エロゲにおいて失われていくモノ__属性編(前半)

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エロゲにおいて失われていくモノ__属性編(前半)

2020年6月16日 古城

 

 

 

どうも。

最近は記事を書くモチベが下がっていました。

記事を待ってくれている人もいるだろうと自分を鼓舞して、なんとか書くことができました。

もうちっとペースをあげていきたいですね。

 

 

さて、今回は「エロゲにおいて失われていくモノ」とかいうわけのわからないタイトルにしましたが、時代の変化とともに失われていく「属性/服装/職業」があるんじゃないかと思い、とりあえず思いつくものをあげつらっていく記事を書こうと思いました。

どういうことかというと、今回の記事では現存する「萌え属性」をあげて、それが残っていきそうかどうかの持論を書いています。

 

 

どうやら私、文化にたいして保守的な思考のようで、失われていきそうなものがあるとそれに抗いたくなる性質があるみたいです。

 

 

Least Concern「低懸念」

※今のところは大丈夫なやつ。

Vulnerable「危急」

※危ないかもしれないやつ。

Critically Endangered「深刻な危機」

※滅びそうなやつ。

 

 

 

属性

 

 

大人気ヒロイン属性のトップともいえるのが「妹」。

お隣の大国に侵略されて、一人っ子政策が施行されない限りは滅ぶことはない属性じゃないでしょうか。

妹ヒロイン好きの母数はおおいものの、「実妹派」「義妹派」「どちらも好き派」などの派閥にわかれていて、日夜、血で血を洗う闘争が続いています。

実妹派は「血の繋がり」「切っても切れない関係」「生まれたときから一緒にいる」などを大切にしていて(偏見)、義妹を偽妹とし、弾圧しようとする過激派組織も存在します。

義妹派は、血がつながっていなくても兄妹として過ごしていくうちに育まれた「絆」や、徐々に「家族」になっていく過程を大事にしているんでしょうが(偏見)、いかんせん声を挙げる人が少ないです。

最近は実妹ヒロインのほうがおおい気がします。

© 天広直人・公野櫻子・メディアワークス/シスプリ製作委員会

兄に対する呼び方は、「お兄ちゃん」「兄貴」「お兄様」「にぃに」「兄上」など、挙げればきりがないほどあります。シスター・プリンセスという作品群では、12人の妹がそれぞれ違う呼び方をしているからすごい。

 

全国のお兄ちゃん達に捧げられたイチャラブゲー。ニヤニヤが止まらなくなります。

 

 

こちらも滅ぶことはないんじゃないかと思われる人気属性の「姉」ヒロイン。

私はかつては姉ヒロインが好きでしたが、今は妹ヒロインが好きです。年齢とともに変わっていくものなんですかねぇ……。

しっかりもののお姉ちゃんから、どこか抜けていて逆にこちらが面倒をみたくなるようなお姉ちゃんなど、いろんなタイプがいます。

どちらにせよ巨乳なことが多いですね。笑

余談ですが、「ToHeart2」にでてくる大人気有名ヒロインの「タマ姉」こと向坂環は、お姉ちゃんヒロイン扱いされていますが、実際には幼なじみであり「姉のような存在」です。あんまりどうこう言う人がいないので、やはり姉スキーは穏健。

 

大人気抜きゲーメーカーのアトリエかぐや作品は姉ゲーがおおい印象。

 

 

幼なじみ

幼少期に親しくしていた友人のこと。

幼なじみ好きのことは「ナジミスト」と呼ぶ人がいて、私もそのように呼んでいます。

どこからどこまでを幼なじみと呼ぶかの定義が人によって違って、「小学校低学年」「小学生」「幼稚園や保育園など」の年齢から付き合いがあってこその幼なじみだ……とそれぞれが異なる主張をしています。

幼なじみの良さといえば、独特の距離感、2人だけの思い出、遠慮のない関係……などでしょうか。

なかには「幼なじみは負けヒロイン」だと主張する人もいます。(私がクソガキだったころに実家の壁に穴をあけたほどの威力をもった)メガトンパンチで、そうした輩を鉄拳制裁してきたのですが、未だに残存勢力が確認されます。

 

幼なじみゲーとして名前をあげる人は少ない作品ですが、ヒロインの鈴は幼なじみですし、それ以外にも幼少期からの付き合いがある男友達がいて、その関係性が最高。

 

 

地味に人気が絶えない印象があるのが、母親ヒロイン。シナリオゲーやキャラゲーではほとんど見ませんが、抜きゲーにおいては一定の人気がある印象。

実母、義母、叔母さん、友人やヒロインの母親、人妻、未亡人などなど……複数の似たような属性があります。

母親ヒロインに関しては、豊満な肉体と母性が強調されることがおおく、人妻や未亡人は「私おばさんだけどホントにいいの?」と年齢を気にする描写が可愛かったりします。

なかには未亡人で処女……という稀有なヒロインも存在します。

 

MIN-NARAKENさんの絵は、母ヒロインと愛称が良い。

 

余談ですが、母親ヒロインは熟女ジャンルともかぶります。韓国のアイドルグループ「少女時代」の名前を模してつくられたエロゲメーカー「熟女時代」というものがあったのですが、時代を築くことができずにあえなく活動停止となりました。

最近ではアパタイトがなぜか婆ちゃんや曾祖母ちゃんヒロインの作品をだしていて、誰に需要があるか謎です。

 

全人類におすすめの抜きゲーだ。

 

 

ロリっ娘

幼い見た目の少女のことを指します。

人気な属性ではあるのですが、この先規制されてしまう可能性もゼロじゃありません。

一時期のロリゲーの9割は、児童ポルノ撲滅をうったえたア○ネス・チャンに反発して「来いよアグ○ス」という皮肉のこもったテキストが書かれていた気がします。笑

私はべつにロリコンではないのですが、ロリヒロインはいなくならないで欲しいと願ってやまないです。

年齢的に幼ければいいのか、見た目が幼ければいいのか、ロリの定義は人によって多少はちがうかも。

ですが、エロゲのキャラは当然18歳以上なので、後者の意味だということでFA。

見た目が幼い年上キャラをロリ扱いすると「ロリじゃないですけど!」と怒られるのでご注意を。

 

 

アンドロイド

人間を模してつくられたロボットのことです。

オートマタとかロボッ娘とかホムンクルスと呼ぶ場合もあります。また、人間を改造して機械化したものはサイボーグと呼びます。

ここ最近のエロゲ業界のトレンドはアンドロイドヒロインだと考えています。

その魅力はなんといっても、「人間の幸福を第一に考えていること」「一途で献身的であること」「自分が人間でないことによる葛藤」などが挙げられるでしょう。

かつてはメイドロボのマルチが一世を風靡しました。


©Leaf(ToHeartより)

余談ですが、私としてはロボットっぽさの残っているデザインのほうが好きだったりします。

出典:https://www.gamer.ne.jp/news/201901280020/

ロックマンX4のアイリスが好きでした。けっこうアイリス関連のエピソードは衝撃的でした。

出典:https://renote.jp/articles/11220

いちばん理想的なのはペルソナ3のアイギスですね。メカメカしさが最高です。笑

 

近年のオートマタヒロインで最高だったのはミシクロの姫風露。無条件に、そして無制限の愛情をそそいでくれます。

 

 

オタク女子

オタク趣味をもつヒロインのこと。

我々オタクにとってエンパシーを感じやすいのはもちろんのこと、「趣味を共有できる関係っていいよなー」という憧れもあります。

けっこう「ズボラな性格」が足されていることがある気がしますが、オタクはズボラってことですかね。

なかにはオタクたちの日常にスポットを当てた「げんしけん」のような作品もあります。

げんしけん 1

あらゆるオタク趣味やサブカルチャーに焦点をあてたオタクたちのバイブル。

 

あ、オタクが秋葉原にいったときの作法があるのですが、ご存知ですか?

両手をたかくあげて「あーきはーばらー\(^o^)/」と叫びましょう。アキバに訪れた人はみんなやっています。

 

オタク女子との恋愛をえがいたロープライスのイチャラブゲーです。

 

 

方言女子

その名の通り、方言を話すヒロインのことを指します。

今のところは廃れることのない属性だと判断していますが、東京一極集中がすすんでいることや、全国で共通語をきくことがおおくなりコッテコテの方言を使う人が減っている傾向にあることから、今後はどうなるか分かりません。

感覚的には『 エセ関西弁 > 関西弁  >博多弁 > 京都弁 』の順番でみる気がします。

方言大好きっす。めちゃくちゃ可愛ですよね。一生廃れないでほしい。

 

なんか「ぬきたし」ばっか紹介して申し訳ないですが、2では長崎弁や京都弁がでてきました。とくに京都出身の花澤さくらさんのホンモノの京都弁が最高だったのでぜひ!

 

過去には方言彼女をコンセプトにした作品も発売されていました。

 

 

外国人

海外からの留学とかで日本にきているヒロインをけっこう見かけます。

そのほとんどはイギリスとかアメリカからの留学で、金髪で青い瞳をしているという、謎のステレオタイプが存在します。

ロシア人の場合は銀髪で、ボルシチが好きで「スパシーバ」とか「ハラショー」とか言います。

このキャラ(アーニャ)は、ガチのロシア&ソ連通である声優の上坂すみれさんが声を当てています

出典:https://appget.com/c/special/155513/idolmaster-4/

外国人ヒロイン特有のなぞのイントネーションは、まじで可愛いですよね。

とくに「〇〇デース」みたいな喋り方とかすごく好きデース。CV東山奈央だとなおよし。

 

そもそも外国が舞台で日本人がいないエロゲ。大槍葦人さんの絵と外人キャラの親和性がマジで高い。

 

 

お姫様

二次元の世界は自由です。

一国の姫と恋愛することだってできるのです。

お姫さまといえば、気品に溢れていて、丁寧な口調と美しい所作、世間知らずで浮世離れしている感じが好きですね。

 

月のお姫様が、主人公の住む家にホームステイしにくるところから物語がはじまる作品。

 

お姫様は調教映えしますw
この作品は某奴隷ゲームのようなシステムですが、こちらのほうが先に発売しています。私はこちらの方が好きですね。

 

 

奴隷

文字通り奴隷という最底辺の身分のヒロインを指します。

異世界転生系のアニメや小説なんかでは、(下火になりはじめているかもしれませんが)まだまだ現役でよく見かけます。

また、エロゲにおいては「雌奴隷」という概念があり、調教をして(あるいは合意のもとに)女の子を性的奴隷にすることを指します。どんなヒロインでも奴隷になりえるということです。

そう考えると、この世に存在する生きとし生けるものすべてが奴隷といっても過言ではないのかもしれません。

一億総奴隷社会。

奴隷といえば異世界魔王のアニメ2期の制作がきまっています。つい最近では 原作者のむらさきゆきやさんがライターとして「神様のような君へ」というエロゲに参加して、話題になりました。

 

 

くノ一

やはりジャパンといえば「サムラーイ・ニンジャ・スシ・テンプーラ・ゲイシャ・スモウレスラー」なので、そのなかでも人気な忍者は廃れることがないんじゃないでしょうか。説明しなくても分かると思いますが、くノ一とはすなわち女忍者のことです。「女」という漢字をバラして「くノ一」になったというのは有名な話。

エロゲにおいては、魔を払うことを生業とし、潜入任務を得意とする「対魔忍」なる職業が有名なので、まだまだ廃れることはないでしょう。

 

つい最近Twitterで見かけたのですが、ソシャゲから対魔忍の原作に興味をもちユキカゼをプレイした人が、ユキカゼちゃんを寝取られて精神がボロボロになっているのを目撃しました。現場からは以上です。

 

 

エルフ

尖った長い耳が特徴的な亜人種。

戦うときは、魔法をつかうイメージがあります。

通常のエルフだけでなく、ダークエルフハーフエルフなるものも存在します。

また、エロゲにおいては、ゴブリンオークに凌辱される場合もあります。笑

©榊一郎・講談社/OBC製作委員会

好きなハーフエルフは、アウトブレイク・カンパニーのミュセルですね。このアニメを超かんたんに説明すると、異世界をオタク文化で侵略するお話です。

私のスマホは、「iコンシェル」とかいう使いもしない機能をいれて、わざわざ月額を払ってミュセルちゃんを取り入れています。

 

一風変わったエルフヒロインたち。

 

 

もんむす

人外の種族、亜人種、モンスター娘のことをさします。

ラミア、ハーピー、ケンタウロス、スライム娘、人魚、アラクネ、デュラハン、単眼種などなど、さまざまな種族がこれに該当します。

©オヤカド/徳間書店・モン娘パートナーズ

もんむすといえばやはりアニメ「モンスター娘のいる日常(通称:モン娘)」により、知名度が高まったと思います。主人公と他種族との交流をえがいたちょっぴりエッチなラブコメです。

モン娘のOP「最高速Fall in Love」の「うつべしうつべしうつべしうつべし」のところの早口がめっちゃ好きです。

 

もんむすヒロインを扱ったメーカーVanadisのなかでも魔物娘が多数でてくる良ゲー。

 

 

獣娘

獣人の乙女。動物の容姿をとりいれた女の子。

むかし記事で紹介した記憶があるのですが、どのぐらい動物要素がありどのぐらい人間要素があるかは何段階かにわかれています。耳だけしかケモノ要素がない場合は、ケモミミヒロインとか言われます。

王道は「犬」や「猫」でしょうか。

個人的にはウサミミが好きです。

ウサミミといえばアニメ「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」の黒ウサギが好きですね。

エンディングでちびキャラたちがクッソゆるいダンスを踊るのが最高だからこの動画を見て!

最後に謎にブレイクダンスをきめる主人公も見どころ。

 

エロゲにおいてはSkyFish pocoとかLump of Sugar系列とかが、ケモミミヒロインの作品をだしているイメージ。

今月発売の新作。

 

 

サキュバス

悪魔っ娘の一種で、夢のなかに現れて男性を性行為に誘うとされています。

もはやエロの化身のような存在。エロゲとの相性はとうぜん抜群。

 

サキュバスヒロインをはじめとした、いろんな悪魔っ娘がでてくるエロゲ。コミカルなノリと濃厚なエッチシーンが魅力。

 

 

ヴァンパイア

吸血鬼のことです。人の生き血を吸う怪物で、悪魔の一種とされることもあります。

黒いマントを羽織っていて、牙があり、目が赤くなり、永遠の命があり、美形であることが多いです。

弱点は、聖水、日光、十字架、にんにく、銀製の武器などですかね。

 

吸血鬼のでてくるエロゲでパッと思い浮かんだのはコレ。ハーレムっぽさと軽快で楽しいコメディちっくなテキストがいい。

 

 

擬人化ヒロイン

さまざまなモノが可愛い女の子の姿になるジャンルのことを「萌え擬人化」といいます。

人間以外の生物や無生物を人間(の姿)に見立て萌えと結びつける行為である。

Wikipediaより

有名所でいうと艦隊これくしょんなんかは、艦隊を美少女に擬人化したものです。

艦隊の特色をキャラクターデザインやキャラクターの性格に反映している、艦隊にたいする愛を感じる擬人化です。

©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction

近年ですと、細胞を擬人化したアニメ「はたらく細胞」が人気で、2期の制作がきまっています。

そう……擬人化は何でもアリなんです!

二次元ならではのものですし、これからも残っていく属性でしょう。

 

擬人化ヒロインが多数でてくるキャラゲーなんですが、攻略ヒロインの半数は人間だという謎仕様。笑

 

 

 


疲れてきた長くなってきたので一旦中断。今回は、まだまだ失われることのなさそうな属性ばかりの紹介になりました。

続きます……たぶん。

4つに分割する予定です。

  • Part.1

    エロゲにおいて失われていくモノ__属性編(前半)

  • Part.2

    エロゲにおいて失われていくモノ__属性編(後半)

  • Part.3

    エロゲにおいて失われていくモノ__服装編

  • Part.4

    エロゲにおいて失われていくモノ__職業編

それでは~。

 

 

 

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