【ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動】の感想

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【ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動】の感想

古城

3,902文字

 

 

切り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ
  踏み込みゆけばあとは極楽

ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動インレ
パッケージ画像ゲーム属性グラフ
ジャンル ―― もっと燃え萌えサウンドノベル
発売日  ―― 2014年11月28日
パッケージ版価格  ―― 8,800円(税抜)
ダウンロード版価格 ―― 7,124円(税込)
スタッフ
原画ぬい
シナリオ葉山こよーて
音楽井原恒平

あらすじ

義か!? 誠か!?

前作で見事、巨大な陰謀を未然に防いだ赤穂浪士と深海直刃。
だが、そんな直刃の前に新たな難題が。
ひょんなことから、島中で直刃を巡り恋の鞘当てが始まってしまったのだ。
勇ましく可愛い美女たちの誘惑に果たして、直刃はどうなってしまうのか?

そして、前作で明らかになっていない空白の時間に驚きの真実が……。
待ち受けていたのは壬生の狼と呼ばれた新撰組!
赤穂浪士は幕末にタイムスリップしていた!

 

 

 

評価

 

 

評価おすすめ度
【A samurai's beat】評価★★★★★
満足度
満足度84点

 

 

 

作品の紹介

 

 

エゲレスで英語をまなび、ネイティブスピーカーばりにペラペーラな私が耳寄りな情報をお届けします。

みなさんは「FD(ファンディスク)」という英語をご存知ですか?

意味は、そう……「信者から金を搾り取る」です。

 

 

しかし、言葉は時代とともに変化するもの。

2014年に【ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動】が発売されてからは、FDは「ファンを満足させるもの」の意味で使う人も増えてきました。

 

 

ということで、赤穂事件をもとにした歴史モノのエロゲー【ChuSingura46+1】のFDの感想を書いていきたいと思います。

FDであり続編でもあるような作りで、満足感の高いものになっておりました。

 

 

本編が楽しめた人ならば、楽しめること請け合い。

ご購入はこちら(ページ下部に移動)

 

 

本編未プレイの方は、以下の感想記事を参考にしてください。

【ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1-】の感想

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所持証明

私が所持しているのはパッケージ版です。

 

 

 

攻略情報など

 

 

プレイ時間

全ルートクリアまでのプレイ時間は22時間でした。最初のエッチシーンまで20分(セックスシーンまでは6時間)ぐらいです。

 

 

修正パッチ

公式サイト

 

 

システム

バックログ画面からのシーンジャンプ機能なし。

システム面では、前作での不満点もそのままです。

 

 

攻略

エッチシーンを見るか見ないかなどの選択肢と、誰のルートに入るかの選択肢があります。

とくに攻略サイトは必要ないでしょう。

 

 

 

感想

※以下ネタバレありです。

 

 

本編のストーリー

ザ・エロゲー

本作では、どのように上様を説得したかの説明がされています。

……が、まさかのチンポで相手を屈服させるという「ザ・エロゲー」な展開で笑いました。

懐柔される綱吉

しかもその後に人間とのセックスにハマった綱吉が、たびたび柳沢吉保と情事をかさねるようになるという、「男色関係」のうわさを見事にストーリーにからめて収束させた力技には舌を巻きました。

 

 

まさかの展開

そしてその後に予想だにしない展開が訪れます。

前作での第五章、赤穂浪士たちが最終決戦におもむくまでの空白の1年間にどこにいたかということなんですが、

まさかの幕末。

 

しかもありがたいことに、前作でヒロインだった(右衛門七をのぞく)3人が、直刃との記憶を思い出すという素晴らしい展開に。

ハーレム展開

なんというハーレム。羨ましい。羨ましすぎる。

大石主税は記憶をとりもどしたためか、前作三章の「直刃にぞっこんで敬語で喋るバージョン」になるのですが、もうこれは作者は完全にファンの心理を“理解”っているとしか言いようがなくて、思わずニッコリ。

 

 

新選組との対立

やはり幕末といえば、薩摩長州の藩士や、坂本龍馬もそうですが、新選組もハズせません。

直刃たち赤穂浪士は、毛利小五郎と行動をともにするようになるのですが、そうすると佐幕派の新選組とは敵対関係になってしまいます。

新選組局長

個性的な性格をしている新選組のめんめんですが、敵にすると恐ろしい……を通りこして、純粋に怖かった。

自分たちの目的を果たすために手段をえらばない、情け容赦なく敵を斬りふせ、拷問にかけることもある。

どれほど恐ろしいかが詳細に描かれていました。

 

実はわたしは、歴史モノの小説にハマったきっかけが新選組だったので、初めて坂本龍馬を題材にした本を読んだときに衝撃をうけたのです。

信念を最後まで貫きとおしたカッコいい武士としてえがかれていた新選組が、頭が固くて残虐な人斬り集団にえがかれていたからです。

 

今作ではその新選組の「恐ろしい」部分が強調してえがかれていたように感じました。(そこらへんは残念でしたね)

新選組にたいしてもう一歩踏み込んで知りたい方は、「幕末尽忠報国烈士伝 −MIBURO−」もプレイしましょう。

 

赤穂浪士の面々

決戦におもむく赤穂浪士のめんめんが格好よすぎるw

ご城代、不破さん、安兵衛さんと並んで、直刃が立っているのも感慨深い。

どんどん剣の腕を磨いていき、主人公然りの活躍をするようになったのが、ほんと素晴らしいですよね。

 

 

個別エンディング

幕末で過ごした日々の回想がおわると、直刃がヒロインのうちの誰を選ぶのか迫られます。

選んだ人物と1日をともに過ごすことになるのですが、2人で現代の日本へとおもむき、赤穂浪士ゆかりの地へ行くという流れが面白い。

位牌

現代から過去にとぶ流れはおおいですが、過去の偉人をこうして現代につれてくるというストーリー体験は、なかなかどうして新鮮だったと思います。

また、「忠臣蔵」にたいする理解を深めるのに一躍買っているのが素晴らしい。

 

外を眺める堀部安兵衛

文明の利器とのアンマッチな絵面だけでも、どこか面白みを感じます。

 

お気に入りヒロインであった大石主税のエピソードを最後にとっておいたのですが、期待以上に良かったです。

直刃と主税の写真

2人で撮った写真の伏線がここで回収されますし、キリッと勇ましい表情をしているのに、袖をキュッと掴んでいる主税が可愛すぎる。

どのエンディングでもヒロインと離れ離れになってしまうため、一抹の寂しさは感じるものの、子とともに幸せそうに過ごしている彼女たちの姿が見られただけでも満足でした。

 

 

アナザーストーリー

大人気ヤンデレヒロインの山吉新八郎とのアナザーストーリーが、当然のことながら用意されています。

新八との長屋生活

2人が長屋に住むようになるまでのちょっとしたストーリーと、イチャイチャラブラブする日常のシーンがひたすら描かれています。

 

吉良の討ち入り当日

本編で見たかった「吉良討ち入りの日に、大活躍する新八のシーン」がこれでもかと描かれていて、しかもそれが直刃と一緒に過ごしたい一心で戦ったということもあり、めちゃくちゃ良いシーンでした。

 

最後は離れ離れになってしまい切ないのですが、やはりうまい落とし所だったのだと思います。エンディング曲もジーンとくるようないい曲でしたしね。

 

新八ストーリーのあと「誉れの三百石」というエピソードが見られるのですが、短いながらも「イイハナシダナー」だったのですが、なぜ最後にこれを持ってきたのかはちょっと疑問でした。

 

 

演出やシステム

戦闘シーンの演出は前作以上に進化しているように感じました。

そして相変わらず、贅沢な立ち絵の使い方をしています。

大道芸

たった1~2クリックの間だけのために、立ち絵差分を用意しているのが凄い。

 

お団子を差し出すシーン

このシーンでは、「お団子を持った手」の立ち絵を手前に表示していますよね。

面白い使い方だと思います。

 

 

エッチシーンについて

一部エッチシーンにアニメーションを追加しているのですが、下手したら低価格抜きゲーメーカーよりかもしっかりしているんじゃないかと思いました。

 

しかし個人的には、あまり実用性を感じなかった。

というのも、お尻の見えるアングルのシーンがゼロ(たぶん)だったからです。

 

さらには、子を宿さないといけないので、フェラシーンがあったとしても、射精するまえに挿入に移行してしまいます。

フェラスキーとしては、これはあまりにも致命的に感じました。

エロゲなんだし……無限の精液があってもいいじゃないですか。

 

 

魅力的なサブキャラ

大高源吾桂小五郎高杉晋作と、魅力的なサブキャラが多数でてきたのですが攻略不可。

まぁ高杉晋作は、私はふつうにファンなので、シーンがあったとしてもモニョりましたが、

桂小五郎

序盤はめちゃくちゃツンツンしていたのに、デレてからはブチ可愛くなった小五郎とか、

大高源吾

せっかくの遥そらボイスで、しかもある程度直刃にたいして好意的だった、大高源吾さんとのエッチシーンがなかったのは悲しかったです。

 

いや、わかりますよ、結ばれなかったからこそのストーリー展開だっていうのも。

 

 

その他

これは名言ですね。

今回では、高田馬場の決闘や、誉れの三百石など、安兵衛さんが関係するエピソードがふんだんに盛り込まれていた印象。

 

サブキャラとのエッチや、複数プレイがあったのも素晴らしい。

新六さんが、「没収……」と言いながらチンポを口にふくんだのをみたとき、思わず「センス抜群か!?」とつぶやいてしまいました。

 

 

 

まとめ

 

 

ファンディスクとして非常に満足感の高い1作です。ボリュームもしっかりとしていました。

攻略ができない魅力的なサブヒロインがいて悔しい思いをしましたが、それも偏に「作品として面白かったから」「キャラが可愛かったから」こそだと思います。

 

 

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