【アメイジング・グレイス -What color is your attribute?-】の感想

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【アメイジング・グレイス -What color is your attribute?-】の感想

2019年1月24日 古城

10089文字

 

 

アメイジング・グレイス -What color is your attribute?-

公式ジャンルエンドレスクリスマスADV
メーカーきゃべつそふと
発売日2018年11月30日
通常価格9,250円(税抜)
パッケージ購入駿河屋・FANZA・Getchu
ダウンロード価格7,800円(税込
ダウンロード購入DMM(独占)

 

愛しの君へ 明けない聖夜の祝福を――――

 

ゲーム属性グラフ主要スタッフあらすじ

ディレクターしげた
シナリオ冬茜トム・しげた(サブ)
原画梱枝りこ・よねぞう(男性キャラ)
音楽solfa

【公式より】

主人公・シュウは記憶を失くし、雪の降る “町” で目を覚ました。
彼はそこをとても奇妙な場所だと思う。

中世の西洋を思わせるアンティークな町並み。
何よりも芸術を重んじる文化的価値観。

そして……町を囲むように閉ざしている、オーロラと呼ばれた巨大な壁。

だがシュウはそんな町の人たちに助けられ、
やがて聖アレイア学院という学び舎で学生たちと豊かな日々を過ごすことになる。

しかしそんな幸せはまたたく間に奪われる。
12月25日、原因不明の大火災により町は崩壊の一途をたどった。

誰よりも町を愛するユネは運命の変革を心に期し、
アドベントの初日─12月2日にまで時計の針を巻き戻す。

─なぜ、破滅は起こったのか?
─なぜ、何度やり直しても同じ運命を辿るのか?
─なぜ、これだけ時間を繰り返すことができるのか?

巡り巡る時の回廊。その果てに待つ世界を知るべく、
町というキャンバスに彼らは真実を描き出す。

 

 

 

おすすめ度:★★★★★
知名度:A

ストーリー

テキスト

キャラクター

演出:7

システム:7

ゲーム性:5

CG

Hシーン:7

BGM:7

主題歌

ポイント:冬、絵画、ループもの、謎解き、フルプライス
満足度:81

 

 

 

作品の紹介

 

 

メリークリスマス!

日本では、すっかり恋人たちの性夜……聖夜として定着した、クリスマスイブ。そして消化試合のようになってしまっているクリスマス。

今回紹介する「アメイジング・グレイス」は、その「クリスマス」が一つの大事なキーワードとなっております。

 

 

この作品は、私たちの常識とは少しズレた価値観の「町」での物語です。

記憶喪失の主人公が、その「町」で出会った人と交流して仲良くなり、クリスマスを迎えます。

そこでとある大きな事件がおこります。

その事件の解決をはかるべく奮闘するお話です。

 

 

大量に張り巡らせた伏線を、後半に一気に回収する展開は見事でした。

ストーリー展開を予測しながらプレイするのが楽しいシナリオゲーです。

 

 

これ以上の情報を仕入れないでプレイしたい方は、思い切って買っちゃうか、体験版をプレイしてみてください。

 

 

体験版はこちら/DMM GAMES

 

 

所持購入動機プレイ前期待値

私が所持しているのはパッケージ版です。

きゃべつそふとの前作「星恋*ティンクル」の評判はよろくしないのですが、私はそのフェティッシュなエッチシーンが地味に好きでした。

そして今作も梱枝りこ先生の絵なので買うことにしました。

発売前から数多くの謎を提示した体験版で話題になっていましたが、実を言うとそちらにはあまり興味がありませんでした。笑

プレイ前期待値:75

プレイ後満足度:81

期待した方向性と違ったところで楽しめました。

 

 

 

どんな人向け?

 

 


  • シナリオゲーが好きな人
  • 先の展開を予測するのが好きな人
  • ループものの作品が好きな人
  • 冬およびクリスマスが舞台の作品を探している人
  • とりあえず評判の良い作品は抑えておきたい人

公式ジャンルが「エンドレスクリスマスADV」となっているので、予測できていると思いますが、この作品はループものの伏線回収型のシナリオゲーです。

先の読みづらい展開と、伏線回収の綺麗さにより多くの人に評価されています。

その手のものが好きな人や、「最近は良いシナリオゲーがなくて……」とか言っちゃう人はぜひともプレイしてください。

 

 

絵画」を題材とした作品ですので、その手の知識を得たい人や、芸術に対する一家言がある人にもオススメします。

 

 

 

この作品が合わない人

ストーリーを重視した作品ですので、キャラを主体にして動く物語が好きな人には合わない可能性があります。

また、この作品は、キレイに伏線回収をされているので評価が高いのですが、逆に言うとそのキレイな構造が合わない人もいるかもしれません。

 

 

この作品(アメイジング・グレイス)は、繊細優等生タイプだと思います。つまり作中の登場人物の「ギドウ」や「コトハ」みたいな多くの人に評価されている完成度の高いみたいなものです。

その二人とは対象的な存在として描かれている「リンカ」というキャラののように、型破りだったり、どこか真に迫るようなものを求めている人は、「面白いけどそこまで刺さらなかった」となる恐れがあるのです。

 

 

たとえば、同じ2018年に発売した「抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?」という作品は、世界観のぶっ飛び具合を、ノリや勢いで押し切っている熱い作品です。アメイジング・グレイスとは、また違った方向性で評価されています。

結局は好みの問題になってしまうので、気になっている人は体験版をプレイしてみるのがいいのではないでしょうか。

 

 

 

ストーリーについて

 

 

主人公のシュウは記憶喪失により、右も左もわからない状態です。

そんな不安定な状態のさなか、今自分がいる「町」は、自分のなかの常識とはズレた「町」であることを認識します。

慣れない環境での生活に苦労しながらも、周りの人間との交流を深めて楽しく過ごしていきます。

 

 

そしてクリスマス当日……事件は起こるのです。

事件というのも生ぬるい、未曾有の大災害です。

 

 

悲痛な運命に抗いたい。

クリスマスにおこる大災害を防ぐために、クリスマスまでの期間を何度もループし、解決をはかるために奮闘する物語です。

 

 

もしかしたらその大災害というのは、「人為的」なものかもしれません。

じっちゃんの名にかけて、その災害(事件)に関係していそうな人物探り当てながら読むのが、アメイジング・グレイスを楽しむコツです。

 

 

伏線がしっかり張られている作品なのですが、犯人を探り当てるのがなかなかどうして難しい。

その犯人も、人目を忍んでほくそ笑んでいることでしょう。

 

 

私も犯人を予測しながらプレイしていたのですが、毛利小五郎ばりの名推理(迷推理)を繰り返していたことが悔やまれます。

 

 

企画・シナリオ担当の冬茜トムさんは、ベースとなる世界観を用意して、そこへ後から具材(ネタ)を投入するかたちで、作品を形作っていったようです。そういう作り方で、これだけカッチリとした作品を生み出したのは、見事だと言わざるをえません。

 

 

 

攻略情報

 

 

【攻略】

 

 

私の全ルートクリアまでのプレイ時間は、ボイスを全部聞いて32時間ほどでした。

共通ルートは10時間ほどで、初エッチシーンまでは、選択肢の選び方によっては最短で12時間ほどです。

自力攻略は簡単です。

 

 

推奨攻略順攻略に関する情報を記載しました。

クリックで展開

 

 

最初にでてくる選択肢は、全部選ぶことになるのでお好きな順でどうぞ。

ユネ
キリエ
コトハ
サクヤ

 

 

共通ルートが終わると「絵画」を選択する画面がでてきます。

選んだ絵画によって、対応するキャラクターのエピソードが見られます。

多少の齟齬が気にならないなら、お好きな順でのプレイで大丈夫です。

とくにコダワリのない方は、第4章から順にプレイしましょう。

美味しいものを後にとっておきたいタイプの人は、サブキャラから攻略しましょう。

ちなみに私はサブキャラを終わらせたあとに、「キリエ → サクヤ → コトハ」と攻略しました。

 

 

第4章<キリエ>

俺も好き <キリエEND>
ごめんなさい <続く>

この運命を受け入れる <ノーマルEND>
この運命を受け入れない <続く>

 

 

第5章<リリィ>

 

 

第6章<店長>

 

 

第7章<サクヤ>※キリエルート後に出現

当時の状況を再現 <続く>
乳首あてゲーム <続く>
※どちらを選んでも大丈夫です。

この運命を受け入れる <ノーマルEND>
この運命を受け入れない <続く>

 

 

第8章<ギドウ>

 

 

第9章<ヨウジ>

 

 

第10章<コトハ>※サクヤルート後に出現

コトハ先輩のことを想う <コトハEND>
良き先輩として慕う <続く>

はい <エッチシーン>
いいえ <エッチシーン>
※どちらを選んでも大丈夫です。エッチシーン内容は変わりません。

この運命を受け入れる <ノーマルEND>
この運命を受け入れない <続く>

 

 

全ての絵画を選択済みで、最終ルートに入ります。

キスをする <サクヤEND>
キスをしない <ユネEND>

サクヤENDかユネEND後に、タイトル画面に<アフター>が追加され、個別ENDを終了済みのキャラクターのアフターストーリーを見ることができます。

 

 

 

 

 

【体験版】

 

 

体験版はこちら/DMM GAMES

 

 

 

ネタバレ感想

 

 

クリックで展開

 

 

ライブ感

この作品で感心したことの一つは、「ライブ感」があった事です。

アメグレが発売したのが、2018年の11月30日

そして作品内の年月は、2018年のクリスマスシーズン

「現実」と「作品内」の時期がリンクしているのです。

 

作品を信じて予約買いした人や、早いうちに購入した人だけが味わえるライブ感がありました。

ちょっとしたことなんですが、こうした気遣いがあるだけでも嬉しいものです。

 

また、主人公のシュウが、我々プレイヤーと同じような価値観をもっていることによって、「オーロラに囲われた町」の異質さを共感することができました。

何度もループを繰り返すことによって、それぞれの登場人物への思い入れも強くなったことかと思います。

これら全てが、作品の没入感につながったことでしょう。

 

 

犯人予想

犯人を予想しながらプレイするのが楽しかったです。

 

誰もが最初に怪しいと感じるであろうリリィ先生。

リリィ先生が下ネタを言う時に「外の概念(単語)」が入っていることから、外の事情を知っているであろう人物であることまでは予測できていました。

序盤から怪しそうに見せてきたので、リリィ先生が黒幕はないだろうなぁと思いました。私の「コナン」と「金田一」で鍛えた推理力をなめないでいただきたい。笑


©きゃべつそふと

 

そして私は、まず「サクヤ」に目星をつけました。シュウやユネの身近な人物で、なんか意味深(ループを理解していそう)な発言していたので、何らかの形でループに関わっているのだろうと思ったのです。

ですが、彼女のシュウに対する抑えきれない好意をみるに、シュウを助けるためにサクヤもループしているんじゃないか……と思いはじめまして、そこからは私の予測は見事に明後日の方向へとんでいったのです。笑


©きゃべつそふと

 

後半に入ると、犯人は「美意識」をもっていることと、「精巧な爆弾を作れる器用さ」をもっていることが提示されました。

そうなると「ギドウ」「コトハ」「リンカ」あたりが怪しいのかなぁと思ったのですが、この頃の私は「ジョジョ2部のカーズ」みたいに「考えるのをやめた」……となっていました。

なのでギドウが犯人だと判明して、予測できてもおかしくはないハズなのに、「えぇぇぇぇ!?」となりました。まんまとハメられたものです。


©きゃべつそふと

 

 

共通ルート

「共通ルートは退屈だけど、後半の怒涛の伏線回収に舌を巻いた」みたいな感想をけっこう見かけたのですが、私的には共通ルートも楽しかったです。


©きゃべつそふと

とくにキリエが、「おむつヒロイン」という美少女ゲーム史上初?(ただし抜きゲーは除く)とも言える地位を気づいたあとの、復讐を誓うシーンが大好きです。

 


©きゃべつそふと

お化けが嫌いなサクヤを脅かすために、シュウに死神の仮装をさせて「(GO! 死を振りまけ!)」と言ったシーンのセリフのチョイスが最高です。

 


©きゃべつそふと

復讐がことごとく失敗に終わるのが、キリエらしいっちゃキリエらしいですね。

 

 

個別ルート

キリエルートは、「壁ドン」たった一発でシュウが惚れてしまう展開に、少しついていけませんでした。しかし、どの個別ルートもわりかし楽しめたように思えます。

それにしてもシュウくんは、自分一人の手に負えないと思えば、素直に人を頼ることができるのが凄い。これが出来ない主人公がなんて多いことか。

 

 

リラ

リラの正体は、けっきょく何だったんでしょうね。

序盤の方で、リリィ先生の声優の滑舌がわるくて、「シュロ寮」のことを「シュリョリョウ」と読んでいました。

後半の方でリラが「シュリョリョウ」って言ったときに「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! リラ=リリィだ」ってなったんですが、単に同じ声優だっただけなんですね……。

 


©きゃべつそふと

再プレイは面倒なんで、スクショをあさってみたのですが、手がかりになりそうなのは、この画像でしょうか。

ここから見てとれるのは、

  • リラとリリィは面識がある
  • リラはおそらく、シュウやユネのように林檎を食べた

と言うこと。

そして「リラ」「リリィ」という洋風な名前をみるに、二人はかつて外国に存在した「町」の先生と教え子なのかもしれません。リラはその町の破滅を防ぐためにツリーに願ってループをした経験がある……と言ったとろこでしょうか。

※追記――あらためて考えてみたのですが、声優が同じことを鑑みると「母娘」の関係なのが濃厚でしょうか。

 

リラは自分の正体に関して「多分みんなも知ってるんじゃないかな?」みたいなことを言っていましたが、「時を巡るアンナ」に出演していたのかもしませんね。そうすればリラの「外国人っぽい名前」と「みんなが見たことがある」ことに説明がつきます。

シュウがはじめてリラの声を聞いたとき「どこか聞き覚えのある」ように感じたのは、「時を巡るアンナ」で見たからか、もしくはループによる既視感だったのでしょう。

 

リラが「キリエちゃんにもよろしく」という発言をしていたのは、現在は(キリエが利用した)商店街の禁断のお店で働いていることを示しているのでしょうか。

 

 

気になったところ


©きゃべつそふと

服装が奇抜なのは、まぁこういう価値観(センス)の世界なんだってことでしょう。

しかし、北海道足寄町にある町で、かつ冬なのに、めちゃくちゃ寒そうな格好をしているのには違和感がありました。

 

気になった点その2

たとえばヨウジの天球儀の話だったり、思わせぶりな設定を見せておいて、全然本筋には関係のなかったものがいくつかありました。

まぁこれはアメグレを「謎解きゲー」としたら、必要な「余分な部分」だったのかもしれません。

 

気になった点その3

コトハ・キリエのアフターストーリーで、町が復興しているのですが、「えっ? アポカリプスの被害ってそんなもんだったの?」と思いました。

 

気になった点その4


©きゃべつそふと

高さの単位を「HYDE」に決めたやつ誰だよwww

 

 

緊迫感

「あまり緊迫感がなかった」という意見が多いようですが、私的にはループものの作品にそこは重視していないんですよね。

ループで面白いのは「試行錯誤」の部分で、行動を変えたことによって「どう変化がおきるか」を見るのが好きなのです。

そもそも、「やり直せない」からこそ生まれるのが「緊迫感」であって、「やり直せる」となるとどうしても緊迫感は薄れるのではないかと考えてしまうのです。

ただ、緊迫感があった方が面白いという人の気持ちは理解できます。

 

 

美意識

ギドウ「おまえにとっての美とはなんだ、キリエ」

キリエ「……」

キリエ「自由でいること」

ギドウ「ほう……」

キリエ「外のことを考えちゃいけないとか、礼拝には出なくちゃいけないとか。縛られた表現ってのがあまり好きじゃないんだよな」

ギドウ「ふむ……しかし、それは表現なのか?」

キリエ「あたしにとってはな。こうやって生きて、動いて、喋ってるだけでも、人は何かを表現し続けてると思ってる」

この町の人は、各々が美意識をもっているのが素晴らしい!

 

 

黄金の林檎

最後に「黄金の林檎」を食べることで、全てが救われるシーンをご都合主義に感じた人もいるようですが、その点に関しては、絵画にからめた内容の作品ですし、かつ物語の冒頭で「黄金の林檎」にたいする意味合いを語っていることから、すんなりと受け入れることができました。


©きゃべつそふと

また、上記画像のシーンで知恵の女神ミネルヴァアトリビュートである「」の羽が記されているのが素晴らしい。

 

私的には、黄金の林檎関連は受け入れられたのですが、「ドラッグ」がオーバーテクノロジーすぎて、そっちのほうが受け入れ難かったです。

 

 

瞬間最大風速

この作品で十中八九支持されているのが、サクヤが思いを打ち明けるシーンでしょう。

何度もループを繰り返し、兄の目的を果たすことと、町の人の被害を出さないことと、大好きなシュウと結ばれたい……それらの思いにがんじがらめにされつつも頑張ってきた彼女。

そんな彼女の一世一代の告白を受けるのです。


©きゃべつそふと

その上でこの選択肢です。

ここで、誰が彼女の思いを拒絶することができるのでしょうか。

私はユネ派なのですが、それでもこのシーンでのサクヤの思いの丈を聞き、心を動かされました。

そして肝心なこのシーンでのBGMが「Amazing Grace」なのもズルすぎます。

 

 

総評

欲をいえば、読了後の余韻をもっと良くしてくれれば、私的傑作エロゲになったと思います。あとは、ギドウが犯人だと判明してからのシーンが長くて眠くなりました。

ですが、最大瞬間風速にあげたシーンは最高でしたし、伏線回収力がたかくて楽しかったです!

 

 

 

 

 

テキストについて

 

 

1~2行で書かれています。

2行までの短文がおおくて、かつ文字が大きいので、非常に読みやすかったです。

しかし後半の「ストーリーの全貌が見えてくるシーン」で文字数がオーバーして見切れまくっていたので、これなら3行にした方がよかっただろうな、と思いました。

こんな感じで見切れていました。

(それほどネタバレにはならない文章ですが、一応ボカしています)

 

 

テキスト描写に関しては、しっかりと伏線を敷き、それを見事に回収していることと、序盤のコミカルなノリのシーンが楽しかったので、好印象です。

 

 

 

キャラクターについて

 

 

ユネ CV:月白 まひる

 

身長:159cm
スリーサイズ:B81(Bカップ)/W62/H84

シュウの同級生で、かつ最も身近な存在となるキーパーソン。

七色の声色をもつのですが、「演技」をするとなると「棒演技」となってしまうのは可笑しな話です。

ですが、だんだんとその大根役者っぷりがクセになってきます。笑

 

 

キリエ CV:桜田 紅

  

身長:153cm
スリーサイズ:B75(Aカップ)/W60/H78

小柄な体ながら、とっても元気でパワフルな少女。

映画製作が好きで、とくに「芸術は爆発だ」ならぬ「爆発は芸術だ」と言わんばかりの「爆弾」への固執っぷりが凄いです。

こう見えて、演技力の高さに定評があります。

 

 

コトハ CV:よもぎすふれ

  

身長:166cm
スリーサイズ:B87(Cカップ)/W66/H88

清楚な雰囲気で、スレンダーなスタイルをもつ先輩。

油彩画の実力は他の追随を許さないほど。

意外とむっつりな部分があるのが、可愛らしい(?)です。

 

 

サクヤ CV:藤咲 ウサ

 

身長:161cm
スリーサイズ:B91(Eカップ)/W63H85

物静かで控えめな性格の後輩。

かと思えば、たまに出てくる「毒」が面白い。

健気な小動物のように思える少女です。

 

 

シスター・リリィ

CV:桜上水 琥珀

聖アレイア学院に勤める教師です。チャペルを管理するシスターでもあります。

生真面目な性格で、下ネタが苦手なようです。


©きゃべつそふと

 

 

このキャラクターの声優さんの演技がひどい……という意見が多いですが、まぁ後半になったら上手くなっていきますし、聞き慣れていくことかと思います。

 

 

ギドウ

CV:本間かいな

シュウの先輩にしてシュロ寮の男子寮長を務める3年生。

高い芸術センスをもつが、たまに常識ハズレの行動をとる「変人」でもあります。

 

 

ヨウジ

CV:赤兎馬

シュウの同級生で、気の良い友人です。

 

 

リンカ

CV:相模恋

作中では既に『黒サンタ』なる存在にさらわれ町からいなくなっているコトハの親友。

 

 

店長

CV:木下くわがた丸

商店街にいる何でも屋の店長。

聖アレイア学院のOBでもあり、情報通です。

 

 

シュウ

本作の主人公。

運命に抗うために頑張る姿が好印象でした。

 

 

【お気に入りキャラ】

ユネがお気に入りなのですが、他のキャラも魅力的で甲乙つけがたいです。

 

 

 

演出について

 

 


©きゃべつそふと

演出面の話とは少しズレますが、絵を題材としたゲームということで、作中にでてくる「絵画」のグラフィックが、しっかり用意されていたことが素晴らしいです。

 

 


©きゃべつそふと

また、作中にでてくる架空の硬貨にも、しっかりグラフィックが用意されていました。

必要なところに、必要な素材を用意するのは大事なことでしょう。

 

 

 

システムについて

 

 

バックログからのシーンジャンプ機能あり。

欲しい機能は揃っていたので、とくに不満はありませんでした。

 

 

声の小さいキャラクターがいるので、比較的早いうちに、ボイスの音量調整はした方がいいと思います。

「後半の良いシーンで声がBGMに負けていた」という感想をみかけたので。

 

 

 

ゲーム性はあるか

 

 

選択肢がいくつかあるノベル系アドベンチャーゲームです。

 

 

 

CG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梱枝りこさんの絵は可愛らしいので、とっても好きです。

それ目的で買ったまでもあります。

しかし今作は、ちょっぴり線の太さの乱れやハミ出しが気になってしまいました。

 

 

しかし、キャラクターはとっても可愛らしく描かれていましたし、綺麗なCGが多くて満足はしています。

 

 

背景に関しては、フィレンツェのような街並みが楽しめました。

 

 

参考画像。

 

 

 

Hシーン

 

 

胸尻比率:どちらかというとおっぱい

着衣脱衣比率:半々くらい

近年、巨乳と奇乳が跋扈(ばっこ)するエロゲ界、しかしこの作品は、巨乳に偏りすぎていないのがナチュラルな感じがして好きです。

 

 

作中で着ている衣装でのエッチと、裸でのエッチが半々くらいでした。

テキスト描写は、あくまでシナリオゲーとしてですが、少しでも濃いものを書こうとしていることが、伝わってきました。尺も必要十分あります。

 

 

どちらかというとオッパイアングルの方が多めですが、お尻アングルもあります。

アナルは描写していないタイプですので、そこに強いコダワリをもっている人は注意。

 

 

ストーリー中で見たかったイチャラブ展開やエッチシーンは、主にアフターストーリーで見ることができます。無事すべてが解決したら結ばれるのです。

エッチシーンの濃さは、やはりヌキゲーやエロの濃いキャラゲーには及ばないものの、そうしたバックボーン(やっと結ばれる)により興奮できるかもしれません。

 

 

卑語あり。ピー音あり(無音修正)。アナルモザイクなし(アナル自体の描写なし)。

卑語はそんなに多くはありません。

 

 

【シーン数】

クリックで展開

シーン数は全部で16シーン


ユネ_4

キリエ_4

コトハ_4

サクヤ_4


1シーンで基本CGは2枚(たまに3枚)使われています。

 

 

 

BGM

 

 

22曲(うちボーカル曲3)です。

Jingle Bells(ジングル・ベル)」「Silent Night(きよしこの夜)」「We Wish You A Merry Christmas(おめでとうクリスマス)」など、クリスマスの定番ソングが揃って使われていたのが素晴らしかったです。

作中で使うのは権利的に無理な話でしょうが、ワムの「ラスト・クリスマス」とか、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」とか、ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」とか他の定番クリスマスソングも聞きたくなりました。

 

 

オリジナル曲も、ワルツ調の曲など、いくつか印象に残っているものがあります。

 

 

これはマジでどうでもいい話ですが、私が管楽をやっていた時の話ですが、「きよしこの夜」のことを「きよしこ」とか訳のわからない略しかたで呼ばれていたのを思い出しました。

あなたも使ってみてください。「きよしこイイよね! きよしこ」とか「クリスマスと言ったらきよしこだよね」とかそんな感じで使いましょう。

きっと相手の頭上にクエスチョンマークが浮かびます。

 

 

 

主題歌

 

 

主題歌

コールドボイス / ave;new feat.佐倉紗織


 

 

 

その他の要素

 

 

・タイトル画面の『おまけ』から、「CG鑑賞」「背景鑑賞」「シーン鑑賞」「BGM&ムービー鑑賞」を選ぶことができます。

 

 

 

まとめ

 

 

クリスマスシーズンの雰囲気を味わいたい人や、シナリオゲーを求めている人、伏線回収ゲーが好きな人などにオススメの作品です。

あなたもこの作品が提示している謎を解いてみませんか?

 

 

体験版・デモムービー・ご購入はこちら

 

 

 

パッケージ版

 

FANZA通販 Getchu.com Getchu.com/抱き枕カバー付き

 

ダウンロード版

 

DMM GAMES

 

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