(CV:桃山いおん)

フォルガン家の姉妹であるアデーレ、ディートリンデ、エミーリアの3人のことを守りつつも、事件の真相をつきとめるために奔走するストーリー。

クラトリの特徴

現代型のピーキーな作品である

これは、終わらない推理劇――

上記のキャッチコピーを見て、ミステリー作品として期待してはいけません。

まず「推理」と「 SF 」というジャンルの食い合わせが悪いんですよ。

俺の固有機能は『オーバークロック』。

本作の登場人物には、固有機能ユニークと呼ばれる特殊能力をもっている人物もいます。

たとえば主人公の固有機能である「オーバークロック」は、五感が極限まで研ぎ澄まされていき、周囲の動きが止まっているぐらいにスローに感じられる。

某・厨二系バトルエロゲの主人公やん!

このような不思議な能力が存在する時点で、現実的な思考での推理ができません。

制作側もそれを理解しているのか、ガンガン新しい事実をブッ込んでくる。

系統でいうと、ミステリーっぽい顔をしておきながらバリッバリのファンタジーだった『ひぐらしのなく頃に』のような作品でしょうか。

嘘だッッ!!!

本作のライターであるかずきふみ氏の特色は、平易でテンポのよいテキストにより、飽きずに読み進められるストーリー展開にあるでしょう。

現代では「 SNS 」や「ショート動画」など、短時間で脳に刺激をあたえるコンテンツに日常的に触れているため、集中力や気力を失ってしまっている人もいます。ドーパミン中毒に陥ってしまった人向けに、展開の速いコンテンツが増えているのも、1つの傾向ではないでしょうか。

ドーパミン中毒者

本作も例に漏れず、テンポよく新展開がブチ込まれる。

ミステリー作品としては、むやみに新しい事実を追加していくことはご法度でしょう。私のように、展開の速さに置いてかれて「 ( ゚д゚)ポカーン 」としてしまう人もいるはず。

ただ、予想外の方向から殴られ続けたり、ストーリー展開に振り回されたい人であれば、むしろ楽しい作品だと感じるのではないでしょうか。

 

ちょっぴり推理要素もあるよ

エミーリア「……なんでしょう、この数字……」

少しだけ選択肢による推理要素もあります。ハズレても選択肢を選びなおすだけなので問題ありません。ご自身の思うとおりに選びましょう。

 

相棒であるセラが可愛い

セラフィナ「先輩に片思いしてたんですよ、あたし。結構いたと思いますよ。先輩のこと好きだった子」

ヒロインのセラは主人公にとって、助手であり相棒である関係性。グイグイとアタックしてくる後輩ヒロイン。彼女との軽快な会話は楽しいものでした。

相棒ってアレでしょ。犬型のロボットでしょ。

aibo

https://aibo.sony.jp/store/

それは「aibo」や!!!

エッチシーンについて

卑語あり。ピー音なし。アナルモザイクなし。

 

エッチシーンは「短い」とか「薄い」と言うよりも、「酷い」と評したくなりました。

メインヒロインのセラとのエッチシーンは普通なんですよ。それ以外の非攻略ヒロインのエッチシーンがおざなり・・・・です。

こんなうれしくないセックスは、はじめてだ。

そもそもボリュームがあまりない作品なので、非攻略ヒロインとの関係性の描写は薄いです。必要に迫られて体を重ねるだけ。主人公は乗り気じゃないんですよ。

つまり、イチャラブHとして楽しむこともできず、快楽の追求がされている訳でもない。

いやね、もう少し主人公が「ひゃっほー!」「ンギモッヂイイ!!!」「美女を抱けて最高だぜ!」と前向きに楽しんでくれたら良かったでしょうに。あるいは、乗り気じゃなかったはずなのに、女の子からの奉仕が気持ち良すぎて、あえなく陥落してしまうような感じだったならば。

ネタバレ感想

ネタバレあり(クリックで展開)

 

私が気持ちよく騙された場面

屋敷が焼失しているように見えるCG

発売前からサンプル CG として掲載されていたこの画像。てっきりお屋敷が焼失するクライマックスのシーンかと思っていました。

数台のパトカーが、燃えていた。

いや庭でパトカーが燃えているだけかーい!!!

このシーンではマジで「騙された」と思いましたね。

くそっやられた

屋敷が焼失するシーン

ほんで最終的にガチで燃えんのかーい!!!

くそっやられた

いやいやいや、めちゃくちゃ振り回されましたよ。こういう体験は、新作買いの醍醐味の1つでしょう。

 

アデーレ

アデーレ「気付いていたかしら。私……アカデミーにいたころから、あなたのこと好きだったのよ?」

アデーレさんは「主人公に殺されるとき」も「主人公を殺そうとするとき」も、胸に秘めていた好きだという気持ちを吐露します。嘘に塗れていた「夢の世界」において、彼女の恋心だけはホンモノだったのかと思うと、やるせない気持ちになりますね。

 

ディートリンデ

ディートリンデ「やりますよっ、やるわっ、やればいいんでしょ!」

悪役令嬢のようなポジション。ユーザーからのヘイトを買う憎まれ役でしょう。しかし、アホすぎて憎めないというか、おもしれー女としての魅力は際立っていたかと。桃山いおんボイスもイイ感じでした。

 

エミーリア&リーゼ

途中まではあまり楽しめていなかったんですが、一気にテンションが上がったシーンがありました。エミーリアとリーゼとの 3P のシーンが用意されていたので。

邪魔はせず、役割に徹する。

なんでテメェは脇役に徹しているんだよ!!!

主人公は2人の関係を邪魔しないよう振る舞ったことに、未だかつてないほどブチギレましたね。せっかくの 3P なのに何にも楽しくない。

いままで私は、かずきふみ氏の作品が如何に批判されようが擁護してきました。神域に誘われようともファンで居続けました。あやうく反転アンチになりそうでしたわ。期待させてから落とされると怒りがわいてきます。

2人のヒロイン属性としては好きですよ。病弱なお嬢さまと、戦闘メイドのコンビとか素晴らしいじゃないですか。

ハヤテ「夢の中では、リーゼさんの姿で夢をコントロールしていた」

あ、あれ……「夢の中のリーゼさん」=「ご当主」だったんでしたっけ。

つまり私は、ジジイとのセックスに期待したってコト?

脇役に徹して正解だったよハヤテくん。私が間違っていた。君が正しい。スミマセンでしたかずきふみ先生。あなたは素晴らしいライターです。ジジイで射精しなくて良かったわ。あやうく道を踏み外すところでした。

 

シャイニングフィンガー

ハヤテ「シャイニングフィンガー、だったか?」 電流の纏う拳を、叩きつける。

シャイニングフィンガーでは無いやんけ!!!

 

クライマックス

エミーリアを救出するシーン

真相を解き明かすシーンや、エミーリアを救出するシーンは良かったですね。

最後にセラとのおまけエッチシーンが用意されていたことも嬉しかったです。いくらかイチャラブ成分は補給できましたから。

 

まとめ

ココがイマイチ

  • サブヒロインの扱い
  • 関係性の描写が薄い
  • エッチシーンが薄い

 

 

ココがおすすめ

  • 次々と襲来する予想の斜め上の展開
  • テンポよく読むことができる
  • セラフィナが可愛い
  • 音楽がいい

 

 

前述しましたが、推理モノというよりもサスペンスとして面白い作品でしょう。

現代型のピーキーな作品です。展開の速さに振り回されたい人におすすめします。

パッケージ版

ダウンロード版

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