6,420文字
浮世を外れ閉じた花園。
ここから出たいと望むなら、お選びください――
| 廃村少女 ~妖し惑ひの籠の郷~(Escu:de) | |
![]() | ![]() |
| ジャンル ―― 酒池肉林の廃村ADV | |
| 発売日 ―― 2022年12月23日 | |
| パッケージ版価格 ―― 8,800円(税込9,680円) ダウンロード版価格 ―― 8,800円(税込9,680円) | |
評価
| 評価 | おすすめ度 |
![]() | ★★★★★ |
| 満足度 | |
![]() |
作品の紹介
今回は【廃村少女 ~妖し惑ひの籠の郷~】をご紹介します。
廃村に閉じ込められた主人公たちが、脱出するために奮闘するストーリー。
廃村ね、廃村。知っていますよ。クソデカい蛇のことですよね。

……それはパイソンや!!!

私が所持しているのはパッケージ版です。
どんな人向け?
- 伝奇モノが好きな人
- 嗜虐心を満たしたい人
- 怪しげな雰囲気の世界に閉じ込められたい人
- ストーリー展開の良いヌキゲーを探している人
- 伝奇・廃墟・サバイバル・ハーレムなどの単語に惹かれた人
攻略情報など
プレイ時間
私のプレイ時間は、ボイスをだいたい聞いて 21 時間ほどです。最初のエッチシーンまでは5分ぐらいかかりました。
攻略情報
選択肢はそれなりにありますが、比較的、分かりやすいと思います。
推奨攻略順は『 サブヒロイン(澪 or 愛香 or エマ or つばめ or 由良々)→ 梓 → 朱理 → 籠女 』です。メインヒロインのルートは、謎が明かされるうえ、スッキリとした〆方になっております。サブヒロインから先にプレイしたほうがいいでしょう。
システム
| 難易度 | 修正パッチ | バックログジャンプ |
| 普通 | なし | あり |
| 備考 | ||
| - | ||
感想
どんな作品?
概要

パッケージの蓋を開けると、本作のヒロインのセリフが書かれいてます。
どうやら私は、プレイ前から「廃村」に誘われていたらしい。

本作は、不思議な廃村に迷いこんだ主人公たちが、脱出するために奮闘するストーリー。「廃墟で女の子と酒池肉林エロサバイバル!」がコンセプトです。
つまり、廃墟・伝奇・サバイバル・ハーレム・エロなどの要素に惹かれる人ならば楽しめるでしょう。
伝奇ストーリー
主人公たちは、作品の舞台である「姫香村」から脱出できません。

村で出会った不思議な少女によると、ここから出るためには「人柱」が必要とのこと。
もちろん主人公たちは、人柱を選ぶことはない。メンバー全員で帰還したいのですから。
なぜこのような閉じた世界になってしまったのか。ここから脱出するにはどうすればいいのか。姫香村の「歴史」や「因習」も関わってくる伝奇ストーリーです。
サバイバル

村から脱出する方法を探るだけでなく、まずはご飯や寝床を用意しなければなりません。
拠点となる建物を探す、寝泊まりできるよう部屋の掃除をする、手分けして食材を探しにいく、集めた食料を調理をする……エトセトラエトセトラ。
クローズドな空間で、メンバー全員で生き残るためのサバイバル描写も好きでしたね。
ヒロイン紹介
籠女 CV:御苑生メイ

主人公たちが迷いこんだ廃村で出会う、不思議な少女。

最初は、彼女にたいして苦手意識があったのですよ。なぜなら、「きひひ」という笑い方に嫌悪感を覚えたうえ、言動がどこか意味深で、何を考えているのか分からない。そして、人間らしい感情がないのではと思うほど、淡々とした口調で話すのですから。
――ですが、その考えは木っ端微塵にふきとびました。

主人公は、籠女が1人遊びをしている場面を目撃します。籠女は、手をキツネの形にして、1人2役で会話をしていたのでした。
それを見られた籠女は、頬を赤くそめて、プイと拗ねてしまうんですよ。
まるで、底知れない上位存在が、自分たちのもとまで降りてきてくれたかのよう。
籠女というキャラクターに一気に血が通い、人間味と可愛らしさが溢れ出し、まるっきり印象が変わりましたね。ガツンと後頭部から殴られたような衝撃でした。
そのうえ、ストーリー上での重要性も高かったです。
加賀美 朱理 CV:風鈴みすず

主人公のクラスメイト。聡明で頭脳明晰なタイプ。

基本的には、本作のヒロインは主人公のことを慕っています。しかし、朱理はクールな性格であり、感情を読み取るのが難しくて、そこが良いアクセントになっていました。
八雲 梓 CV:乙倉由依

主人公である一樹の義理の妹。

お兄ちゃん大好きっ子で可愛いのですが、ストーリーの流れ上、目のハイライトが消える「レイプ目」のような立ち絵がチラホラでてきます。ホラー要員だと言わんばかりに……。そのせいで、ヒロインとしての魅力が損なわれていて可哀想な役回りでした。もっと報われたって良いんですのよ。
エマ・A・薬師院 CV:金松由花

主人公のクラスメイトであり、お金持ちのお嬢さま。親は医療関係者。

凄く良いキャラクターをしているんですよ。
彼女は温室育ちであるため、ちょっと歩くだけでも不満を漏らしはじめ、ブーブーと文句を口にします。我儘をいうわ駄々をこねるわで、なかなかどうして、作品全体にピリリとした刺激を与えてくれる立ち位置でした。

あなたは、私の説明を読んでネガティブなイメージを持たれたでしょうか。ところがどっこい、エマは魅力的なキャラクターなんですよ。
彼女は、主人公のことを「付き人」のように扱っています。主人公のことを慕っていて、男として頼りにしていることが伝わってくるんですよ。
そのうえ彼女には、医療の心得があり、いざという時に頼りになります。扱いやすい性格をしているため、ちょっと褒められればドヤ顔をしはじめるのも愛らしい。

良いことがあるとニコニコ顔でウキウキし始めるのも可愛いですよね。最初こそ悪印象を抱く人がいるかもしれませんが、ストーリーを通して成長をする魅力的なヒロインでした。
烏野 つばめ CV:赤月ゆむ

主人公の後輩。

ガルルと牙を向いて襲いかかってくる姿は、まるで威勢よく吠える小型犬のよう。
気が強くてツンツンしている性格に見えて、弱くて不安定な部分があり、そのギャップが可愛らしいヒロインでした。キャラクターデザインが最高にブッ刺さりましたね。
古戸 由良々 CV:霧島はるな

主人公の後輩。つばめとは親友同士。

気が弱くておっとりとした性格。主人公のことを真っ直ぐに慕ってくれるその姿は、まるで愛らしいプードルのよう。
しかし、芯の部分がつよくて、彼女の逞しさには驚かされることもあります。
刑部 澪 CV:波野夏花

主人公の先輩。主人公たちが所属する部活の部長。

サバイバル知識に長けていて、皆をまとめようと頑張ってくれる頼れるリーダー。
男勝りな性格をしているものの、幽霊が嫌いだったり、弱さを見せたり、女の子らしいギャップが顔をのぞかせることも。
彼女の名前は「澪」と書いて「れい」と読みます。私は何百回も「みお」と誤読してしまい、発狂しそうでした。

楪 愛香 CV:倉下撫子

主人公の先輩。澪とは親友同士。

みんなを柔らかく包み込む、包容力の塊のような女です。からかってきた後にお茶目にウインクをしたりと、手玉に取られているような感覚がありました。
エッチシーンについて
卑語あり。ピー音なし。アナルモザイクなし。
私の性癖にクリティカルヒット
本作は、不思議な廃村に閉じ込められるお話なのですが、かつての村の「因習」の影響で、主人公やヒロインたちが強制的に発情状態になることがあります。

これは、どのタイミングで見られるエッチシーンだと思いますか?
正解は、廃村で過ごすことになった初日です。いきなりハーレムご奉仕シーンを見せられて、私は勝利を確信して、天高く拳を突き上げました。

フェラスキーとしては、それなりにフェラシーンが用意されていたうえに、チュパ音もなかなかの爆音だったので大満足。

そして、本作の特徴といえば、ヒロイン全員にオナニーシーンが用意されていることでしょう。

主人公もヒロインも発情状態になっているため、陵辱のような雰囲気のエッチシーンが多め。ヒロインは主人公のことを慕っているので、和姦とも陵辱とも取れるシーンですね。生意気な後輩ちゃんが、隠語をつかって媚びて、快感に喘いでいる姿がエロすぎる。

和姦も陵辱も好きな私としては、そのどちらもを一緒に楽しめる本作は、性癖にドンピシャでした。更には、お尻がエロいアングルが多いので言う事なし。

敬うべき先輩が媚びている姿も半端なくエロいですよね。嗜虐心が満たされます。

倫理観が崩壊したような、狂ったハーレムエッチシーンも好きでした。
廃村少女 〜絡艶異聞〜

「もしも廃村から脱出することが出来なかったら」を描いたIFストーリー。本編にシナリオを追加するアペンドパッチです。ハーレムエッチシーンを楽しむことが出来るでしょう。プレイ時間は1時間半ほど。シーン回想は6枠でした。
廃村から脱出出来ないというある種のビターエンドを描いています。メインヒロイン攻略後にプレイすることによりハッピーエンドを台無しにする気持ちよさを味わいたいのか、あるいは、サブヒロイン攻略後にプレイして余韻のいい読後感を残しておくのかはあなたの自由です。
廃村少女 外伝 〜嬌絡夢現〜

本編ではサブヒロインだった5人――澪、愛香、エマ、つばめ、由良々に焦点を当てたファンディスクです。プレイ時間は6時間半ほど。シーン回想は22枠でした。
まとめ
ココがイマイチ
- サブモニターでフルスクリーン起動させてほしい
- サブヒロインのルートは似たりよったり
ココがおすすめ
- 胸を打つメインルート
- 夢か現実か曖昧な感覚
- 個性的なキャラクター
- 背徳的なHシーン
- サバイバル描写
- 伝奇ストーリー
- 廃墟
エッチシーン主体でありながら、伝奇ストーリーとしての面白さもある作品です。
怪しい雰囲気の廃村から脱出するために四苦八苦したり、生き延びるためのサバイバル要素があったり、強制的に発情状態になり背徳的なエッチをしたり、さまざまな展開があなたを楽しませてくれるでしょう。

どうか、よい旅でありますように。
そして――――いつかまた、どこかで。
\ SHARE /





