キミと交わした “あの日” の約束は、いまもこの島に息づいている―
この青空に約束を―
公式ジャンル | ハートフル学園ADV |
メーカー | 戯画 |
発売日 | 2006年03月31日 |
通常価格 | 8,800円(税抜) |
パッケージ購入 | 駿河屋・Getchu.com・DMM.com |
ダウンロード価格 | ― |
ダウンロード購入 | ― |
【ゲーム属性グラフ】
シナリオ | 丸戸 史明 with 企画屋 |
原画 | ねこにゃん |
音楽 | なるちょ(音楽) , Hirasan , 桜乃明日華 , I've(主題歌) , ave;new(ED曲、挿入歌) |
おすすめ度:★★★★★
知名度:S
ストーリー:9
テキスト:9
キャラクター:8
演出:7
システム:10
ゲーム性:6
CG:7
Hシーン:6
BGM:8
主題歌:10
ポイント:テキストが読みやすい、シナリオが良い、有名、初心者にもオススメ
満足度:86
作品の紹介
あらすじ
本州から少し南にある離島。
その島の高台の上に主人公・星野 航(ほしの わたる)たちの通う学園がある。
しかし島の産業の衰退に伴い、学生の数は年を追うごとに減少していく一方だった。
そして島にあるもう一つの高台の上に学園の旧校舎を改装した寮。
学生の減少と共に寮生も少なくなり、現在は主人公とヒロインたちのみが住んでいるような状況だった。
そんな寮になぜかこの時期にやってきた転校生も巻き込み、時にはお互いに反発したりしながらもドタバタと楽しい毎日を過ごしていく……。
名作『この青空に約束を―』通称『こんにゃく』。
離島である南栄生(みなみさこう)島での青春物語。
オーソドックスな学園モノでありながら、高い評価をされているこの作品をあなたもぜひ。
私が現在持っているのは、2013年に発売した『新装版』の方です。
新しいOSにも対応していたので、買い直しました。
何種類かあるみたいだけど、どれを買えばいいの?
・18禁
この青空に約束を―
一番最初に発売されたもので、初回版にはサウンドトラックが付きます。
欲しい場合は中古での購入となります。
この青空に約束を― 新装版
Windows8までのOSに対応したバージョンです。
新品でも中古でも購入できます。
・非18禁
この青空に約束を― -melody of the sun and sea-
PS2版です。18禁関係の要素が削られています。
この青空に約束を― てのひらのらくえん
PSP版です。18禁要素が削られていますが、ヒロインが一人追加されています。
この青空に約束を―
PSV版です。PS2版に追加ストーリーが何本か足されたものです。
・どっちがいいの?
18禁版と非18禁版はどちらがいいのかというと、
私は18禁版をおすすめします。
まずPSP版は、以下の2点により購入はおすすめしません。
- 追加ヒロインの「久藤ちひろ」のエピソードはなくてもよかった
- PSPのパッケージ版の場合、頻繁にロードがおこってあまり快適ではない
つぎに18禁要素の必要性。
主人公はいわゆるDQN系で、未成年飲酒なんかしちゃうような感じです。
しかし非18禁の場合はジュースに変更されています。笑
だいぶ印象がかわってきますよね。
そしてHシーンがない場合は、ルートによっては展開が不自然になります。
買うならば断然PC版をオススメします。
18禁要素がいらない人は、PSV版を買えばいいでしょう。
え? アニメですか?
そんなものは知りません。
どんな人向け?
・とりあえずは名作をやっておきたい人
・良質なシナリオ、キャラクター、世界観を求めている人
・ハーレム状態が好きな人
・学園青春モノが好きな人
・ジーンとくる話が好きな人
正直、わりと万人にウケやすい作品だと思っています。
強いて言うなら、
学生時代に行事に本気で取り組んでいる人を見て、
「なにコイツらマジになってんの?」なんて思っていた人には合わないかもしれません。
ストーリーについて
前述したとおり、割とオーソドックスな学園青春物語です。
違いを挙げるとすれば、主人公はDQN系で未成年飲酒をするシーンがあったり、問題を起こして何度か停学になっていることでしょうか。
そしてそして
童貞ではありません!!!ドン
普通は学園モノだと、主人公は脅威の童貞率を誇るのですが、コレは珍しいですね。笑
行動力があり、コミュニケーション能力も高く、ハーレム宣言をしてしまうようなイカレポンチです(褒め言葉)。
リアルではこういう奴こそ「それなんてエロゲ?」みたいな体験をしているものです。
だからこそ彼がモテるのも納得できますよね。
DQN系と称しましたが、ちょっとヤンチャなだけで、そこまで酷い性格ではなく優しい部分もありますので、受け入れやすいキャラクターなはずです。
話は変わりますが
メインのヒロインを全員攻略すると
「約束の日」という追加エピソードが出現するのですが、
この展開に
感動するか
はたまた
寒いと思うのか
人によって違いが出るのだと思います。
先程も言いましたが、学生時代に楽しそうに話している人達をみて
「何が面白いんだ?」とか
行事を盛り上げている人をみて
「なに頑張ってんだ?」とか
思っていた人はこのゲームは受け入れがたいものになるかもしれません。
しかしヒトコト言いたいのは
「プレイしてみて決めてくれ!」ということです。
体験版
こちら(公式サイト)からダウンロード出来ます。
製品版が欲しくなること請け合いです。
パロディネタ
この作品はパロディネタが多く、
『この青空に約束を―ネタ辞典』なるサイトが作られています。
(ゲームプレイ後にご覧ください!)
攻略
基本的に攻略したいキャラクターのイベントを選んでいけばいいだけなので、自力攻略はかんたんだと思います。
『Act1.Spring』と『Act2.Summer』の二部構成です。
凛奈は少し例外で、Act1でバランスよくキャラを選んでいけば中間エピソードが見られます。
メインの6人を攻略後、追加エピソードの「約束の日」が出現して
それをクリアすると、サブヒロインの茜ルートが開放されます。
攻略サイトが見たい人はこちらです。
攻略順は自由で構いません。
私が攻略した順番は
凛奈 → 宮穂 → 静 → 沙衣里 → 奈緒子 → 海己 です。
テキストについて
1~3行で書かれています。
むずかしい漢字や表現はあまりなく、フォントに関するシステムも充実してますので高評価です。
スラスラと読み進めてしまえる平易な文章で、パロディネタが多いのですが、元ネタを知らなくても問題ないような作りになっています。
キャラクターについて
※パッケージ裏の画像
沢城 凛奈(さわき りんな)
CV:河合春華
物語開始とともに寮に入ってくる『新入り』の学園2年生。なぜか他人と関わりを持とうとせず、お節介な寮の面々といきなり対立する。
基本的にやる気なさそうに振舞っているが、実は全国レベルの陸上選手だった過去があり今でも体を使うことにはついつい本気になってしまう性質であることを垣間見せることがある。
ちなみに隠してはいるが、成績は赤点スレスレの低空飛行。
この子と主人公の航くんとの出会いのシーンには驚かされました。
ショートヘアーの転入生、沢城凛奈ちゃん。
とってもツンケンしているんですよ、最初は。
えぇえぇ。分かってましたとも。
こういう子は……
デレると可愛いと。
性格も容姿も可愛いのですが、ハスキーな声がとくに可愛らしいです。
一番好きなセリフは、海己のモノマネをして
「ふ、ふえぇ…どうしよう、航ぅ」
と言ったシーンです。
恐ろしい程似てはいなかったですが、可愛かったです!!!
(たびたび既プレイ者にしか伝わらない書き方をして申し訳ないですが)静ちゃんと仲良くしたくて空回りしているシーンも全体的に可愛かったです。
航くんをお化けと勘違いして、鉄パイプで殴ってしまい
罰ゲームとして『パンツ見せの刑』をくらった凛奈は必見です。笑
スカートを自分でたくしあげて、恥ずかしそうな表情をしている姿が、めちゃくちゃエロい。
これは、もはや、間接的なセックスでしょ……。
凛奈ルートでは、
学園祭の演劇で「ピーターパン」をやるのですが、それを上手くストーリーと絡めているのは凄く良かったです。
羽山 海己(はやま うみ)
CV:石川乃奈
2-Aクラス委員兼生徒会書記。主人公とは実家が隣同士だった関係上、今でも朝起こしに来るようなベタベタぶり。
料理が大の得意で、つぐみ寮では食事当番として皆の生活基盤を一手に担っている。
また裏庭の菜園の管理もほとんど一人でやっており、よくジャージ姿で汗を流している。
主人公の航くんとは、幼馴染みの関係。
引っ込み思案でありながら、意思の強い部分もあります。
海己ルートは、シリアスなシーンが続いたぶん、最後はすごくイイ余韻をのこして終わりました。
プレイした人は分かると思うのですが、とある衣装が非常に似合っていて可愛かったです。
海己はまさに「この青空に約束を―」の顔と言えるヒロインでしょうね。
浅倉 奈緒子(あさくら なおこ)
CV:篠崎双葉
3-Aクラス委員兼生徒会長。典型的な優等生として振舞っているが、実は完全な猫かぶり。
表と裏の顔を巧みに使い分け、教師と男子生徒の心を完全に掌握している。
成績だけでなく、頭の回転も早く思いついたことは即実行に移す。
いつもは仲間たちにもいじめっこっぽく振る舞うが、外部の人間が自分たちに悪意を感じれば一転、徹底的に守り抜いてみせる。
頭がよくて仕事も卒なくこなす生徒会長。
この人の計算高さには驚かされました。
基本的に凄く “いい女” なのですが、見方によっては “ダメな女” でもあります。
徹底的に航くんに好意をしめすのは、会長が好きな人にとっては良い展開だと思いますが、
私としては、当て馬にされたキャラクターが少し可哀想に感じました。
名前とかは覚えていませんが、哀れなモブキャラに合掌……。
あーだこーだ言いましたが、
奈緒子ルートはかなり楽しめましたよ!!!
後半の方の爽やかな雰囲気はとても好きでした。
クリアした人なら共感していただけると思いますが、
「約束の日」のエンディング曲での会長は卑怯じゃないですか?
クールなキャラだと思っていたのに、あの不意打ちはズルい……。
あ! そうそう。
ヒトコト言いたいことがあります。
……
声がちょっとオバサン臭くないですか?
……
いやいや、会長ファンの人、すみません。
好きなキャラクターではあるのですよ!
痛いっ! 痛いっ!!! ヤメて! 石を投げないで!!!
六条 宮穂(くじょう みやほ)
CV:草柳順子
1-Aクラス委員。学園の元理事長の孫娘で真性のお嬢様。
穏やかで優しく、慈愛に満ちあふれ、いつもにこにこしている。
しかし寮に来てからの刺激的な生活の影響で、箱入り娘像が壊れつつある途中の段階。手先が絶望的に不器用で、料理も運動も苦手。
マイペースでフワフワとした柔らかい雰囲気をもつお嬢様。
かと思いきや、寮にきてからは少し毒舌なキャラに。
この子に毒を吐かれても全然イライラしません。
むしろ可愛らしいぐらいです。
実は一番好きなキャラだったりします。
私は、この子と航くんとの掛け合いが見ていて一番楽しかったのです。
航の俺様な感じと、宮のドMさが絶妙な相性の良さを醸し出していると感じました。
一緒にいて楽しい存在っていうのは、本当に貴重だと思っています。
それに結構エロかったです。
宮ルートのストーリー自体は平凡な内容でしたが、前述した要素が相まって
けっこう楽しめました。
藤村 静(ふじむら しず)
CV:北都南
学園1年生。生徒会会計。猫のようにまとわりついてくる気まぐれ少女。
基本的に言葉少なで、ぼーっとしているように見えるが、運動神経抜群で、勉強も国語以外ならそこそこできる。
主人公と一緒にお風呂に入るのが大好きな甘え上手で、主人公が他の寮のメンバーとあやしい雰囲気になるとシャレにならない攻撃を仕掛けてくる。
気まぐれで子供っぽい、どこか幼さを残した顔立ちの女の子。
言動やマナーの悪さ(食器をトントン叩いたり)には、彼女の未熟さを感じました。
静ルートは、
家庭環境の描写がうすくて、どういう経緯で今の彼女が出来上がっているのか把握しづらかった為、感情移入のしづらいルートでした。
しかし、そんな幼さが見て取れる静と、3年後に再開するシーン。
立派に成長した姿が見られただけでも感無量。
そのときの私はまさに、アイドルのライブを腕組みしてながめる、父親ヅラしたオタクのような面持ちになっていたと思います。
そもそも、幼くて未熟なころの静だって、嫌いじゃないのですよ。
例えるならそう……猫のような可愛さです。
そして北都南ボイス、最高です!
桐島 沙衣里(きりしま さえり)
CV:紫苑みやび
主人公の担任教師にしてつぐみ寮寮長。
就任2年目の新米教師であまり頼りにならず、学生たちからも“さえちゃん”と呼ばれて親しまれている。
個性的すぎて何かと風当たりの強い寮生たちと、学園の板ばさみに遭い、それが元で酒に溺れて皆の前で泣いたりして、余計に頼りなさを際だたせてしまう。
奈緒子と毎日のように言い争っているが、ほぼ確実に負けている。
ちょっぴり頼りない教師兼寮長。
第一印象は一番悪かったです。
何故かと言うと見た目が少しオバサン臭い(失礼)感じがしたのと、
実際は他のキャラクターと大差はないはずなのですが、さえちゃんだけ黒目がちというか黒目が大きく見えたからです。
黒目が大きく見えるデザインは、どうしても苦手です。
リアルでも、化粧をバッチリとしたギャルなど、黒目を大きく見せるコンタクトをしている人がいますが、
なんだか苦手です。
閑話休題。
プレイした後となっては良い印象を持っています。
いつもは頼りない感じがするさえちゃんですが、
ときおり、しっかりとした一面や、格好いい所を見せてくれるので、普段とのギャップが凄まじいんですよね。
それに、さえちゃんルートは、ハラハラするような展開があって楽しかったです。
さらには、追加エピソードの「約束の日」では、さえちゃん大活躍。
不必要な人間なんていない。誰か1人でもかけてたら「この青空へ約束を―」という作品は、成立しなかったと思います。
三田村 茜(みたむら あかね)
CV:涼宮琉那
隠し(!?)ヒロインです。
すっっっごい濃い性格をしています。本当に濃い。
うちの隣に住んでいる山本さんの青ヒゲよりも濃い。
ずっと印象に残っていて、
たとえば「星空のメモリア」の千波を見たときに、茜ちゃんと出会ったときのやかましさ衝撃がフラッシュバックしました。
ここまで騒がしいキャラは、なかなかいないですからね。
やかましいけど、とっても可愛い。
そして何より面白い!!!
茜ちゃんが出てくるだけで、場が華やぐ感じがします。
しかもこの子、ルートに入るとめっちゃ献身的な姿を見せてくれるんですよ。
まさに天使です。
AMT(茜ちゃんマジ天使)!!!
星野 航(ほしの わたる)
本作の主人公。
学校側からしたら問題児だが、優しくて面白くて気のいいヤツです。
身長180cmを越え、運動神経が抜群。
コミュニケーション能力が高くて行動力がある。
モテてるべくしてモテている男です。
抜けているというかアホな部分もあり、常識では考えつかないキテレツでお馬鹿な事をすることもあります。
楽器全般が得意で
ギター・ヴァイオリン・アコーディオン・フルート・ハーモニカ・ピアノが弾け(吹け)ます。
(他にもなんかあったっけ?)
茜ルート意外では、あまりウジウジするようなところがなかったので、彼にイライラすることが少なかったです。
航くんは「こんにゃく」を名作たらしめている要素の1つだと思いうくらい、良い主人公です。
演出について
このゲームは演出も素晴らしい。
タイトル画面は、プレイする時間によって昼と夜の絵柄に変化します。
ゲームをある程度まで進めると、タイトル画面に、ストーリー上のキーアイテムである『合わせ石』が表示されるようにもなります。
グランドエンディングである「約束の日」をクリア後に、各ヒロインのルートのエンディングを見ると
いままでイントロだけだったエンディングが、歌入りのバージョンに変更されています。
憎い演出が多いですね。
演出が好きなシーン
ドアの開け閉めをするシーン
画面にピシっとひびが入るシーン
転入生が入ってくるシーン
朝のホームルームで、担任から転入生がくることが伝えられました。
てっきり、学園に登校する前に知り合った女の子「凛奈ちゃん」が転入してくるものだと思っていた主人公の航くん。
沙衣里「な、なんか釈然としないけど…ま、いいわ。
ささ、入っておいで~」航「ちょっ、ちょっと待て!」
雅文「航?」
紀子「どしたの星野?」
航「転校生って、まさか、まさか、まさかぁぁぁ~!?」
茜「ども~! はじめましての人は初めまして~!
本日から皆さんとご一緒させていただくことに
なっちゃった三田村茜をよろしくおねがいしま~す!」航「お、お前は~!!!」
茜「え…?」
航「………」
茜「………」
海己「………あれ?」
茜「あ…ああっ!
あんた、もしかしてっ!?」航「初対面じゃねえかぁ~!!!」
茜「だよねっ? だよねっ!?」
これの面白さは演出付きでないと分からないはず。
システムについて
2006年のゲームとは思えないぐらい充実しています。
基本的に欲しいと思っている機能は完備しています。
そしてマウスカーソルが何種類か選べたり、マスコットキャラを表示出来たりと遊び心も満載です。
イベントシートは見やすく、バックログ画面からシーンジャンプできたりと、本当に便利です。
そして私が何よりも気に入っているのが
ボイスの再生速度を変更出来ること。
私は早いテンポが好きなので本当に本当に便利だと思いました。
すべてのエロゲに是非とも取り入れて欲しい機能です。
再生速度変更だけでも、満点の評価をするに値します。
ゲーム性はあるか
見たいエピソードを選択して進めていきます。
好感度の高さによって、とあるイベントに登場するヒロインが変わります。
CG
今やると、人によっては古臭く感じる人もいるかもしれませんが、良いCGは多いですよ。
とくに好きなのは、海辺で凛奈ちゃんが微笑んでいるシーンのCGです。
それと
くっそカッコいい航くんの横顔と、くっそ可愛い凛奈ちゃんのテレ顔を見て……!
Hシーン
フェチ:どっちも
だいたい全員にフェラはあります。
あとは、正常位か騎乗位か座位といったオーソドックスな体位です。
他のゲームとの違いといえば
青姦が多めなところです。
田舎の学生らしくていいですよね。笑
(いや、バカにはしていませんよ)
シーン数は
凛奈、海己、会長、宮穂、沙衣里_3
静_5
茜_1
となっております。
前戯やキスなどの描写も丁寧です。
物語上必要であるHシーンがいくつかあります。
BGM
全体的にクオリティの高いBGMが多いです。
好きな曲としては
「風のアルペジオ」
「春を待つ少女のように」
「はぐれ雲のブルース」
のようなアコースティックギターで弾きたくなるような、少しセンチメンタルな曲です。
「ROCKI' MOKKIN' CHAIR」
みたいなオチに使われる、おちゃらけた曲も嫌いではありません。
航くんがテンションが低い時に「泣いているのは僕ぢゃないよ」や「Sentimentalism」という曲を引くのですが、絶妙な哀愁を漂わせていて面白かったです。
それと
パルフェやショコラなどの戯画の過去作の曲が出てきた時にはテンションが上がりました。
主題歌
OP
allegretto~そらときみ~ / I've sound - KOTOKO
爽やかな良い曲ですね。
曲中の歌詞で
こんなんじゃ大切な物みつからない
と歌っている時に「・・・きっと、見つかるよ」と表示されるのが粋です。
青空、やがて来る旅立ちへの流線を
流線という言葉を歌詞に使った人って他にいないんじゃないかな? このセンスが大好きです。
挿入歌「Pieces」
めちゃくちゃ切なげで、最高の曲です。
木村カエラの「Butterfly」に少し似ていると思ったのは私だけでしょうか。
エンディング曲「さよならのかわりに」
これも本当に良い曲ですね。
「Pieces」と「さよならのかわりに」は
ゲームプレイ中に聞いた方が思い入れが強くなります。
ですから、YouTube等で探さない方が良いかと思います。
というより、探すとネタバレを食らうかもです。
その他の要素
・茜ちゃんは、システムボイスですらやかましいです。笑
・「ショコラ」「パルフェ」「こんにゃく」プレイ後はぜひとも「フォセット」をやりましょう。
素晴らしいファンディスクです。
まとめ
青春時代のかけがえのない時間を、大事な人達とともに過ごしていき、自分たちの大切な居場所をまもっていく。
そういう、今となっては取り戻すことのできない青春の1ページが描かれている学園王道エロゲーです。
ぜひともプレイしていただきたい1作。
パッケージ版
駿河屋で「この青空に約束を―」を検索
Getchu.com
DMM.com
ダウンロード版