【カサブランカの蕾】のパッケージイラスト

エロゲーの感想

【カサブランカの蕾】の感想

6,607文字

白い花を黒に染めろ

カサブランカの蕾DOLCE
【カサブランカの蕾】のパッケージイラストゲーム属性:シナリオゲー
ジャンル ―― 恋愛ADV
発売日  ―― 2017年05月26日
パッケージ版価格  ―― 5,800円(税抜)
ダウンロード版価格 ―― 6,050円(税込)
スタッフ
シナリオ垂花
原画しばいぬにき
音楽MME
主題歌 ―― 不完全LOVER(Vo.hana)

あらすじ

ドクドクドク……ッ。
真っ赤に燃えたぎる欲望が全身を駆け巡った。
ドクドクドク……ッ。
真っ黒で、薄汚い情熱が迸る。
真っ白で穢を知らないその花を。
真っ白で可憐で、触れる事さえ許されない君を。
染めたい、染めたい、染めたい。
僕の色に、僕のモノに、僕の愛に。

主人公の成瀬イツキはまだ知らなかった。
それが、平穏で穏やかな日常の自分の中に潜む……。
本当の姿だった事を。

椎名ユリと恋人として過ごす日常。
その影でとある事をきっかけに
平山ミクと四條カナと関係を持つ事と
なってしまう。
背徳的で、破滅的で、異様な関係。
カサブランカの蕾はまだ開かない。

公式サイトより引用

評価

評価おすすめ度
【カサブランカの蕾】の評価★★★☆☆
満足度
満足度81点

作品の紹介

社会人になってからそれなりの年月が経ち、日々のルーチンワークに飽き飽きしている方もいるでしょう。

そんな刺激を求めているあなたに、おすすめのブツがあるんですぜぇ……へへ。

カサブランカの蕾を紹介するドラえもん

ということで、今回は【カサブランカの蕾】を紹介します。

ドラえもんが真っ青になるレベルの背徳☆浮気ストーリーです。

エッチシーンがぶっ刺さりましたし、誰を信用していいのか分からない状態で進むストーリー展開も面白かった。

「昼ドラを超えたなにか」を求めている人には、ぜひともこの作品を知ってもらいたいですね。

所持証明

私が所持しているのはパッケージ版です。

どんな人向け?

  • 尻フェチ
  • 浮気願望のある人
  • 背徳的なエッチシーンを求めている人
  • エロゲでしか体験できないようなストーリー展開を求めている人
  • 先の読めない展開にワクワクする人
  • 黒いものを摂取したい人

攻略情報など

プレイ時間

私のプレイ時間は、ボイスをだいたい聞いて9時間半ぐらいでした。最初のエッチシーンまでは20分ほどです。

 

攻略

選択肢の数は少なめで分かりやすいので、自力攻略は容易です。

攻略サイト

 

攻略順

お好きな順番で大丈夫です。

 

パッチ

当ててからプレイしましょう。

公式サイト

 

システム

バックログ画面からのシーンジャンプ機能あり。

感想

どんなお話?

ユリ「えっと……成瀬くんはその……まだ、好きなの? ミクちゃんのこと……」

平山ミクという女子に告白してフラレてしまった主人公。

傷心の彼は、椎名ユリから寄せられた好意に甘えて付き合うことにします。

ミクへの気持ちを引きずったまま、ユリの恋人になるのです。

 

体育の授業のときに主人公が、忘れ物をして教室に戻ると、

ミク(好きだった少女)の机のうえに、不自然にほうりだされた着替えが……。

イツキがミクの靴下を……

彼は欲望をおさえることができませんでした。

 

しかし……

カナ「言わないでほしいんだよね? このこと」

イケナイことをしている姿を、クラスメートの四條カナに目撃されてしまいます。

口止めの変わりとして、カナのエッチないたずらの提案を受け入れることに。

 

主人公は、まだ思いを引きずっているミク、現在付き合っている恋人のユリ、いたずら仲間になったカナ、この3人との爛れた複雑な関係をもつようになるのです。

 

背徳的で破滅的で異様な関係

浮気ゲーです。

浮気をする背徳感や、イケナイことをしている感覚にドギマギするストーリー展開&エッチシーンです。

 

先の読めないストーリー

イケナイことを繰り返すうちに徐々に徐々に「黒いモノ」が心のなかに広がっていく主人公。

複雑に絡みあって拗れていく関係。

事態が動くにつれて、誰がどういう思惑で行動しているのか分からなくなっていきます。

誰が嘘をついていて誰がホントのことを言っているのか。

疑心暗鬼になりながらも読みすすめる感覚は、なかなか他の作品で味わえるものではありません。

 

結末が……

結局、誰がどういう思惑を持っていたのか。

そして彼と彼女らに芽吹いた「黒いモノ」はどういう形で結実するのか。

最後まで「驚き」の連続で楽しい作品です。

ただ、ちょっぴりほろ苦いビターな展開もありますので、胸クソ悪いものを受け付けない人にはおすすめできません。

 

 

ヒロイン紹介

椎名 ユリ  CV:中家志穂

椎名 ユリ

主人公成瀬イツキの彼女。

 

四條 カナ CV:赤月ゆむ

四條 カナ

イツキのことをからかってくるクラスメートの少女。

 

平山 ミク  CV:貴坂理緒

平山 ミク

イツキが告白するもフラレてしまった少女。

 

 

エッチシーンについて

卑語あり。ピー音なし。アナルモザイクなし。

 

背徳感あふれるシチュエーションには興奮必至。お尻のエロさが半端なさすぎる神尻ゲー。

カナが靴下で扱くシーン

イケナイことをしている姿を目撃され、ただのクラスメートであるはずのカナから靴下で扱かれるシーン。

カナ「それじゃっ……ユリのおまんことどっちがいいっ……?」

何度かエッチないらずらを繰り返して、ついにはセックスをするようになる2人。彼女のアソコとどちらが気持ちいいかを聞いてきます。

浮気をしていることを意識させられたり、「変態」と軽く罵られるシーンがあったりと、とにかくイケナイことをしている気分が味わえます。

 

ユリ「お、お尻に押し付けて気持ちよくなるなんて……ヘンだよっ……」

ヘンじゃありません。彼は正常です。

 

ミク「イツキくんの大好きな大きいお尻に入れていっぱいゴシゴシしたら、とっても気持ちいいと思いますよ……?」

お尻で媚びてくるミクちゃんがエロい。

 

お尻がエッチに描かれている構図が多かったです。

尺は十分ですし、卑語は豊富、シチュエーションも申し分なしでした。

 

 

考察という名の見解

ネタバレあり(クリックで展開)

クリアしてからしばらく経っているので、ちょっぴり記憶が曖昧ですが、当時のプレイメモを頼りに、カサブランカの蕾の内容に切り込んでいきます。

 

タイトルの意味

カサブランカの蕾というタイトルですが、カサブランカは通常では白百合のことを言います。花言葉は「純粋」「無垢」「祝福」「高貴」「壮大な美しさ」「雄大な愛」「威厳」「甘美」。

紫色のカサブランカは日本では「黒百合」といわれることもあるようですが、花言葉は「復讐」「恋」

キャッチコピーである「白い花を黒に染めろ」のとおりに、このストーリーは白いカサブランカから黒いカサブランカに移り変わっていく様を表しています。

 

ミクは本当に最初から黒いやつだったのか?

時系列を追ってみましょう。

悪い噂を流し、ミクを孤立させてしまうユリ

最初に黒いものが心の中にできたのはユリです。

好きになったイツキが、ミクと2人で楽しそうに写真をとりにいっている姿に嫉妬をして嫌がらせをするようになります。

 

ミク「イツキくんが教室で『ユリ』って言ったとき、私の中で何かが吹っ切れたんです」

(嫌がらせが影響していたかは分かりませんが)ミクがイツキの告白を断ったあと、イツキがユリと付き合うようになります。そしてイツキが教室で『ユリ』と呼んだときに、ミクのなかで何かが吹っ切れることに(もしかしたらこのときにミクに黒いのが芽吹いた可能性がある)。

 

ユリ「いーくんとのエッチ、ミクちゃんに見せてあげるよ」

こちらは共通ルートが終わってからのシーン。黒いのが大きくなったユリは、ミクにたいする復讐をおこないます。

 

前のめりになって僕らの行為を見つめる彼女の目じりに、涙が浮いているのに気付いた。

2人がエッチする姿を見せられたミクは、本人も自覚していなかったが涙を流していました。

 

ミク「この世界にね、ドラマチックなことなんてないの」

この世界には「ドラマチックなことなんてない」という意味深な発言をするミク。

 

これらの事象を勘案すると、

最初は、イツキと2人で写真をとりにいく時間が楽しかった。本当にイツキのことが好きだった。

しかしユリの嫌がらせをうけて黒いのに染まっていき狂ってしまった可能性があるのです。

 

これはあくまで可能性の話でして、最初からミクは黒い存在で、ユリがイツキのことを好きになったことを知りつつも仲良くしている姿を見せつけ、ユリの心のなかに黒いのを生み出した可能性もあります。

 

カナルート

私は少しでも余韻のいい終わりかたを求めて、黒そうな順にプレイしていったので、「ミク→ユリ→カナ」の順で攻略をしました。

カナルートだけ異様に雰囲気が良かったですね。

イツキ&カナ「共犯、なんだから」

いたずら仲間であったカナとイツキは、このルートでは「共犯」になります。

嫌なことを全部受け入れて大人になろうとしていたカナ。心の中に黒いのが広がっていきそうだったカナとイツキの2人は、大人や周りへの「反抗」という形でそれを発散するのです。

尾崎豊でいうところの「夜の校舎、窓ガラス壊してまわった」ってやつですね。

 

ユリ「『い・な・し・た・に・な・ら・わ・と・は・お・い』……ってなに?」

この暗号は、「わたし に おとな は いらない」だと思います。

最初は「わたし は おとな に らない」のほうが自然なんじゃないかと思ったんですが、そうじゃなかった。

これはおそらく、イツキと共犯関係になったことから、「おとな」じゃなくて「共犯者」であるイツキがいればそれで良いという告白じみたメッセージじゃないかと思うのです。

このルートでは、カナとイツキの2人が共犯になることにより「黒いの」を消し去ることができたんだろうと考えました。

最後にこのルートを残しておいて良かった……。

 

結論

誰が悪いかは分かりません。

最初にちっちゃな黒いのを抱えたのはおそらくユリですが、そういう小さな嫉妬は誰しもが持つものです。それにイツキと上手くいっていたら黒いのは広がっていかなかったかもしれません。

ミクは最初から黒かったのかユリの嫌がらせにより黒いのが生まれたのかは分かりませんが、場をひっかきまわすように色々と罠をしかけていきました。

カナはバスケ部の人らに虐められて孤独だったからか「秘密を共有する仲間」を欲していたんだと思います。だからこそイツキのことを黒く染めていってしまった。

イツキは、ミクに仕組まれていたこととはいえイケナイことをしてしまった。そしてずるずると流されていってしまいました。

 

カナルートでは、カナとイツキの2人で共犯関係になり「反抗」という形で黒いのを消し去り、メッセージを受け取ったユリも会心していました。きっとカナとイツキの行動とメッセージがミクにも影響をあたえて、完全無欠の「白い」ハッピーエンドになっているんじゃないかと信じています。

 

まとめ

ココがイマイチ

  • 誤字脱字が目につく
  • システムが若干不便
  • 一部不快なエンディングも

 

 

ココがおすすめ

  • 尻フェチ的に満足
  • 背徳感にあふれていた
  • 先の読めない展開にワクワクした
  • 衝撃的な展開が多くて正直ワロタ
  • シナリオとエロの融合ができていた

 

 

ソラコイ】にも使われている『空恋』という曲がエンディングなんですが、作品によってここまで違う印象の歌詞になるのかとビックリします。

シナリオとエロの融合を果たした、ちょっぴりドロドロした「どろり濃厚」ストーリーを求めている人におすすめ。

エロゲだからこそのストーリーが楽しめます。

パッケージ版

ダウンロード版

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