11,699文字
これは“たとえば”の話だけど。
僕らが君に語るのは、たとえばそんなメルヘン。
俺たちに翼はない(Navel) | |
ジャンル ―― 恋愛ADV | |
発売日 ―― 2009年01月30日 | |
パッケージ版価格 ―― 8,800円(税込9,680円) ダウンロード版価格 ―― 5,536円(税込6,090円) | |
評価
評価 | おすすめ度 |
★★★★★ | |
満足度 | |
作品の紹介
今回は【俺たちに翼はない】を紹介します。公式略称は【おれつば】です。
当サイトを開設してから7周年のタイミングで、感想を書いてほしい作品を募集しました。その結果、おれつばの感想を書いてほしいという要望があったんですよ。満を持して感想を書くために再プレイ。
それから1年以上も放置をしてしまい申し訳ありません。
好きな作品だからこそ、自分の感情を言語化したくない気持ちが強くなってしまったがゆえに……。
どんな人向け?
- 有名な作品を押さえておきたい人
- 笑える楽しい作品を求めている人
- ボリュームのある作品を求めている人
- いりくんだ群像劇のストーリーが好きな人
- たくさんのキャラクターが登場する賑やかな作品を求めている人
攻略情報など
プレイ時間
私のプレイ時間は、ボイスをだいたい聞いて44時間ほどです。最初のエッチシーンまでは1時間ぐらいかかりました。選択肢によっては15時間ぐらいはかかるでしょう。
攻略情報
選択肢は多めですが、意中のヒロインに好意的なものを選んで、それ以外のヒロインには好意的じゃないものを選べばOKです。
推奨攻略順はあまり気にする必要はありません。強いて言うなら『 日和子 → 鳴 → 京 → 明日香 → 小鳩 』でしょうか。
システム
難易度 | 修正パッチ | バックログジャンプ |
普通 | なし | なし |
備考 | ||
- |
感想&紹介
どれを買えばいいのか?
前日譚
俺たちに翼はない ~Prelude~ | |
俺たちに翼はないは、制作期間が6年も掛かっています。本編発売までのつなぎとして発売されたのが本作でした。有料体験版と称する人もいる作品です。 本編の体験版と、「ある日の明日香」「ある日の京」「ある日の美咲」という3つのショートエピソードが収録されています。このエピソードは本編の前日譚となっておりますので、ぜひとも本編よりも前にプレイしていただければと。 | |
おすすめ度:★★★★☆ | |
満足度:80 |
本編
俺たちに翼はない -Limited Edition- | |
本編です。いわゆる初回版ですね。特典としてオリジナルイラストコレクションが付属します。 | |
俺たちに翼はない -Standard Edition- | |
特典なしの通常版です。 | |
俺たちに翼はない -Anniversary Edition- | |
アニメ化されたときに発売したリニューアル版。通常版と内容は変わりません。 | |
おすすめ度:★★★★★ | |
満足度:88 |
アフターストーリー
俺たちに翼はない ~AfterStory~ | |
タイトルの通り本編のアフターストーリーとなっております。プレイ時間にして10時間以上は楽しめる作品です。 | |
おすすめ度:★★★★☆ | |
満足度:85 |
全年齢版
俺たちに翼はない R | |
全年齢版です。エッチシーンがなくなった代わりに、本編でサブヒロインだった香田亜衣のルートが追加されました。が、追加ルートは別ライターだったので、多少の違和感がありました。 エッチシーンがなくなったことにより、魅力が減ってしまったように感じましたね。 | |
おすすめ度:★★★☆☆ | |
満足度:79 |
俺たちに翼はない(PS3/Vita版) | |
全年齢版です。【プレリュード】と【アフターストーリー】と【俺たちに翼はないR】の内容がセットになっています。サブヒロインだった林田美咲ルートも追加されました。つまり、どうしても全年齢版をプレイしたい人にはこれがおすすめ。 ですが、本編をプレイした人に向けたファンサービス的な要素もありますので、私はR-18版の既プレイ者がプレイするべきだと思っています。 | |
おすすめ度:★★★★☆ | |
満足度:83 |
どれを買えばいいのか?
こちらの2作を買えばOKでしょう。本編を気に入った人は、追加でPS3/Vita版の購入をご検討くださいませ。
私としては、先に【それは舞い散る桜のように】をプレイして、ライターの王雀孫さんのテキストが肌に合っているかどうか確かめることを勧めています。王雀孫をストレート(俺たちに翼はない)で飲むまえに、王雀孫のソーダ割り(それは舞い散る桜のように)から試してみてください。
アニメは視聴するべき?
2011年にはアニメが放送されました。OPとEDのクオリティが高いですし、ストーリーも手堅くまとまっているので視聴するのはアリでしょう。しかし原作には、ノベルゲームならではの仕掛けが施されているので、そちらを先にプレイしていただきたい。
私の記憶では、アニメの第7話がブッチギリで面白くて神回だった印象です。それもそのはず、エンドロールには、脚本家として王雀孫(原作者)の名前が記載されていたんですよ。やはり王雀孫さんは天才だぜ。
どんな作品?
物語の進み方
ハ~イ、皆さんコンドルワ~。
奈落の底では、犬も歩かず地べたに寝そべっているこの季節。
ラジオの前のおまえらみんなたちも、コンドルと一緒にそんな灼熱地獄・トーキョーの熱風を感じてくれたら嬉しいな。
ということで、本作の構成を紹介していこう。
オーケイ、オーライ、オールナイトロング! 行くぜ、おまえらみんなたち!
本作の主人公は1人じゃない。複数の主人公が登場する群像劇的なテキーラだ。
それぞれのエピソードを順番にプレイしたあとに、条件を満たしたルートの結末をむかえることができるんだぜ。
さまざまなドラマを体験しよう。キャメラを移せばドラマも変わる。
それじゃあさっそく各エピソードの紹介だ。ブリンブリンに飛ばしていくからおまえらハイパー・ドスケベ・キッズたちも、振り落とされずに付いてこいよ。
羽田鷹志編
はじめまして、見知らぬ方たち。僕はよく友達の森里君から、お昼ご飯を買ってこいだとか、飲み物を買ってこいだとか頼まれるんだけど、それこそが彼の信頼の証なんだ。友達として頼ってくれて嬉しいよ。でも、きちんとお金は払ってほしいかな。
ある日、クラスメイトの渡会さんのことが好きだって吹聴されて困ったんだけど、それも僕のためなんだよね、きっと。
世界が平和でありますように。
ということで、1番最初に登場する主人公は羽田鷹志くん。メインとなる舞台は私立美空学園です。羽田くんは、とにかくお人好し。人の言うことを何でも受け入れてしまい、泣き言を漏らしません。
そんな性格が災いしてか、クラスメイトから虐められています。
しかも羽田くんは、トリップして異世界に転移するという特異体質。
グレダガルドというファンタジー世界にとび、聖騎士ホークとして世界を守るために戦っているのです。
ここが1番の挫折ポイントなんですよ。
いきなり虐められている主人公と、よく分からないファンタジー世界を見せられて、本作のプレイを GiveUP してしまう人もいるんじゃないでしょうか。
これは序盤です。ボクシングで例えるならば、様子見でジャブを打っている段階です。ここからが本番の作品だと言えるでしょう。
それでは羽田鷹志編のヒロインをご紹介。
私の1番のお気に入りヒロインである渡来明日香ちゃん。
学園のプリンセスで、「なんだと」「そういう日もある」「じょわっち」「なんちゃって」などなど、ところどころで印象的なワードを使うヒロインさん。
一途さと重さと面倒くささが魅力だと言えるでしょう。
本作のなかでも、飛び抜けてクセの強いヒロインである山科京ちゃん。
自律神経失調症であり、メンタルヘルスクリニックに通いお薬をもらっています。学校を休みがちです。ビックリするぐらいダウナーで口数が少なくローテンションの日もあれば、ビックリするぐらいのハイテンションでマシンガントークを繰りだす日もあります。
穏やかなテンションのときは、優しくて気づいかいのできる良い子なんですけどね。メンヘラの気があり、暴走することもあるのが玉に瑕。
とあるエンディングが衝撃的で話題をよびました。
「お前が厚生労働省か!」
千歳鷲介編
あ、どーもどーも初めましてコンニチワ~。元気? 平和? 青春?
はいはい、俺は元気ですよ平和ですよ青春ですよ?
今日も今日とて、レストランのアルバイトとして汗を流しちゃってます。
人間なんて、例外なく皆さんいつかは土に還っちゃうわけじゃないですか。ええ。
言いかえれば、オギャアと生まれて以来ずっと、死ぬまでの日数を指折り数えているわけですよ。
だったら、ねえ、楽しみましょうよ。残りの人生を。せっかくなんだから。
……しーん……
て、リアクションなしかよオイィィィ!
気を取りなおして本日も、ぬるっと頑張っていきましょう。
2人目の主人公は千歳鷲介くん。洋食レストラン・アレキサンダーが舞台です。
鷲介は、飄々としていてよく喋る。しかもノリがいい。アレキサンダーには個性的な店員がおおくて、とにかく掛け合いが面白いのですよ。
変態チックな店長と、それに振り回される店員たちの構図が笑えます。
鷲介編のヒロインは玉泉日和子ちゃん。
声優の五行なずなさんのボイスが美しい。普段は厳しいバイトの先輩(年下)なんですが、たまに見せる笑顔がとにかく可愛いんです。
いつもは無駄話をしていると「仕事をしてください」と諌めるものの、好きな話題になると「あ、それ大好き」と急にテンションが上がって、笑顔になり、饒舌になる。この緩急こそが彼女の可愛さの核となる部分でしょうね。
成田隼人編
……あァ?
あれ、おまえ、いつからそこにいたの。つーか、おまえ誰。
いや、俺のことを聞いてくるんじゃねぇよ。無職の男だよ。
歳はハタチぐらい。星座ヒミツ。血液型ナイショ。性格ハードボイルド。いや、マジでハードボイルド。
てめ、なに疑ってんだよコラ。ブッ殺すぞコノヤロウ。
あァ? 怖いお兄さんじゃねぇよ。優しさの塊だからな、俺は。
ていうか、おまえ誰?
3人目の主人公は成田隼人くん。舞台となるのは大都市の柳木原 ―― 通称:ギバラの街中です。成田くんは、深夜に街を徘徊しているので、顔見知りからはドラキュラを連想させる「ドラ」というあだ名で呼ばれています。
夜の都会を舞台にした、アウトローな人々のお話です。
いきなりユーザーさんに喧嘩をふっかけてくるスタイルのドラは、口は悪いんですが、心根は優しいのです。つまり男版のツンデレなんですよ。笑
私は、男だろうが女だろうがツンデレ的な性格が好き。主人公のなかでは、ドラが1番格好良くてグッときましたね。
驚くことに成田隼人編では、男キャラがわんさかと登場します。なんなら、美少女ゲームにもかかわらず、数時間は女キャラが出てこないこともありました。笑
上の画像のキャラは「柳木原フレイムバーズ」という不良グループに属する3人組。左のやつはガンギマリしてぶっ飛んでいますし、真ん中のやつはチャラいノリの不良ですし、右のやつは常にラップ調で喋るオモシレー男です。
パンクなファッションに身を包む彼らは、ロックバードというバンドを信奉する団体「R‐ウイング」の一員。
交友関係のひろい成田隼人くんは、組織同士の抗争に巻き込まれたり、巻き込まれなかったりするのです。
たくさんのキャラが登場するのですが、その大半の人物の掘り下げが行われており、各々に印象的なシーンがあるので、完成度の高いエピソードだったと思います。
成田隼人編のヒロインは鳳鳴ちゃん。人見知りで物静かなんですが、心を開くとマシンガントークが炸裂するギャップのある女の子ですね。
担当声優は、王雀孫さんの描くマシンガントーク系ヒロインといえばこの人 ―― 籐野らんさんです。
あなたは、上の画像のセリフを早口で言えますか?
藤野らんさんの技量を試すかのようなセリフが用意されてい笑いました。しかもこれを難なく読みあげるスゴ技が披露されているので必聴です。
この子の紹介も外せません。サブヒロインでありながら、下手したらメインヒロイン以上に人気があるのが香田亜衣ちゃん。あだ名はコーダインです。
すでに他のキャラのルートが確定していると、成田隼人編のメインヒロインである鳳鳴があんまり登場しないんですよ。んで、サブヒロインであるはずのコーダインが活躍しまくる。しかも、共通ルートでは、全ヒロインのなかで1番のヒロインムーブをかましていました。
それなのに攻略ルートが用意されていなかったんですよ?
もう、マジありえんてぃーだしー。
おれつばの特徴
方向性の異なるストーリーが楽しめる
「同じ場所でも主観によって景観はまったく異なる」というのが本作のテーマの1つ。舞台となるのは、どの主人公のエピソードも「柳木原」なんですが、キャラクターの性格によって、まったく違う街で過ごしているような感覚になります。
王道ラブコメディ、感傷的な恋愛抒情詩、アングラな青春ストーリーなどなど、ライターの書きたかったものを詰め込んだオムニバス形式の作品です。先ほどの項目では、主人公によって筆致を変えて紹介してみたのですが、少しは本編の雰囲気を感じ取ってもらえたでしょうか?
語り手が変わることによって、テキストの筆致が一変されています。BGMも、各章ごとに性格の異なる楽曲が用意されているコダワリっぷりでした。
キャラクターも見る角度によって、異なる一面が表出するのが面白いんですよね。
たとえば、羽田鷹志くんのことを虐めている高内さん。
彼女は、別の主人公が接しているときには、笑顔をみせてくれて、スムーズに会話が成立しました。
大量のキャラクターが登場することは、前述したとおりなのですが、個人個人にいろんな方向から光があたり、異なる一面がみえるのが面白いのです。
キャラクターの組み合わせによるケミストリーが起こるんですよ。
これが他の作品よりも優れている、大きな特徴でしょうね。
タイトルに込められた意味
俺たちに翼はないというタイトルの「俺たち」の部分は、狭義には主人公たちのことをあらわしているのですが、広義には現代社会に生きる全ての人間たちをあらわしています。誰しもがどこかしらに欠落している部分がある。各登場キャラのそういう一面を探しつつプレイするのも楽しみの1つでしょう。
「俺たちに翼はないこともないらしいぞ」
今プレイするとパロディやノリは古く感じるかも
さて、上の画像には2つのパロディが入っているのですが、お気づきでしょうか?
まず1つ目は、サトームセンのCM。
そして2つ目は、昭和の少女漫画にありがちな表現技法。
さらに、2つ折りの携帯電話や、当時流行っていた若者言葉がわんさか出てきます。
なので、若手エロゲーマーのなかにはノリに付いていけない人がいるかもしれません。
エッチシーンについて
卑語なし。ピー音なし。アナル描写なし。
まさかそんな人がいるとは思いませんが、エッチシーンをスキップする傾向にある人は、ぜひとも飛ばさずに読んでほしい。
エッチシーンの方向性もキャラクターによって異なっているように感じます。
雰囲気の良いエッチシーン
渡来明日香ちゃんは、男勝りな性格で、なかなか素直に感情を表現しません。
が、エッチシーンになると、乙女な一面が前面に押し出されていて、しかも素直に気持ちを表現してくれるんですよ。
あまりにもエッチシーンの雰囲気がいいのです。
ピロートークでの明日香ちゃんは、満たされた笑顔を浮かべながら「好きだなあ、羽田君の顔」とつぶやく。エッチシーンのときにしか見せてくれない表情&セリフにグッときます。
彼女はしみじみと言いました。「このままずっといられたらいいなあ……」と。そして最後には、万感の思いをこめて「だいちゅき」と。あのクールな渡会明日香が「だいちゅき」とか、あまりにもギャップが凄まじいセリフです。破壊力の大きいこの一言には、さすがの私もノックアウト……。
渡会明日香が気になるならば、絶対にR-18版を買うべきです。全年齢版は、魅力が減少していると言っても過言ではありません。
ギャグをぶっ込んでくる
鳳鳴ちゃんのエッチシーンは、成田隼人くんがスムーズな流れで初体験を誘導するという、私にとっては理想のエッチシーンでした。やはり私は、経験のある男の人がリードをするエッチシーンが好きなんです。
が、ギャグも挟んでくるんですよ。
鳳鳴は言いました。「分かりました。あなたの為に私は耐えます」と。その1クリック後には、挿入されて「――ひぎいっ!!」という陵辱ゲーみたいな断末魔をあげるんです。しかもめっちゃエコーが掛かっていて、声が何重にも反響していて、思わず笑っちゃいました。
エッチシーンにギャグを挟んだら、ブチギレる人もいるでしょうが、1キャラぐらいはそういうシーンがあってもいいんじゃないでしょうか。
ストーリーに関わる
4章の主人公はマジで変人なんですよ。ばふん、ばふん。一人称が「余」ですし、意味不明な言葉をしょっちゅう発しています。うぉんむ、うぉんむ。
んで、この主人公くんがいきなり「余は射精がしたい」と言い出して、とあるチャラ男に女の子を見繕ってもらいます。るふう。
エッチシーンでの彼は、性的なトラウマを彷彿とさせる発言をするのですが、ストーリーの根幹に関わっています。彼の性格のパーソナルな部分をあらわしているんですよ。もはははん。
余談ですが、全年齢版ではどのように改変されているのかお伝えしましょう。4章の主人公くんは唐突に「余は写生がしたい」と言い出します。女の子を見繕ってもらい、四つん這いになって並んだ水着姿の女たちが「早く描いて~」と懇願する訳のわからないシーンになっていました。
これは、エロゲ版をプレイした人ならばクスリと笑える改変なんですよね。
ということで再三申し上げていますが、全年齢版は、エロゲ版を気に入った人のためのファンアイテムみたいなもの。
フェチズム溢れるシーン
まだ紹介していませんでしたが、おれつばにはもう1人羽田小鳩という妹ヒロインがいます。
彼女のエッチシーンにはインピオ風のものがある。つまり少年少女が致しているように見えるシーンがあるのです。これは相当にフェチ度が高いように思いました。ご存知だと思いますが、登場人物は全員18歳以上ですので、大人のセックスシーンですからね。勘違いしないでくださいね。
ネタバレ感想
既プレイであることを前提にした感想です。物語の根幹をなすネタバレを含みます。
まとめ
ココがイマイチ
- 多少の処占NG展開あり(クソガキがヒロインのスカートを捲ったり)
- ノリが合わない人にはキツイ
ココがおすすめ
- ノベルゲームならではの特性を活かしている
- 数多の魅力的なキャラクターたち
- 主人公ごとに筆致を変えている
- テキストの質が高い
- 笑える楽しい作品
ホントは、もっともっと語りたいことがあります。
が、長すぎると読んでもらえないでしょうから、泣く泣く文章を削りました。
ストーリー展開うんぬんよりも、テキストのノリが楽しめるかどうかで、好みが分かれるでしょう。
楽しめる人ならば、他じゃ味わえない魅力のつまった唯一無二の作品になるんじゃないでしょうか。
コミカルで笑えるシナリオを求めている人におすすめします。
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