公式ジャンル | 青春恋愛ロックンロールADV |
メーカー | OVERDRIVE |
発売日 | 2010年06月18日 |
通常価格 | 8,800円(税抜) |
ダウンロード価格 | 3,055円(税込) |
幼なじみ/青春/バンド/フルプライス/廉価版あり | |
魂の系譜は続いていく。 |
ゲーム属性 |
作品の紹介
OVERDRIVEのバンドを題材にした作品といえば「キラ☆キラ」が有名でしょうが、今回紹介する「DEARDROPS」も、またキラ☆キラとは違った方向性で面白い作品だとおもいます。
キラ☆キラでは作品内で「ロックは熱いハートだ」と言われていましたが、そういった心のあり方にせまる重いシリアスシーンのが光る作品のように感じました。
うってかわってDEARDROPSでは、一度挫折を経験した主人公が、「もう一度夢を追いかける姿」をえがいた、いわゆるサクセスストーリーのような展開です。
キラ☆キラのほうがライターのえがく心理描写の細やかさがすばらしくて、いつまでも記憶にのこる作品だとおもいます。
しかし話の筋自体は、こちらのDEARDROPSのほうが好みです。
それは主人公がバンドのメンバーをあつめ、行動をおこし、主体的に動いていく……というところが好きなんだと思います。
欠点があるとすれば、りむルートや弥生ルートなど、すぐに終わってしまうつまらない個別ルートがあったことです。
しかし共通ルートは面白かったですし、かなでルートと律穂ルートのできは良かった……こと律穂ルートに関しては共通ルートの延長で楽しめるノリでしたので、総合的にみると私は好きな作品です。
おすすめできます!
私が所持しているのはパッケージ版です。
OVERDRIVEのバンドを題材とした作品だということで、迷わず買いました。
プレイ前期待値:75
プレイ後満足度:82
どんな人向け?
- ロックンローラー
- バンドにかける熱い青春を感じ取りたい人
- サクセスストーリーを見たい人
- 夢を追いかける物語を見たい人
- ナジミスト(幼なじみ好き)
「キラ☆キラ」との関連性は?
同じOVERDRIVEのバンドものの作品である「キラ☆キラ」をプレイしておいた方がいいのかどうかですが、一応少しだけ「キラ☆キラ」のキャラが「DEARDROPS」にでてきます。「キラ☆キラ」をプレイするつもりがあるならそちらを先にやっておいた方がニヤリとできます。
今作からでも問題なくストーリー展開を理解できます。
【キラ☆キラ】の感想
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ストーリーについて
幼少期からずっと打ち込んでいたヴァイオリンの腕を見込まれ、ドイツに留学をしていた主人公の翔一。とある事情によりヴァイオリンをやめて日本にかえることに……。
行く宛もない彼は、幼なじみのかなでの父親が営業しているライブハウスで働くことになります。
そこで、今まではまったく縁のなかった「ロック」というジャンルの音楽にふれ、ギターをはじめることにします。
一緒にバンドをやるメンバーをさがすも、「気が強く融通のきかない少女」「ギター馬鹿」「気まぐれ娘」「得体のしれないオッサン」……と癖のあるメンバーがあつまってきて、たびたびぶつかりあいます。
そんな彼らが、争い、喧嘩し、仲をふかめていき、時には困難にぶつかることもあれば、あれよあれよとバンドが有名になっていく展開もあったりと、全力で青春を駆け巡ります。
全力でバンドとしての活動をするなかで、自分の夢とどう向き合っていくのか、本当にやりたいことはなんなのか、どこを目指して進んでいくのか、進むべき道をみつける彼ら彼女らの青春ストーリーとなっております。
攻略情報
プレイ時間
私のクリアするまでのプレイ時間は、ボイスをほとんど聞いて18時間ほどでした。最初のエッチシーンまでは(選択肢にもよりますが)8時間ぐらいです。
攻略
自力攻略はそんなに難しくありません。攻略が楽しいタイプの作品ではないので、攻略サイトを見てのプレイでも大丈夫でしょう。
おすすめの攻略サイトはこちら。
攻略順
私のプレイ順は『 弥生 → りむ → かなで → 律穂 』でした。
お好きな順番で大丈夫ですが、律穂ルートが一番できがいいので、最後にすることを推奨します。
体験版
体験版はこちら/DMM GAMES
キャラクターについて
芳谷 律穂
ボーカル担当。
気が強く、自分にも他人にも厳しいクールビューティー。
その歌声も彼女の性格をあらわすかのように、力強くまっすぐで伸びやかな声をしています。
大場 弥生
ギター担当。
ギターのこととなると我を忘れるくらいのギター好き。
しかし個性の強いほかのバンドメンバーに比べると、わりと常識的で「普通」の感覚をもちあわせています。
珠野 りむ
ドラム担当。
自分の興味のあることにしか関心をむけずに、フラっとどこかへいなくなってしまう気まぐれな猫のような性格です。
父親が幼少期からドラムを教えていたためか、ドラムの腕は確か。
権田 英嗣
ベース担当。
近づきがたい雰囲気で、周囲からは恐れられている一匹狼のアウトロー。
ベースの腕はたしかだが、短気な性格なためかライブ中に客と喧嘩をしだすこともしばしば。笑
いやー、いいキャラをしていましたよ。この人が感情をあらわにして吠えるシーンがあるのですが、そのシーンの声優さんの迫真の演技に思わず私も脳が震えました。
そしてベースのピックガードの和柄のデザインがかっこいいですね。
菅沼 翔一
ギター担当。主人公。
3歳からヴァイオリンをはじめ、その活躍が認められ「ヴァイオリン界の貴公子」と呼ばれるまでになるのですが挫折を経験します。
ギターをはじめてからもメキメキと頭角をあらわしていくのですが、まぁその活躍は本編をプレイして目にしてください。
それにしても才能あふれる主人公……私は好きです。モブ女からもキャーキャー言われるシーンがありましたが、やっぱり主人公はかっこよくあるべきだと私は思っています。
「どこにでもいる普通の高校生」とかいう自己紹介をきめられると、それだけでテンションが下がる私にとっては、最高の主人公でした。かっこよかったです。
桜井 かなで
主人公の翔一の幼なじみ。
翔一のことをよく理解していて、ときには寄り添い、ときには背中押したりと、これぞ幼なじみヒロイン……ともいうべく良ヒロインでした。
自信のなさから人前で歌おうとしないのですが、ひめたる才能を持っています。彼女のルートではボーカルとして歌う場面もあります。
好きなシーン
Hシーン
胸尻比率 | |
着衣脱衣比率 | |
中出し外出し | |
卑語あり。ピー音あり。アナルモザイクあり。 |
エッチシーン評価
正直エッチシーンは、他の同時期のエロゲーとくらべると尺がみじかく薄めですが、同ブランドの過去作「キラ☆キラ」とくらべると、ものすごく改善していたと思います。
ピー音がつくものの卑語ありで、かなでのチュパ音がよかったですし、たとえば弥生のシーンだと「マンぐり返しして前戯→挿入してぶっかけ→フェラ→騎乗位で中だし」これが一連のシーンに入っていてある程度は満足しました。
ぶっかけが多めなのも「理解っている」メーカーだな、と好印象になりました。
エッチシーン数
主題歌
BGMは22曲で主題歌は10曲収録という豪華仕様。
好きなBGMは「Feeling heart to you」や「Sunny day walker」などのヴァイオリンを使用した曲。作中でも印象的な場面で使われることがおおくて、曲のよさと相まって好きになりました。
主題歌
希望の旋律 / DEARDROPS
挿入歌
696LOVER / LEO
まとめ
再三言いますが、OVERDRIVEのバンドものの作品といえば「キラ☆キラ」だと主張し、それしかプレイしていない人はもったいないです。「DEARDROPS」はまた違った方向性で面白い作品。
ぜひともこの作品をプレイしてみてほしいです。個性的な面々がまとまっていき、前へ進んでいく……見ていて気持ちのいい青春ストーリーです。
パッケージ版
ダウンロード版
DMM GAMES