【捻くれモノの学園青春物語~俺と彼女の裏表~】の感想

PRを含みます エロゲーの感想

【捻くれモノの学園青春物語~俺と彼女の裏表~】の感想

2019年2月11日 古城

6683文字

 

 

捻くれモノの学園青春物語~俺と彼女の裏表~

公式ジャンルちょっと遊べる裏道青春学園ADV
メーカーりびどーそふと
発売日2018年12月21日
通常価格9,800円(税抜)
パッケージ購入駿河屋・FANZA・Getchu
ダウンロード価格9,504円(税込
ダウンロード購入DMM(独占)

 

立てよ!非リア充!
――青春(クソくらえ)の始まりだ。

 

ゲーム属性グラフ主要スタッフあらすじ

企画・監督フルにゃん
シナリオ桜庭丸男(共通唯ルート
宮川みなも(さやか観月ルート
猪野屋ネコ(朔夜ルート唯ルートHシーン
朝倉拓実(観月朔夜Hシーン
原画ぎうにう・ちょびぺろ・Rozea
SD原画春々春兎
音楽しえろゅーすけ(Cielo*youth*k)

【公式より】

‘‘リア充、蒸発しろ!’’

部活動。勉強。恋愛。つまらない両親。くだらないクラスメイト。退屈な学園生活――

いや、俺だってさ。漫画や小説、ドラマみたいな人生があるだなんて思ってやしないけど。
でもさ、あるじゃん? そういうの。

そんな俺は、進級の危機に立たされていた。
アウトローな俺でも、まだまだ社会には勝てやしない。……具体的には内申点的な意味で。

さて、内申点と引き換えに出された条件は黒塗りの高級車とは関係がなく。
とある部活動に入ることだった。
集まっていたのは、つまらない、くだらない、退屈な学生ばかり――のはずだった。

一癖あって凸な俺と二癖あって凸な部員たちが集まった風変わりな部活動。
――その名は、『青春倶楽部』!

 

おすすめ度:★★☆☆☆
知名度:C

ストーリー:7

テキスト:7

キャラクター:7

演出:7

システム

ゲーム性:7

CG

Hシーン

BGM:5

主題歌:7

ポイント:学園もの、半脱ぎ、おしっこ、フルプライス
満足度:73

 

 

 

作品の紹介

 

 

学園カーストの下のほうに位置する主人公が、「青春」を謳歌する物語。

「捻くれモノの学園青春物語 ~俺と彼女の裏表(オレとカノジョのリバーシブル)~」……略称は「くれもの」。エロガイル。

 

 

いろいろと悪い評判がたっていましたが、思ったよりも楽しめました。

グラフィックは綺麗でしたし、一枚絵の構図にたいするコダワリは素晴らしかったと思います。

あとは尺不足による物足りなさを改善し、購入者層を想定し、ゲームシステムをもう少し詰めれば素晴らしい作品になったかと思います。

 

 

黄金水(おしっこ)好きと、半脱ぎエッチが好きな人と、一風変わったヒロインが好きな人ならば楽しめる可能性がありますので、感想をご一読いただければと。

 

 

所持購入動機プレイ前期待値

私が所持しているのはパッケージ版です。

ちょっとしたゲーム性の部分が気になったのと、桜庭さんがシナリオライターだったことと、グラフィックを気に入ったことで購入に踏み切りました。

プレイ前期待値:75~78

プレイ後満足度:73

楽しめたのですが、期待値は下回りました。

 

 

 

どんな人向け?

 

 


  • 個性的なヒロインを求めている人
  • 捻くれている人
  • おしっこ好き
  • 半脱ぎ&着衣エッチ派
  • グラフィックを気に入った人

クセの強い主人公にたいする好き嫌いがわかれそうなので、体験版はプレイした方がいいかもしれません。

あとはエッチシーンが好みに合うかどうかなどで判断すれば、楽しめる確立が上がります。

 

 

 

ストーリーについて

 

 

カーストの底辺にいる捻くモノの主人公。

そんな主人公が、学園の理事長に「青春クラブ」の発足を言いわたされます。

主人公はしぶしぶそれに従い、まずは部員集めに奔走。

ゲロイン」や「毒舌ストーカー」や「処女ビッチ」や「コミュ障」など……個性あふれるヒロインたちを部員として勧誘することになるのです。

 

 

無事クラブを発足してからは、理事長のあたえる「ミッション」をこなしていくことに。

協調性のない彼らはまとまることができるのか。

「青春」とはとても無縁のような彼らは、「青春」を謳歌することができるのか。

この作品は、不器用にも青春をつかもうともがく、少年少女の若さあふれるストーリーなのです。

 

 

 

評価点

 

 

良かったところ

 

 

1:一枚絵の構図


©りびどーそふと

もっと良い構図のシーンがあるのですが、ネタバレになりそうなものが多いので体験版でも見られるこの画像を。

私の体感的には、エロゲでは通常ヒロインを「ドアップ」で描く一枚絵の方が多いのですが、この作品は「引き」で全体をみせるような構図が多かったです。

また、ワイド画面に対応している近年のエロゲでは、「斜めに描く構図」が多いのに対して、この作品は違和感を覚えない構図となっていました。

物語を、よりドラマティックに印象づけることに成功していたかと思います。

 

 

2:エッチシーンの構図


©りびどーそふと

エッチシーンの構図にもコダワリが感じられました。

このシーンなんかはお尻がエッチすぎて最高でしたねw

あとは精子がぶっかかったまま次のエッチに移行していたりと、細やかな気配りもできていたかと。

 

 

3:個別ルートでは短くもまとまっている

物語に起承転結をつくっていて、各ルートしっかりとまとまっていたと思います。私はテキストにはテンポ感を求めているので、そういう意味では好印象なポイントでした。

 

 

 

イマイチだったところ

 

 

1:購入者の想定がされていなかった

この作品は、あらすじ等見ていただければ分かると思いますが、ラノベライクな……いわゆるジュブナイル向けのストーリー展開なんですよね。

その割にはジュブナイル(10代)を想定した作りにはなっていないんですよ。

 

 

たとえば主人公。

ラノベで人気な主人公といえば「キリト(ソードアート・オンライン)」や「八幡(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)」などが挙げられると思います。


キリトは、俺TUEEE系の主人公です。ネットゲーム上では「キリト」の名を冠したキッズ(?)で溢れました。

キレて頭が真っ白になって、気づいたら相手が血まみれで倒れていた……という武勇伝を語っちゃうのもこのタイプですね。

「彼女がアスナに似てるwww」とかイキるまでがセットです。


八幡は、捻くれているボッチ系主人公で、やるときはやる男です。

「キリトはさすがに自分とはかけ離れていて感情移入できない」タイプの人間が「オレ八幡に似てるかもwww」と言っちゃうのです。

自分は「やれば出来る人間だ」と思っているのでしょう。


 

 

それで本題なんですが、今回紹介している「捻くれモノの学園青春物語」の主人公は、八幡タイプではあるものの、「未熟さ」や「陰湿さ」が前面にでているんですよね。

私のように、人生の酸いも甘いも噛み分けたダンディでアダルトなナイスガイなら、こういう主人公を微笑ましく見守ることができるかもしれません。

しかし、購入想定者たちには届かないと思うのです。

あとは尺ですね。こういうマイナス面の強い主人公は、活躍いかんでは評価が好転する可能性もあるのですが、作品の尺が短いと「良い面」を出し切る前に終わってしまう可能性が高いと思います。

 

 

未熟な主人公だからこそ、他の人があまり躓かないような場面で躓いてしまう

そういう部分を受け入れられるかどうかが、この作品を楽しめるかどうかに大きく影響するのだと思います。

これはあれですね、漫画/アニメ「3D彼女リアルガール」みたいな作品が好きな人なら楽しめるでしょう。

 

 

2:共通ルートの短さ

正直共通ルートの尺の短さは痛かったですね。「え、もう終わり?」と思ってしまいました。

逆に言うと、もっと味わっていたかったくらいには楽しめるものだったんですよね。

本当にもったいない作りです。

あと1ミッション入れるだけでもだいぶ変わったと思うんですけどね。

 

 

3:ゲーム性の部分

ミニゲームを入れたことと、そのミニゲームをストーリー展開にも絡めようと試みたことは、大変素晴らしかったと思います。

しかし例えば「テスト問題」のミニゲームですが、満点を取ったときにヒロインから褒めてもらえたりと、ちょっとした「ご褒美要素」を足すだけでもミニゲームが楽しいものになったと思うんですよ。

せっかく頑張って、ハードモードで満点をとってもテキストに変化がなし。これって虚しくありませんか?

もう少しゲーム性の部分を詰めていれば、各要素が作用しあって、楽しい作品になったと思います。

 

 

 

攻略情報

 

 

【攻略】

 

 

私のフルコンプまでのプレイ時間は、ボイスを全部聞いて15時間ほどでした。

共通ルートは4時間ほどで、初エッチシーンまでは、個別に入ってから30分~1時間くらいでしょうか。

 

 

自力攻略は簡単です。むしろ攻略を見ながらプレイする方が面倒くさいまであります。

基本は、「バッドエンドに直行」か「正解」の選択肢の2択です。選択肢がでてきたらセーブしておきましょう。フルコンプを目指す人はバッドエンドもみてください。

 

 

上の画像の場面(ヒロイン全員の名前がでてくる選択肢)が、個別への分岐となっております。

 

 

作中にでてくるミニゲームに関してですが、「テスト問題」はイージーモードでも攻略に支障はありません。ただフルコンプを目指す場合は、テストで低い点をとってバッドエンドを見ておきましょう。

キャラクターとの「会話バトル」みたいなものがありますが、ストーリーを読んでいたら簡単にクリアできるレベルです。こちらもフルコンプを目指す場合は、間違った選択肢を選んでバッドエンドを見ておきましょう。

 

 

キャラクターの個別ルートをクリアしたら、タイトル画面の「卒業アルバム」の「SCENE」に、対応するヒロインのエッチシーンが1枠追加されていますので見ておきましょう。

 

 

 

【攻略順】

 

 

推奨順は『 さやか → 唯 → 雫 → 朔夜 → 観月 』です。

ネタバレうんぬんはありませんので、お好きな順でのプレイでも大丈夫です。

好きな順でプレイする場合、観月ルートだけは他ルートのネタバレになりそうな部分があるので、最後にまわしたほうがいいでしょう。

 

 

 

【体験版】

 

 

体験版はこちら/DMM GAMES

 

 

 

【パッチ】

 

 

パッケージ版を所持されている方は、「演出修正パッチ1.1」を当ててからプレイしましょう。

 

 

 

テキストについて

 

 

1~3行で書かれています。読みやすい平易な文章だったと思います。

ルートによっては、多少の誤字脱字と音声収録ミスがありました。気になるほどではないです。

「ハラホロヒレハレ」とか、購入想定者には伝わらなさそうなネタがいくつか見受けられました。

 

 

 

キャラクターについて

 

 

しいな   さやか
椎名 さやか CV:あじ秋刀魚

クールde美人しかしてコミュ障
【身長】162cm 【3サイズ】B:83 W:62.2 H:80 Cカップ

スケッチブックで会話するコミュ障な少女。

私的には、海を見に行ったときの第一声が「海……おっきいね……」なのが最高にコミュ障って感じがして昂ぶりました。いやバカにしているワケではないですよ。

言葉にならない思いってあると思いますし、こういう部分が可愛らしいなと思ったのです。

目がキリッとしたツリ目なのが、なんとも珍しいヒロインでした。

 

 

むなかた  しずく
宗像 雫 CV:美空なつひ

根暗な毒舌爆乳ストーカー
【身長】170cm 【3サイズ】B:93 W64 H:92 Gカップ

「毒舌」「根暗」「ストーカー」となかなかに濃い属性をあわせたヒロインです。

作中では、かっこいいし頼もしい感じがして好印象でした。

 

 

みずさわ  ゆい
瑞沢 唯 CV:花丸あすな

純情乙女処女ビッチ
【身長】156cm 【3サイズ】B:89 W:58 H:75 Fカップ

ちょっぴり……いやかなりのアホで陽気な少女。

この子は心が綺麗すぎるので、「闇属性」である私は眩しすぎて消滅してしまいました。

 

 

なんじょう さくや
南条 朔夜 CV:歩サラ

後輩系恋バナゲロイン
【身長】151cm 【3サイズ】B:89 W:63 H:85 Fカップ

ゲロイン。こういうヒロインを攻略ヒロインにもってくるのは素晴らしい。

声優さんの迫真のゲロボイスをご堪能あれ。

ただ朔夜だけ録音環境が悪いのか、声が籠もっているように聞こえました。キャラがカワイイだけに残念……。

 

 

こみなと  みづき
小湊 観月 CV:小波すず

学園鬼畜幼女(29歳独身)BBA
【身長】143cm 【3サイズ】B:70 W:51 H:74 Aカップ

ロリっぽい見た目ながらに29歳で、学園の理事長。

 

 

いすみ   ゆういちろう
夷隅 祐一郎 CV:烏丸葉月(ゲームパートのみ)

リア充消すべし慈悲はない
【身長】173cm

捻くれていてボッチ気味な主人公。

捻くれているというか、もはや陰湿で性格が悪い感じでしたね。笑

上の者を妬み、下の者を見下す感じとか。

でもまぁこういう青臭さ、私は嫌いじゃないのですよ。

 

 

陽キャを前にした時の主人公


©りびどーそふと

 

 

陰キャを前にした時の主人公


©りびどーそふと

 

 

 

演出について

 

 


©りびどーそふと

CGがないところでも、豊富なSDイラストをもちいて、ストーリーを飽きずに見られる作りにしていたところは好印象です。

 

 

 

システムについて

 

 

バックログからのシーンジャンプ機能あり。

お気に入りボイス登録機能あり。

欲しい機能は揃っていたので、大きな不満はありませんでした。

強いて言うなら各キャラの音量調整はしっかりとして欲しかったですね。自分で調整するのが面倒くさい。

 

 

 

ゲーム性はあるか

 

 

学期末テスト

「4択問題」か「○×クイズ」が出題さるので、正解を選んで一定以上の点数をとるとクリアできます。

 

 

裏暴きMODE

「会話バトル」のようなものです。正しいセリフを選ぶと相手のライフを削り、間違ったセリフを選ぶと自分のライフが削れます。5本先取で勝ちになります。

 

 

バッドエンド

選択肢を間違えたり、ミニゲームに負けると「理事長先生の放課後ティールーム」という不思議空間にとばされます。フルコンプを目指す人は、これも全部見るようにしましょう。

それにしてもこういうバッドエンドでのお遊び要素は、どこか懐かしい感じがします。

 

 

 

CG

 

 

 

 

 

 

 

Hシーン

 

 

胸尻比率:どちらも

着衣脱衣比率:全シーン着衣か半脱ぎ

この作品のエッチシーンでの特徴はなんといっても「おしっこ」でしょうか。

全ヒロインに聖水(黄金水)シーンが完備されています。

また、半脱ぎ&着衣エッチにコダワリがあり、性癖にささる人なら楽しめるかと思います。

 

 

私は、下着ずらしがけっこう好きなんですよね。

現実だと下着が伸びる&汚れてしまうので、女の子は嫌がるのですが、エロゲならば気にせずに楽しむことができます。

私はエロゲには、現実では実行しづらいエッチシーンを求めているのです。

 

 

お尻がエッチすぎるのと、精子がぶっかかったまま次のエッチシーンに移行するのが素晴らしかったです。

 

 

ご奉仕シーンもなかなかに楽しめました。

まぁ強いて言うなら、もうすこし激しいチュパ音が好みでしたけど。

 

 

エッチシーンの構図は、ありきたりにならないようにコダワラれていたと思います。

 

 

卑語あり。ピー音あり(無音修正)。アナルモザイクなし。

卑語はそんなに多くはありませんが、いくつかありました。修正音はほぼ無修正に聞こえるのが素晴らしかったです。

 

 

【シーン数】

クリックで展開

シーン数は全部で21シーン


さやか_4

雫_4

唯_4

観月_4

朔夜_4

京子_1(朔夜ルートにてオナニーシーンがあります)


1シーンで基本CGは2枚くらい使われています。

 

 

 

BGM

 

 

16曲です。

BGMには曲名がついていませんでした。

何もないと、寂しいものです。

 

 

一つだけ言いたいのは、「BGM060」が最悪だということ。

これはエッチシーンで流れるBGMなのですが、2小節の1フレーズを永遠とリピートしています。

 

 

穏やかな曲調で、ただでさえ眠くなることの多いエッチシーンでのBGMに「単調さ」が加わると、余計に眠りが加速します。

エッチシーンのシチュエーションやコダワリ、CGに関しては好みだっただけに、このBGMが残念で仕方なかったです。

 

 

 

主題歌

 

 

主題歌

ルブシーバリ春青 / 安田みずほ


 

 

 

その他の要素

 

 

・タイトル画面の『卒業アルバム』から、「CG鑑賞」「シーン鑑賞」「音楽鑑賞」を選ぶことができます。

 

 

 

まとめ

 

 

良い部分があっただけに、もったいなく感じてしまった作品でした。

エッチシーンでのコダワリ(おしっこ、半脱ぎ)や、サンプルCGを気に入った人、変わった属性のヒロインが好みの人には合うと思いますので、気になる人は体験版をどうぞ。

 

 

体験版・デモムービー・ご購入はこちら

 

 

 

パッケージ版

 

FANZA通販 Getchu.com

 

ダウンロード版

 

DMM GAMES

 

 

 

関連記事

 

2018年12月のエロゲ・購入検討 2018年12月のエロゲ・購入報告

 

 

 

ページの先頭に戻る

-エロゲーの感想
-, , , ,