「萌え」について
突然ですが、
「萌え」ってなにか説明できますか?
なんとなくで使っていませんか?
最近では使う人も少なくなってきた「萌え」という言葉ではあるのですが、やはりオタクにとっては大事な感情だと思います。
そんな「萌え」ですが、二次元キャラのことを知らないと追求できないことは確かだと思うので、ちょっとしたお勉強をしましょう。
今回は、「絵」にフォーカスしてお話します。
二次元と三次元のちがい
引用元:https://gori.me/humor/funny-images/43929
二次元の絵は、基本的に目を強調して描き、鼻や口などのパーツは簡素化して描くことがおおいです。
<目は口ほどに物を言う>ということわざがありますが、目ほど情報を伝えるのに優れたパーツはないのかもしれません。
pixivでも、目の描き分けをするタグがあるほどです。
かくいう私も、ひと睨みするだけで人々がモーゼの海割りのようにパッと道をあけてくれますし、
ガンをつけてきたチンピラを睨み返すと、縮み上がってサッと目線を外されてしまうほどの眼力があります。
女性の98%は、流し目ひとつで昇天させることができます。
二次元キャラの年齢
「コイカツ!」というゲームで、テキトーにキャラを作り、それを「子どもっぽい」バージョンと「大人っぽい」バージョンに作り変えてみました。
こうして比較すると分かりやすくて
- 頭身の違い
- 輪郭が丸っぽいかシュッとしているか
- 目が大きいかどうか
- 顔のパーツが下寄りになっているか
- 鼻筋がとおっているか
- 眉毛が高めの位置かどうか
などが、キャラクターの年齢の違いをだす要素なのかもしれません。
つっても私が子どもっぽいキャラと大人っぽいキャラを想像して作ったにすぎないので、これを鵜呑みにしないでください。
萌え絵評論家さまに袋叩きにされたら、仏のような心の広さのワタシも、悪鬼に変貌してしまうと思うので。
視線の誘導
パターン1
この画像をみて、どこに目がいきますか?
おそらく真ん中のスペースに目がいきやすいと思います。
密度の低い部分に目がいきやすいのです。
パターン2
今度はどこに目がいきますか?
おそらく真ん中よりちょっと左の密集している部分じゃないでしょうか。
密度の高い部分にも目がいきやすいのです。
パターン3
最後です。どこに目がいきますか?
これは簡単ですね。
他とちがって色が青いやつに目がいったと思います。
つまり
- 密度が高い
- 密度が低い
- 色が違う
部分に目がいきやすいんだと言えます。
ちょっとエロゲのサンプル画像を見てみましょうか。
こうして見ると、描き込みが多くて青い色をしている背景よりも、線が少なくて周りには使われていない色をしている「顔」か「瞳」の部分に目がいきやすいんじゃないでしょうか。
そう考えてみると、普段なにげなく見ていたイベントCGが、また違ったものに見えてくるのでおもしろいですね。
もちろん絵を描く人にとっては常識的なことかもしれませんが、こうして改めて分析してみました。
絵を描こうとしている人は、べつに細かく考えずに自由に描いてもいいとは思います。
あんまり型にハマりすぎていても、つまらない絵になりそうですし。
彩度(色の鮮やかさ)や明度(色の明るさ)や背景をボカしたりなども、目線を集める要素です!
まとめ
とりあえず今回は、絵にフォーカスをして、二次元の絵の特徴、年齢の描き分け、目線の誘導についてお話しました。
これで、一歩だけでも「萌え」の真髄に近づけたかな……?
今後も「萌え」のなんたるかを求めて 古城 さんの旅はつづくのであった……。
To Be Continued……