物語の読みかたを3パターンに分類

© 篠原健太/集英社・彼方のアストラ製作委員会

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物語の読みかたを3パターンに分類

2019年10月16日 古城

 

 

 

どうも。

いま現在エロゲソングに関する記事を執筆中だと告知しましたが、何人か歌手をリストアップしたところそれなりの分量の記事になりそうで、思ったよりも難航しております。

先が見えない……。

 

 

まじな疑問なんですが、記事の分量って少なめのほうがいいですか?

どちらかというと文章量のおおい私のサイトの記事ですが、需要はどうなっているのか分かりません。

 

 

さて。

今回は、エロゲソングの記事を書きあげるまでのツナギで、パッと思いついた題材をネタにしようと思います。

物語の読み方を3パターンに分類してみます。

 

 

 

物語の読み方3パターン

 

 

その1:ストーリー(物語の筋)を追う

要は作品のストーリーが面白いかどうかを重視するパターン。いわゆるシナリオゲーなんかを好む人がこういう傾向なのだと思います。

この手の読み方をする人は、日常をえがいた作品や、キャラクターとのイチャラブ生活をえがいた作品をみて「話が進まない」と退屈に思ったりします。

つまりはキャラクター同士の関係性の機微や、心理描写や、ちょっとした日常の出来事よりも、ストーリーの流れや動きを重視しているのでしょう。

 

 

ストーリーそっちぬけでエッチシーンに力をいれている作品を買って「シナリオガー」とかいいだす人もいますが、それは多分自分にあっていない作品をチョイスしているのではないでしょうか。

 

 

 

その2:理想を求める

たとえば主人公が大活躍する「俺TUEEE系」の作品をみたい人、複数のヒロインたちからモテモテになる「ハーレム系」の作品を求めている人、または自分の理想のライフスタイルや理想の恋愛を物語のなかで楽しみたい人、理想のヒロインに出会いたい人、現実では体験できないことを物語のなかで味わいたい……そんな数々の「理想」を胸に作品をプレイする人はこのタイプです。

現実にはないもの(ファンタジーな世界観や、異種族など)を求めている人もこのタイプだと思います。

 

 

たまにこのスタイルで読んでいると、ストーリーの流れを面白いと思っても、あのキャラが気に食わないとか、あの展開が気に食わなかったとか、理想と食い違っていると楽しめなくなることもあるでしょう。

理想を抱いて溺死しないようにご注意を!


©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

 

 

 

その3:共感を求める

リアリティのある恋愛や日常の描写、リアリティのあるキャラクターの性格付け、共感のできる行動や発言、違和感のないストーリー展開、自分の気持ちを代弁してくれるかのようなテーマや主張、いかに自分が「共感」できるかを重視してシナリオを読むパターンです。

丁寧で細やかな描写を好む傾向があるような気がします。

 

 

このタイプの人の中には、ストーリーの展開が面白いかどうかよりも、設定がしっかりとしているか、矛盾が一切ないか、現実味があるかどうかを、徹底的に重視しはじめる人もでてきます。

 

 

最近では「『彼方のアストラ』はSFとしてどうなんだ議論」なるものが行われました。

SF好きの人が「彼方のアストラ」をみて細かいところをツッコんで「SF作品としてダメだ」と批判したのですが、作者はそれに対して以下のように言っています。

作者が重視しているのは「設定を矛盾なく細やかに描写」することじゃなくて、「細かいところを省きテンポをよくする」また「ストーリーの面白さを重視する」ということ。

要は想定している読者がそもそも違うのです。

 

 

 

まとめ

 

 

この3つのパターンのどれかに分類するというよりも、どの比重が大きいかということです。

作品によって読み方を変えることもあるでしょう。

それに、どの読み方が良くてどの読み方が悪いという優劣はありません

 

 

私の場合は「2>1>3」の順番で重視していて、設定のリアリティよりも理想の世界を体験できるか、もしくは話の筋が面白いかどうかを重視しています。

なので「現実味がなくて~~」とか「この設定には矛盾が~~」という批評をみても、あまり納得はできない傾向にあるのです。

もちろん共感を覚えるのは好きですし、矛盾はないに越したことはありません)

 

 

読み方が違うと楽しめる作品にも違いがでるでしょうし、作品の評価にも違いがでてくると思います。

自分のパターンを知ることで、より楽しめる作品の傾向をさぐることができるのではないでしょうか。

それでは~。

 

 

 

SF作品といえばシュタゲ?

 

 

 

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