どうも~!
お久しぶりです。
©堀越耕平/集英社
最近なんや面倒なことがあったり、気分が沈むニュースがあったりで、文章を書くテンションにならなかったのですが、更新を楽しみにしている人がいることを胸になんとかテンションを上げて書こうと思います。
「エロゲって全然話が進まないよな」
とか
「萌えゲーってストーリーがないよね」
とか
そんな発言を目にしたことがありますが、それってどういうことなのか。
今回はそれを考えていこうと思います。
朝起きて~♪
くわえるパンと一騒動~♪
とかいう某有名作品のOPがありますが、つまりはそういうことです。
あぁ~すみません。意味が分からないですよね。「ちょ、待てよ」とかキムタク的なツッコミが聞こえてきたので、今から説明します。
エロゲには、厳密に分類することはできませんが、ストーリーに力を入れている作品だったり、エッチシーンに注力している作品だったり、いろいろな傾向がありますよね。
その中でもキャラゲー萌えゲーと呼ばれるような、ヒロインとの恋愛ストーリーに力を入れている作品が今回のケースに該当すると思うのです。
というのも、朝起きなきゃいけない時間に妹が部屋まで起こしにきてくれて一騒動あって、朝食を食べて制服に着替えて、隣に住む幼なじみを起こしにいってそこでまた一騒動あって、その幼なじみと一緒に学校に登校して、校門前でたとえば風紀委員と遭遇しちゃったりして、そこで身だしなみを注意されて、いざクラスに入ると悪友が絡んできて、クラスメイトの女友達に「お、おはよう……」とか控えめに挨拶されちゃったりして、それに対して照れつつも挨拶を返しちゃったりして、そんな様子を悪友にからかわれたりして、そこで担任の先生が「おい、お前ら静かにしろ~、ホームルームを始めるぞ」とか言いながら入ってきて……エトセトラエトセトラ。
な、なげぇ……。
そりゃアニメやライトノベルでもこういう風に丁寧に描写している場合もありますが、それがずっと続くワケではありません。
それに対してエロゲのなかでもキャラゲー萌えゲーと呼ばれているような作品では、こういう描写が何回も続くことが多いのです。
もちろん例外も多いでしょうが、こんな風に丁寧に毎日を描写していたり、キャラクター同士の楽しげな中身のない掛け合いが続いたり、ちょっとしたことに一喜一憂したり、そんな日常が描かれていることが多いのです。
そこでそういう作品をプレイした人の一部では、ストーリーが全然進んでいないように感じたり、中身が無いように感じたりするワケですね。
そういうのが苦手な人は、シナリオゲーとか呼ばれているようなストーリー重視の作品を好んだりするでしょうし、エッチシーンをなによりの楽しみにしている人は抜きゲーと呼ばれるような作品を好むでしょうし、さまざまな好みの違いがでてくるワケです。
「最近は面白いエロゲーがなくて……」とか言っちゃう人は、エアプか、懐古厨か、感性が鈍ってきたのか、もしくは面白い作品をキャッチするアンテナを張れていないのか、自分の好みに合った作品をチョイスできていないのか、飽きてきていたりするんでしょうね。
ちなみに「単純に面白い作品が少ないんだよ」とかいう言葉は私の耳には入りませんので悪しからず。
出典:https://rocketnews24.com/2014/07/03/461472/
話が逸れそうになっているので戻しますが、なにが言いたいかっていうと、キャラゲーって何気ない日常の一幕だったり、キャラクター同士の掛け合いを楽しめない人にとっては苦痛にもなりかねないということ。
いやもちろんキャラゲーが苦手な人だろうと、シナリオライターの手腕によっては楽しめる作品もあるでしょうし、キャラゲーと言ってもストーリーに力が入っている作品もありますし、全てが全て当てはまるワケではありません。
ですが、逆に言うと、こんなに丁寧に何気ない日々を描いていたり、なんでもない会話が続いていくのは、キャラゲーならではだと思うのです。
アニメやラノベではなかなか摂取することのできない成分だと思うのです。
エロゲには、ストーリーがしっかり完結していることや、ルート分岐があるために様々な展開や各キャラクターとの恋愛を楽しめることや、18歳以上が対象であるがゆえにエッチシーンだったり18禁描写をまじえたストーリー展開にできることなど、さまざまな利点があると思うのですが、
キャラゲー特有の細かい日常描写もまたエロゲーならではの要素だと思うのです。
それでは最後に私の今日の一日をキャラゲーライクにしてみましょう。
えーと、朝起きて、朝食を食べて、着替えて、死んだ魚のような目をしながら出社して……
あ、だめだこりゃ。キャラゲーにするならねぇ……。
それでは~。
※アイキャッチ画像および歌詞を引用した作品はこれです。