4,300文字
狂愚の果て。奈落埋めの花弁。愛欲の坩堝。
| 紬の花嫁（Hending） | |
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| ジャンル ―― ヒロインの身体に宿り想いを紬ぐADV | |
| 発売日 ―― 2024年09月27日 | |
| パッケージ版価格 ―― 5,800円（税込6,380円） ダウンロード版価格 ―― 5,000円（税込5,500円） | |
評価
| 評価 | おすすめ度 |
 | ★★★★☆ |
| 満足度 | |
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作品の紹介
今回は、ふたなり百合ゲーの【紬の花嫁】をご紹介します。
間違いなくクオリティは高く、評判の良い作品でしょう。
しかし「Not for me」というのが本作の評価です。
本作のヒロインにはチンコが生えてきます。それを発見したときに、どのような行動を取ったのか予想できますか？
答えを知りたい方は、続きをお読み下さい。
私が所持しているのはパッケージ版です。
どんな人向け？
- 百合好き
- ふたなり好き
- 美麗なグラフィックに惹かれた人
- 実用性とストーリー性のどちらも楽しみたい人
- 質の高いアニメーションＨシーンを求めている人
攻略情報など
プレイ時間
私のプレイ時間は９時間ほどです。最初のＨシーンまでは１時間ぐらいかかりました。
攻略情報
選択肢は２ヵ所ありますが、エンディング分岐はありません。
システム
| 難易度 | 修正パッチ | バックログジャンプ |
| 簡単 | あり | あり |
| 備考 | ||
| ※演出強化パッチは、機能の追加や、CGの追加があります。先に当ててからプレイしましょう。 | ||
感想
どんなお話？
【紬の花嫁】の主役は２人います。
眼鏡をかけた控えめな性格の女の子 ―― 真白 葵（CV：いねむりすやこ）。
明るくて活発で文武両道のお嬢さま ―― 貴麗 山吹（CV：橘まお）。
彼女たちは、コスプレイベントに参加するまえに、人目に慣れておこうとコスチュームを着て外出しました。
２人は、異様な雰囲気の神社にたどりつきます。
神社の本殿にて、忌々しい棒状のものを見つけて手に取りました。
その日は何事もなかったのですが、翌日にトイレに入ると……
葵ちゃんの股間にはチンコが生えていたのです。
本作は、ふたなり百合作品であり、伝奇モノでもあります。
紬の花嫁の特徴
独特のノリ
先ほど、葵ちゃんの股間にチンコが生えてきたことをご紹介したのですが、このチンコは、言葉を喋りはじめます。
それに対して葵ちゃんは……
トイレのビデ機能をつかい、水流でチンコを攻撃することに……。
水が直撃してブルンブルン震えるチンコくんに笑ってしまいました。
チンコに対して敬語で話しかける葵ちゃんがめちゃくちゃエロかったです。
吐瀉丸が格好いい
チンコの正体は「吐瀉丸」と名乗る人ならざる存在です。
吐瀉丸の人格が表に出てくることがあるのですが、目つきが悪く、口が悪い。しかし、さりげなく葵ちゃんを気遣う優しさがある。
言わば男版のツンデレ。私は不器用な優しさをもつ男キャラクターが大好きなんですよ。
かつて吐瀉丸が何と呼ばれていたのかを、プレイヤーが決められます。これは上手いやり方だと思いました。
ほとんどの百合作品では、否応なく物語を外から眺めるしかありません。しかし、本作ではプレイヤーに作中での居場所が与えられているのです。もちろん、デフォルトネームのままで物語を俯瞰して眺めるのもアリでしょう。
余談ですが、吐瀉丸以外の男キャラは、ほぼ全員カス野郎で笑いました。
ふたなり百合作品
公式サイトには以下のように書かれています。
私は百合が苦手なのですが、上記の言葉を信じて本作を購入したんですよ。
たしかに最初は、葵ちゃんと山吹ちゃんの関係性は「親友」でもあり「姉妹のようなもの」でもあることが強調されていました。
しかし、中盤以降は恋人関係になります。
百合でもあり、
両性具有でもある。
ゴリッゴリのふたなり百合ゲーです。バキッバキのふたなり百合ゲーです。メキッメキのふたなり百合ゲーです。
本作を購入したプレイヤー１００人にアンケートをとったら、１００人ともふたなり百合ゲーだと答えるでしょう。
ふたなり百合が好きな人には、迷わずおすすめできる作品ですね。
私が本作を楽しみきれなかったのは、「しゅきしゅきよっ」や「〇〇でちゅか～」のように、幼稚園児をあやすときのような言葉遣いが合わなかったからかもしれません。
美しいアート
本作は、背景画像に至るまで美麗で、息を呑むほど美しいアートも用意されていました。
シナリオに見どころあり
過去から紡がれて現在に至ったものが、今後どのように紡がれていくのかという、伝奇要素を絡めたストーリーです。
百合の関係性を楽しめる人なら、スケールの大きな繊細な恋愛ストーリーを味わうことができるでしょう。
メーカーの過去作と繋がりがある
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【ソープランドのはっしゃくさま】の感想
続きを見る
紬の花嫁は、同ライターが担当した【ソープランドのはっしゃくさま】との繋がりがあるんですよ。速水遥というキャラクターが今作にも出演しているのです。物語にガッツリ絡んできますので、前作をプレイしたほうがストーリー展開を理解しやすくなるでしょう。もちろん未プレイで問題ありませんけどね。
遥ちゃんは、前作の主人公＝八房くんへの愛が溢れる発言をしていて思わずニヤけてしまいました。
しかし、キャラクターデザインが変わりすぎたため、同一人物だと認識しづらかったです。
―― 前作の遥ちゃん ――
余談ですが、前作の感想記事では、男性器のことを「ペニス」と呼んだほうが興奮するという主張にたいして苦言を呈したんですよね。
そしたら今作にはアンサーがありました。ライターさんの価値観としては、「おちんちん」は子供っぽい呼び方で、「ペニス」は大人っぽい呼び方なため、ペニスと呼んだほうがエロいと感じているみたいです。なるほど、そのように説明されて理解できました。
しかし私としては、「ペニス」は保健の教科書にも載っている学術的な用語の印象がつよいため、エロさは微塵も感じないんですよね。
いったい私は何を語っているんだ……！？
エッチシーンについて
卑語あり。ピー音なし。アナルモザイクなし。
Ｈシーン回想29枠。アニメーション11シーン。
一部のシーンには、業界随一の質の高さのアニメーションが用意されています。
主役２人は育ちのいいお嬢さまだからか、「精子」のことを「お精子」と呼び、「射精」のことを「お射精」と呼んでいるのがエロかったですね。
序盤は、チンコが生えた葵ちゃんが、射精する快楽にハマっていき、猿のように性欲に支配されるという、思春期特有のコントロールの効かないエロさが表現されています。
中盤以降は、関係性の変化によるイチャラブＨシーンを楽しめます。
Ｈシーンは、私の記憶では全シーンでふたなりだったはず。
私は、ふたなりは好きなのでオールＯＫです。
まとめ
ココがイマイチ
- 公式サイトの記載とは違いゴリゴリのふたなり百合ゲー
- 前作をプレイしていないと分かりづらい部分があるかも
ココがおすすめ
- 儚くも壮大な恋愛ストーリー
- 実用性とストーリー性の両立
- アニメーションの質が高い
- グラフィックが美麗
- 吐瀉丸が格好いい
嫌と言うほど強調してきましたが、ふたなり百合が好きな人ならば、Ｈシーンもストーリー展開も楽しめるでしょう。
好みの差はあれど、クオリティの高い作品だと思います。
＼ ＳＨＡＲＥ ／
