【それでも妻を愛してる】の感想

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【それでも妻を愛してる】の感想

古城

5990文字

 

 

それでも妻を愛してる

公式ジャンル最愛の妻を奪われ心に激痛寝取られADV
メーカールネTeamBitters
発売日2011年03月25日
通常価格8,800円(税抜)
パッケージ購入駿河屋
ダウンロード価格3,497円(税込
ダウンロード購入DMM・DLsite・Gyutto・DiGiket・Getchu

 

最愛の妻との幸せな日々が永遠に続くと思っていた……

 

ゲーム属性グラフ主要スタッフあらすじ

シナリオ巽ヒロヲ/シャア専用◎/十全
原画ジェントル佐々木

【公式より】

主人公『本田秀一』は商社に勤めるごく普通のサラリーマン。
社内恋愛の末に結ばれた最愛の妻である『ななみ』に支えられ、仕事に追われて忙しいながらも、幸せな日々を送っていた。

しかし、秀一には人には言えない密かな悩みがあった。
学生時代から奥手だった秀一は女性経験が乏しく、その為にななみを色々な意味で満足させられているのか、
自分はななみにふさわしい夫なのか、といった不安が常に胸の奥で燻っていたのだ。

そんな不安を振り払うように、3年目の結婚記念日をななみと祝う秀一だったが、
密かに二人の幸せな結婚生活を蝕む悪魔の手はすぐそこまで迫っていたのだった……

秀一は最愛の妻であるななみを様々な魔の手から守り抜き、無事笑顔で翌年の「結婚記念日」を迎えることが出来るだろうか……

 

おすすめ度:★★★★★
知名度:B

ストーリー

テキスト

キャラクター

演出:7

システム:7

ゲーム性:6

CG

Hシーン

BGM:7

主題歌:7

ポイント:寝取られもの、マルチエンド、フルプライス、廉価版あり
満足度:84

 

 

 

作品の紹介

 

 

今回紹介するのは、寝取られモノの名作「それ妻」こと「それでも妻を愛してる」。

ありとあらゆるタイプの寝取り竿役の男たちが見どころなのと、さまざまな寝取られシチュエーションを楽しめる作品です。

 

 

しかし、各ルートの最後には、妻とどう向き合っていくのか、どう自分の気持ちに折り合いをつけるのか、寝取り男との決着をどうのようにつけるのか……などなど、色々な決断をくだすのですが、出した答えが胸にくるものばかり……。

もうこれは、泣きゲーと言ってもいいんじゃないでしょうか。笑

 

 

下手に泣かせにきている作品よりも、こういう心の葛藤や思いをさらっと描いてくれる作品のほうが、私の琴線に触れるのです。

 

 

所持購入動機プレイ前期待値

私が所持しているのはダウンロード版です。

ルネが好きだったのと、竿役の多い寝取られ作品だ……という部分が気になっていたので買いました。

プレイ前期待値:75

プレイ後満足度:84

 

 

 

どんな人向け?

 

 


  • ライトなNTR作品が好きな人
  • 様々なタイプの間男に興味をもった人
  • いろんなシチュエーションを見たい人
  • それでも妻を愛してる人
  • 泣きゲー好き

寝取られモノと言っても、いろいろな種類があるので、どのような方向性か書いておきます。

この作品は、ガチで心をえぐってくるような「ボクの彼女はガテン系」みたいな作品とは違い、どちらかというとエロ漫画・エロ同人・CG集などに多くみられるライトな寝取られ作品です。

なので寝取られものの同人作品などを好む人には、丁度いい寝取られ感だと思います。

竿役やNTRシチュエーションに関しては多岐にわたりますので、詳しくは後述します。

 

 

「俺泣きゲーが好きで、泣きゲーしかプレイしないぜ」って人は、はようこの作品をプレイして、上(目)からも下(ち◯こ)からも涙を流せばいいんじゃないかな。

 

 

 

ストーリーについて

 

 

この作品は、前述した通り「寝取られもの」の作品です。

そして男性キャラが多数登場します。

 

 

出る男、出る男、みんな怪しい……。

 

 

コイツ絶対に妻のななみのことを狙っているだろ。コイツも妻に手をだしてきそうだな。私のななみに近づくんじゃねぇ。

そんな感じで妻のななみを見守りつつ、ストーリーを読みすすめていく緊張感が地味に面白かったです。

 

 

いざ寝取り男とのエッチシーンに入ったあとは、その男の性格や性癖によって、さまざまなエッチシーンが展開されます。

基本的には、心までは落ちないのですが、中には本当に間男に好意を抱いたり、チ◯ポに完全に屈服するシーンもあります。

 

 

そういう展開がありつつも、逆に、主人公が妻のななみが陥っている悪い状況を救ったり、妻の心をケアしつつ夫婦生活をやり直す決断をするエンディングもあります。

そんな主人公の器の大きさや、妻を守っていくという決意、妻の不貞を受け入れつつもそれを背負って生きていく覚悟、そんな思いを見せられるうちに、自然と涙が溢れてきました。

あぁなんて素敵な主人公なんだ……。私はこんなに器は大きくないかもしれない……。そんな自分の矮小さに辟易しつつも、胸を打たれる作品でした。

 

 

発言がいじらしくて、可愛いななみ
妻を思いやる素敵な主人公

 

 

 

フェイバリットシーン

 

 

※ネタバレ全開です。プレイ後にご覧になることをおすすめします。

クリックで展開

 

 

幸せであり続けるためには、悩みを、苦しみを、痛みを、過ちを、分かち合わなくてはならないのだろう。

いろいろあって、俺は、それを学ぶことができたような気がする。腹を括り、覚悟を決めることができるようになったと思う。

これから、一生、ななみを愛し続けるという覚悟を――

たとえ、どんな過ちを犯したとしても……それでも、俺は、ななみを愛している……!

今まで主人公は、妻にどうやって向き合ってきたのだろうか。

思えば自分にとって都合のいい、甘い部分だけをつまみ食いしていたのかもしれない。

これからはちゃんとななみに向き合っていく。妻の良い部分も悪い部分もすべてを背負って生きていく。

そんな覚悟を決める主人公なのでした。

それにしても腕に抱かれているななみちゃんが幸せそう……。

 

 

何もなかった過去には戻れない。でも、何かあった後、それを乗り越えた未来には、俺達は進んでいくことができる。

そう……二人なら……二人一緒でなら、進んでいくことができるのだ……

秀一「ななみ……俺は、何があっても、ななみを愛してるよ」

いいことばかりじゃなかった。全てがバラ色ではなかった。つらいことがあった。悲しいことがあった。

嘘と、隠し事と、それに気付くことのできなかった不注意と無神経さがあった。

だけど――俺は、世界中の人間にだって、胸を張って言うことができる。

タイトル回収シーン!

たくさんの嫌なことがあったにも関わらず、胸を張って「それでも妻を愛してる」と主張できる主人公。

素敵すぎる~。

 

 

実を言うと、トップクラスに好きなシーンだったりします。

色々な行き違いがあって、妻を品川に取られてしまう主人公は、絶望感に浸ります。どんどん人生が転落していくことに……。

そんな状況にも関わらず、品川の隣で微笑むななみを見た瞬間に「幸せそうで……よかったよ……」とつぶやくのです。その姿があまりにも切なすぎて、胸が締め付けられました。

 

 

秀一「いっぱいデートをしよう。二人の時間をもっと増やそう。ななみはもっと、幸せになるべきだ……」

ななみ「今でも十分幸せなのに……もっと?」

秀一「ああ。ななみにはその権利があるんだから。俺がきっと幸せにしてやるさ」

ななみ「……ふふ。期待してますよ、あなた」

あぁ~CGがとっても素敵なんじゃ~!

 

 

ハッピーエンドのシーンは、思った以上にあっさり終わります。

ですが、あっさりしている描写だからこそ「何気ない日常」を想起させます。

その何気ない日常は「数々の起こったかもしれない危機」を乗り越えた先にあるものです。

そんな尊い日常の、幸せな一幕を見た瞬間に、涙が溢れ出てとまりませんでした。

 

 

 

 

 

攻略情報

 

 

【攻略】

 

 

私の全ルートクリアまでのプレイ時間は、14時間ほどでした。

ルートが多いので、自力攻略は難しいかもしれません。

 

 

最初は自分の好きにプレイしてみて、その後に攻略サイトを見て各ルートの回収って形が良いかもしれません。

おすすめの攻略サイトはこちら。効率の良さと、ハッピーエンドを最後にもってきている構成がおすすめ理由です。

条件を達成するとタイトル画面の「おまけ」の中にある「男達の記憶」という項目で、追加エッチシーンが見られるようになります。オールクリアしたあとにでも見に行ってください。

 

 

 

【攻略順】

 

 

お好きな攻略順で大丈夫です。

ただ、最後にハッピーエンドをもってくるのが、いちばん後味が良いかもしれませんね。

 

 

 

【体験版】

 

 

体験版はこちら/DMM GAMES

 

 

 

【修正パッチ】

 

 

修正パッチ0325

廉価版やダウンロード版は大丈夫ですが、パッケージ版(フルプライス)を購入された方は、パッチを当ててからプレイしてください。

 

 

 

テキストについて

 

 

1~3行で書かれています。

読みやすい文章だったと思います。

誤字脱字は気になりませんでした。

 

 

 

キャラクターについて

 

 

主人公
本田 秀一

年齢:30歳  身長:176cm  体重:65kg
住環境:2LDKのマンションで二人暮らし  趣味:映画鑑賞、テレカ集め(主に映画関係)

この作品の主人公。

ちょっぴり鈍感な部分はあるものの、妻のことを大事にしていて、思いやりが強く、とっても器の大きい好漢でした。

本当に素晴らしい主人公です。

 

 

最愛の妻
本田 ななみ CV:ももぞの薫

年齢:25歳  身長:157cm  体重:50kg  スリーサイズ:B88(D)/ W56/ H86
住環境:2LDKのマンションで二人暮らし  趣味:料理、お取り寄せ(主人公の好物)

この作品のメインヒロインです。

少し頭が弱くて気の弱い一面があるものの、夫(主人公)のことをとっても愛していて、一途で思いやりの強い性格。

昔、キムタク主演のドラマにでてきた「古き良き時代の女」っていう言葉がありますが、まさにそれ。今は滅びつつある大和撫子てきな性格です。

 

 

白川 ちひろ

CV:朝倉奏美

メインヒロインのななみの妹。中野とかいうチャラ男と付き合っています。

彼氏好みに染まろうとする女……可愛い。

 

 

落合 美咲

CV:かわしまりの

ななみの学生時代からの友人。男好き。

 

 

品川 クロード

CV:Jベロア

主人公夫妻のマンションの隣人。ルックス・性格ともに良好。

 

 

鶴見 義春

CV:芦久比剥巳

主人公夫妻と同じマンションの住人。近隣のスーパーの店長をやっています。

「みんな俺のことをバカにしやがって……」みたいな、鬱屈した思いをかかえています。

 

 

蒲田 源治

CV:一一

主人公夫妻の住むマンションのオーナー。

見るからにいやらしい顔しているのが笑えます。

 

 

大崎 豊

CV:杏アオイ

主人公の務める会社の上司。

 

 

上野 伸也

CV:芦久比剥巳

主人公とは同期入社で親友。

 

 

田端 明久

CV:Jベロア

主人公の直属の部下。真面目で固い性格です。

 

 

渋谷 雄介

CV:盛啓介

主人公の直属の部下。チャラくてノリが軽いが、営業成績は良い模様。

 

 

神田 重蔵

CV:咲久間巧

主人公の会社の取引先の社長。

 

 

中野 隼人

CV:Jベロア

ちひろ(ななみの妹)の彼氏。チンピラのような風貌。

 

 

白川 公康

CV:一一

ななみのいとこで、現在は浪人生。

 

 

大久保 太一

CV:杏アオイ

スポーツクラブのインストラクター。他のキャラクターと比べて、世界観をぶち壊すレベルの筋肉の付き方がヤバイです。笑

 

 

代々木 一哉

CV:杏アオイ

探偵事務所で働いています。

失礼ながら、俳優の遠◯憲一さんにめっちゃ似ていて、思わず笑っちゃいました。

 

 

日野 昌弘

CV:咲久間巧

ななみの大学時代の同級生。宅配男子。

 

 

高円寺 明

CV:Jペロア

オネエ系のカリスマ美容師。

 

 

加賀美 泰博

CV:芦久比剥巳

産婦人科のイケメン医師。

 

 

 

演出について

 

 

特筆すべきことはありません。

 

 

 

システムについて

 

 

簡素ですが、必要なものは揃っていたかと。

ボイス設定の「その他」で男性キャラのボイスをOFFにできるのですが、エッチシーン以外は男性ボイスを聞くのもアリかもしれません。

たとえばこの公康くんなんかは、コミュ障童貞っぽさが全開なので、声優さんの演技を聞いていて楽しかったです。笑

 

 

 

ゲーム性はあるか

 

 

選択肢がいくつかあるノベル系アドベンチャーゲームです。

 

 

ネトラレーダー

主人公が日常生活の微妙な変化に気づいたときに突入する画面です。

カーソルを動かして、普段とは違うポイントを探し出しましょう。

あえて見てみぬふりをして、やり過ごすのもアリです。逆にそのほうが、いらぬハプニングを避けられるパターンだってあります。

 

 

 

CG

 

 

ジェントル佐々木さんの描くイラストが、とっても魅力的でした。むっちりとした肉体がエッチです。

 

 

表情の多彩さも素晴らしかったかと思います。

 

 

とくにエッチシーンでは、間男たちが欲望全開の醜悪な顔をみせるので、必見です!

 

 

ありとあらゆる男性キャラの裸立ち絵が見られるのもこの作品ならでは。(え、いらない?)

 

 

 

Hシーン

 

 

胸尻比率:ややおっぱい

着衣脱衣比率:やや裸

中出し外出し比率:外出し多め

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卑語あり。ピー音なし。アナルモザイクなし。

卑語はしっかりと用意されていました。

 

 

【エッチシーン評価】

尺は必要十分。

エッチシーンの内容は、竿役の性格によって様々です。

  • ずっと思いを寄せていたヒロインのななみに対する執着心を見せるキャラ
  • 憧れていたななみに対する欲望を、自分勝手にぶつけるキャラ
  • 夫の存在を強く意識させつつ抱くキャラ
  • 変態的調教をほどこしたり、盗撮したりするキャラ
  • 輪姦したり風俗落ちさせる悪漢
  • マジカルチンポで堕とすキャラ
  • 純粋にヒロインのななみの心を掴む優男

などなど。

ありとあらゆる竿役と、ありとあらゆる寝取られシチュエーションと、それに伴ったエッチシーンが用意されていました。

快楽に流されたり、嫌悪感にまみれていたり、相手のことを受け入れたり、様々な顔のななみちゃんを見ることができます。

 

 

【シーン数】

クリックで展開

シーン数は全部で77(+5)シーン


ななみ_72(3)

ちひろ_2

美咲_1(1)

晶子_1

ななみ&ちひろ_0(1)

ななみ&美咲_1(1)


1シーンで基本CGは1~2枚(ほとんどが2枚)使われています。

 

 

 

BGM

 

 

16曲(うちボーカル曲1)です。

好きな曲は「夫婦生活の始まり」「確かな絆」「愛する妻へ」などの、しっとりとしたピアノ曲です。

 

 

 

主題歌

 

 

主題歌

Heartbeat / Riryka・GERU-C閣下


 

 

 

その他の要素

 

 

・タイトル画面の『おまけ』から、「CG鑑賞」「シーン鑑賞」「音楽鑑賞」「男達の記憶(追加エッチシーン)」を選ぶことができます。

 

 

 

まとめ

 

 

数々の寝取られシチュエーションも楽しかったのですが、それ以上に、危機を乗り越えた先にある「幸せな夫婦生活」を目にしたときに、胸をすくような思いに満たされました。

寝取られモノの良質な作品ですので、気になる方はぜひともプレイしていただきたいですね。

 

 

体験版・デモムービー・ご購入はこちら

 

 

 

パッケージ版

 

 

ダウンロード版

 

DMM GAMES DLsite.com Gyutto.com DiGiket.com Getchu.com

 

 

 

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