【やきにくくりぷうぴ】の感想

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【やきにくくりぷうぴ】の感想

2017年4月4日 古城

 

 

 

頭のオカシイ主人公による焼肉屋の再建物語!

2003年にTabletから発売された、伝説のクソゲーです!

 

 

Tabletはハイパースペース(通称:超空間)の別名ブランドですので、このゲームも例にもれず超空間ゲーと言われています。

定価は3,800円で、プレイ時間は1時間ほど。

それだけでも全然元は取れません。笑

 

 

ゲームを起動すると、ヒロインたちがタイトルコールをしてくれます。

「ズンズン タタッ ズン タッ」という軽快なドラムのリズムにノッて「やきにく~」『くりぷうぴ♪』というセリフ。

このタイトルコールを聞くと、一抹の不安を覚えるのですが、それ以上にタイトルメニューがないことにビックリします。

しかし、画面をクリックしたら無事ゲームが始まりますので、このゲームは致命的なバグがあるためにクソゲー扱いされている訳ではないことが分かります。

 

 

まず気になるのがタイトルに入っている「くりぷうぴ」という単語。

これは冒頭すぐに判明。

どうやら4代続く、老舗焼肉屋のことのようです。

「和」の雰囲気が漂う、どこか古風な佇まいがステキですね!

 

 

店内はこんな感じ。

外観とはうって変わって、なんだかポップな雰囲気にだんだんと腹がたってきます。

 

 

さて、ここでこの「やきにくくりぷうぴ」がどういう話かを説明します。

焼肉屋くりぷうぴは経営難に陥っていています。

そんな中、心労からか主人公の父親が倒れてしまいます。

店の経営を任される主人公。

「親父の留守は、俺がしっかり守るからさ」

そうして、店の再建を頑張る(!?)お話なのです。

 

 

そんな主人公が、まず初めにとった行動は、

『男性従業員を全員解雇すること』

この時点でこのゲームをプレイしている人は、主人公の行動に少し疑問を感じ始めることかと思われます。

 

 

次にとった行動は、

『女性従業員それぞれにオーダーメイドで可愛い制服を作ること』

それにより、店の運転資金が殆ど残らない状態になります。

 

 

これらの行動により、売り上げが少しは伸びたようですが(伸びたのかよッ!)、従業員への給料が払えなくなります。

そんな状態ですので、給料の代わりに現物支給(焼肉)を提案。

もちろんみんな怒ってしまいます。女性従業員の大半は店を辞めていきました。

それにしても左上にいるタマネギの生物は一体なんなのでしょうか? 謎が深まるばかりです。笑

 

 

しかし、4人ほど店に残ってくれた従業員もいました。

そう。みなさんお待ちかねのヒロインの紹介に入っていきたいと思います。

 

 

まずはメガネっ娘ヒロインの折原和依さん。

この店で一番の常識人(!?)です。

 

 

次に出てくるのが杉山未玖

語尾に「にょろ~」と付いてますね。

「にょろ」という語尾と言ったら、涼宮ハルヒシリーズに出てくる鶴屋さんが思い浮かびます。しかし、このゲームの方が先に出ています。

2002年に発売した「すめらぎの巫女たち」というエロゲーでもこの口癖のキャラがいるので、おそらくそっちが元ネタなのかな?

 

 

陰からジッと見つめてくる人がいます……三木銀枝です。

この立ち絵を見て、思わず笑ってしまいました。

あ! もちろん常時この表情ではないのでご安心を。

 

 

「やっきにく やっきにく ぷう ぷう ぷう ♪」変な歌とともに現れるヒロインが村瀬弥佳です。

どうやらトイレから出てきた模様。

【未玖】
「あー 出た? 出た? 弥佳ちゃん?」

【弥佳】
「うんっ
 難産だったけど、久しぶりに…快感だった!」

そしてここでうんこトークが始まり、一気に攻略する気が失せてきます。

 

 

その後、主人公と弥佳が会話するのですがその時に謎のセリフを発します。

「うにょろげ?」全く意味が分かりません。説明もぜんぜん無し。

この訳の分からない発言をしたあと笑い出す弥佳。

私は、恐怖感で身がすくみました。

 

 

こうした魅力的なヒロインたちを攻略できるステキなエロゲーなのです!

 

 

丁寧に説明をしていくのが疲れたのでパーッと説明しますが、その後主人公は店を繁盛させるために

・ヒロインの潮を焼肉の塩ダレに使おうとしたり

・バイブ接客というものを提案したり

・ピンサロ焼肉をすることにしたりします

 

 

どんな選択肢を選んでも待っているのは倒産する運命。

物語にカタルシスを求めている人はまずプレイしないほうがいいでしょう。

 

 

しかし「ヒロインとのイチャラブを楽しめればいい」そういう人もいるはず。

ですが、たとえば未玖ちゃんは金さえ払えばやらせてくれるプチ援交娘だったり、弥佳はちょっとオカシイし、銀枝は顔芸をするしで攻略する気力が湧きません。

そして極めつけは和依ルート。

 

 

主人公のアレは噛みちぎられるし、和依の被っている帽子から変な生物が出てくるしでもはや意味不明です。

この生物は和依の父親のようです。

「ぱめらぷぃ」という謎のキモい鳴き声には、笑いが抑えきれませんでした。

 

 

それぞれのルートがどんな結末を迎えるのかはあなた自信の目で確かめて下さい!

(べっ、べつに紹介するのがアホらしくなってきた訳ではないですよ^^;?)

 

 

いかがだったでしょうか?

あなたも「やきにくくりぷうぴ」をプレイしてみたくなりましたか?

定価で買った方にはご愁傷様と言わざるを得ません。

 

 

ただし、ネタとしては面白いと思いますので、もしどこかのエロゲーショップで見つけたら、購入してみてはいかがでしょうか?

ただのクソゲーとは一線を画すような魅力がつまっている作品です。

 

 

 

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