【Pure×Holic ~純潔乙女と婚姻カンケイ!?~】の感想

PRを含みます エロゲーの感想

【Pure×Holic ~純潔乙女と婚姻カンケイ!?~】の感想

古城

6,800文字

かつてない主人公を巡る濃厚エッチな争いがはじまる。

Pure×Holic ~純潔乙女と婚姻カンケイ!?~アトリエかぐや
【Pure×Holic ~純潔乙女と婚姻カンケイ!?~】のパッケージイラストゲーム属性:抜きゲー
ジャンル ―― 高貴なデミ女にエッチな子作り求愛宣言されちゃうAVG
発売日  ―― 2024年03月29日
パッケージ版価格  ―― 9,800円(税込10,780円)
ダウンロード版価格 ―― 8,164円(税込8,980円)
スタッフ
シナリオ近江達裕/七央結日/風間ぼなんざ/他……
原画choco-chip
あらすじ

《覚醒の魔素》を持つ主人公、天野太壱は
多くのデミ女とエッチをした結果、その力が進化し、
亜人達の頂点『神牛族のハトホル』、『妖精族のアストライア』、
『聖一角獣族のアルル』の結婚と子作り相手に選ばれてしまう。

しかも、種族特性として結婚相手以外には恋愛感情を失ってしまうらしい!?

当然、紅音や舞凍達は黙っている訳もなく、結婚をなんとか阻止しようとするが、
三人はますますエッチに迫り――。

かつてない主人公を巡る濃厚エッチな争いがはじまる。

――公式サイトより引用

評価

評価おすすめ度
【Pure×Holic ~純潔乙女と婚姻カンケイ!?~】の評価★★★★☆
満足度
満足度83点

作品の紹介

今回は【Pure×Holic ~純潔乙女と婚姻カンケイ!?~】を紹介します。

本作を【ピュアホリック】か【ピュアホリ】と呼ぶ人が多いですね。2016年から続いたシリーズの集大成となる作品です。

私は、信者補正が強すぎて、まともに評価できません。

1つ言えるのは、過去作とくらべても最高品質のグラフィックであったこと。

Holic シリーズのファンの人ならば楽しめる作品でしょう。

シリーズ未プレイの方は、先に1作目か2作目のプレイを推奨します。

【Pure×Holic ~純潔乙女と婚姻カンケイ!?~】のパッケージ画像

私が所持しているのはパッケージ版です。

どんな人向け?

  • Holic シリーズのファン
  • Choco chip さんのファン
  • ハーレム感を味わいたい人
  • 賑やかな作品を求めている人
  • キャラクターデザインに惹かれた人

攻略情報など

プレイ時間

私のプレイ時間は、ボイスをだいたい聞いて24時間ほどです。最初のエッチシーンまでは40分ぐらいかかりました。

 

攻略情報

私としては、攻略サイトに頼らずに、満遍なくヒロインを選んでいったほうが楽しいと考えます。推奨攻略順は、ハーレムエンドを最後にしたほうが余韻がいいでしょう。

 

システム

難易度修正パッチバックログジャンプ
簡単なしなし
備考

感想

どんなお話?

紅音「もちろんだよ♪ ふふ、むしろあなたと一緒に毎日登校出来るとか幸せしかないよ」

初代のヒロインたちと過ごす尊い日常。

サリー「そうです。先生を抱きしめたり、種付エッチをしていいのは妻になる私だけです。離れて下さい」

ヒロインのお母様がたのエロティックな誘惑。

これだよ。これ。これなんだよ。

この感覚を言葉であらわすと……

実家に帰ってきた安心感!

しかし、このまま穏やかにストーリーが進むわけではありません。

アストライア「その通りだ。そなたは我々の夫となる権利を得た。これは決定事項であり、何人たりとも覆すことは許されない」

ここで本作のメインヒロインをご紹介。

本作のヒロインは、亜人界の頂点に君臨するお偉いさんたち ――「国際亜人連盟IDF」の4大議長をつとめるハトホル、アストライア、アルルです。

彼女たちに見初められた主人公は、猛アタックをうけることになります。

厄介なことに、彼女たちには絶対的な誓約の力がある。

ハトホルと結ばれたら、主人公が他の女性をみても興奮しなくなる。

アストライアと結ばれたら、他の女性の主人公にたいする恋愛感情が消えてしまう。

アルルと結ばれたら、他の女性は主人公の半径1メートル以内に近づけなくなる。

………………

…………

……

は?

要するに、ハーレムが崩壊するってコト!!?

飛び起きる花京院

はぁ……はぁ……はぁ……なんだ夢か……。

もう一度だけ、もう一度だけ確認しておこう。

鈴鹿「神牛(メヘト)族、妖精(エルフ)族、聖一角獣(ユニコーン)族――この三種族の婚姻に関する絶対的誓約は有名ですから」

ああああああああああああああ!!!!!

夢じゃなかったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

ギャーッ

ということで、今まで交流をふかめてきたヒロインたちを悲しませぬよう奮闘する物語です。本作のヒロインたちが囚われている因果律をぶっ壊してやりましょう。

ピュアホリックの特徴

コミカルなSD絵

???「――はーい、お邪魔するわよ」

舞凍「確保!!」

アヴリル「ちょ、ちょっと、なんで来ただけで私、捕獲されてるの!?」

SDイラストが活用されていることによって、過去作よりもポップで楽しい感覚を味わうことができました。

 

成り上がりストーリー

モルガン「今の君が本気でその力を全開使用すれば亜人限定ではあるけど、国家どころか惑星そのものを支配し、頂点に立つ事も容易だろう」

私が密かに期待していたのが、《覚醒の魔素》という特殊な力をもった主人公が、どこまで高みに上り詰めていくかということ。

本作では主人公の力は「伝説級」「神域クラス」「亜王の魔素」と評されます。

また「魔素様を見守る回」というファンクラブが結成されていたり、世界の最重要人物として扱われていたりと、ヨイショされることによってお気軽に「ンギモヂィィィ」と叫び声をあげることができました。

そもそも初対面の亜人女性の逆ナンのセリフがおかしいんすよね。

山羊角の女性
「あ、あの……すみません、私危険日なんですけどっ。子種をいただけませんか?」

こんな逆ナンの仕方ありゅ?

この山羊角の女性は、主人公の護衛である桔梗さんに煙幕で攻撃されたときのセリフがおもしろいんですよ。

体験版の範囲なのでボイスを掲載させていただきます。山羊を意識している喋りかたが素晴らしかったです。

 

想い出の地をめぐる

ヒロインのもつ「因果律」を壊すために必要なことの1つが、体の関係を結んだ女性と想い出の地をめぐること。

紅音「最初は偶然だったかもしれないけど、この気持ちは本物だから……他の誰にも負けてないよ」

きちんと過去作ヒロインの出番も用意されているんですよ。

舞凍「ううん、私にとってはここが一番の想い出の場所よ♪ お話をするよりももっと濃厚で、濃密で、素敵なことがたくさんあったじゃない♪」

なかには「エロい想い出しかないのかよ!」とツッコミたくなるヒロインもいましたけどね。笑

 

ハーレム感が最高

茜「ええい、うるさいですね。どの程度のことをされたのか確かめておこうと思っただけです」

過去作のサブヒロインの出番もありますし、相変わらずハーレム感のある最強の作品でした。

 

フェイバリットシーン

アルル「アルルの気分が変わったから貸さないってだけでーす」

私のお気に入りのシーンは、アルルとアストライアが喧嘩をしている場面。

主人公は、喧嘩を仲裁するために、まずはアルルを説得します。

アルルの要求をのんで、体を抱き寄せながら甘い言葉をささやきます。

太壱「……アルルはいつも綺麗だよ。もっと大人らしいところ見せてくれたら、惚れ直すかも」

うおおおおおおおおおおおおお!

見てくださいよ、アルルのこの幸せそうな表情。最高すぎて、思わずデカイ声をあげてしまいましたよ。

アストライア「ん、っむ……っぅうう……だ、騙されないぞ。そんな上辺だけの言葉で……!」

今度は、機嫌を損ねてしまったアストライアに優しくささやきます。

アストライア「う、ウソでもいい……あなた様に愛を囁かれると……脳が蕩けそうでぇ……っ♪」

最初は「騙されないぞ」と言っていたのに、数クリック後にはトロけた表情で「もっと言ってくれ」と懇願します。

あっ、あっ、あっ……

なにこのチョロイン!? 最高か!?

主人公のチャラ男ムーブからはじまるヒロインたちのトロケ顔が最高すぎて、このシーンだけでも20~30回くりかえして見ていますね。

エッチシーンについて

卑語あり。ピー音なし。アナルモザイクなし。

 

ハトホルの授乳手コキ

本作の1番の魅力は、圧倒的に美麗なグラフィックでしょう。

本当に顔がいい。もう表情だけでもエロい。おまけに体も艶めかしい。

実用性は抜群だったかと思います。

シリーズ過去作とは違い、ピー音がなくて、無修正の卑語を聞くことができますよ。本当にありがたいですね。

 

アストライアのフェラチオ

お気に入りのフェラシーンはこちら。

普段は、すこし高圧的な態度をとるアストライアですが、主人公に好かれたいがために色々と試しはじめます。

たとえばこのシーンでは「がんばれ」とチンポを応援するセリフを言うんですよ。どうすれば主人公が興奮してくれるのかを考えてのことでしょう。自分のことを見て欲しい、好きになってもらいたいという気持ちが伝わってきて可愛かったです。

和姦において重要なのはヒロインから愛情を感じ取れるかどうか。そういう意味で、実用性がブーストされたフェラシーンだったと思います。

 

アルルの尻コキ

私的に嬉しかったのは、尻コキシーンが用意されていたこと。

繊細だけど躍動感のある美しい原画に、まるで現実の風景を切り取ったかのようなリアリティのある彩色。これらの技術の粋により表現された尻コキほど素晴らしいものはありません。絶対に。

 

紅音&舞凍のダブル手コキ

過去作ヒロインによる母娘丼が、3組も用意されたいたのが最高でしたね。

母娘で主人公をとりあうセリフにはグッときます。

ネタバレ感想

ネタバレ(クリックで展開)

 

アストライアルート

ここまで言葉を尽くして褒めてきたのですが、個別ルートには特筆すべきものはありませんでした。黒幕みたいな奴がでてくるんですが、あっけなく片付いてしまいますしね。

しかしアストライアルートは、頭1つ抜けて良かった。

アストライアのもつ特性は、他の女性たちが主人公にたいする恋愛感情を失ってしまうというもの。

ハーレム至上主義者の私からしたら、1番最悪な因果律なんですよね。

桔梗「いけませんっ、主様……! 止まってくださいっ」

最初のシーンからしてキツイです。

アストライアのもとに行こうとする主人公を懸命に止める桔梗さん。

桔梗
「主様がもし、行けば、多くの方が悲しみます……! だからどうか……堪えて……お願い……っ」

桔梗
「お願いします……っ! 私の命だけでは釣り合わないでしょうが、もし必要なら今すぐ捧げます……だから……っ」

桔梗
「お願い……この気持ちを……失うようなことは……なにとぞ……っ!」

いつもクールで冷静な桔梗さんが取りみだして、終いには泣いてしまうのです。

つらい……あまりにもつらい……。桔梗さんの気持ちを思うと、私も胸が張り裂けそうになりました。

しかもこの一連のセリフ、最初は「多くの方が悲しみます」と言っているのに、次第に「私が悲しい」という主張に移り変わっているんですよね。徐々に冷静さを失い、秘めた思いが溢れでてしまったのでしょう。

誰よりも主人公の傍にいつづけた桔梗さんですからね。この展開には心が抉られましたよ。

………………

…………

……

桔梗さんの制止を振りきり、アストライアと結ばれた主人公。

アストライアとの結婚披露宴をおこないます。

紅音「私たちは――いつでもあの屋敷で、待っているから。たまには遊びに来て」

披露宴にて、かつて深い仲であったヒロインたち再会し、言葉をかわしました。

紅音から「抱き着いてもいい?」とお願いされます。もう触れあえる機会はないだろうからと。

抱きつきながら紅音が発したセリフは以下のとおりです。

紅音
「こうしていても……以前のような、胸の高鳴りはなくて……少し、寂しいな……」

紅音
「――でも。私はあなたのことを、大切だって感じる。こうして、腕の中にあなたを……大切な人だって」

紅音
「記憶の中の気持ちすら、薄れていく気がするけれど……それでも、あなたには……たくさん助けてもらったから」

紅音
「たくさんのものを、与えてもらったから」

このルートを担当したライターは天才か!?

たとえ恋愛感情を失おうとも、紡いできた時間は、積み重ねた言葉は、たしかに今も残っていて、彼が大切な存在であることには変わりがない。

そう告げられたんですよ。紅音から。

私が想像していた「ハーレムの崩壊」「愛情の喪失」「無に帰す想い出」という最悪の悲劇を、納得のいく形で昇華させたこの手腕には舌を巻きました。

1番制約がキツかったはずのルートなのに、作品の長所を壊さず、納得のいく形にまとめているのは、マジで凄いと思います。

ティティア「やーだよ♪ ティティア、絶対パパに処女奪ってもらって、赤ちゃん孕むんだから!」

めちゃくちゃ嫉妬深い印象であったアストライアルートの最後は、母娘丼を匂わせた〆方をしていて、最高に皮肉が効いるので大好きです。

しかも、きちんと他のヒロインたちの恋愛感情が戻るというおまけ付き。

素晴らしすぎて言う事なしでした。

 

モルガンルート

モルガン&ミーメ

モルガンさんは、見た目のイメージと違い、可愛らしい声&喋りかたのヒロインでしたね。モルガンさんたちと冒険に行くシチュエーションは、今までの Holic シリーズでは見られない展開でしたから新鮮味がありました。

 

アルルの制服

アルル「だって、旦那様がかっこいい姿ばっかりアルルに見せるからいけないんだよ」

可愛すぎかッ!?

 

ハーレムルート

紅音「これから、もっともっと愛を育んでいこうね♪」

主人公のために、日本の法律すら捻じ曲げられて、一夫多妻を認められるという展開には笑いました。

ヒロインたちが幸せそうにしている姿を眺めていたら、今まで彼女たちと紡いできた想い出が頭のなかをかけめぐり、ちょっと泣きそうになったというか、センチメンタルな気分になりましたね。

しかもエンディングの映像もズルいんすよ。1作目2作目のパッケージイラストが表示されるんですもん。Holic シリーズの6年という歳月の積み重ねを感じることができ、もうそれだけで胸の奥のほうからジーンと温かいものが溢れてくるような感覚でした。

 

でもさぁ、1つだけ不満があるんですよ。

ハーレムルートのエッチシーンは4枠でしたよね。

だったら、今作のヒロインたちと、1作目のヒロインたちと、2作目のヒロインたちと、サブヒロインたちとで、それぞれ4Pをするべきだったんじゃないですかい!?

そっちのほうが絶対にシリーズの集大成っぽい感じがしましたもん。

それさえしてくれれば、私のなかで相当な高評価になったと思うんですよ。

何が言いたいかというと、まだ続きを作ってくれてもいいんですよってコトです。

刑部オサカベちゃんやマユズミちゃんや黒幕さんやその部下などなど、まだまだ活躍できそうなキャラクターはいますからね。

 

まとめ

ココがイマイチ

  • ハーレムルートのエッチシーンの分配
  • 個別ルートの展開を冒険してほしかった
  • バックログ画面からのシーンジャンプ機能なし

 

 

ココがおすすめ

  • 無修正の卑語
  • 最高のハーレム感
  • ヤキモチ焼き描写
  • 圧巻のグラフィック
  • 成り上がりストーリー
  • シリーズファンへのサービス

 

 

今さら言うまでもないですが、Holic シリーズのファンは“買い”です!!!

パッケージ版

ダウンロード版

\ SHARE /

-エロゲーの感想
-, , , , , , , , , , , ,