【キスアト】の感想

6,015文字

にじまない、キミへの想い――

キスアト（戯画）
ジャンル　――　イチャラブコミュニケーションADV
発売日　　――　2014年01月31日
パッケージ版価格　　――　8,800円（税抜） ダウンロード版価格　――　5,980円（税込）
スタッフ シナリオ 森崎亮人／玉城琴也 原画 みことあけみ／タケイオーキ／ひつじたかこ／marui（サブ） SD原画 野愛におし 音楽 羽鳥風画 主題歌　――　My Sphere（Vo.新田恵海）
あらすじ 美術系に力を入れている、ちょっと地方の（土地がやたら広い）学園。 主人公、浅間真はそこに通っているのだが、自分の実力に不安を抱いていた。 もうすぐ3年生になるという時、彼は学年末制作の為、 学生に貸し出している作業スペースにやってくる。 近くでは他の人も作業をしているその空間。 彼の隣にいたのは他のクラスの女の子、星見月夜。 殆ど話した事は無いけれど、その実力は有名で。 彼は、その作業をしている姿と、その絵に──心を奪われた。 ――公式サイトより引用

評価

評価	おすすめ度
	★★★★☆
	満足度

作品の紹介

今回は【キスアト】を紹介します。戯画の人気シリーズである「キスシリーズ」のうちの１作です。

美術系の学園が舞台の作品でして、キャッチコピーは、

にじんでしまった人、色あせてしまった人、安心してください。

本作をプレイすれば、あなたの心のキャンバスも鮮やかに彩られるでしょう。

私が所持しているのはパッケージ版です。

どんな人向け？

• キャラ萌ゲーが好きな人
• キスシリーズに手を出してみたい人
• グラフィックやキャラデザに心惹かれた人
• エッチシーンにも手を抜いていない萌えゲーが好きな人
• 恋も夢も追いかけている人

攻略情報など

攻略

攻略サイト

選択肢はいくつかありますが、非常に分かりやすいものなので、自力攻略は容易です。

システム

バックログ画面からのシーンジャンプ機能あり。

感想

ヒロイン紹介

【キスアト】は、美術＆芸術系の学園が舞台のキャラ萌えゲーです。

魅力的なヒロインたちを紹介します。

星見 月夜　CV：遠野そよぎ

美術の才能に優れているのだが、それ以外のことはからっきしダメ。

本人もそれを自覚しているのか、素直に人に頼るところは頼ります。

というよりも、あまり頑張る気がないのかもしれません。笑

月夜ちゃんは甘いものが大好き。カフェで働く主人公が、ときおりお菓子をつくって持っていくのですが、食べさせてあげると幸せそうにホワワ～ンとします。

ひな鳥に餌をあげているみたいでマジで可愛い。

遠野そよぎさんのゆる～いボイスと、月夜ちゃんのゆる～いテンションが絶妙にマッチしていて、だんだんとクセになってくるというか、可愛くみえてくるヒロインです。

すっげぇマイナスイオンを発しています。

マイナスイオンをあびるために滝や小川に出かけるぐらいなら、【キスアト】を購入して月夜ルートをプレイしましょう。

棗 梓　CV：ヒマリ

月夜みたいなズバ抜けた才能はないものの、努力を重ねて平均以上の成績を維持する秀才タイプ。

主人子の真くんと同じで、面倒見がいい性格です。

最初こそ、男性にたいする警戒心からかツンツンしているものの、ほどなくして態度が柔らかくなります。付き合ってからは、より一層優しくなっていきます。

小鳥遊 まどか　CV：水霧けいと

ヒロインのなかでいちばん幼そうな見た目をしていますが、学年はいちばん上です。

どんなことをやっても平均以上にこなしてしまう天才。

製作が忙しいときなど、作業スペースで下着姿で寝袋にくるまって寝ていることがあります。

無防備なうえに、からかってくるからタチが悪い。

彼女のルートでは、まどか先輩のからかいに耐えきれなくなった真くんのダムが決壊します。笑

あなたも、この焦らされるような感覚味わってみませんか？

藍川 有紗　CV：あじ秋刀魚

北欧系の血を1/4引いているクォーター。主人公の「再従姉妹はとこ」です。

転校がおおい生活だったことと、美人で話しかけづらい雰囲気をしているためか、なかなか友人ができずに、いつしか友人を作ることすら諦めてしまいました。

それでも積極的にかかわりを持とうとした主人公の真くんには心を開いています。

このCGは、付き合う一歩手前ぐらいのタイミングで出てくるのですが、

距離感がエロい。

これは、もはやセックスと言っても過言ではない。なんつーか、付き合う前のこの距離感はエロすぎませんか？

脳がバグります。

とくに不満はない

本作には、とくに不満がないんですよ。

可愛らしいキャラクターとノンストレスでの恋愛ができますし、エッチシーンもけっこう頑張っています。

恋愛要素だけでなく、美術系の学園に通うからこそ、一般の学園にくらべて「どのような職につくのか」「将来はどうするのか」などが身近にせまっている。そういう問題も扱っています。その辺のバランスも素晴らしい。

あえて不満点を挙げるなら、以下のとおりです。

タイトル画面の視認性

何回かプレイしたら慣れるんですが、タイトル画面の文字列は、最初は見えづらいなぁと思いました。

序盤のとっつきづらさと、〆の一枚絵

最初は若干とっつきづらいように感じました。女性だけがいる空間に男性である主人公が入っていくのも居心地が悪い。

ですが、すぐに慣れます。笑

あとは強いて言うなら、いちばん最後に「FIN」の文字とともに立ち絵が表示されて終わるんですが、そこは立ち絵じゃなくてCGが表示されたまま〆ればいいのにな～と思いました。

エッチシーンについて

卑語あり。ピー音あり。アナルモザイクあり。

ピー音あり、アナルモザイクありなんで、普段なら不満をタラタラ言っているかもしれませんが、それを差し引いてもエロかったです。

なぜかというと……

ケツがエロい構図がいくつかあったから。

いや、よく考えてみてくださいよ。

たとえば飲食店に行って注文をして、なかなか料理がこなくてイライラしてるじゃないですか。

んでやっと料理がでてきて、一口食べたときに「美味ぇ！」ってなったら、それまでのイライラなんて吹っ飛んじゃうワケですよ。

つまりケツのエロさは、ストレスの軽減に役立つわけです。

……すみません。何が言いたいのかは私も知りません。尻だけに。

………………

…………

……

小粋なジョークをはさんで、場が温まってきたところで、真面目にレビューをすると、

ご奉仕する描写もピカイチでした。

やっぱり制服JKに尽くしてもらうのは嬉しいワケですよ、男としては。

彼女らの、エロかったり健気だったりするセリフが素晴らしい。ご奉仕シーンはなかなか実用性が高かったかと。

その他

シャンプーハット

いい年してシャンプーハットをして髪を洗っているヒロインがいて笑いました。

私も小学生になる前にシャンプーハットを使ったことがあるような気がしますが、遠い昔の話なのでよく覚えていないです。

ナイスボート

ここのシーンは、マジで背筋が凍りつきました。

某「School Days」を彷彿とさせるシーンだったからです。主人公の名前が「真まこと」だし、狙ってやっているかもしれません。

メール時代のこういう改行をつかったメッセージは、本来ならドキドキするはずなんですけどね。

真冬のプール

夜に学園のプールに忍び込み、水の中に入るシーンがありました。

修行僧かっ！？！？！？

ヌードデッサン

有紗ルートにて、サブヒロインのひじりちゃんにデッサンのコツを聞くシーンがあります。

そして、まさかのヌードデッサンをすることに。

絶対脱がないと思っていたヒロインが脱いだことがマジでエロかったです。

しかも真くんは、ものを触らないと構造を把握できないだかなんだかで、体を触らせてもらうのですが、

もはやこれはセックスでしょ！（本日２回目）

美術学校をでた人が「そのうち裸を見ても何も感じなくなるよ」みたいなことを言っていたんですが、それは嘘。

こんな魅力的な女性が、体を張ってデッサンを教えてくれるとか、何回経験しても慣れることなんてありませんよ。

そんじょそこらのエッチシーンよりもエロかったんで、新たな扉が開いたかもしれません。

付き合っている彼女がいるのに、他の女の裸をデッサンするとか、背徳感がパネェっす。

まとめ

あ、タイトルに触れてこなかったですが、【キスアト】と言うだけあって、全ヒロインにキスマークをつける描写がありました。

大丈夫ですKISS跡（キスアト）です。心に傷跡（キズアト）を付けられるようなことはありません。むしろ癒やしてくれます。

ストレスがたまることなく、楽しめるはずです。

＼　ＳＨＡＲＥ　／