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触れ合えるって――
こんなにあったかくて、
うれしいんだね
FLIP*FLOP 〜INNOCENCE OVERCLOCK〜(DiGination) | |
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ジャンル ―― オレとティンクのドタバタ青春恋愛ADV | |
発売日 ―― 2022年10月28日 | |
パッケージ版価格 ―― 2,800円(税抜) ダウンロード版価格 ―― 2,800円(税込) | |
評価
評価 | おすすめ度 |
![]() | ★★★☆☆ |
満足度 | |
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作品の紹介
今回は【FLIP*FLOP 〜INNOCENCE OVERCLOCK〜】を紹介します。シリーズ化される予定の作品です。
本シリーズの公式略称が【フリフロ】なので、今作は【フリフロIO】とでも呼べばいいんでしょうか。
内容は、事前に予想したとおりの、イチャラブ特化ゲーでした。
可愛いという簡単な一言で済ませたくなる本作を、どのように紹介するのか。
私の手腕が問われるところですね。
それでは本感想記事をお楽しみください。
Here we go!

私が所持しているのはパッケージ版です。
どんな人向け?
- ボクっ娘好き
- 声優の北大路ゆきさんのファン
- キャラクターデザインを気に入った人
- 体験版をプレイしてイオちゃんの可愛さにグッときた人
- 捻くれている女性よりも、純真で明るい女性が好きな人
- 小難しい話はいらなくて、ただただヒロインとのイチャラブを見たい人
攻略情報など
プレイ時間
私のプレイ時間は、ボイスをだいたい聞いて5時間半ほどです。最初のエッチシーンまでは2時間ぐらいかかりました。
攻略情報
一本道です。クリア後にタイトル画面に「AFTER」が追加されます。
システム
難易度 | 修正パッチ | シーンジャンプ機能 |
なし | なし | あり |
備考 | ||
※オンライン認証あり(ソフト電池) |
感想
どんな作品?
ホログラム投影されたAIアシスタント「ティンク」が普及した近未来。ティンク開発の最先端をはしる都市「ティンク特区」が舞台です。
ティンク特区ね。うんうん知ってるよ。中国の企業が運営している動画共有サービスでしょ。
って、TikTokじゃねーから!
はい。すみません。小粋なジョークを挟んだところで、話を戻したいと思います。
とくに覚える必要はないですが、正しくは「ティンク特区」です。失礼しました。

※ティンクは様々な姿かたちをしていて、生活をサポートしてくれる存在です。
主人公の 六郷 志伸(ろくごう しのぶ)が、おじいちゃんから託されたのは、「イオ」という名前の人型ティンク。

イオ CV:北大路ゆき
イオは、他のティンクとくらべて規格外の性能をもつため「ティンクのクイーン」を名乗ります。
……なんやかんや言いましたが、ここまでに書いた内容は、それほど重要ではありません。
本作は、人間である志伸と、ティンクであるイオとの甘々な交流をえがいた作品なのです。
つまり“キャラ萌えゲー”です。
ヒロインのイオについて
イオの性格を一言であらわすと「天真爛漫」。
純真、無邪気、明るい、まっすぐ、愛嬌があるなどなど、天真爛漫という単語から想像できるイメージを、そのまんま体現したような存在です。
相棒である主人公の役に立とうと、何でもかんでも世話を焼きたがったり、健気に尽くそうとしている姿は「忠犬」そのもの。
猫か犬かで言ったら、完全に犬っぽいヒロインですね。
そして、なんと言ってもあざといです。
いや、あざといという言葉は適切じゃないかもしれませんね。
なんせ、こ~んな可愛らしいポーズを、なんの計算もなくやっちゃっているんですから。
そんなことあります?
こんなん現実でやっている女がいたら、同性から嫌われて、イジメの対象になっちゃうレベルですよ。
続けて、イオちゃんの発言を見てみましょうか。
イオ
「これが、頭撫でてもらうってコトなんだ……
きゃうー、きゃううにゃ、にゃへぇ、にゃへへへ……」
イオ
「きゃうぅ、はにゃうぅん……♪
凄い、凄いね、触ってもらえるって……」
おい、嘘だよな!?
こんなん現実で言っている女がいたら、思わず右ストレートをブチ込んでしまうと思います。
ミスター平和主義といわれている私ですら、暴力に訴えちゃうレベルです。
だけど可愛いんですよ。
そう……北大路ゆきさんの癒し系ボイスが合わさることによって、奇跡のハーモニーをおこしているんです。
二次元ならではの属性を前面に押しだした、ファンタスティックな可愛さが魅力的なヒロイン。
最初から好感度はマックスなんですが、途中から天元突破してさらにラブラブ全開になるのが凄い。
演出・システムについて
序盤の演出に関しては、画面が賑やかに動いていて、さすがの DiGination の技術力だと感心しました。
見てもらったほうが早いでしょうから、体験版の冒頭をアップしました。内容はかっ飛ばしていますので、動きに注目して見てください。
※実際にご自身で体験版か製品版をプレイしたほうが感動が大きいと思います。
SFチックな世界観と、演出がマッチしていて素敵です。
システム面に関しては、TIPS機能が搭載されていました。
専門用語の解説が、画面の端っこに表示されます。
普通は伏せ字にする「FANZA」という単語ですが、開発元なだけあって、そのまま名称がでてきたのは笑いましたね。
ただ、諸手を挙げてUI・システム面を肯定できるわけではありません。
白いテキストウィンドウに白文字だと、若干視認性が悪かったですし、バックログを開くときとかフワッと表示されるより、パパッと表示されるほうが好みです。
1番気になったのは、右クリックでテキストウィンドウを消去したときにボイスがカットされてしまうこと(※ Artemis Engine を使っている作品にありがちです)。この部分だけでも改善していただきたいです。
エッチシーンについて
卑語あり。ピー音なし。アナルモザイクなし。
エッチシーンに関しては、卑語もバンバン入っていますし、尺もしっかりと取ってあるので、満足感は高かったです。
が、尻フェチ派としては、ある意味、意気消沈しました。
アップにするのは構わないんですが、フィニッシュの前には画面全体を映していただきたい。
おっぱいに関してはボリュームがありますし、ぷっくり乳首がエロかったですし、好まれそうな感じですね。
ちなみに1番エロく感じたのは、最初の見抜きシーンだったりします。
主人公の役に立ちたいと願うイオちゃんが、自分の体をオカズにしてもらおうとする姿が健気で健気で……。
まとめ
ココがイマイチ
- 右クリックするとボイスカットされる
- ストーリー性は期待できない
ココがおすすめ
- イオがホログラム体であることが活かされている展開があった
- 見抜きぶっかけシーンがGOOD
- 序盤の演出が凄かった
- イオが可愛かった
事前に予想したとおり作品でした。
体験版をプレイするか、公式サイトをしっかりとチェックして、イオちゃんの可愛さにビビッときた人なら楽しめます。
声優の北大路ゆきさんのファンにも断然おすすめ。
発売前にメーカー側は「暗い話は一切ない、ただただ明るいイチャラブゲー」と言っていたので、そうしたファン層にきちんと届けば、さらに評価が上がったんでしょうね。
ダウンロード版
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